chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
さなぎ日記 http://asanagi987.blog27.fc2.com/

あさなぎクリニック心療内科の院長のブログです。心の健康、映画、車についても書いています。

これまでで一番人気は、バチカンのスキャンダルについて書いた記事です。このスキャンダルを元にゴッドファーザー・パート?が作られました。去年書いたのですが、拍手が徐々に増えて48になっています。 「さなぎ日記」は、fc2のメンタルヘルスのサブジャンルでは今年になってほぼ10番以内にランクされています。 気軽にお立ち寄りください。

ドクターさなぎ
フォロー
住所
甲府市
出身
太田市
ブログ村参加

2011/07/18

arrow_drop_down
  • 「山頂からしか見えない景色がある」 by 今西錦司

    「山頂からしか見えない景色がある」by 今西錦司(なぜ山に登るか)(次に登る山が見えてくるんですよね)...

  • 「オートファジー」by 大隅良典(2016年・ノーベル医学生理学賞)

    「オートファジー」by 大隅良典(2016年・ノーベル医学生理学賞)オートファジー:古くなった細胞のリサイクル。「生命には物質の下る坂を上ろうとする努力がある」(by ベルクソン・1913年)から、(=エントロピー増大の法則を破るために)生体内で増大するエントロピーを系外に捨てるメカニズムが必要であり、その一つがオートファジーである。つまり、(=DNAには壊す命令が含まれている)壊すことが先行するからこそ、作るこ...

  • 「ベルクソンの弧」by 福岡伸一

    「ベルクソンの弧」by 福岡伸一人は常に坂道に立ち、壊す方が作るより少し多いことで、坂道を上る。その過程で少しずつ弧は短くなるので、必然的に寿命を迎える。(なるほど!)...

  • 「もっと○○しておけば良かった」

    「もっと○○しておけば良かった」(死ぬ時に、10年後に、5年後に・・)そう思いそうなことを今すぐすれば、後悔しない。...

  • 「死について」

    「死について」坂本龍一の「ぼくはあと、何回満月を見るだろう」には、まだやりたいことが山ほどある。死にたくない。という懸命な叫びが刻まれている。(「2020年の末、自らに残された時間を悟ったぼくは、生きているうちにしておかなくてはいけないことをリストアップしました」というコメントがそれを現している)年がそう離れてない人の、そんな切実で率直なメッセージを読んだのは初めてだった。死を意識して、それまで歌詞と...

  • 「PEARL PIERCE」1982年

    「PEARL PIERCE」1982年最後の夜明け、彼のベッドの下に片方捨てた、真珠のピアス。(安西水丸さんのブックレットも素敵。ユーミンによる恋愛短編集)...

  • 「夕焼けを見てたら、雲のゆっくりした動きに気づいた。雲の動きは音のない音楽のようだ」坂本龍一(2022年1月29日)

    「夕焼けを見てたら、雲のゆっくりした動きに気づいた。雲の動きは音のない音楽のようだ」坂本龍一(2022年1月29日)...

  • 「抑うつ状態2態」

    猫が出て行って2週間帰って来なくてうつになった人.夫が赴任先から帰国した人。...

  • 「帰り来ぬ青春」

    「帰り来ぬ青春」坂本龍一さんが病室で聴いて涙が止まらなくなったのは、アメリカのカントリー・ミュージシャン・Roy Clarkのカバーでした(「僕はあと何回満月を見るだろう・・」より)。Yesterday,when I was young僕は、銀巴里で歌う古賀勉さんで知りました。19才の頃。オリジナルはシャンソン歌手・シャルル・アズナブール(2018年没)で、世界中で90回以上カバーされています。アズナブールの曲は英語圏でも良く聞かれていま...

  • 「若さの価値」

    「若さの価値」偏見がなく、体力があり、修正が効き、時間がある。...

  • 伝書猫

    「伝書猫」猫の首輪に小型のGPS発信器をつけておけば安心です。外猫につければ、どこの家で餌をもらっているか分かります。それが分かれば、伝書猫になります。(道ならぬ恋をしている者同士、ラインだと足が付くので、「後朝の文」は猫に託すのです)...

  • 「統合失調症の修正ドーパミン仮説」1991年

    「統合失調症の修正ドーパミン仮説」1991年前頭葉のドーパミン神経機能の低活動性を伴う皮質下のドーパミン神経機能の過活動(当時、これが統合失調症のメカニズムだとほぼ確信し)加えて、2006年にアリピプラゾールが日本で発売され、「修正ドーパミン仮説」を裏付けるような、目覚ましい効果が明らかになり、これで統合失調症の治療は確立されたと思って、半ば興味が薄れたのだけれど、最近になって、病気のごく早期から治療を開...

  • 「うつ病と双極性うつ」

    「うつ病と双極性うつ」うつ病にはアリピプラゾールが効くのに、双極性うつにはまったく効かない。(アリピプラゾールはD2のパーシャルアゴニスト)双極性うつにはルラシドンが効く。 (ルラシドンはD2とセロトニン2Aのアンタゴニスト)ということは、この2つのうつはメカニズムは違うということだ。(これについて「あずさ」の中でずーっと考えていたら塩山になっていた。整合的に説明できる理屈が思い付かない)...

  • 「精神科の薬について知っていてほしいこと」by J・モンクリフ

    「精神科の薬について知っていてほしいこと」by J・モンクリフ一読しました。抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系については、僕がしばしば発信してきたことと同じでした。驚くほど。(うつ病の範囲が意図的に広げられてきた。抗うつ薬は病気を本質的に治すわけではない。モノアミン仮説を信じている専門家はいないが、製薬会社や学界の重鎮への忖度で沈黙している。など)...

  • 「メシウマ」は嫉妬の表明です。

    「メシウマ」他人の不幸を喜ぶこと。(不倫が発覚した有名人を叩くとか)嫉妬の表明みたいなものなので、みっともないですよね。...

  • 「1歳までは男の子のほうがおしゃべり」

    「1歳までは男の子のほうがおしゃべり」(へー)...

  • 「コロナ後遺症(long-COVID)の発生の抑制にはメトホルミンが効く」ランセット(2023年6月8日)

    「コロナ後遺症(long-COVID)の発生の抑制にはメトホルミンが効く」ランセット(2023年6月8日)コロナ感染に、メトホルミン、イベルメクチン、フルボキサミンを使用した場合、コロナ後遺症のリスクを減らすかどうかを無作為化試験で評価しました。(対象はアメリカの30~85才の1431人)結果:メトホルミンは、プラセボと比較してlong-COVIDの発生率を約41%減少させました(コロナ後遺症になってから服用してもダメなのでしょうね...

  • 「薬物依存のメカニズム」

    「薬物依存のメカニズム」依存性薬物(たくさんありますが)は、(モノアミントランスポーター,オピオイド受容体,カンナビノイド受容体,セロトニン受容体,NMDA(N-methyl-D-aspartate)型グルタミン酸受容体,GABA(γ-aminobutyric acid)受容体,ニコチン性アセチルコリン受容体,アデノシン受容体などに作用する薬物)(どれも最終的には)脳の報酬系に作用することで依存にさせます。(腹側被蓋野から側坐核に投射されるド...

  • 「BZD系(ベンゾジアゼピン系:抗不安薬・睡眠薬)が報酬系のドーパミンを増やすメカニズム」2010年

    「BZD系(ベンゾジアゼピン系:抗不安薬・睡眠薬)が報酬系のドーパミンを増やすメカニズム」2010年腹側被蓋野のDA(ドーパミン)ニューロンの近くには、GABAニューロンがあります。その役目は、DAニューロンにブレーキをかけること(=抑制性ニューロン)です。GABA(A)受容体のα1サブユニットにBZDが結合すると、GABAの働きが弱まります。(一般的には、BZD系の薬がGABA(A)受容体:GABAARに結合すると、GABAニューロンの働き...

  • 「性別違和(DSM-5:2013年)⇒性別不合(ICD-11:2022年)」

    「性別違和(DSM-5:2013年)⇒性別不合(ICD-11:2022年)」(≒かつての性同一性障害)「精神疾患」の分類から外れ「性の健康に関連する状態」に分類されました。病気ではない、という流れです(保険診療を可能としつつ)。最近、クリニックの外来で見かけることが増えました。以前は本当に珍しかった(というか、絶対に分からないように隠している方が多かったです)(相談の内容は、適応障害などです)健全な方向への変化だと思い...

  • 「Toxic masculinity(有害な男らしさ)」

    「Toxic masculinity(有害な男らしさ)」1:性差別や暴力につながる2:助けを求められない女性の方がうつ病になる人は2倍近いけれど、自殺する男性は女性の約2倍。これも有害な男らしさの弊害だろう。(「やせ我慢」の美学もあると思うのですが・・)...

  • 「Train Train」by ブルーハーツ

    「Train Train」by ブルーハーツこの歌を最初に聴いた時の(うっすらとした)違和感を覚えています(曲は好きだけど)。栄光に向かって走る列車、定められたレールの先に「栄光」がある世界、(列車は、国家や時代だと思いました)弱い者たちが、さらに弱い者をたたく社会。(閉じた空間での序列争いは嫌です)見えない銃を打ち鳴らすしかない世界。(レールから外れなきゃダメだと・・・)...

  • 「お金は汚いもの」by 徳川家康

    「お金は汚いもの」by 徳川家康権力者は、財力がある者が謀反を起こすことを恐れて、大金を持つ商人を、士農工商の最下位にして、お金を卑しいものだという観念を植え付けた。それが現代まで連綿と続いている。...

  • 「非効率なこと」

    「非効率なこと」食べに行く方がずっと簡単だし、コスパもいいのに、(面倒なことは大嫌いなのに・・)にんじん、玉ねぎ、セロリをみじん切りにして、牛ひき肉を炒めて、トマトの水煮缶を加えて・・・(ボロネーゼソースを作る)効率的に仕事をすることで捻出した時間を、非効率に使うのがいいんだと思います。...

  • 「障害者差別解消法」2016年

    「障害者差別解消法」2016年障害には、身体的、知的、精神的、感覚的な障害、慢性の病気、学習の障害が含まれ、平等な扱いを受ける権利を持ち(教育、雇用、住宅、公共サービスなどで)、雇用者やサービス提供者には、合理的配慮(特別な措置:バリアフリー化など)が義務付けられる(過度な負担を強いない場合)。例外あり。...

  • 「精神疾患と生命保険」

    「精神疾患と生命保険」精神疾患の診断がつい(たり向精神薬を服用し)ていると、生命保険(住宅のローンも)加入することは(ほぼ)不可能です。障害者差別解消法(2016年)によって、多少改善されてきたものの。それを避けるという意味もあり、「うつ病」の診断は厳密にし、適応障害という診断や、状態像診断(抑うつ状態など)が多くなり、抗うつ薬の使用は限定的にしています。...

  • 「うつ病の混沌 その2」

    「うつ病の混沌 その2」現在考えられているうつ病の発病の仮説の一部。(いったい何が正しいんだーーー!)1:セロトニン神経伝達不調(モノアミン仮説)2:ストレス仮説 2-1:ストレスによってHPAアクシスが亢進し、ストレスが続くとネガティブフィードバックが効かなくなり、コルチゾールが海馬を攻撃する。 2-2:コルチゾールがBDNF(脳由来神経新生因子)を減らして、海馬の神経細胞の新生を妨げる。 2-3:ス...

  • 「うつ病の混沌」

    「うつ病の混沌」うつ病をめぐる状況は混沌としている。1980年にDSMⅢ(アメリカの診断基準)が出るまで、日本では重い精神病とされ、一方アメリカでは精神分析的な考えから精神病ではないとされていた。DSMⅢ以降、米国でもうつ病は脳に原因のある病気だとされ、1988年に発売されたフルオキセチン(SSRI)は大流行して、モノアミン仮説(セロトニンやノルアドレナリンの不足によってうつ病になる)がこの世の春を味わい、初代ブッシ...

  • 「性別違和(DSM-5:2013年)⇒性別不合(ICD-11:2022年)」

    「性別違和(DSM-5:2013年)⇒性別不合(ICD-11:2022年)」(≒かつての性同一性障害)「精神疾患」の分類から外れ「性の健康に関連する状態」に分類されました。病気ではない、という流れです(保険診療を可能としつつ)。最近、クリニックの外来で見かけることが増えました。以前は本当に珍しかった(というか、絶対に分からないように隠している方が多かったです)(相談の内容は、適応障害などです)健全な方向への変化だと思い...

  • 「大人」

    「大人」子どもが目指す目標としての「大人」はもうないかも。世の中は永遠に未熟な人で溢れている。(これだけ世の中の変化が激しいとそれが普通なのかも)...

  • 「武田信玄」

    「武田信玄」モデルになろうと思ったのは、復讐したかったから。殺したいくらい憎い奴が、1ダースくらいいたから。モデルになって、復讐する相手は自分だったことに気づいた。by 冨永愛...

  • 「The Art of the Fugue, BWV 1080: Contrapunctus XIV 」

    「The Art of the Fugue, BWV 1080: Contrapunctus XIV 」未完 バッハの絶筆。「薄い灰色が無限に続く。私は灰色が好きだ」「あらゆる音楽の中でこれほど美しい音楽はない」by グレン・グールド(坂本龍一が自ら選曲した葬儀のためのプレイリスト「funeral」より)...

  • 「40代・男性・孤独」

    「40代・男性・孤独」について討論する番組を見ました。生きている意味はあるのか?、と尋ねるのは若い人だけではありません。つきつめて考えると、生きている意味などない、という結論になると(個人的には)思いますが(だってどうせみんな死ぬんだし)、「生きている意味」を問う、40代・男性・独身は、有意義で愉しい人生を歩んでいる人だと見られたい、見られなければ駄目だ、という強迫に取りつかれているのかも。「他人から...

  • 「ADHD研究の根本的な問題」

    「ADHD研究の根本的な問題」・子どものADHDと大人のADHDの異同についての議論が深まらない(というか意図的に無視している)こと。・症状から考えて前頭前野に原因があるのではないかとか、・薬の効果(メチルフェニデートやアトモキセチン)からの類推で、ドパミンやノルアドレナリンに関係しているのでは、という仮説(人によってはかなり思弁的な)が独り歩きしており、・実証的な研究が無視されていること、...

  • 「大人のADHDは小児期発症の神経発達障害なのか? 40年間にわたる縦断的コホート研究」2015年

    「大人のADHDは小児期発症の神経発達障害なのか? 40年間にわたる縦断的コホート研究」2015年Is Adult ADHD a Childhood-Onset Neurodevelopmental Disorder? Evidence From a Four-Decade Longitudinal Cohort Study大人の ADHD は小児期に発症する神経発達障害だと(一般的に)仮定されていますが、それを示す前向き縦断研究はなかったので、著者らは、あるコホートにおける成人期に診断されたADHD症例のフォローバック分析と、...

  • 「60代の孤独」

    「60代の孤独」引退して、会社での肩書と部下を失い、承認欲求を満たす場所を失い、家庭外にコミュニティーを持つ妻に嫉妬して、妻を束縛(門限を決めたりして・・)しないように。(日々そんな奥様に、離婚をお勧めしています)...

  • 「ブランド広告」

    「ブランド広告」裏道にひっそりある知る人ぞ知る名店、って、探してでも行きたいですよね。なのに、名だたるハイブランドがデパートの1階(というテナント料の高い場所)に出店したり、購買につながらなそうなジャンルの雑誌にも広告展開するのは、欲しいけれど買えない人を増やすことで、購入する人の虚栄心を満足させるためです。(つまり見栄っ張りに向けたマーケティングなわけです)というわけで、本当に良いものはものは、...

  • 「死刑」

    「死刑」ふっと気づいたら、「やむなし」との考えに傾いていて愕然としました。以前は苦悩しつつ、「でもいけない」と考えていたのに。ヨーロッパの多くの国では死刑は廃止されています。一神教の国の方が悪に寛容なのは矛盾している、と思ったのですが、そうか、キリスト教って実は純然たる一神教じゃないんですよね、神と人間の間にキリストがいるから。キリスト教がここまで普及したのは、(おそらく)キリスト教が「許し」の宗...

  • 「ADHD患者の脳は全体的かつ、尾状核、被殻、側坐核、扁桃体、海馬が小さい」The Lancet Psychiatry 2017年2月15日

    「ADHD患者の脳は全体的かつ、尾状核、被殻、側坐核、扁桃体、海馬が小さい」The Lancet Psychiatry 2017年2月15日ADHD(1,713人)と対照群(1,529人)の人(4才~63才)にMRIを実施した大規模な研究です。(扁桃体は感情のコントロール、側坐核は報酬系、海馬は動機づけや記憶に関係しているのでしょう)...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ドクターさなぎさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ドクターさなぎさん
ブログタイトル
さなぎ日記
フォロー
さなぎ日記

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用