〈いざない、帰ろっか〉〈ああ〉 三人を連れて行く準備を始めようと動いたジンホウが立ち止まる「あ、ダイヤ君の食料で思い出しました。マルー応接室に飾られてる丸い大きな鉱石って、れいり君が採取した石と聞いたのですが」「はい、前に仕事で…大きすぎたんで夫人に贈りました」「あの石は美しいですね。行く度ダイヤ君食い入る様に見るんですよ」…
自分が夢想して思い立った物を物語として小説風にしようかなと思ってます。
自慢できるくらい文章能力がありません(汗) 下手の横好きですが自分のペースでやって行こうと思います。 ジャンルとしては ファンタジー、コメディー、等々あり得ない系が特に好きです。ベタなのも何気に好きです。 挿絵もちょこちょこ入れて楽しんでいこうかと思います。
「コクレア」ポン 一丁達が話をしている間、後方で一体のメイドがカタツムリを出現させ、鍋を持つメイドが煮込んだ液体を飲ませている 「団長…殿……某…を早く…倒して…下さいと」 どしや執事が走って来て一丁に仕掛けだす「お主を倒したら元に戻るのか!?」 「……分かりま…せんと」 会話しながら一丁は器用に攻撃をかいくぐり、…
「あいつとあいつ、暗の武器だ! 先にそいつらから!!」「分かった」起き上がるメイドを見てたいざないが二人に絞る「急所は」「…胸!!」 ブン ガッ! 振り回す棍棒を避け、一丁は武器を蹴り上げる「ダイヤ! 取られねー様に武器守っててくれ」メイドから放れて落ちた棍棒に一体のダイヤが現れ睨みを始めた。…
ヴォン 「部屋の一角か」「まずはどしやを探さねばならん」着いた先は明かりの無い薄暗い部屋。客間の様で高級家具がふんだんに置かれていた「いざない、どうだ?」「この部屋にいた事は確かだ」周りを観察するいざないはどしやがいた事を確信する 「お待ちしておりました」 「!!」「四名様ですね。…
キウド邸からほど近い高原に設置されたロケット型バンガローに到着すると、取りあえず休憩となった「中々良い所だの」 景色も良い!「私達はこのままのんびりしてて良いのでしょうか…」「どしやが出て来ない限り仕方ない」各々寛ぎ、一丁は目の前の景色に満足している。一人いざないはその場にいないジンホウを探しに違う…
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〈いざない、帰ろっか〉〈ああ〉 三人を連れて行く準備を始めようと動いたジンホウが立ち止まる「あ、ダイヤ君の食料で思い出しました。マルー応接室に飾られてる丸い大きな鉱石って、れいり君が採取した石と聞いたのですが」「はい、前に仕事で…大きすぎたんで夫人に贈りました」「あの石は美しいですね。行く度ダイヤ君食い入る様に見るんですよ」…
「貴重な話が聞けて楽しかったですが、そろそろ本題に行きましょうか」ジンホウのコートが置かれている机から動く気配にカレは目ざとく発見し驚いた「ここにもポーヌス・フォルトゥーナレポーレム!?」「え!?」「え?」釣られてポケット部分を見るフトゥとプレ「そう言えば先程の話にも出てきましたね“幸運のお守り”とは何でしょう?」…
「…安住の地を探す為三人は幾度となく読んでいた。それが最近になり三人に共通する点が現れた」 「プレは黄色の綿毛、カレは黄色の綿アメと寒気、フトゥは黄金色の大きな雲と恐怖が訪れると出た」フトゥ以外の頭には綿毛と綿アメと大きな雲が現れる「三人の出た答えは何を意味するか分からなかったが、街であなた(れいり)を見つけた時確信した」
ホテルの一室 「いざない君には伝えました。忙しい様でしたがすぐ来るでしょう」「すみません。いざないに悪い事しちゃったな……ジンホウさんには部屋まで用意して貰って…」先にれいり達が部屋へ入り、ジンホウがやって来たので出迎えている「れいり君が困ってれば仕事投げても来ますよ彼は〓」 いえいえ、外よりは良いと思っただけで
《れいりの日常。資料に目を通した後トレーニング》 〈ム~〉椅子に腰掛け難しい内容と睨めっこ。一緒にソルムも見ている 《午後は生鮮店で買い物》 〈今日お魚お得だったね♪〉『御意』ソルムは荷物を二つ持っている。家で料理したり、マルーでご馳走したり 《そんな感じの数日後》 『プリセプス』<…
「二人共全然変わってないー」「れいりもイソネも相変わらずじゃん!」れいりとイソネは連絡を受け、久々にミヨシとりっついに会う事となったミヨシとりっついはカジュアル軽装で笑顔で出迎えている「美味しいカフェあるからまずそこへ行こう!」「おー」ミヨシを筆頭に女子会へと目的地へ向かう 「コルチ団の方々は?」「皆…
パフェ店 「はい、試食してみて」小皿から一口掬い口の中へ パアアア ビスの目が丸くなりキラキラしている「これにする?」〈おいしー〓〉うんうんと頷くビス。ディックも目を輝かせ舌鼓を鳴らしていた 「アイスクリームにチョコレート、お饅頭にビスケット。みんな喜ぶかな♪」れいりのお土産も含…
「ジン!」 「この前の“風”はそれか?」 びっくりしたし「お二人ともいらしてましたか」目を丸くし驚きながらいさいとTがやって来た「お久しぶりです!」「おう! 元気でやってるみてーだな」「おかげさまで」先程とは違い、目の前が明るくなり陽気に喜ぶただおに隣にいたいざないは汗。いさいはカウザ達に目を配ると見覚…
次の日、グラウンド(貸し切り) 「あの……もしや又“嵐”絡みでしょうか…」「こーなったら開き直るしかねーな…」 金は貰ってるし再び全体派幹部が集められると、ただおは顔色が悪く情緒不安になっている 「お待たせしました♪」 ジンホウと一緒にディック他カウザとビスがやって来た「…連れて来たのか……
幻獣の森 ビイスのいる広場では、ディックを中心にビイス達がお土産の帽子を被り走り回っていた 「試して貰った所、取り込まれてしまったそうです」「……」オレ・アエテルナの洞窟にいるジンホウは、カウザに頼まれた事を報告する。カウザはジンホウの言葉に顔を伏せ黙って聞いていた「もう一つ試したい事がある」「何でしょう」…
研究所
「さて、マツドてん五師。新しいのヘッドが用意してくれますよ。元気だして下さい」「…全額負担はしないぞ」てん五師(コ)は、まだガラクタを擦り体を震わせ泣いていた「現ナマ見ねーと立ち直らねんじゃね?」 あの時を思い出す「それに見合った金額は大体50弱」話し合う二人の様子を退場しかけた統者が後ろから眺めて…
午後の部も順調に進み終了すると、慎ましく閉会式となった「これにて三世界親睦会は閉会となります。参加者の皆様、観客の皆様、ありがとうございました」近衛の挨拶後、まばらの拍手が会場を包む「尚、今日実施された測定を集計した結果、総合的に秀でていた各世界上位三名ずつ、こちらへ集まり下さい」「!?」パッと大画面に九人の画像が映った「近…
次の日「わあ〓」「こうですさん、ありがとうっ!!」『0.5師』と書かれた色紙を受け取り、みーつとまーめは大喜びでその場を立ち去った(そんなに凄かったんだあのゲーム…)二人を見送りながらあの時寝ていたれいりは汗「羨ましいですれいり、あの鮮やかなゲームさばきの衛兵と知り合いだなんて。大切にします」「う…うん」隣…
二回戦百マス、ポイント+200-100の設定で始まる「10支払うのです!」二回戦も率先してガリは挙手、点数が増えると支払いも増える仕組みだ「どうします?」「今回は対戦しよう」相談する二人はカード対決をしようと試みる「あの…二回戦任せて下さい」後ろからの声に二人は立ち上がりキビキビと自分の椅子を…
「と言う訳だが、どうされる? 今日でお開きにして戻られるか?」統者は経緯を変化、発明に説明し返事を窺う「ワシらは最後までいる。その様な物すぐ嗅ぎ分けられるしな」「そうじゃのう」大した事では無いと歯牙にもかけない若と長。悠然と構える二人に統者も笑い出す「了解した。発明方は?」 《……》 「マルーと近衛と衛…
[最後の課題、音と記憶力・制限時間無し]画面に十秒間出て来る二十個の記号と音の配列を覚え、その後下に散らばってる重さニ十キロのサイコロ型パーツを選び壁にはめる。パーツを押すと音が鳴り、間違えるたび違う曲で再トライとなる「うわ…難しそー」いざない達が案内された部屋には、記号が描かれ重量感のあるパーツが点在。周りからは悲鳴等が聞こえている
[課題五、似顔絵・制限時間三十分]ランダムで出て来る十人の内誰か一人を描き手が似顔絵する答える側は十人の誰を描いたか当てる「……俺が描くのか…」 げくじを引くといざないが描き手となり、近衛が案内する席へと座る。描き手と答える側の間には画面が映る壁があり、描き手同士、答える側同士の席には隔たりが無い。…
四の課題に到着「御簾中は指示を!」「分かったぇ」 「さよんは上で」「うん」 「どっちでもいい」「じゃ、自分が」 バタン! 「イソネ、教えてくれ」「はい」 だっ バタン! バタン! 「オレがやろう」「私はこちらですね」 …
「罰し方次第で渡してやっても良い、どの様なやり方だ」「監視付きの牢生活だと思うが、詳しくは知らねーな」「ぬるい! 渡せぬ」「渡したってあんたらの手に負えるとは思えねーけど? 地下にいた事すら気付いてなかったんだろ、あんたら」話し合いが立て込み始め、れいりは戸惑う「ほう、ワシを愚弄するか、赤目の男」「あんた程減らず口じゃねーよ…
「マルーの方ですね。お話は伺っております」長い棍棒を持つ門番の間を通り、いざない達は板張りの廊下を静々歩いて行く「おっきいお屋敷ー」「さすがてんしん家、豪華です」木造りで出来た渋みのある城の様な屋敷にれいりは目を大きくして天井や壁を見渡していた「こちらでお待ち下さい」客室へと案内され襖が閉まると、それぞれ適当な所に座り出す
「霧ですね」「川あって大河近いから出やすいんよ」川近くに来た全体派と典型派は、森を白く覆う霧に視界の悪さを感じていた「団長殿!」「おお、どしやか。岸はどうした」風切り派がやって来る「波が荒れてますと。船が出せる状況で無いと言われ応援来たとです! 風切り派五人は見張っとります」「そうか、ではこの辺を頼むとしよう」
たたたたたた…はっ 鬱蒼と茂る草の中を軽快に走っていた少年の足が止まる「この辺りにはいないですね」「沼向こうの典型派と合流しよう」「はい」マスクをした全体派の三人が違う場所へと移動を始め動き出す ガサ 草音にただおが目を向けると、大きな種を両手で持つハムスターがいる「ただお、何かいるのか?」「…
バクバクバクバクバク バクバクバクバクバク 「美味い!! こんなに美味い食い物初めてだ!!」れいりの大福を一心に頬張る少年をビイス達は目の前に座って微笑ましく眺めている「もっと食って良いのか!? お前達良い奴じゃないか!!」一袋の積まれた大福をビイス二体が持って来た「ウェル達は誤解してるんじゃないか?」両手に大福を…
「その後、明暗に分かれたエイウス達が争った事も、程が生まれた事も、死に合うのも、全て我が原因だ…」 「我の罪だ」 カウザの言葉にれいりは戸惑い悲しくなる「“風”を調べると必ず検出される粉末はオレ・アエテルナの石だったのですね」「……調べる? いかにしてそんな事が出来た?」「つい最近分かった事なんですが、あの“風”は程と新しく出来た土地の…
暗世界。轟々と唸り空高く昇る風を数キロ離れた邸で冷ややかに見つめる女性の姿があった。床に付く程の長い髪をした女性の側には、法で書かれた紙に囲まれて咲いている萎れかけの花が花瓶に生けられている 「女帝、いさい殿がお見えです」 「……十日と九時間二十二分三十七秒の遅刻だ!!」「!!」そそくさと部屋を出て行くも、いさいを見る目は怒りを含み厳し…
もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ ビイスの住処では、大福の山を取り囲んだビイス達が大喜びで大福を両手で持ち頬張っている「…」「れいりが作ったお菓子美味しいでしょ♪」 〔とってもおいしい〕 ばっ〔おいしい〕 ばっもきゅもきゅもきゅ 「ありがとー〓」 えへへ書いた文字を…
――三日後、マルー幹部集合室 「地下都市にいた住人は捕らえ、住居はほぼ壊滅。攫われた変化界の二名も無事村へと戻る事が出来たとの事です。進入できる場所の管理は変化界に委ねました」分厚い資料を束ね事務的口調で夫人が話を続ける「唯一地下都市にいたであろうてんしん家のご子息の行方が未だ分からず」「…」饅頭を食べ続けていたのの子が口を閉ざし厳しい…
「…えらい目に遭った」「猛獣区域捕まったそうです」 ピッ「毒沼区域も滞り無いようだの」 ピッ一丁とまいちが連絡してる間、いざないはぐったりと肩を落としジンホウは棘山入口から出る煙を見て楽しんでいた「船で連れ帰るのか?」「船と空です」「そうか」…
「今度は何で切れてんだ!!? つか、さっきよりでけーぞ!!」応援に駆け付けたいざない、一丁、まいち。いざないと一丁は荒れ狂う火塊を見てギョッとなる「ししょー、さんぼーちょー、片っ端から捕まえて避難させてくれ!!」「あ…ああ」「はい」飛び交う火に抵抗出来ない男達は座り込み恐怖に慄く。一人の男は『大魔王…』と言い放ち硬直状態だ …
コンビ派メンバー、りん(姉)とらん(妹)が人気の無い裏通路を見回っていた「こっちには誰もいないかなー」「うん。せんぱいに伝えよー」預かった連絡機を操作するりん。らんはその間少し離れて何か無いか探索している〈えーと〉手こずるりんの背後から人影が現れそっと近づいた〈初めてで使い方わかんなーい〉人影の右手には穴が二つ開い…
――猛獣区域 「さすがに猛獣相手は大変です」威嚇して襲ってくる猛獣に典型派も息を切らし疲れていた だだだだだ 左奥からやって来た拘束されてない混ざり数人にイソネとハギがハッとなる「おきまりさんっ 地下の人です!!」「!」猛獣相手をしていたのの子達が振り返り駆け付ける頃、混ざり達はケンタウルスの様な半獣の変化をし法を…
「大体捕まったか」 「ええー」「取れない!!」「キィー」 この場にいる全員の捕縛を終えるといざないは大きく一息。身動きできなくなった女達は喚いてパニックになっていた「後はレオが正気に戻れば…」れいり達を見たいざないは、その後ろを見てハッとなる「ソルム!! レオを戻してくれ!!」「お…おい」
「……」三帝柱は目の前で横になる人物を口を引き締め食い入る様にガン見「セリヌル! 忘れたの!? 我が父は『魔性は破滅をもたらす』と言ってた事を!!」「で…でも」「いい事!! まだ眠ってるうちに外に連れてお行き!!」柔らかなベッドに横たわる麗しき姫王子(まいち)。眠りから目を…
又々八つの入口に戻って来たいさい、れいり、ソルムの三人。れいりは前屈みになり呼吸が荒い「嬢ちゃんにはちときつかったなあ」「……はい」 はーはーいさいはれいりを見て困った様に笑う。ソルムは心配している「今の道が爬虫類で入口出口セットだな」 カシャ
「あれ?」れいり達は明るくなった場所に来ると既視感を覚えた「最初の入口に出た…八つの入口…」出てきた入口を見直し立ち竦む 「嬢ちゃん、無事だったか」 「博士! 良かった……ジンホウさんといざないは?」端の方でしゃがんでたいさいに気付き安心するも一人だけいた事に疑問「それが俺だけまた別に落とされて違う場所行ったし」
――王の部屋 天蓋付きの豪華なベッドに周りの家具も高級品で埋め尽くされ、地下であるにも関わらずキラキラと眩い光を放っている(あの混ざり共、おれを王にしてどうする気だ?)ゴロンは三帝柱からこの部屋に連れて来られると、暫くその場で突っ立っていた「ま…まあ、王になる資質はおれにはあるにはあるが…」 うんうん
一行は通路とは違う空間に到着すると眼前を見つめ立ち止まった「これまた多いですね」目の前には整然と並んだ沢山の入口と、端っこには山積みされた小石がある「プリセプス、入口は何個見える?」「……八個だよ?」ソルムに言われ素直に数える「だそうです」 皆同じです「ししょーは…」…
三時間半前 「どこにあるのかのぉ〓」一丁はくんくんと鼻を鳴らしどんどん奥へ進んでいく(あの程はどこまで行くんだ?)進む事を止めない一丁にゴロンはやきもき(何度ここは!?)いつの間にか草が消え洞窟内へと入っていた。その先には入口が沢山あり、一丁は迷う事なく一つの入口へ歩いて行く たたっ 見失うま…