嬉しい春の訪れ
思ったよりずっと早く春が来た。 今朝見たらもうさくらんぼの花が五つ六つ開いている。それなのにえひめあやめもまだ次々に 優しい紫の花をつけている。 花たちをみて、つい笑顔になる自分の単純さに呆れつつ、それでも嬉しくて心が躍る。 代わり映えのしない毎日が過ぎて行く一人の生活。何かしているので退屈をすることはないが 楽しいとか嬉しいとかいう感情とはほど遠いところにいる私。 お茶を飲んでほっと一息ついても、思い浮かぶ友たちの顔は.... 老々介護、病院通い、そしていくつかの高齢者施設の一人の部屋。春になっても二つ返事で 付き合ってくれそうな人はいない。年を取るということは寂しいことだと今更のように思う。 それでも春めいた日差しに誘われていつもの散歩道を歩いていて立ち止まってしまった。 固まって生えている一面の枯芝の中に、淡い薄水色のいぬふぐりの花が、星が降..
2019/02/26 11:45