「管理」された社会の元男子校の四人の生徒たちの物語。基本ほのぼの(ぐだぐだ?)、時にシリアス。
現在ブログで自作小説に挑戦中です。駆け出しなので拙い文章で不定期連載になりますが、よろしく!
〓 F市ショッピングモールが占拠され、翔たちがそれを解決してから2日が過ぎた。 学校を休んでいた紫門は肩の傷の検査のために、病院を訪れていた。恭介に言われてきたのだが、はっきり言ってこれは大袈裟だ。「最近、妙に変な属
〓 乾が、溜め息をついた。「何なんですか、これは……。高校生がショッピングモールの最新の警備システムをハッキングし、高校生がテロリストの手口を読んで采配し、高校生が力業で現場に乱入して首領を倒し、高校生が見張りを倒し
〓 丁度倉田が出ていった後だった。いきなりパソコンがフリーズし、中の情報が流出を始めたのだ。自分の築いたファイアウォールが破られたとは気づかず、潜伏していたウィルスに気づいてバッテリーを抜いた時には、もう遅かった。&
〓 周囲の気配が変わるのを察した明は、恵を連れて非常用階段の方に逃げていた。その後次々とシャッターが閉まっていき、他の客たちが捕まっていったのを見て、それがテロだとわかった。 携帯を使ったが、圏外で通じない。 為す術もなく右往左
〓「………………」「どうしたの?姉ちゃん。せっかく紫門に電話替わってあげたのに」「……余計なお世話よ」「そう?姉ちゃん、番号とアドレス教えたらいいのに」「別に必要ないじゃない。同級生でもなんでもないのに、何の話をしろっていうの
〓「セノ!」 翔は、ショッピングモールの入り口に立っている和紗に手を振った。 じっと俯いていた和紗は、翔の声に反応して顔を上げ、翔と飛鳥を見て笑みを浮かべた。「やぁ、翔。今日は随分といきなりだねぇ」 「う
〓「……おい、燐」「………………」「……おい」「…………………………」「………………」 飛鳥は舌打ちし、隣の席でヘッドホンを着けてパソコンの画面を見つめている燐太郎を小突いた。 今飛鳥は、図書館の資料室にいる。できる
ども〜、朝雛です。 なんか最近、気温がやたら低いにもかかわらず、それがあまり苦にならなくなってきたんですよ。いや、寒いことは寒いんですが、「あー、全然我慢できるやー」みたいな。 というのも、先日スキーに行ってきたんですよ。 長野県なんです
〓「それで……見たんだ、翔たちは?僕がデートしてるトコ」 笑っている。和紗が、物凄くイイ表情で笑っている。『………………』 その反面、翔、飛鳥、紫門は無言で屋上のコンクリートの上で正座し、膝頭を見つめている。 翔はち
MAG−NAYUTAの方で、編集長がくまポンやってたのを見まして。「なら、果たして残滓はどうだろう」と思いまして。やってみました。朝雛さんのブログに含まれている成分は・・・門372文字紫367文字翔301文字飛285文字鳥271文字ふむふむ
〓 翔は教室の引き戸を開けた。 今日は5月22日月曜日、中間試験の1日目だ。本来は18日からなのだが、和紗の家の近所で起きた事件のために4日間行程がずれた。 1日目の試験科目は英語と公民だ。
ども〜、お久しぶりです朝雛です。最近全然更新してませんねー。5話をアップしてから、もう1ヶ月経ってしまいました。中間試験が、ねー。が!しかし!近日6話更新します!お楽しみに!
〓 紫門はポケットから携帯を取り出し、翔に放った。「これで乾って人に電話しろ。事情を説明して、警察呼んでもらえ」「えっ?」「早く!」 紫門が数歩前に出て身構えた。翔と飛鳥は後退り、アドレス帳を開いた。乾康
残滓も、早いものでもう4話。当初、8月は月2更新を目標にしていましたが、1話と2話の間が2週間、2話と3話が1週間、3話と4話が5日と、徐々に執筆ペースが向上して参りました。ヤッホイ!! しかし、2学期が始まってからはなかなか
〓「……おはよう、紫門」「……よっ、翔」 翔と紫門は朝の挨拶を交わした。しかし、二人の声には張りがない。翔の目の下にはちょっとした隈があり、紫門の笑みは陰っていた。「どうしたんだ?試験勉強か?」「いや……身が入らな
〓 今日は朝からずっと雨が降っている。こういう日は、室内にいるとホッとするというか、優越感、に似たものを感じる。 飛鳥は小雨の降るパラパラという音に耳を傾けるのを止め、再び目の前の活字を追い始めた。&n
〓 四月二十八日金曜日。この日は、和田山高校の遠足がある。一年生の行き先は電車でしばらく行ったところにある山だ。ハイキングコースで班ごとに分かれ、頂上で集合。全員で下山した後はその場で解散。消化試合のごときイベントだ。 翔は駅の駐輪場に自転
〓 慌ただしい足音が階段に響く。息が荒くなると同時に、必死に動かしている脚の筋肉が徐々に熱を持ち始めた。階段を駆け上がるのが辛いと感じるようになるけれど、その脚の痛みの中に僅かに心地よさを見いだす。心地よさというより、充足感に近いものだろう
このブログ作って早々ですが、前まで学校の先輩とやっていたブログが移転というか引越しというか建て直しというか、とにかくできたので、そっちも見てください。残滓とは別の、手遊び兼若気の至りで私が書いたライトノベルものがあったりします。勿論、まじ
僕らは管理されている。 その中で自由の残滓に縋りつき、のうのうと温もりを得て、管理されていることを忘れようとしている。しかし、その残滓こそが管理という体制によって与えられているものだ。でも、人々はそれすら無視する。自分たちが平穏に暮らすた
はじめまして!この度ブログを始めることにした、朝雛です。拙い文章ながら、この場で小説を書いていきたいとおもいます。ここは私のノートだぁ!ィイイヤッホォォォーーーー!!ご意見、ご感想等待っておりますので、どんどんコメントしてくださ
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