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大福 りす
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2011/01/21

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  • ハラカルラ 第58回

    『ハラカルラ』目次『ハラカルラ』第1回から第50回までの目次は以下の『ハラカルラ』リンクページからお願いいたします。『ハラカルラ』リンクページハラカルラ第58回長たちに頼んだ白門の見張り、圧をかけるということはあくまでも時間稼ぎである。そこのところは雄哉にも長にも話してある。時間を稼いでもらっている間に白門を止める策を講じる。その策の一端に白門の前に水無瀬が姿を現すということが入っている。「一歩前進だな」「ま、そうだな」「で?何か思いついたか?」「それがなぁ・・・」まさか水見が烏によって力を取られていた、烏はずっと白門のやっていたことを知っていた、ハラカルラが白門のしていることに我慢をしている。そんなことを知らなかった時と今では考え方が変わってくる。とは言っても知らないときに何か案があったのかと訊かれれば...ハラカルラ第58回

  • ハラカルラ 第57回

    『ハラカルラ』目次『ハラカルラ』第1回から第50回までの目次は以下の『ハラカルラ』リンクページからお願いいたします。『ハラカルラ』リンクページハラカルラ第57回「なに?雄哉おススメ?」「ああ、それな。水無ちゃんご所望からすんごく外れてるけど、そこだったら出社しないでいいからいいんじゃないかと思ってな」「リモートってことか?」「リモートまでいかない。たまにはあるみたいだけどな」内容を読んでいくと中小企業や個人などの経理チェックや相談受付、コンサルティングなどその他諸々といったことだった。水無瀬が公認会計士の資格を持っているのを知っている雄哉だからこそのおススメピックアップである。データのやり取りだけで済むということは、時間的な拘束がないということ。ハラカルラから戻ってきて仕事を始めればいいことである。とは言...ハラカルラ第57回

  • ハラカルラ 第56回

    『ハラカルラ』目次『ハラカルラ』第1回から第50回までの目次は以下の『ハラカルラ』リンクページからお願いいたします。『ハラカルラ』リンクページハラカルラ第56回翌々日、昨日と同じようにライから受け取ったプラスティックのキツネ面を着け、ライと二人で黒の穴に向かって二人で歩いている。あまり近付くと白烏の守りからライがどうなるか分からないということで、ライとは少し離れて歩いているが、話が出来ないほど離れているわけではない。それなりの会話をしながら歩き、久しぶりの黒の穴までやって来た。「黒に入るところを見つかっちゃヤバイからな。俺も辺りを見てるけど、下の様子を見ながら上がっていけよ」黒に見つかってしまえば、キツネ面が勝手に黒の穴に入っているということになる。それは今の状態ではある意味裏切りとなってしまう。「分かっ...ハラカルラ第56回

  • ハラカルラ 第55回

    『ハラカルラ』目次『ハラカルラ』第1回から第50回までの目次は以下の『ハラカルラ』リンクページからお願いいたします。『ハラカルラ』リンクページハラカルラ第55回水無瀬の話から朱と黒は水無瀬に賛同し、ハラカルラを守ろうとしているということ。朱と黒もハラカルラを想っているのだろう。「ちなみに訊くが青はどうなのか?」水無瀬と雄哉が青の守り人とここを訪れた日があった。歴代にそんなことは無かった。それに三人もの守り人がこの穴に入ることなどなかった。「あ、青とはそんな話はしませんでした。先日初めてお会いしただけで、どんな方かも分かりませんでしたので。でもとても良い方のようでしたから、ちょっと機を逸してしまったかなという感じはもっていますが」それに長に何も相談しないまま話していいはずはない。「吾からの助言としては青には...ハラカルラ第55回

  • ハラカルラ 第54回

    『ハラカルラ』目次『ハラカルラ』第1回から第50回までの目次は以下の『ハラカルラ』リンクページからお願いいたします。『ハラカルラ』リンクページハラカルラ第54回それにしてもこの白烏、こうして話してみると、もしかしたら黒烏より話がしやすいのかもしれない。「つかぬことをお伺いしますが」「鳴海は質問が多い」「あ・・・」勘違いだったのだろうか。へそを曲げてしまっただろうか。「何をそんなに気にしておるのか」「色々と・・・」「水さえ宥めておればいいだけの話だろうが」「まぁ、そうなんですけど」「まぁいい。そんな鳴海も魚は受け入れたのだろうからな、なんだ言うてみぃ」有難うございます、と言って疑問を投げかけた。それは最初の青門の出来事以降にハラカルラを荒らした者が居たのかどうかということだった。唐突の質問に白烏が一瞬、水無...ハラカルラ第54回

  • ハラカルラ 第53回

    『ハラカルラ』目次『ハラカルラ』第1回から第50回までの目次は以下の『ハラカルラ』リンクページからお願いいたします。『ハラカルラ』リンクページハラカルラ第53回「・・・何年、何十年と研究を重ねてきたと思っているのかっ」それが何だというのだ。「どれだけの金をつぎ込み、大学に通わせ大学院に行かせ研究をさせ。村にも研究施設を建てた。それを全て棒に振れというのか!」研究施設といっても村の金で建てたのだ、ご立派なものではなくプレハブを建て、手が出せる程度の研究機器を揃えたくらいのものである。だがそれでも村にとっては大出費になる。「白門の、ハラカルラを金で計るでない」二枚貝を使って終貝がないかを見ると次に質の悪いものが入っていないかを見、そして今は今日烏から教えられたハラカルラに歪みが出ていないかを見ている。その道具...ハラカルラ第53回

  • ハラカルラ 第52回

    『ハラカルラ』目次『ハラカルラ』第1回から第50回までの目次は以下の『ハラカルラ』リンクページからお願いいたします。『ハラカルラ』リンクページハラカルラ第52回雄哉がピロティで朱門の穴を出たところに座っている。そこへ青門の守り人が穴から姿を現した。「お早うございます、わざわざすみません」「いや・・・話って」雄哉に腰を上げる様子が見られない。青門の守り人が歩を出す。五歩六歩と雄哉に近づいていく。「お話があるのは俺じゃなくて」雄哉が青門の守り人を指さしたかと思われたが、その指をほんの少し横にずらした。どういうことだと顔をしかめた青門の守り人がゆっくりと振り返る。「く、黒門」水無瀬は黒烏の文句を後頭部に受けながら、烏たちの居る穴に入って待機をしていた。そして雄哉の声で見つからないように出てきたということである。...ハラカルラ第52回

  • ハラカルラ 第51回

    『ハラカルラ』目次『ハラカルラ』第1回から第50回までの目次は以下の『ハラカルラ』リンクページからお願いいたします。『ハラカルラ』リンクページハラカルラ第51回「くっそ、見えないなぁ」水鏡の前で白烏と雄哉が向かい合って座っているが、雄哉に答えたのは黒烏である。「仕方が無かろう、本来ならこちらに来る穴さえくぐれなかったのじゃからな」「もっとパワー注入してくれたらよかったのに」「甘えるでないわ。才能が無ければ努力と根性で補え」「ちぇっ」水無瀬は前に教えられ損ねた終貝である二枚貝で、死んでしまった貝のありかを見つけるやり方を教えられ、これまたすぐに習得でき、もう一組の二枚貝と同じようにこまめに見るようにと言われた。黒烏と雄哉の会話を聞いていてふと考え付いたことがある。「ねぇ、烏さん。俺の力を雄哉に分けるってこと...ハラカルラ第51回

  • ハラカルラ 第50回

    『ハラカルラ』目次『ハラカルラ』第1回から第40回までの目次は以下の『ハラカルラ』リンクページからお願いいたします。『ハラカルラ』リンクページハラカルラ第50回朱門の提案は、白門と対峙するに朱門だけ黒門だけというのは、時間という不要なリスクが出て来てしまう。互いに手を組まないかというものだった。ハラカルラのために動くのだ、互いが張り合っていても時間がかかるだけ。一日でも早く白門を止めなければならない。考える様子を見せている黒門の長。もう一押しである。「そちらも守り人が居なく困っているだろう」黒門の長が何のことだと少し下がっていた顔を上げる。「白門のことが解決した暁には、この戸田君を黒門に迎え入れるのはどうか」「どういうことだ」「こちらとしても手放したくはないのだが、それ以上早急に白門を止めたいということ。...ハラカルラ第50回

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