気だけは若い。 超純情小説や日々のさまざまなことを、ぼちぼちとつづっています。
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濃い紅色と、白とピンクのツートンカラーの花が満開になった我が家の椿。 連日の雨にポロリポロリと散っていきます。 そしてこの花たちも私の逢いたい人たちのいるあちらへ行くのでしょう。 あちらではお彼岸には皆で集まって色々な話に花が咲くのでしょうか。 懐かしい顔が次々と浮かんできます。 私は長女なので弟たちは健在、遠くに住む私に月に一回くらいは「元気か」と声をかけてくれます。跡継ぎの弟は近くにいて何かと気を配ってくれるのが、何よりの私の心のよりどころです。 夫の兄姉たちはすでにあちらへ。残るは末っ子の妹一人となりました。 ただ夫以外はみんな85歳を過ぎていたし、父は94歳母は106歳みなさん長寿を全うしたと私は 思っています。 それに比べれば私の両親は早めに、特に父は59歳その悔しさは半世紀経た今も私の脳裏から 消えていません。私お父さんっ子でし..
今日も朝から気持ちの良い青空です。 ついに春が来た! と声に出して言ってみてにっこり。 風は時折冷たいし、冬に戻りそうに寒い朝はリビングの温度計を日当たりのいいところへ。 私は天気予報を見るのが好きで、だいたい一週間分は覚えておきたいのです。 これは私の行動の原点といっても過言ではありません。 このところ体調もよくて、どうしたことか「のら」の私はどこかへ消えてよく動いています。 先日は突然にキッチンの戸棚の整理を思いつきました。 欲張りの私が出来る限り壁面いっぱいに取りつけて、何でもかでもしまい込むのだろうと夫に 笑われたしろものです。 あるある、不用品はとっくに処分していたつもりだつたのに、箱に入ったままの大鉢や 輪島塗のお椀。備前の湯飲みセット。今更IHに対応しない鍋などなど、笑ってしましました。 気に入って買っても「よそいき」と言ってすぐに..
雨が小降りになるのを待って景子は家を出た。 駅への道は何となく気が重かったが、小一時間も電車に揺られている間に薄日がさし 窓の外に続く里山の霧が少しづつ消えると、あたり一面に咲く菜の花に春のやさしい光が 降り注いで景子の気持も少し軽くなったようだ。 目的の駅に着いた。 何年振りだろう。辺りの様子はすっかり変っていたが、景子の胸にはあの日の深い絶望感が 昨日のことのように蘇ってきた。 駅前の道をおぼろげな記憶をたどりつつ、ゆっくりと歩いた。 二十三歳の春、吾郎と二人で歩いた道、喜びと不安でいっぱいの景子に吾郎の大きな暖かい 手が嬉しかった。この時二人は結婚を決め彼の両親に会いに来たのだった。 吾郎はすでに両親の許しも得て、婚約者として景子を紹介するのだと。 この辺りの旧家だとは聞いていたが、立派な門構えの家の前に立った時その立派さに 今更な..
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