「大体捕まったか」 「ええー」「取れない!!」「キィー」 この場にいる全員の捕縛を終えるといざないは大きく一息。身動きできなくなった女達は喚いてパニックになっていた「後はレオが正気に戻れば…」れいり達を見たいざないは、その後ろを見てハッとなる「ソルム!! レオを戻してくれ!!」「お…おい」
自分が夢想して思い立った物を物語として小説風にしようかなと思ってます。
自慢できるくらい文章能力がありません(汗) 下手の横好きですが自分のペースでやって行こうと思います。 ジャンルとしては ファンタジー、コメディー、等々あり得ない系が特に好きです。ベタなのも何気に好きです。 挿絵もちょこちょこ入れて楽しんでいこうかと思います。
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「大体捕まったか」 「ええー」「取れない!!」「キィー」 この場にいる全員の捕縛を終えるといざないは大きく一息。身動きできなくなった女達は喚いてパニックになっていた「後はレオが正気に戻れば…」れいり達を見たいざないは、その後ろを見てハッとなる「ソルム!! レオを戻してくれ!!」「お…おい」
「……」三帝柱は目の前で横になる人物を口を引き締め食い入る様にガン見「セリヌル! 忘れたの!? 我が父は『魔性は破滅をもたらす』と言ってた事を!!」「で…でも」「いい事!! まだ眠ってるうちに外に連れてお行き!!」柔らかなベッドに横たわる麗しき姫王子(まいち)。眠りから目を…
又々八つの入口に戻って来たいさい、れいり、ソルムの三人。れいりは前屈みになり呼吸が荒い「嬢ちゃんにはちときつかったなあ」「……はい」 はーはーいさいはれいりを見て困った様に笑う。ソルムは心配している「今の道が爬虫類で入口出口セットだな」 カシャ
「あれ?」れいり達は明るくなった場所に来ると既視感を覚えた「最初の入口に出た…八つの入口…」出てきた入口を見直し立ち竦む 「嬢ちゃん、無事だったか」 「博士! 良かった……ジンホウさんといざないは?」端の方でしゃがんでたいさいに気付き安心するも一人だけいた事に疑問「それが俺だけまた別に落とされて違う場所行ったし」
――王の部屋 天蓋付きの豪華なベッドに周りの家具も高級品で埋め尽くされ、地下であるにも関わらずキラキラと眩い光を放っている(あの混ざり共、おれを王にしてどうする気だ?)ゴロンは三帝柱からこの部屋に連れて来られると、暫くその場で突っ立っていた「ま…まあ、王になる資質はおれにはあるにはあるが…」 うんうん
一行は通路とは違う空間に到着すると眼前を見つめ立ち止まった「これまた多いですね」目の前には整然と並んだ沢山の入口と、端っこには山積みされた小石がある「プリセプス、入口は何個見える?」「……八個だよ?」ソルムに言われ素直に数える「だそうです」 皆同じです「ししょーは…」…
三時間半前 「どこにあるのかのぉ〓」一丁はくんくんと鼻を鳴らしどんどん奥へ進んでいく(あの程はどこまで行くんだ?)進む事を止めない一丁にゴロンはやきもき(何度ここは!?)いつの間にか草が消え洞窟内へと入っていた。その先には入口が沢山あり、一丁は迷う事なく一つの入口へ歩いて行く たたっ 見失うま…
「博士は冒険家と言ってるけど、本当は発明が専門なんだ」「そうなんですか」いざない達が見えるくらいの距離を進むジンホウとれいり「自分に必要な物しか作らないから、今みたいに欲しいと意思表示しないと協力してくれないけどね♪」 〈いざない、ペース落とすし!〉〈これくらいついてこい!〉 「へえ~」「いざない君の眼鏡作ったのも…
「あいつらはここ数日姿を見せなくなった。今までは三日にあげず現れていたが」「……」再度ビイスの所にやって来た五人に広場にいたカウザが伝える「警戒されちまったか…」「次現れるのは当分先になりそうですね」気付かれた事にいざないは厳しい顔「仕方ねぇ、奴らのアジトを見つける方に切り替える。少し経ってから様子見に来るさ」「分…
――マルー 「ししょーには伝えた。俺達は再びビイスの所へ行く事にする」「よろしくお願いします」いざない達は混ざりを捕まえた後マルーに戻り報告していた。次の目的を告げた後それぞれ休憩する為に一旦部屋へと向かうが、ふといざないが足を止め難しそうな顔をする「どうしたのいざない?」「ビイスの所来んのはあと三人だ。その前にジンホウ連れ…
船着き場に到着すると、降りて来た典型派は見知った顔がいた事に気付く 「ミオカさん!」 「イソネか。のの子も久しいな」「べし!」かつてイソネの上司だったミオカは船着き場から降りて行く人達を確認しては眺めていた「警備隊がここまで来ると言う事は何かあったのですか?」「警備隊抜きで自分一人の行動だ」「?」「隣の…
――ウフビスーブテラ(地下都市) 「プロドゥとイクセスはまだ帰って来てないの!!?」程で言えば見た目五十代の女三人が、前に並ぶ若い衆と話し合いをしていた。一人の女は腕組みしキリキリしていたが、他二人は化粧をしたりのほほんとしている「入った所まではいたんだけどね」「ビイスに散り散りにされました」「プロドゥの事だからイクセス連れ…
――二日後の夕方 ザッ 視界がはっきりしない暗闇と薄明りのさなか、頭巾を被った数人が現れビイスの敷地内へと侵入してきた。途中、待ち構えていたビイス達に遭遇。棒を振り下ろされると避けた混ざり達がそれぞれ別れて散っていく「……!」 はっ一人の混ざりがビイスを見てある事に気付いた「まちなさい! …
――五日後「うれしいですねぇ」幻獣の森入口では明るく陽気な声が響いていた「まさかこんな早くに又ビイス君達に会えるとは」「…頼むから邪魔だけはすんなよ」「分かってますって〓」いざないは面倒くさそうにジンホウを見ている「…大丈夫かなぁ。十人くらいいるんでしょ…捕まえられるかな私……」マルーの仕事と聞いていた…
派長室へとやって来たいざないは、扉を開けて入ろうとする人物に目が留まる(のの子?)のの子が室内へ行くのを廊下で待った 「?」のの子は中に入らずドアノブを掴んだまま動かない「どうした? のの…」 「ポンポン頭!?」 むっさ険しい顔で中を見てるのの子の陰からいざないが様子を窺うと、変化世界の若『てんしん くいだ』と他…
「やはり風が出来た当初からいる幻獣はいませんね」「…うん千年も生きてる奴いねーだろ」五つめの幻獣訪問が終わり森を歩く五人がいる。ディックとれいりは陽気にルンルンしているが、いざないはぐったりしていた「これでダメなら一旦止めねーか? 喜んでんのあの二人だけだし」「そうですね。かれこれ二十日ですし、別の方法を考えましょう」 「じ…
濃艶派改め“優美派”が新たに誕生した。能力等考慮の末、選挙で決まった“ヒドウ エダ”を代表リーダーとし、他は今まで同様サブリーダーとして落ち着く事になる 〈幹部集まり会に行けない…〉〈はあ…〉〈まいち様〉 まいち狙いで頑張るも落選した三人はがっかりしてぼやいている。トリ マツリに至ってはとにかく鍛錬なのでどうでも良かったらしい
バチッ! 「え?」 シャッ カチ!! ダイヤと鎖は怒り目になりジンホウの前とソルムの前に位置して睨み合いに。ダイヤは横に整列し、鎖は四角に組み合わせ盾の様になっている「ダイヤ君と鎖どうしたの!?」双方戦闘態勢に入り身構えた「……」 じっ
「大量にあって驚いた……ミヨシかなり置いてったんだ」両手にアイドルグッズを持ち客室へと向かうれいり。同じく客室に来たいざないがれいり達を見かける「ま…明日家に置いてこよ…」「御意」「…ん?」ふと立ち止まり考えた「おソノさんほとんど帰って来ないなら家戻ってもいいんじゃ」 カチャ 「もうしばらくこ…
バン!「ミング・カピトかるうりんいる!?」 「あなたは…」派長室の扉を荒く開き一人の人物がやって来る 「ミイナ!」 「緊急よ! 大変な事が起きたわ!!」入って来たミイナは走って来た様で酷く呼吸が激しい「ミイナさん!? そのままマルーへ来たんですか!?」「だって防衣着る余裕なんて無かった!」ミイ…
「あのー、何始めたんですか?」「言うと思うかアホ面の女あ!」「拷問して良いか?」「丁重に言わさせて頂きますっ!」ソルムの手が動き出したのを知り暗人とれいりはギョッとなる 〈カクカクシカジカ カクカクシカジーカ〉 「彼は暗なのでしょうか…とても美しいですね」「総帥がこの場におられれば…」〈美しいのと冷たさ…
休園となっている植物園の前にれいりは現れる「よし!」キィと軋む鍵の掛かっていない扉を開き、れいりは気合を込め中を進む(いた!!)入り組んだ植物を掻き分け数メートル、さっき見た緑の帽子を発見 「リムさん!!」 驚いて振り向くリム。側にはリムの他数人がリム同様驚いてれいりに視線を向けた
「マラソンって苦手…」 はーはー「お疲れ様です。れいり」 はい最下位で到着したれいりは、前屈みになり太ももに両手を置いて呼吸を整えている。タオルを持ったイソネがれいりに渡し、受け取るといつもいる筈の人物が見当たらない事に気付く「あれ? そう言えばミヨシは…」「あち…
肩をつつかれ皆の方を振り向く 〔今から順番に近づきます〕 「…はい」紙に書いた字を一人のディックが掲げ、右のディックかられいりに近づく(文字表記したのジンホウさんぽいな…)近づいては離れるディック達を見ながられいりなりに推察している 「…何とも無かった」パチパチパチパチパチ 四人はごく自然にれいりとのお…
変化界沿いの川辺を探索していた全体派は、収穫がさっぱり無く皆溜息を吐いていた「だめだ、さっぱりねーわ」「一体副団長の視えた場所は何処にあるのでしょうね」ただおは手を団扇代わりにしパタパタ顔を扇ぐ「隠されてるとは思えねーんだが」「日も傾いた。休む事にしよう」一丁の号令元一度切り上げテントの支度を始める 「団長」
マルー視聴室。集まった幹部の前で夫人がスクリーンに映る人物を指し棒で強調していた「しきさんの話によりますと、キリート・ダイラは能力が高く身のこなしも速い。口から発する大音量で動きを足止めするそうです」スクリーンの布に指し棒がぶつかる度映ったダイラがユラユラ揺れている「ソノと二人がかりなら押さえられたかもしれんな」「ほのをさんは当時しきさ…
――チールコの労働者が仮住まいとする宿舎 〈おや、新入りか?〉〈ああ〉〈よろしくな〉 すれ違うたさいに仕事終わりの労働者が次々声を掛けている「リダさん、新入りだとよ」「飛び込みですか」責任者の所に連れて来られたたさいは、深く帽子を被りサングラスに髭を生やしたリダを見ていた「助かります。今は人手不足なんで…
れいり達が依頼に奮起してた頃、ナリス地域とメリディオ地域の間に位置する山では松明を持った全身完全装備の男達がガーベージウェストの対応をしていた。男が松明の先を押し込むとガーベージは跡形も無く消えていく「とうた! どうだ?」「終わった」「次は北だ。急ぐぞ」「ああ」よく見ると男達の額には動物、昆虫をあしらった模様が施されている
「~~び…びっくりした…」れいりは足元がおぼつかず前のめりに倒れていた「どこもケガしてない?」倒れ込む前にジンホウがれいりを受け止め下敷きに。近距離でジンホウを見たれいりは超驚きジャンピングして後退り ズザザザザ ガン!「~~~!!! だ!!」 後退りしすぎ後ろの木へ背中をぶつける ひゅん バシ! 振動…
(遅ぇ…)部屋では食べるのに満足したのの子が横になり、いざないも離れた所で背を向け横になっている(つーか妙に目が冴えて落ちつかねー…)頭を手で支え顰め面でソワソワし機嫌がよろしくない。いざないは自問自答を繰り返しひたすら迎えが来るのを待っていた(んな所に押し込まれたからか…)ふと、いざないの背後で見下ろす黒い影がゆらりと動き近づいてくる…
〈では、出かけてきます〉全体派が泊まる宿、ただおが夜の会食に誘われ出て行った。おそらくジンホウが令嬢にお願いしたのだろう 「副団ちょ!」 ただおと入れ違いに入って来た典型派がいざないに声を掛ける「んじゃ、行ってくるっす」「ああ、典型派の好意を無駄にするでないぞ」「……うす」 典型派の宿にやって来たいざないは、賑や…
部屋から出たれいりは、出口付近で何やら話し込む二人を見かける「博士、ジンホウさん。おはようございます」「おはよう」「今はいざない仕事でどこか行ってるみたいですけど…」「嬢ちゃん! あんたに頼みがあるし!!」「へ?」いざないに用があるのだろうと考えたれいりだが、いさいはれいりに用があったらしく、れいりの前に立つとある物を見せた<…
一週間後 「はあ…」濃艶派講習部屋では、元気の無いミヨシが机に突っ伏し動かない「ミヨシ、溜息吐いてどうしたの?」「彼氏さんが仕事で忙しくて遊べないそうです」「そっか…」説明するイソネ「始めるよ~」 今日はこれ読むだけにして入って来たサブリーダー達も溜息吐き吐き紙を配っ…
「寸前で解放する事が出来ましたが…」「マルーの嗅ぎ付けは尋常で無い速さです」「…」「総帥、我々が次に打つ手は――」コルチ団が集まる丸窓がある大きな広間には、総帥を筆頭にこれからの事に関しての話し合いがされていた 「そこには能力者がいるンダ。お前らに勝ち目ナイ」 「!」「どこから入って来た!」「普通に入っ…
南西の山奥、メリディオ地域ガド村「リーダー」「ああ」 パシこの地域にある草を受け取ったソノは、大口を開けゴクリと丸飲み。側に座り子供をあやす『しき あざや』は心配してソノを見ている「え…また飲むの? 姉ちゃも何で止めないのさ」「諦めないからだ」草を取ってきたたさいは、仁王立ちし不…
いざないもまいちの後を追い控え室に戻ろうとしたが、ふと考えて立ち止まると女子側をじーっと見、装置を操作していたジンホウに近づいた「おいジンホウ、俺はさっき良い事聞いたんだが」 どんっ! ボチャッ 「!!」 キャ――ジンホウに対面する余裕を与えずいざないはプールに突き落とす。驚いた女子軍は水浸しになったジンホウを見たとたん悲鳴が飛び交った<…
「いざないゴメンねぇ。私ぃ、いざないが恐怖症って知らなくてコンティに味方しちゃったぁ」全体派控え室にやって来たヘレデムは、両手を合わせて食事中のいざないに平謝り「別にいい。あいつに比べりゃかわいいもんだ」 外にも出れねーまだ憤慨中のいざないは、大きな溜息を吐き吐き冷めた紅茶を飲んでいる「ジンを味方に付けちゃえば…
「おい! ヘレデム、正直に答えろ! この依頼の目的はこれか!?」いざないは再び事務所に乗り込み真相を聞き出す為ヘレデムに詰め寄った 「ねえ今の大きい音何…キャッ」 どん どん「キャッ」 どん「わわっ」「ひゃっ」 音に驚きやって来た女子軍が入口に立ってたい…