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パニックびとのつぶやき https://blog.goo.ne.jp/skypaniroom

昨年、「僕とパニック障害の20年戦争」を出版しました。それを土台とし、大幅に加筆して掲載しています。

高校3年の時にパニック障害を発症し、今年で22年目です。1980年代の終わりからこれまでに至る過程を描いています。パニック障害を抱えながら生きるということはどういうことなのかを出来るだけ具体的に書いていこうと思います。

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2010/10/17

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  • 嘘の秋

    嘘をつかずに生きられる人間と嘘をつかずには生きられない人間がいるならば僕は後者だ全く予期していなかった人生そのものがブラックに塗り潰されたあの日からパニック障害という秘密を抱えてからずっとこの病を隠し通すからすべて辻褄が合わなくなるのだ話して理解されるものならそれがいちばん楽だけれど世の中はそこまで甘くない自らの半生を正直に話せる人はたいがい恵まれているもし僕が秘密を打ち明けるならば胸を張って生きられなかった人になるだろう「すっかり秋めいたね」何気ない言葉を交わしたそのあとに躊躇いがちに話すのではなかろうか嘘の秋

  • 大谷、価千金の53号 ダルビッシュ通算2000奪三振

    先日、50本塁打、50盗塁という前人未到の記録を打ち立てた大谷翔平選手ですが、先ほど、ロッキーズ戦で9回裏に同点ホームランを打ちました。まさに価千金の価値ある一発。次打者のジャッジ選手がサヨナラホームランを放ち、ドジャースが劇的な勝利で地区優勝へ一歩前進しました。こないだの50本塁打・50盗塁を同時に達成した日に、大谷選手は3本塁打6安打10打点と大爆発してから、その流れが続いています。52号は高めのボール球をセンターへ放り込みました。センターから逆方向へのホームランと、高めのストレートをホームランできる時、大谷選手の打撃は最高の状態にあります。それにしても50本塁打は途轍もない記録。打者に専念すれば、これくらい打てることは証明しました。50盗塁なら日本の現役選手でも何人かは可能性はあります。しかし50本...大谷、価千金の53号ダルビッシュ通算2000奪三振

  • 藤井が永瀬に連勝、王座防衛に王手

    昨日、王座戦五番勝負第2局が行われ、藤井聡太王座が永瀬拓矢九段に勝ち、2勝0敗としました。いよいよ藤井王座が防衛に王手をかけました。第1局、第2局とも危なげなく、八冠制覇のかかった昨年の同カードと比べて、藤井さんの将棋の内容が全く違います。「才能の藤井、努力の永瀬」。やはり才能が全く違う。昨年の対決は3勝1敗で藤井さんが勝ったものの、内容は完全に永瀬さんに押されていました。彼の「藤井さんの背中がはっきり見えた」という言葉が自然に聞こえました。私は藤井さんの衰えすら疑いました。彼は人より10年進んでますから。しかしこの2局、特に昨日の将棋は藤井さんが驚きの手を何手も指して永瀬さんを翻弄し、快勝と言っていい内容でした。第3局もまた同じような異次元の将棋が指せれば、藤井さんは復活したと見ていいかもしれません。個...藤井が永瀬に連勝、王座防衛に王手

  • 灯りの捜索

    暑さは強く残っているというのに随分と早く日が暮れるようになった家路を急ぐ街模様立ち止まって考えるために置かれた信号前を見ればどす黒く不安になり振り返ればぼやけた古い景色に虚しくなる抜け出したい逃げ出したい楽になりたいせめて心だけでも妙案など浮かんだことはない稀に解けたと思ってもそれはすべて錯覚なのだどこかに落ちていないだろうかさりげない灯りが夜を歩けば生活の音ふいにひんやりと秋風まだ夏のままの心がざわめいた灯りの捜索

  • プロ編入試験第1局 西山、薄氷の勝利

    将棋の西山朋佳女流三冠が女性初のプロ棋士を目指して挑む「編入試験」五番勝負の第1局が行われ、西山女流三冠が高橋佑二郎四段に勝ち、白星スタートを切りました。決して西山さん本来の調子ではなかったように思います。「剛腕」と呼ばれる豪快な将棋は影を潜め、サッカーに例えれば自陣に駒を多く配置したり、駒得の手を選んだり(駒をお金に例えれば貯金)、らしからぬ手もありました。絶対に負けられないという気持ちが強すぎて、手堅い将棋になったのだと思います。そんな中でも終盤の9七角は善悪はともかく、西山さんらしい強い手でした。角のただ捨てで王手をかけたのです。高橋四段がこれを取れば、西山さんの勝ちだったでしょう。しかし、彼は盲点の場所に王を逃げ、強い重圧の中、時間にも迫られた西山さんは、ここでミスをしてしまいました。これで西山勝...プロ編入試験第1局西山、薄氷の勝利

  • 素数の事件

    カレンダーが8月から9月に捲られる頃学生の自殺が多くなるという夏の終わりの日、女子高生が商業施設の屋上から飛び降りたしかし、この自殺にはさらなる悲劇が重なった路上を歩いていた女性が凶器と化した女子高生と衝突したのだ2人とも亡くなった1人は加害者、もう1人は被害者という形で台風10号、自民党総裁選、兵庫県知事それらの合間にこの出来事が僅かな時間、テレビから流れた世間はすぐに忘れてしまうのだろうしかし、僕は2人の女性の運命の交差を上手く消化する自信がない繁華街で起きた素数の事件を素数の事件

  • 小泉今日子の隠れた名曲「二人」

    冷たい雨に打たれ愛しい人を待ってたうつろう時の中で砕けてゆく思い出たどりながら「二人」作詞・作曲飯島真理。1985年7月発売。私はバラードクラシックというアルバムでこの曲を知りました。実際にはその数年前のアルバムに収録されていたんですね。松田聖子と中森明菜という二人の歌姫と同時代ながら、第3極の独自路線でスーパーアイドルに駆け上がった小泉今日子。40年以上の芸歴で、これほど浮き沈みなく現在に至った人も珍しい。アイドルからCMクィーン、そして本格的な女優に。読売新聞の書評欄を担当していた時期もありました。多才さを生かし、卓越した自己プロデュースで時代の変化に対応してきた稀有な存在です。小泉さんとは対照的に「二人」は時の地層に埋もれてしまいそうです。憂いと眩しさが美しく混ざりあった名曲だと思いますが、シングル...小泉今日子の隠れた名曲「二人」

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