最後のメール「おやすみなさい またあしたね」 1
私が唯一無二の親友Hさんから最後のメールを受け取って三週間が過ぎた。 その間自分が何をしてどうなったか、今でも夢の国をさまよっているような頼りなさで 毎日の生活を普通にしているのが不思議な気がする。 年末年始やゴールデンウイーク そして思いついたら子供たちのいる東京へ飛ぶ。 本音は十五歳からの友であるHさんに逢える、待っていてくれるそれが何よりの楽しみ だったからだ。 そして今回も毎日のメールや電話で「いつ来る?」「あと二日ね」「待ち遠しい」と。 上京して四日目やっと十二月二十五日十一時半に会えた。私が風邪気味だと知って 「それなら私がそちらに行くよ」 にこにこといつものHさん、改札口で待っている私。いつものように固く手を握って大笑い。 色白で本当に綺麗な彼女とそうでなくても汚い上に、今回は帯状疱疹の跡が顔の右半分に ああ私の顔。 毎日..
2019/01/28 15:20