伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの癒しの作品を日頃の日記とともに載せています。
東京より南伊豆にきて書道を教えながら墨象というジャンルで世界に挑戦しています。ル・サロン永久会員。プラド美術館芸術家功労証会員。AMSC永久無鑑査公式認定作家。中国認定作家。日本書峯会主宰。
<記事の内容抜粋>恋の季節「ゆりかごは口の中」世の中は変化して、女性と男性の仕事の区別がどんどんなくなっていく。亭主が子育てをする光景も日本はもとより欧米では珍しくない。ところが"魚界"では、とっくの昔から雄の献身的な子育てが知られている。クロホシイシモチは、雌が産んだ卵の塊を素早く雄が口にくわえて口内保育する。卵塊を頬張った雄はアゴが外れたように異様な面相で1週間あまり絶食して、卵は安全に保護されながら発育するのです。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>あすから涼感イベント河津町の七滝観光協会(鈴木彰治会長)は7月1日から、梨本の初景滝とカニ滝で涼感イベント「風涼滝」を始める。飾り付けた風鈴約80個が涼しげな音色を響かせ、訪れた行楽客を楽しませる。鈴木会長は「渓流とともに風鈴の音色で"涼"をお楽しんでほしい」と話した。問い合わせは町観光協会(電話0558-32-0290)へ。伊豆新聞掲載=風鈴80個、涼しげな音色
村と丘●1928年。カンヴァス・油彩。縦58.8X横71.0センチ。前年11月にパリに来て、佐伯に兄事した萩須高徳や山口長男たちを連れて、真冬の2月にモランに出かけて行ったのも、骨太な造形骨格を呼ぶ戻すために、ブラマンクの造形性に触れて懸命に描いた初心の頃の田園風景に戻っての転回を期したことによるのであろう。極寒の中で街灯も着ず、このパリの裏街画家は、勇敢に、必死に、田園風景を描きに描き、後輩たちは佐伯の執拗な造形に対する反問、訓練の凄まじさに驚嘆している。世界の名画/佐伯祐三(36)
<記事の内容抜粋>ジオ、七島の景色一望伊東市の八幡野港にある展望台を兼ねた有料駐車場で城ヶ崎の海岸線、大室山といった伊豆ジオサイトや伊豆七島の景色が楽しめる。駐車場の地面は約2700前の伊雄山の噴火によるもので、八幡野港を挟んで約4000年前の大地との境目に当たる。伊豆新聞掲載=空見たことか
<記事の内容抜粋>風情ある15万株・300万輪雨の日曜日となった28日、アジサイの名所下田公園では、あちこちで"傘の花"が開いた。沼津市から夫婦で訪れた男性(80)は「ここのアジサイは見事なので毎年来ている。見頃を過ぎたようだが、雨のアジサイは風情ががあっていい」と満足そうだった。伊豆新聞掲載=アジサイ見物に"傘の花"
サン・タンヌ教会●1928年。カンヴァス・油彩。縦72.5X59.7センチ。里見勝蔵は、この絵の制作時期を1927年の秋から冬に入ってとしているが、翌年冬とするのが妥当なのではないか。というのは、27年11月前後の頃、画家は広告の文字の乱舞に画心を燃焼させ、その感覚的処理に熱中するが、年が開けると、圧倒的な石の力強さに焦がれて日本を脱出し、建物の壁面を簡素に大きな量感で把握しようとした第2次パリ時代当初の関心に立ち戻り、再び造形骨格のたくましさをものにしようとする方に画心が移っている。世界の名画/佐伯祐三(35)
<記事の内容抜粋>大地の詩が聞こえる生きることに必要なものとは何だろうか?いざ、自然の中に投げ出された時を考えてみると、碧えもこれも望むことは許されないと感覚でもわかるだろう。暗闇に一人投げ出されると、小さな物音が呼吸を奪い去り、見えない足元が体を揺らす。人の生活は、どれほど安心が当たり前になっているのかよくわかる。その代わり、安心と引き換えに本能というものが薄れているかもしれない。この日達磨山は、夕暮れを過ぎると、深い霧が包み始めた。山頂で、満月を拝んでから下山していると、一つの明かりもなく真っ暗な闇に支配されていた。照らすライトは、霧にかき消され、ササが身を寄せ合い怯える音しか聞こえない。そして一瞬優しい光が照らすと、月夜の演劇が始まった。その様子は、確かに心に明かりをともし、ほほ笑みをもらったのだった。伊豆新聞掲載=素晴らしき日々
<記事の内容抜粋>下田・白浜大浜は300人賀茂地区は27日、梅雨の晴れ間に恵まれた。南伊豆町の石廊崎観測所では3日ぶりの日照が観測され、初夏の日差しが降り注いだ。海岸には新型コロナウィルスの影響で足の離れていたサーファーが繰り出し波を楽しんだ。静岡地方気象台によると28日以降は前線や湿った空気の影響で、再び雨や雷雨になるという。伊豆新聞掲載=サーファーら繰り出す
ユジーヌ(工場)●1928年。カンヴァス・油彩。縦73.4X横60.3センチ。1927年が広告やカフェテラスの連作にみられるように、多彩な広告の乱舞する文字による感覚の陶酔のうちにくれて、28年を迎えるが、急にスランプを覚えて制作の行き詰まりを友人に語り、改めてルーヴル美術館を見に行ったりした。パリの街景を描き尽くした虚脱感によるのか、肺患の進行による身体の衰えになお気づかぬことによるのか、米子夫人もこの頃から、優しかった佐伯がふとしたことで、ひどく怒るようになったと回想している。世界の名画/佐伯祐三(34)
これは田中和侍くん3兄弟の作品です。和侍くんは教室に入って2年ほどになりましたが、妹のひかりちゃんと弟のけんごくんはまだ入室から2か月めです。なかなか筋がよく、お兄ちゃんに追いつけ追い越せと頑張っています。みんなで上を目指して頑張りましょう。書道教室の生徒の作品484/田中和侍、ひかり、けんご
<記事の内容抜粋>ミナミコアリクイの保育順調伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で、ミナミコアリクイの赤ちゃんが人口保育で順調に育っている。6月2日に生まれた雄の「ケイ」で、会員制交流サイト(SNS)で注目を集める「コン」と「トト」の弟になる。家族との"合流に向けて、顔合わせの訓練を重ねている。同公演では国内での飼育数が少ないミナミコアリクイを間近に見ることができる。ケイの一般公開は体調をみながら開始する予定で、それまではSNSで画像を配信する。27日午後3時半からは授乳の様子をツイッターで生配信する。広報担当者は「一般公開の開始もSNSで知らせるので、愛らしい姿を見に来てほしい」とアピールする。伊豆新聞掲載=ミルク飲みすくすく成長
プティ・レストラン●1927年。カンヴァス・油彩。縦54.1X横65.2センチ。この絵も前の作品にみられたような関係にある、今一つの20号の竪絵と対をなしている。日除けが張り出しているカフェ・テラスを斜めの角度から写し、向かい側の広告の貼られた壁を正面に取り込む構図は両者とも同じで、20号のほうは左側面に開かれたドアの後方からより広い空間を写し、この15号の横絵はその部分図であるかのように、ドアの前方からより狭い空間を拡大して描かれている。世界の名画/佐伯祐三(33)
<記事の内容抜粋>吉田海岸(南伊豆町)南伊豆町の南西部にある吉田は人口17の小集落だ。幹線道路から分岐し車で15分ほどの峠道を抜けた先の谷間にあり、三方向は山、正面は太平洋に面している。秘境と呼ばれる理由は、南伊豆町で最小人口の集落で、携帯電話の電波も入りにくいためか。この集落に一軒の宿がある。テレビも電話もない宿なのに、客の評判は驚くほど高い。おいしい魚、ほとんど人のいないプライベートビーチのような海、満点の星......。宿泊客は俗世界から離れられるひとときを堪能しているのだろう。伊豆新聞掲載=神々のジオ
<記事の内容抜粋>キバナランタナ見頃熱海市東海岸町のお宮緑地でキバナランタナが見頃を迎えた。黄色の小さな花が、観光客や市民らの目を引いている。千葉県浦安市から妻と来た観光客の男性(68)は「久しぶりの熱海。黄色い花は、見ていて元気が出る」などと話した。伊豆新聞掲載=黄色の小花「元気出る」
テラスの広告(オテル・ヂュ・マルシェ)●1927年。カンヴァス・油彩。縦51.5X横63.4センチ。ブリジストン美術館蔵。レストランの店先から歩道に張り出したテラスに気軽に置かれた椅子にかけて、通りを行く人たちを眺めながらカフェをすする情景は、パリの庶民性溢れる風物詩の一環であり、さらにそこの壁なり、窓なりに色とりどりの広告が貼られているとなれば、これはもう佐伯の願ってもない好モチーフということになろう。世界の名画/佐伯祐三(32)
<記事の内容抜粋>月ヶ瀬の相撲甚句巡業で力士が余興的に披露する相撲甚句。江戸末期に民謡から派生した七五調のはやし唄。取組前の土俵上で独唱に合わせて何人か踊り「どすこい、どすこい」の掛け声が入る。貴重な地方伝承の無形民族文化財、詳細ご存知の読者がいたら投稿願いたい。伊豆新聞掲載=あの頃の伊豆
<記事の内容抜粋>「食べるの楽しみ」東伊豆町稲取に住む臨床工学技士の坂井哲也さん(50)の庭先に、すくすくと育つバナナが近所の関心を集めている。すでに青い実がなり、坂井さんは「今から食べるのが楽しみ」と期待している。坂井さんによると昨秋の台風で倒木し添え木して対処したものの結局、4月に高さ約1メートルを残して切ったという。そこから新芽が伸びたかと思うとみるみる成長して花が咲き、実がなった。坂井さんは「何もしていない。信じられないほどの生命力」と驚いている。伊豆新聞掲載=庭先にバナナ40本
カフェのテラス●1927年。カンヴァス・油彩。縦60.0X横50.2センチ。窓や扉のガラスに貼られた広告の色や文字が効いているので、主調色である黒の大胆な使用がはなはだ効果的であり、造形的な迫力のこもる秀作になっている。米子夫人の回想に「ここでは▶︎壁のテラス◀︎▶︎モンパルナス付近◀︎▶︎工場◀︎20号と30号、▶︎広告とガス燈◀︎など、自分の得意な作品がたくさんできましたし、その上、外で描いていると通りかかったある画商のマダムが目をつけて、そのまま作品を買い取られてから後は、出来上がった絵を次々と引き取っていきました」とあるが、この絵といま一点の▶︎カフェのテラス◀︎はそのようにして買い取られた作品である。世界の名画/佐伯祐三(31)
2020年クロード・モネ生誕180周年記念エコール・ド・パリ文明開化美術賞木村松峯殿インフィニティとは、「無限」という意味です。横8の字で、終わりが無いことを表す図です。「無限」は「限りが無い」という意味で、「範囲が無い=どこまでも」という意味になります。墨象の無限の可能性に相通ずるもので、テーマとして描きました。墨象/インフィニティで頂いたトロフィー
<記事の内容抜粋>40年前に植え現在5メートル下田市三丁目の人気観光スポット、ペリーロード沿いにある喫茶店「ペペ」の壁につたう大きなブーゲンビリアが見頃を迎えた。新型コロナウィルス感染拡大防止のため都道府県をまたぐ移動自粛が全面的に解除された中、多くの観光客が足を止め、真っ赤に色づいた木を見上げる姿が見られている。夫婦で記念写真を撮っていた沼津市の山口貴士さん(31)は「初めて見たけれど、大きさに驚いた。アジサイも良かったが、きれいで迫力もあるし、見られてよかった」と笑顔を見せた。伊豆新聞掲載=ブーゲンビリア見頃
新聞屋●1927年。カンヴァス・油彩。縦73.6X横60.2センチ。11月3日に始まるこの年のサロン・ドートンヌに▶︎広告のある家◀︎とともに入選した作品であろう。それゆえ、10月中に描かれた作品と考えられ、カンヴァス地が壁や石だたみの物質間を補う、一気呵成の速筆で描かれた作品の一つであるが、戸口の薄緑の諧調が効いている。画家の幸せな平衡感覚をうかがわせ、この後の作品のように、調子の高い刺激的様相をとらず、裏街の生活の哀愁がひっそりと漂う愛すべき作品になっている。世界の名画/佐伯祐三(30)
<記事の内容抜粋>恋の季節「8の字産卵」産卵中の貝はミガキボラという。全身をゆすりながら、殻から身をむき出しにして活動する。卵をきれいに8の字を描くように産んでいるところを目にしたりすると、海の生き物にも芸術感覚があるのではないかと思えてしまう。子どもの頃、この卵(マンジュウホウズキを口に吹き、ピーピーと鳴らして遊んだ記憶がよみがえる。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>ハンゲショウが見頃松崎町大沢の旧依田邸でハンゲショウが見頃を迎えている。白い小さな花と、名前の通り「化粧」をしたかのように白く変化した葉が見る人を楽しませている。施設の開館は土・日曜日の午前10時〜午後2時。芝生広場には平日でも裏口から入ることができる。伊豆新聞掲載=白い花と"化粧した葉"
広告貼り●1927年。カンヴァス・油彩。縦71.0X横58.6センチ。ブリジストン美術館蔵。晩秋から初冬にかけて描いた広告やカフェのテラスの連作には秀作が多く、佐伯独自の主観的なヴィジョンが火花を散らしつつ、結晶して、その絶頂期の作品群を形作る事になる。「まるで何かに追いかけられているような、物に惹かれているようにさえみえる激しい仕事ぶりが続き」、米子夫人にはその「筆の動きは、まるでその呼吸の早さと同じように」思われたというが、この作品もそのような仕事ぶりのうちに生まれたもので、カンヴァス地を多く残す一気呵成に描かれた画面には、広告の文字が乱舞し、この狂草体の文字の乱舞は次第に激しくますますもの狂わしくなっていく。世界の名画/佐伯祐三(29)
<記事の内容抜粋>寒さが影響8割体調不良地域おこしや食育活動に取り組む伊豆の国市の「江間みのり会」(浅香一会長)は21日、北江間の水田でアイガモ農法のための柵作りを行った。放鳥も実施する予定だったが先日の寒さの影響でひなの8割が体調不良のため中止した。放鳥は後日行う。同農法は、アイガモが害虫や雑草を食べ、排泄物が養分となることを利用した減農薬・無農薬農法。10月に稲刈りを実施する。伊豆新聞掲載=ひな、元気になれば放す
<記事の内容抜粋>タチアオイ見頃熱海市上多賀の「アカオ・ハーブ&ローズガーデン」で、白やピンクなどさまざまな色のタチアオイの花が咲き始め来園者の目を楽しませている。沼津市などから来た大石まいさん(26)と出口愛里紗さん(25)は「縦に伸びていて目立つ。八重咲きでかわいい」と眺めていた。同施設ヤン当社によると、7月上旬頃まで楽しめるという。伊豆新聞掲載=白やピンク鮮やかかわいい八重咲き
壁●1927年。カンヴァス・油彩。縦58.8X横81.3センチ。この絵は芹沢光治良の寄贈するものであろう。作家はこの絵について初めて語っている。1925年12月の末、パリを発つ日の昼前に作品を届けた佐伯は、この次東京でもっとも自信のある作品を届けたいとくどいほど語ったというが1927年、パリ再訪後、画家は再び東京の地を踏むことはできなかった。作家の回想にあるように、1930年春、米子夫人が本人の遺志であるとして届けてくれたのがこの20号であるという。世界の名画/佐伯祐三(28)
今年は新型コロナウィルスの騒ぎも知らずに、石垣のツツジが綺麗に咲きました。鮮やかに咲いて、とても印象深かったので、写真に収めました。自然の綺麗な花をみると、心が和みますね。うちの石垣に咲いたツツジの花
<記事の内容抜粋>ウミガメが引っ越し新型コロナウィルス感染拡大防止のため都道府県をまたぐ移動自粛が全面解除された最初の週末の20日、賀茂地区の施設を訪れる観光客の姿が久しぶりに目立った。このほか、国道135号では首都圏の車が県内に混じって多くみられた。市内海岸でも水着で遊ぶ家族連れやサーフィンを楽しむ若者が多かった。伊豆新聞掲載=賀茂地区にも観光客
広告(アン・ジュノー)●1927年。カンヴァス・油彩。縦64.0x横79.5センチ。佐伯の感想「パリの生活」に、いろいろと展覧会を見たが、「中でもシャガールの色彩、モディリアーニの深さ、ユトリロのシュミ、ブラマンクの物質描写法に感心しました」という箇所がある。この「ユトリロのシュミ」というのは、評伝に引いた山田新一宛の手紙から察すと、薄汚れた石垣の古い街並みが漂わす情緒への感応ということである。世界の名画/佐伯祐三(27)
いつもご高覧頂いている皆様、有難うございます。きょうは教室に大勢生徒が見えて、たいへんでした。その上、片付けしたり書類の整理をしたりと忙しく、ちょっと体調が思わしくありません。止むを得ず、ブログの更新はお休みさせて頂きます。また体調が戻ったら、よろしくお願い申し上げます。木村松峯本日はお休みさせて頂きます
<記事の内容抜粋>西伊豆梅雨入りしたとはいえ、晴れの日もけっこうある。新型コロナウィルスの影響による緊急事態宣言も解除となり、穏やかな日が少しずつ戻ろうとしている。感染症と熱中症の対策をして、西伊豆町に遊びに来てほしい。雄大な景色と美味しいもの、美味しい水、温泉が皆さんを待っている。ソーシャルディスタンスを保って、安全に楽しんでほしい。伊豆新聞掲載=天空遊覧
<記事の内容抜粋>八幡野のペンション・青い風伊東市八幡野のペンション「青い風ガーデン」で(青山光良さん・俊子さん夫妻経営)で、ニュウサイランの花が咲いた。俊子さんによると、40年に1度しか咲かないと言われるほど珍しいという。俊子さんは「これまで花を付けたことがなかったので、驚いた。何かいいことがありそうでうれしい」と話した。つぼみをたくさん付けていることから、まだしばらくは楽しむことができそうだという。伊豆新聞掲載="40年に一度"赤い花
ガラージュ●1927年。カンヴァス・油彩。縦60.0X横73.0センチ。▶︎ガラージュ◀︎とあるが、おそらく自動車の整備工場を描いたものであろう。同じ20号の同じ題名の作品が今ひとつあるが、こレラと第1次パリ時代の▶︎自動車小屋◀︎を比べてみると、前の▶︎レストラン◀︎で見たように、モチーフに対する感興は同じにしても、表現色は自信に満ちた自由奔放さにあふれ、非常な速筆で描かれていることが、塗り残しのカンヴァスの地肌ののぞく部分があちこちに見られることにもうかがえよう。世界の名画/佐伯祐三(26)
<記事の内容抜粋>福田さん下田で撮影伊豆野鳥愛好会理事の福田喜博さん(64)=伊東市赤沢=がこのほど、下田市の神子元島近くで太平洋やインド洋の熱帯海域に生息するシラオネッタイチョウの写真を撮影した。伊豆半島沿岸に飛来することはほとんどないという。福田さんは「これまで聞いたことがない。おそらく初めてじゃないか」と推測している。シラオネッタイチョウは体長約80センチで、成長は体が白く長い尾が特徴。今回見つかったのは、成長途中の若い鳥とみられる。熱帯海域に広く分布しており、国内では夏に迷鳥として小笠原諸島や硫黄列島、八重山諸島などに飛来することがあるぐらいだという。伊豆新聞掲載=シラオネッタイチョウ飛来
<記事の内容抜粋>沼田さん丹精20日に最盛期南伊豆町の天神原植物園=沼田進さん(85)経営=で名物のササユリが見頃を迎えた。1ヘクタールの園内で沼田さんが丹精した3万株が風に揺れ、訪れた人を楽しませている。花の最盛期は20日で、月末まで楽しめるという。園内にはヤマアジサイや季節の山野草も咲き誇る。アジサイ苗や、根上がり松など盆栽の販売を併せて行う。時間は午前10時〜午後4時で入園料500円(子ども250円)。問い合わせは同園(電話0558-64-8178)へ。伊豆新聞掲載=ササユリ3万株見頃
オプセルヴァトワール付近●r1927年。カンヴァス・油彩。縦52.2X横63.5センチ。里見の回想によると、この絵について、「これは誰がなんといっても僕は好きだ」と言って、画家自身、気に入っていた作品であるという。右側の赤褐色の並木は▶︎リュクサンブールの木立◀︎と同じ筆触のものであり、左側を広告の貼られた塀が占めているのが、次のテーマを予告するようである。世界の名画/佐伯祐三(25)
<記事の内容抜粋>ばあばも見守る東伊豆町稲取の伊豆アニマルキングダム(新宮洋介園長)で世界最大級のネズミ・カピバラの赤ちゃん2匹が生まれ、家族に囲まれてすくすくと育っている。同園は「今年初めて生まれた。2匹はいたって健康。ミルクは何度も育児に関わってきたプロ」と話した。問い合わせは同園(0557-95-3535)へ。伊豆新聞掲載=カピバラ2匹誕生、公開
<記事の内容抜粋>「ふくしま新風」えい航高さ180メートル超の巨大洋上風車が伊豆半島沖に現れた。福島県沖で実証研究に利用された浮体式洋上風力発電設備「ふくしま新風」で、解体・撤去・のため鹿児島県までえい航される。15日には東南海岸から視認できた。15、16日は海上が濃い雲に覆われたが、伊東市や下田市からは視認できた。環境アセスメント手続き中の洋上風力発電事業の一環ではないかと、一部で話題になった。16日には御前崎沖方面へ移動した。伊豆新聞掲載=巨大風車、伊豆沖に出現
レストラン(オー・レヴェイユ・マタン)●1927年。カンヴァス・油彩。縦60.0X横72.5センチ。山種美術館蔵。鶏が時を告げる姿を描き、▶︎目覚まし亭◀︎(オー・レヴェイユ・マタン)といった屋号を上に表示したレストラン兼酒場を正面からとらえようとするには、第1次パリ時代の▶︎レ・ジュ・ド・ノエル◀︎や▶︎オー・カーヴ・ブルー◀︎を描いたのと同じ佐伯の庶民的な感興を示すことである。米子夫人の回想に、「モンパルナスの辺りもよく描きましたが、近くに天文台やリュクサンブールの公園があり、立派な整然とした美しさを持っている代わり、何分とりすました気分がして、彼の求めるものとは離れていましたから毎日わざわざ裏街へと、カンヴァスを下げて出かけました」とあって、シャトー街のような裏街の風景に佐伯は強い郷愁を覚えていたのであろ...世界の名画/佐伯祐三(24)
<記事の内容抜粋>恋の季節「スニーカー」初夏になると魚の国にも恋の季節がやってくる。マツバスズメダイの雄が雌に求愛行為をしているそのとき、弱くて雌を確保できなかった別の雄が、写真のようにこっそり求愛中のカップルに近づき、放精して受精させようとする。こんな個体を「スニーカー」と呼ぶ。人社会にも女性を付け狙うストーカーがいる。われわれも動物の一員だから、こうした生物的側面を隠し持っているのです。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>道具広場工事始まる南伊豆町湊の青野川ふるさと公園隣の町有地でこのほど、遊具広場設置工事が始まった。当初は2018年度中んも完成と町への引き渡しを目指していたが、資材確保などの問題でずれ込んだ。工事は本年度中にすべて完了する見通しという。東日本大震災復興を祈って同町に贈られた八重桜「はるか」の植樹も予定する。遊具などの設備は大瀬の大規模太陽光発電所事業者が寄付する。5月下旬に始まり、現在は盛り土の草刈りや周辺の棚の撤去を行なっている。伊豆新聞掲載=ザイルクライミングなど
リュクサンプールの木立●1927年。カンヴァス・油彩。縦73.4X横59.6センチ。パリに再来した佐伯がモンパルナス大通りのアトリエに入ったのは10月であり、まだ枯葉が残るけれども、ほとんど落葉しているマロニエの老樹の並木や、いかにも冷え冷えとした曇り空は晩秋というよりも冬の気配を覚えさせる。第1次パリ時代の晩期と見分けにくい作品もあるが、この絵のように第1次にはみられない特徴を備えた作品も多い。それは折れた蘆のような独特な筆触、主として黒の乱舞する描線の多様であり、この東洋的な気韻生動的な筆触に魅せられたものか、狂草体風の文字を書き込んだ広告の絵が多く描かれるようになっていく。世界の名画/佐伯祐三(23)
<釈文>みよしののやまのあきかぜさよふけてふるさとさむくころもうつなり百人一首第94番=参議雅経=<意味>吉野の山の秋風が、夜更けて一段と寒く吹きおろし、古京である吉野の里は寒々として衣を打つ音が聞こえてくる。という意味です。<観賞>「み吉野の山の白雪つもるらしふるさと寒くなりまさるなり(吉野山に白雪が積もったようです。古都の里はますます寒くなるようです)」という『古今集』の和歌を踏まえて(本歌取り/ほんかとり)います。寒々とした山里に、ひときわ響く砧の音が、より静かさと寒さを助長させるような和歌です。<作者>参議雅経は、本名を飛鳥井雅経(あすかいまさつね)といいます。いまから800年ほど前の中流貴族です。父親の難波頼経(なんばよりつね)が、源義経(みなもとのよしつね)と親しかったため、義経が追討されると、頼経...書道教室の生徒の作品483/深澤充徳
<記事の内容抜粋>敷根公園内を走り回る下田市の下田認定こども園(長友美代子園長、153人)の5歳児クラス「イルカ組」の園児24人が10日、敷根の敷根公園で探検ゲームを楽しんだ。クラスメートと協力しながら、お題を探して公園内を走り回った。見つけると「あった」「ゲット」と声を弾ませてかけ寄り、見つけた物を写真の下にシールを貼った。山下湊斗君は「9個しか見つけられなく残念だった」と悔しがった。前日には同じ5歳児の「クジラ組」24人もゲームを楽しんだ。伊豆新聞掲載=探検ゲームでお題探し
ガード下風景●1926年。カンヴァス・油彩。縦61.3X横72.3センチ。一歩アトリエを出れば、右を見ても左を見ても絵にならないところはない環境で生活していた佐伯にとって、新開地然とした下落合界隈が画材になりにくい平凡さ、単調さに満ちていると思われたのは当然であろう。モチーフに求めて焦慮する佐伯に、里見が冨田渓仙の名所風景の新解釈にならって▶︎新東海道五十三次◀︎とか▶︎東京新名所◀︎を試みたらとすすめると、「佐伯は大変興味を持って▶︎日本橋◀︎や▶︎新橋◀︎のガードを描きに行ったが、疲労と往復の苦労に終わった」と回想しているが、おそらく新橋のガード下を描いたと思われるこの作品はなかなかの出来である。世界の名画/佐伯祐三(22)
<記事の内容抜粋>橋立大淀・小淀(伊東市)伊東市の橋立海岸は約4000年前、大室山の溶岩流が海に流れこんで作られた。城ヶ崎海岸の一部で、城ヶ崎自然研究路にある長さ60メートル高さ18メートルの橋立つり橋はスリル満点だ。つり橋の近くにある岬に降りると見事な柱状節理が見られる。柱状節理のくぼみにできた潮だまりは「大淀・小淀」と呼ばれる。この潮だまりではさまざまな魚、貝類、海藻類などを観察することができる。伊豆高原を流れる対馬川が城ヶ崎海岸の崖を落ちる「対馬の滝」も見どころだ。伊豆新聞掲載=神々のジオ
<記事の内容抜粋>「協力していい夏に」コロナ禍での海水浴場開設に向けて、下田市の伊豆白浜観光協会(鈴木和明会長)の会員有志は11日、海水浴客がソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保するため石を並べて枠を作る独自の施策を、同協会裏の白浜大浜海水浴場の一部で行なった。作業した民宿「芦原」のおかみ、金指かよ子さん(62)は「首都圏からの観光客が多く心配だが、いいアイデアだと思う。地元で協力しあって、いい夏にしたいね」と話した。伊豆新聞掲載=石並べ碁盤の目、"密"回避
シグナル●1926年。カンヴァス・油彩。縦59.6X横71.8センチ。里見の回想に「佐伯は日本の風景を描くのに大に努力した。彼は汽車や電車を描くために田端に幾日も通った」とあり、帰国中の▶︎制作メモ◀︎に、「20第2号田端駅16日」とあるのが、あるいは20号Pのこの絵かもしれない。とすれば、大正15年9月15日に始まる「第1号電車」に次ぐ「第2号」ということである。この頃、近くに住んで往来のあった曽宮一念が、「その頃の下落合は武蔵野の林や畑に住宅が出来かけていた。世界の名画/佐伯祐三(21)
<記事の内容抜粋>古代ハスが開花南伊豆町加納の山本堅二さん(79)宅で、古代ハスの一種「大賀ハス」の開花が始まっている。梅雨空の下、約5アールの池で鮮やかなピンク色の花を咲かせ、道行く人を楽しませている。池には魚山光連などの品種もあり、6月下旬に咲き始める。問い合わせは山本さん(携帯090-7675-5926)へ。伊豆新聞掲載=梅雨空に鮮やかな花
<記事の内容抜粋>5年生、住民が協力南伊豆町立南上小(山梨美惠子校長)の5年生8人は12日、下小野の田んぼで同町にルーツを持つ米の品種「愛国米」の田植えをした。同校が栽培し秋に収穫する米の種子は地元保存会の基準米で、翌年以降に農家へ配られ種もみとなる。同校の田んぼは隔離され品種交雑の可能性が低いとして、愛国米保存会が協力し純正種子の再生産を行なっている。秋に収穫した種子の一部を翌年に地元農家が増やし、さらに翌年に広く栽培し酒造や菓子製造に使う。伊豆新聞掲載=「愛国米」を手植え
下落合風景●1926年。カンヴァス・油彩。縦61.0X横74.0センチ。帰国した佐伯が下落合のアトリエを中心に、パリ時代と同じくマメに制作に出歩いていたことは評伝で触れたが、やがて日本の風景の軽さに失望して再びパリを目指すことになったのは事実として、失意のときとはいえ、それなりに優れた作品を残していることを見落とすべきではない。現在12点残るという下落合風景にしてもこの作品のような秀作が含まれているのである。世界の名画/佐伯祐三(20)
これは小学3年の田中ひかりちゃんの作品です。田中家の長女になります。なかなか素直な文字を書いて感心です。お兄ちゃん、弟くんに負けないよう、精一杯頑張ってください。書道教室の生徒の作品481/田中ひかり
<記事の内容抜粋>モンキーベイで研修再開伊豆半島ジオガイド協会は9日、南伊豆町伊浜のニホンザル園・波勝崎モンキーベイで研修を行なった。新型コロナウィルスに伴う緊急事態宣言が明けてから初の野外研修で、南部を中心に伊豆全域から15人が参加した。"火山の根"や浸食による谷が連なる複雑な地形を見学した。園のスタッフからニホンザルの説明も受けた。参加した下田市の斉藤武さんは「学ぶことが多い。3ヶ月間動けなかったのでよかった」と話した。伊豆新聞掲載="火山の根”など地形見学
人形●1925年カンヴァス・油彩。縦39.0X横31.0センチ。ある日、オペラ通りの古物商の店の奥に見つけた革製の男女の人形を有り金はたいて買ったというその女の人形を描いた作品である。「......シルクハットの形で、白と赤のダンダラの布製に、赤い羽の飾りのついた帽子をかむり一寸横目を使っていて、髪の毛は黄色い絹糸で、肩や乳の線が生きた人のように見えました。服は白地に、ところどころ赤いバラの花が、一筆で描いてあって、......」と米子夫人の回想にあるが、このように前後の見境なく気に入った品物に出会うと買ってしまうのは佐伯の気質であった。世界の名画/佐伯祐三(19)
<読み>まんえんかんちゅうよりおこらず、ひゃくじただすいりにおいてしょうず<意味>種々の因縁は閑中より生ずることはない。様々の俗事は只睡眠中にすっかりなくなってしまう。という意味です。これは龍広さんの作品です。この方は、田中和侍くん、ひかりちゃん、けんごくんのお爺様です。お孫さん3人をお連れになり、書道教室に見えています。初めて条幅に挑戦しましたが、とてもよくできています。お孫さんたちも日々成長するので、とても感心です。兄弟揃って書道大会でいい成績をとるように頑張りましょう。書道教室の生徒の作品482/大和龍広
これは小学六年の田中和侍くんの作品です。田中3兄弟の長男で、2年ほど前から教室に入りましたが、最近妹、弟が教室に入り、頑張っているので、負けずにますます頑張ってもらえると思います。期待しています。書道教室の生徒の作品480/田中和侍
<記事の内容抜粋>東海地方梅雨入り気象庁は10日、東海地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より2日遅く、前年より3日遅い。下田市内では午前中から小雨がぱらつき、夕方には本降りとなった。付近では秋に、一条竹の子村が栗拾い体験を行う。伊豆新聞掲載=栗の花散り始める
コルドヌリ(靴屋)●1925年。カンヴァス・油彩。たて72.5X横59.0センチ。石橋美術館蔵、入り口のあいたこの小さな店の1階の白壁の部分だけが画家の感興を誘っていたことは、壁の白地の塗り方にもはっきりと表れている。年月のシミをつけつつも鮮やかな白壁の美しさ、その白と暗い仕事場や数珠つなぎに吊るした靴の黒との対比、「靴屋」と活字体で記した両脇に斜めに筆記体で「靴底取換」「修繕」と添えられた面白さ、そうして古びた扉の陰から職人がのぞいているーこうした情景は佐伯の庶民感情にとって、こたえられないモチーフであったのであろう。世界の名画/18
コルドヌリ(靴屋)●1925年。カンヴァス・油彩。たて72.5X横59.0センチ。石橋美術館蔵、入り口のあいたこの小さな店の1階の白壁の部分だけが画家の感興を誘っていたことは、壁の白地の塗り方にもはっきりと表れている。年月のシミをつけつつも鮮やかな白壁の美しさ、その白と暗い仕事場や数珠つなぎに吊るした靴の黒との対比、「靴屋」と活字体で記した両脇に斜めに筆記体で「靴底取換」「修繕」と添えられた面白さ、そうして古びた扉の陰から職人がのぞいているーこうした情景は佐伯の庶民感情にとって、こたえられないモチーフであったのであろう。世界の名画/佐伯祐三(18)
これは小学1年の田中けんごくんの作品です。この生徒は田中三人兄弟の末っ子ですが、お兄ちゃんやお姉ちゃんに負けじと頑張っています。才能があるので、将来が楽しみです。書道教室の生徒の作品479/田中けんご
<記事の内容抜粋>河津バガテル河津町の河津バガテル公園でバラの花びらを寄せ集めて作った「ハート型」が来園者の関心を引いている。正木さんは「もしよければ見つけてほしい」と話した。伊豆新聞掲載=バラの花びらでハート「見つけて」
オー・プティ・ソーミュール(洗濯屋)●1925年。カンヴァス・油彩。縦72.2X横59.3センチ。米子夫人の回想に、「サロン・ドートンヌの後は、ますますこの古い街の周囲を描き続けていきました」とあり、▶︎夜のノートル=ダム◀︎▶︎オー・カーヴ・ブルー◀︎▶︎雑貨店◀︎▶︎塗料の店◀︎▶︎壁◀︎などをこの頃の作品として挙げている。後者の3点にしても、この▶︎オー・プティ・ソーミュール◀︎にしても、後出の▶︎コルドヌリ◀︎にしても、▶︎パリ15区街◀︎のような街並みでも、▶︎レ・ジュ・ド・ノエル◀︎のような一軒の家でもなくてこれらはいずれも入り口なり、窓なりあるにしても、1階と2階の壁だけを切り取って、佐伯のシャトー街の街景にみだした感興の作品が何にあったかーそれは薄汚れた石壁の美しさであり、壁を彩る色彩の対比やそ...世界の名画/佐伯祐三(17)
<記事の内容抜粋>ウィルスに立ち向かう騎士描く河津町河津の地域団体「てらまち会」(飯田敏晶会長、会員6人)は7日夜、プロジェクション。マッピングの撮影を河津バガテル公園で行なった。コロナ禍の町民にエールを送るために制作。地域テレビ局が放映し茶の間に届ける。飯田会長は「コロナ疲れの町内に明るい気持ちを持たせたかった。ぜひ見てほしい」と話した。伊豆新聞掲載=バガテルで撮影、放映
<記事の内容抜粋>アジサイ楽しむ松崎町立松崎幼稚園は8日、同町那賀の那賀川沿いで「アジサイ見学」を行なった。4、5歳児22人が美しいアジサイを見ながら散歩を楽しんだ。同園の毎年恒例の行事で、園児たちは爽やかな陽気の中、青や薄紫など、色とりどりのアジサイが咲く歩道を元気に歩いた。匂いを嗅いで「なんだか甘い匂いがする」と感想を話したり、花と手の大きさを比べて「手よりも大きい」と嬉しそうに話したりするなど元気な園児たちの声が那賀川周辺に響いた。町によるとアジサイは7月上旬まで楽しめるという。伊豆新聞掲載=「甘い匂いする」
レ・ジュ・ド・ノエル(クリスマスの遊び亭)●1925年。カンヴァス・油彩。縦71.5X58.3センチ。1階は▶︎クリスマスの遊び亭◀︎といった意味の酒場、2階は木賃宿ーいかにもシャトー街にふさわしい薄汚れた石壁の小店を佐伯は4点も描いており、それは、この店の正面が佐伯の好きな赤褐色と濃緑色のコントラストになっていたことによるのかとも想像されるのであるが、一度、好きになると、明けても暮れてもすき焼きばかり、それに飽きるとアナヨメ(福神漬けのような漬物)ばかりで、夫人や友人たちと閉口させたという佐伯の性情はこうしたモチーフの好みにも表れている。世界の名画/佐伯祐三(16)
<記事の内容抜粋>昼と夜「砂地の貴公子」キスは遠浅の砂底域を住家とする。音に敏感で、危険を感じるとサッと砂地に潜ってしまう習性がある。普通、引き潮とともに沖に出て、満ち潮に乗って岸近くにやってくる。隠れ場のない砂地にすむ魚の悲しい性なのか、大変デリケートな性格と言える。身は天ぷらとして好まれている。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>太公望のさお並ぶ河津町の河津川で7日、アユの友釣りが解禁された。町内外の太公望がさおを並べ、強い引きを楽しんだ。遊漁料は年券6000円、日券1000円、問い合わせは同漁協(電話0558-34-0316)へ。伊豆新聞掲載=河津川アユ友釣り解禁
オー・カーヴ・ブルー(酒場)●1925年。カンヴァス・油彩。縦71.5X横59.0センチ。▶︎青い酒蔵◀︎といった意味の▶︎オー・カーヴ・ブルー◀︎とか、次に示す▶︎レ・ジュ・ド・ノエル◀︎という名のいかにも場末らしい居酒屋は、シャトー街の街裏にちまちまと立ち並ぶ小店の一つであろう。シャトー街の街並みや歩道や広告やらを取りまとめて多く描いているが、またそこの絵の具屋や、靴屋、酒屋などを正面から描くことも多かった。世界の名画/佐伯祐三(15)
これは教室開会当時からお稽古されている細井美峰さんの春季昇段・級試験のお手本のお手紙です。流石に師範資格を持っておられるだけあって、お手紙もきれいなかな文字で書かれています。またひとつ昇段されると思います。書道教室の生徒の作品478/細井美峰
<記事の内容抜粋>バイパス管敷設が完了南伊豆町の温泉郷「弓ヶ浜温泉」で仮設のバイパス管敷設工事が完了し、6日までに湯量と温度の回復が確認された。ここ数年続いていた湯量減少が改善し、昨年末から完全に止まっていた手石線と逢ヶ浜線にも温泉が届いた。弓ヶ浜温泉は源泉がなく、3キロ離れた下賀茂温泉から引き湯している。配管老朽化で存続が危ぶまれている。伊豆新聞掲載=湯量、温度の回復確認
自動車小屋●1935年。カンヴァス・油彩。縦51.5X横71.3センチ。帰国時、二科展に出品された作品である。14のラスパイユ大通りをカンパーニュ・ブルミエール街に入る左角にあった建物という。ヴラマンクの一喝にあって以後メル・ラ・ヴァレに滞在してひたすらヴラマンク風の風景を描き、里見に連れられて2度、このフォーヴィストを尋ねると、2度とも「物質感は不十分だが、色彩家だ」として認めてくれたというが、これはヴラマンクの神眼であって中村のルノワール調に魅かれた最初期から、佐伯には独自の優れた色感があった。世界の名画/佐伯祐三(14)
<記事の内容抜粋>伊豆市恋人岬ドローンで撮影した写真とともに伊豆ステキなところを紹介する。伊豆市土肥エリアにある恋人岬。国道136号を土肥の温泉街から南に8キロほど行ったところに位置している。恋人岬ステラハウスから遊歩道を15分ほど進むと展望台にたどり着く。広々とした駿河湾と美しいラインの富士山を眺めることができる。今回紹介した恋人岬以外にも、伊豆にはステキなところがたくさんある。緊急事態宣言は解除されたが、さまざまな素敵なところが混雑しないよう皆さんに楽しんでもらえたら嬉しいな、と思う。伊豆新聞掲載=天空遊覧
<記事の内容抜粋>96個、町教委が保護南伊豆町湊の弓ヶ浜海岸で5日、アカウミガメの産卵が3年ぶりに確認された。午前4時50分頃、近所の男性が発見し96個の卵が産み付けられた。卵は町教育委員会職員が掘り出し、近くの保護施設で養育する。8月上旬にふ化し放流する。アカウミガメは環境省の絶滅危惧1B類(絶滅危惧種)。日本で生まれた個体は米国沖で成長し、産卵のため帰ってくる。伊豆新聞掲載=アカウミガメが産卵
ヴォージラールの家●1925年。カンヴァス・油彩。縦64.0X横80.0センチ。前掲「パリの生活」に、シャトー街に移って、パリの街を描くことの面白さを知ってからは、「もう郊外など行きたくなくなって治終町ばかり描いていました。かえるまで同じ事を繰り返しました」と書いているが、評伝で述べたように、これと思い当たると、飽かず「同じことを事を繰り返す」のは佐伯の衣食住に関する基本的な性情であり、その画業におけるモチーフについても同様であった。世界の名画/佐伯祐三(13)
<記事の内容抜粋>昼と夜「カプセルの中で睡眠中」夜のハゲヴダイは、口から粘液を分泌してゼリー状の膜で寝袋を作る。そして体をすっぽりくるんで、異様な姿となり岩陰で眠るんです。膜は弱く、指でつつくと簡単に破れるが、自分の匂いを消す効果があるという。生きる中で寝るときが一番危険なので、捕食者のイカやタコなどから身を守るために、こんな保身術が進化してきたのだろう。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>東伊豆・奈良本けやき公園東伊豆町の奈良本けやき公園でヘイケボタルが乱舞している。闇に淡い光を放ちながら踊るようにゆっくりと左右、上下に動く様子が時折訪れる住民の目を楽しませている。ゲンジボタルが舞う大川竹ケ沢公園の鑑賞の夕べ(5月30〜11日)も中止している。公園整備のため入ることはできない。伊豆新聞掲載=ヘイケボタルが乱舞
カミオン(運送屋)●1925年。カンヴァス・油彩。縦59.0X横71.2センチ。佐伯が「朝出るときはオックウですが出てしまえば夢中になれました」と描くシャトー街界隈を描いたパリ街景は、現在残る作品についていうかぎり、またその画業の進展からいっても当然とは思われるが、どの絵も冬景色を思わせる曇り空のもとに描かれている。▶︎ヴォージラールの家◀︎もこの絵も同じ画境であり、この年1月末の山田新一宛書簡に、「物質主義な点は、ヴラマンクから教わったことをはずさないが、いまの作品はヴラマンクでない、ーウッド色に近いものを描いている」とあるが、パリの場末の街景としては、この絵もまたユトリロから出て、ユトリロエオを抜いて、佐伯の抒情詩▶︎パリの憂鬱◀︎を構成する秀作になっている。世界の名画/佐伯祐三(12)
<記事の内容抜粋>八丁池で踊り子撮影会写真家秋山庄太郎氏(1920〜2003年)とは、写真集団・二科会で親交があった。伊東へよく来られ、拙宅にも立ち寄られたことがあった。魚の干物が好物で、昼食は市内の干物店の2階の食堂で干物をご自身で焼いていた。隣にいるのはモデルさん。毎年、秋山氏ほか、一流のプロを招いて開いた天城モデル撮影会では、八丁池で踊り子姿のモデルにポーズをつけるライフワークとして花を撮り続けており、修善寺梅林では修善寺観光協会の役員を務めた田口行央さんの案内で紅白梅を写真に収めていた。伊豆新聞掲載=あの頃の伊豆
<記事の内容抜粋>駐車場の休止解除熱海市伊豆山の姫の沢公園で、サツキが咲き始めた。新型コロナウィルス感染予防で行われた全駐車場の利用休止が解除になり、住民らが色鮮やかな花と緑の葉のコントラストを楽しんでいる。問い合わせは姫の沢公園(電話0557-83-5301)へ。伊豆新聞掲載=サツキ開花「きれい」
パッスールのガード●1925年。カンヴァス・油彩。縦62.7X横74.0センチ。作家の芹沢光治良は画友など佐伯の周辺の人を除いてはもっとも早く彼の画家を評価した人であろう。佐伯との関係については以前にも回想文を書かれているが、今回のものはもっとも委曲を尽くしており、流石に佐伯の生活と人柄が浮き出ている。この作品が作家のものになるいきさつもこの文章で触れられているが、注意すべきことはこの作品が第1次パリ時代の最後の作品であるということである。世界の名画/佐伯祐三(11)
<記事の内容抜粋>田中君(浜崎小6年)は毛筆特選下田市立下田中1年の進士凛子さんがこのほど、第35回「全国学生書き初め展覧会」(全国書写書道教育振興会主催)硬筆の部で学年別7位相当の全書会賞を受賞した。進士さんは毛筆の部で優秀特選も受賞した。進士さんと同学年の硬筆の部には245点が寄せられた。課題はひらがなと漢字が混じった22文字で、進士さんは「漢字を大きく書くこと、漢字の線と線の隙間を一定に保つことに注意をはらった」と話した。毛筆の部では100枚近く同じ課題を書いた。進士さんの母が南伊豆町の書道教室・日本書峯会に通い、進士さんは母親から書道を教わった。大きな賞を獲るのは今回が初めてで「うれしい。毛筆が好きでいつも楽しく取り組んでいる」と語った。日本書峯会の田中和侍君(浜崎小6年)も毛筆の部特選に選ばれた。伊豆新聞掲載=進士さん(下田中1年)全国7位
<記事の内容抜粋>田中君(浜崎小6年)は毛筆特選下田市立下田中1年の進士凛子さんがこのほど、第35回「全国学生書き初め展覧会」(全国書写書道教育振興会主催)硬筆の部で学年別7位相当の全書会賞を受賞した。進士さんは毛筆の部で優秀特選も受賞した。進士さんと同学年の硬筆の部には245点が寄せられた。課題はひらがなと漢字が混じった22文字で、進士さんは「漢字を大きく書くこと、漢字の線と線の隙間を一定に保つことに注意をはらった」と話した。毛筆の部では100枚近く同じ課題を書いた。進士さんの母が南伊豆町の書道教室・日本書峯会に通い、進士さんは母親から書道を教わった。大きな賞を獲るのは今回が初めてで「うれしい。毛筆が好きでいつも楽しく取り組んでいる」と語った。日本書峯会の田中和侍君(浜崎小6年)も毛筆の部特選に選ばれた。伊豆新聞掲載=進士さん(下田中1年)全国7位
<記事の内容抜粋>田中君(浜崎小6年)は毛筆特選下田市立下田中1年の進士凛子さんがこのほど、第35回「全国学生書き初め展覧会」(全国書写書道教育振興会主催)硬筆の部で学年別7位相当の全書会賞を受賞した。進士さんは毛筆の部で優秀特選も受賞した。進士さんと同学年の硬筆の部には245点が寄せられた。課題はひらがなと漢字が混じった22文字で、進士さんは「漢字を大きく書くこと、漢字の線と線の隙間を一定に保つことに注意をはらった」と話した。毛筆の部では100枚近く同じ課題を書いた。進士さんの母が南伊豆町の書道教室・日本書峯会に通い、進士さんは母親から書道を教わった。大きな賞を獲るのは今回が初めてで「うれしい。毛筆が好きでいつも楽しく取り組んでいる」と語った。日本書峯会の田中和侍君(浜崎小6年)も毛筆の部特選に選ばれた。伊豆新聞掲載=進士さん(下田中1年)全国7位
<記事の内容抜粋>海岸線2時間コースお薦め東伊豆町観光協会(石島専吉会長)は6月中旬レンタサイクル事業を本格的に始める。電動アシスト自転車を貸し出し、地域の魅力を紹介する。当面、県内在住者を対象に営業する一方、PR活動を行う。2日、細野高原でPR用の写真撮影を行った。すでに1日から貸し出しを行う一方、本格稼働へ向けポスターやチラシ製作を進めている。2日は下見を兼ねて稲取漁港付近の観光協会から標高800メートルの細野高原を往復した。参加した町地域おこし協力隊の藤田翔さん(21)は「気持ちよく、電動だから行けた。片道1時間かからず、いい運動にもなった」と話した。問い合わせは同協会(電話0557-95-0700)へ。伊豆新聞掲載=電気自転車で港町楽しんで
エッフェル塔の見える通り●1925年。カンヴァス・油彩。縦72.5X横60.5センチ。シャトー街のアトリエからいくらも離れていない位置で、パスツール大通りのほうに向かってエッフェル塔を遠望する眺めも画家の気に入ったモチーフのようで、大小4点が残っている。この絵のコンポジションにも表れていることであるが、堅牢な石の建物の面と垂直線のうちに、斜めどりの街路が遠近法で描きこまれ、ここに、黒ずみ、くすんだ淡い色彩の美しさを与えることになると、それはま佐伯のいう「ユトリロのシュミ」であり、この情景と情緒性とは画家をひどく喜ばせたもののようであった。世界の名画/佐伯祐三(10)
<記事の内容抜粋>大地の詩が聞こえる私がカメラ片手に歩き始めたとき、こんなにも自分の故郷ですてきな光景が繰り広げられているなんて知る由もなかった。ある朝、ふと目が覚めると、自分の部屋が真っ赤に染まり、そのときはただの朝日だと思うだけで再び眠りについた。傍らには、最近買ったデジタル一眼が転がり、役目が来るときを待っていたのだが、なぜだかこの日は、眠りにつくことができず、何気なく一眼片手にドライブに出たのだ。そんな風景を見つめる日々が始まると、時間があれば、どこで何が撮れるなんて知らないくせに、とにかく思いつく場所で朝日を待った。自分の地力をつけたいその一心だったと思う。そして、風景は究極の一期一会で、こんな朝に出会えるのだが、二度と同じ風景はやってこない。伊豆新聞掲載=素晴らしき日々
<記事の内容抜粋>商品と工事総額8325万円河津町の補助を受け同町商工会(長谷川延之会長)は、新型コロナウィルスの経済対策として商品券と工事券の2種類、合わせて総額8325万円のプレミアム券を発行する。2種類を組み合わせて発行することにより町内経済振興の相乗効果を図る。さらに券のつづり表紙を抽選券として「ダブルプレミアム抽選」と題して総額100万円の抽選会を来年1月中旬に開く。岸重宏町長は「町内商業の需要を喚起したい」、町商工会は「新型ウィルス対策に留意した受付対応したい」と話す。問い合わせは町商工会(電話0558-34-0821)へ。伊豆新聞掲載=プレミアム券発行へ
パリ15区街●1925年。カンヴァス・油彩。縦52.5X横64.0センチ。1925年1月、佐伯は画友岡田ミノルから譲られたシャトー街の4階のアトリエに移り、界隈の場末じみた庶民街を開かず描きに出かけることになった。初めは暗い色調の作品が多いが、この絵は画家自身が「日本に帰る頃から画が出来かけた」という末期の作品らしい自信ある筆致で描かれており、第2次パリ時代の先駆といえる自由な字体の文字の入った広告も描き込まれている。世界の名画/佐伯祐三(9)
<読み>はるすぎてなつきたるらししらたへのころもほしたりあまのかぐやま万葉集=持統天皇=<意味>いつの間にか、春が過ぎて夏がやってきたようです。夏になると真っ白な衣を干すといいますから、あの天の香具山に(あのように衣がひるがえっているのですから)。<鑑賞>まず、この一首に歌われる「天の香具山」は奈良県橿原市にあり畝傍(うねび)山、耳成(みみなし)山と並ぶ大和三山のひとつです。天上から降りてきたという神話があるので「天の香具山」と呼ばれますが、持統天皇が政治を執り行っていた藤原京からは、東南の方角にこの山が眺められたようです。書家・かな785/持統天皇
<記事の内容抜粋>見頃は今月中旬下田市の下田公園で、アジサイが咲き始めた。15万株300万輪といわれる伊豆随一の名所で、これから園内全体が多彩なアジサイで覆われる。「あじさい祭」は、新型コロナウィルスの影響で中止となり、売店や催しは無くなったが、アジサイは自由に鑑賞できる。伊豆新聞掲載=アジサイ咲き始める
タラスコンの遺跡●1925年。カンヴァス・油彩。縦63.8X横51.6センチ。タラスコンはアヴィニョンとアルルの中間ローヌ川沿いの古都である。アルフォンス・ドーデの「タラスコンのタルタラン」でも知られ、ローマ時代の遺跡を残している。佐伯の足跡はパリを遠く離れるものではなかったが、マルセイユに近いこの町を訪ねているのは、25年6月、マルセイユに着く兄祐正を迎えにゆく道すがらのことであり米子夫人は、図らずも訪ねたゴッホの▶︎跳ね橋◀︎の残るアルルやアヴィニョンの古城の想い出をなつかしく書き残している。世界の名画/佐伯祐三(8)
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