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  • 汕頭のハンカチ

    晴、12度、72%自分で買ったハンカチ、頂き物のハンカチ、タンスにはたくさんのハンカチがあります。大判のハンカチで食器を包んでしまうこともあります。小ぶりなハンカチは埃除けに被せることもあります。ハンカチって使い道色々です。もちろんバックにはお気に入りが入っています。ハンカチの整理も時折、くたびれたハンカチでも好きなものは捨てることができません。大切なハンカチ数枚あります。フランスやポルトガルのお土産のハンカチ、地元の人の手刺繍のハンカチです。一枚一枚に人の手の温もりが感じられます。刺繍のハンカチは出番は少なくても大事なハンカチです。冠婚葬祭でバックに入れるのは「中国の「汕頭のハンカチ」です。これも手刺繍のもの、細かさやその質感、色艶が手刺繍のハンカチの中でも際立っています。なぜだろうと他の国のハンカチと...汕頭のハンカチ

  • コーヒーテーブルブック

    晴、12度、75%座敷のテーブルの上にはいつも本が並べられていたり重ねて置いてあります。この座卓は香港でも使っていました。本を置くようになったのは30年ほど前からでしょうか?本と言っても読んでいる本ではなく、大型の絵画集などお客様が椅子に座って手に取れるような本です。海外のグラビア雑誌などでそう言う風景を見て、私が真似し始めたのだと思います。気ままに家にある画集などを並べます。こう言う本を「コーヒーテーブルブック」と言うのだそうです。今月は取り止めのない2冊です。「パリ」を特集した厚い本、もう一冊は日本の焼き物の「図録」です。掃除の途中、パラパラとめくったり、時間があるときはソファーに寝っ転がり読んだりします。毎月この「コーヒーテーブルブック」を替えます。さて、来月は何を並べようかな?と大型の本の扉を開け...コーヒーテーブルブック

  • ペルシャ絨毯の小さなバック

    晴、15度、72%お店のウィンドーに飾ってあるバック類に目が行きます。袋物、皮のバック、目につくと手に取ってみます。女の人は袋物が好きだと言いますが私もその典型です。好きなのは大きなバックか小さなバック、布物なら柄がポイントです。まだ暑い盛り八月ごろでした。見つけたのは小ぶりなコロンしたバックです。白地に黒とピンクの柄、私の冬服に映える色合いです。大きなバックはなんでも入るので躊躇しませんが、これほど小さいと最小限のものが入るか確かめます。お店の人に頼んで、お財布、スマホ、小さく畳んだ買い物袋が入るか確かめました。ぺたんこより物が入ると膨らんで可愛い形になりました。「ペルシャ絨毯の生地だそうです。」とお姉さん。小さいので迷わずに買えるお値段でした。数ヶ月、箪笥の中で寝ていました。私の服装は少し重たくなりま...ペルシャ絨毯の小さなバック

  • ボディーシャンプー

    雨、17度、81%お風呂ではずっと石鹸を使って来ました。孫娘が我が家に来て、一人でお風呂に入りました。出てくると、石鹸では泡が立たないと言います。すぐに「ボディソープ」を買いました。泡がよく立ちます。滑らかな綺麗な泡です。長く海外に住みました。旅でヨーロッパなどを訪れることもありました。「石鹸」の類は国によって特徴があります。歯磨き粉から洗濯石鹸まで、こうとは言い切れないのですが、「あっ!日本の匂い!」「あっ、中国の匂い!」と思います。メーカーによって差はありますが、国によって特徴があります。日本を長く離れていると、日本の「石鹸」の匂いを懐かしく思いました。孫娘のおかげで私は「ボディソープ」に転向しました。泡は立ちますし滑らかで気持ちがいい。甘い匂いが強いせいか飽きて来ました。でもドラッグストアーの「ボデ...ボディーシャンプー

  • アジフライが好き

    晴、17度、85%揚げ物の中では「アジフライ」が一番好きです。「海老の天ぷら」でもありません「唐揚げ」でもありません「とんかつ」でもありません。「アジフライ」が一番好きです。その「アジフライ」が全国でブームだと聞きます。日本中どこの海でも獲れるアジです。郵便物を出しに行ったコンビニのレジ横に唐揚げと並んで「アジフライ」がありました。人気の程が伺えます。「アジフライ」をメインにするレストランもあるそうです。大きさが売り物だそうです。魚屋さんで大きなアジを見つけました。全長30センチ以上、丸々したのを1匹選びました。家に帰って早速開きます。頭おろして、お腹を出して開いたら、大きかったアジが小さく見えました。内心寂しい。軽く塩をして衣をつけて熱々の油にジュワッと入れました。上身がふっくらしていい色に上がりました...アジフライが好き

  • ピカリリ (イギリスのピクルス)

    晴、14度、82%40年近く前渡った香港は当時はイギリスの統治下でした。英国人居住者も多く、近くのスーパーにもイギリスからの瓶詰め、缶詰、調味料が並んでいました。黄色い液体の入った瓶詰め、野菜が入っているのでピクルスとはわかりますが、ピクルス液は綺麗な黄色です。色に惹かれて買ってすぐに食べてみました。それが「ピカリリ」。先日から読んでいる本はイギリス人女性作家の本です。ピクニックに出かけるところを読んでいると「ピカリリ」が出てきました。自家製の「ピカリリ」を荷物に入れています。懐かしく、昔食べた「ピカリリ」の味と香りが戻ってきました。長く住んだ香港は1997年、中国に返還されて以降、イギリス人は減り、近くのスーパーに「ピカリリ」消えました。高級食材店では売っていましたが、長く食べてない「ピカリリ」です。「...ピカリリ(イギリスのピクルス)

  • 足の裏の日光浴

    晴、14度、77%夏は素足で過ごします。秋の気配でソックスを履くようになりました。一旦ソックスを履き始めると、五月ごろまでソックスは手放せなくなります。足は日の目も見ません。ぬくぬくとソックスの中です。デッキで秋の庭を空を空気を楽しんでいました。低い椅子に腰掛け、足は作りつけのベンチに上げています。もちろんソックスを履いていました。足を見ていてふと思いました。「足の裏って、いつも地面を向いていて空気に晒される事なんてないな!」夏、海に行くと浜辺を歩く時足の裏を意識します。足の裏があったんだと砂が気付かせてくれます。毎日、歩く走るとお世話になっている足です。お座なりに手入れもしない足です。足の裏を見ることもありません。ソックスを脱ぎました。その足をベンチに再び上げました。足の裏を秋の日がぽかぽかと温めてくれ...足の裏の日光浴

  • たった2粒の落花生

    晴、14度、78%この春、庭に「落花生」を植えました。トマトときゅうりの連作障害を避けるためひと夏空けることにしたからです。「落花生」栽培は初の試みです。種を買いました。袋を開けると殻無しの落花生が入っています。30粒蒔きました。順調に全部が発芽して、かわいい葉っぱをぐんぐん伸ばしました。思ったほどの背丈ではありませんが、この夏の暑さも乗り切りました。夏場、葉陰に小さなオレンジ色の花をつけます。気付かなければ見過ごしてしまいそうな小さな花です。いよいよ秋、地中からズルズルと「落花生」が出てくる様子を思い浮かべていました。収穫の目安は葉が茶枯れし始めた頃だと言うのですが、いつまで経っても緑の葉っぱは元気でした。二週間ほど前、雨の翌朝、根っこが浮いている一本をそっと引き抜きました。一粒、落花生がついていました...たった2粒の落花生

  • 雑貨屋が好き

    晴、15度、76%「雑貨屋」がこの歳、66歳の今も好きです。中学の頃からですから長いこと好きです。中学までは「雑貨屋」などは存在していませんでした。小学の頃は「文房具屋」が好きでした。中学の時、東京数寄屋橋に「ソニープラザ」ができました。15歳の時「ソニープラザ」に連れて行ってもらった時の嬉しかったこと!日本のものではなく輸入物を集めたお店でした。あの頃の「ソニープラザ」ほどの魅力はありませんが、どんな小さな「雑貨屋」でも見ると必ず入ります。身につける小さなもの、台所道具、ファンシーな小物たち。キャラクターグッズは「スヌーピー」をソニープラザで初めて見ました。レターセットや定期入れ、アメリカ製でした。お小遣いで買いました。いい加減興味がなくなるかと思いましたが、通い詰める店は流石にありません。それでもショ...雑貨屋が好き

  • こんにちは、ココです。

    晴、13度、66%しばらくココのこと書くのを忘れていました。と言うか、インスタグラムにはほぼ毎日写真を載せるのですが、その写真ですら変化がないような日を送っています。毎日規則正しく、朝から寝ます。7歳と3ヶ月、元気ですが、朝から寝ています。極端に気管支が短いために夏場は「町内一周」の散歩です。暑いと庭にも出ません。クーラーの効いた部屋で寝ていました。涼しくなったので、散歩の距離が延びました。川淵の道、山の見える道坂道を上がってよく吠える犬がいる道、夕陽を見ながらの道、朝焼けが綺麗な道、喉の音を気遣いながら歩きます。お散歩大好きです。真冬には長い距離を歩きます。庭に出るのはいいのですが、これだけ気温が下がっても蚊がブンブン。庭でゆっくりしたいのですが、一回りすると一緒に部屋に入ります。表と北の庭はフェンスが...こんにちは、ココです。

  • 金木犀を義母に

    晴、17度、57%昨日は未明から雨が降り出しました。風も出て、予報より雨量が多いと感じます。気温は目覚めた時より下がり始めました。雨は止む様子を見せません。「金木犀がこの雨で散り始めるなぁ。」と心を過りました。「あっ、散る前にお母さんに見せなくては。」車椅子生活ですが、施設外に散歩に連れて行ってくれている様子もありません。外に出ればインフルエンザ、コロナ菌を拾ってくるおそれがあります。この季節の空気の匂いを義母に少しでもと思い、金木犀を手折りました。面会は前日予約が必要ですが、家を出る前に施設に電話を入れました。金曜日だから義母は入浴日です。昼食の始まる前の短い時間に行くことにしました。昨日の義母は頭の中の繋がりが緩慢になっていました。「金木犀」を手渡してもポワッとしています。「いい匂いでしょう?」返事が...金木犀を義母に

  • わさび

    曇、21度、85%数年前、園芸店で「わさび」の苗を見つけました。綺麗な水辺で育つとばかり思っていた私は庭の土で育つ「わさび」があることを初めて知りました。勿論すぐに買って植えました。でも夏前には溶けてしまいます。翌年も同じ事を繰り返しました。それ以降「わさび」の苗は見なくなりました。数日前、「グレープフルーツジャム」の香り付に「生わさび」を買いました。イボイボのついた5センチほどの根っこです。「生ワサビ」は高級品ですが小さいものなら400円ほどで買えます。この根っこを匂ってもあのツンとくる「わさび」の香りはありません。イボイボを包丁で落としても香りません。おろしで下ろして初めて、ウッと香り始めます。今回は「鯨の皮」を貼ったわさびおろしを使いました。丸く丸くすりおろすと色と香りが立ち上がるそうです。小振りな...わさび

  • 韓国のお膳 ソバン

    晴、16度、75%韓国は日本に一番近い国、生活習慣も床に座る、床に寝るとよく似ています。韓国の向こう中国は椅子の生活、寝台で寝ます。日本も昔は箱膳で一人一人がご飯を取りました。韓国では一人用のお膳があります。「李朝膳」「ソバン」と呼ばれるものです。形は様々あります。日本の座卓よりやや低めです。お膳の形が円、長方形、12角、脚は猫脚と呼ばれる装飾的なものが多いように思えます。我が家には古い「ソバン」が二つあります。お膳として使うのではなく、ちょっとした物置に使っています。お仏壇を始末した後、父母の写真は書棚に飾ってあります。その写真に向かって供花を置くのは「ソバン」の上です。客間の雰囲気を壊さず、供花とは誰もが思わないでしょう。一人がけの椅子の両脇に一つづつ置いています。寒いなと思うようになって、自室で本を...韓国のお膳ソバン

  • グレープフルーツのジャム ワサビ風味

    晴、16度、81%10年近く前のことです。香港にもマカロンのお店ができました。「ピエールエルメ」の店もその一つでした。遊びに来た友人のマカロンの手土産、一緒にマカロンでお茶にしました。中に緑のポツポツのマカロンがありました。「それなんのマカロンかわかる?」と友人は笑います。一口食べてもわかりません。一つ食べても分からず仕舞い。「わさびとグレープフルーツよ。」驚きました。優しい味です。中身を聞いても合点がいかない。でもわさびでした。たまにしか店頭に出ない「デリシュー」というマカロンだと後で知りました。ルビーのグレープフルーツをいただきました。色も味も優しいグレープフルーツです。10年前のマカロンを思い出しました。グレープフルーツのジャムにわさびを入れてみよう!レシピなんてありません。わさびは加熱したらどうな...グレープフルーツのジャムワサビ風味

  • 小さなティーポット

    晴、18度、75%母が元気にこの家に住んでいた頃ですから20年ほど前です。当時母は70歳代、あの頃私が日本に帰国するのは一年に1、2度でした。東京にいる息子と母の顔を見に帰国でした。この家に入ってまず驚いたことがありました。食器棚にマグノリアの花が描かれたマグカップが2個並んでいました。母は日本の陶器ばかりを食器にしていました。艶やかな磁器の食器はこの家にはありませんでした。マグカップなども母は使いませんでした。しかも金線が入っています。「どうしたの?もらったの?」と尋ねると「明るい食器が欲しくなって、買ったのよ。」と朝になるとそのマグカップで温めた豆乳を飲んでいました。日本家屋のこの暗い家にそのマグカップはポット灯が灯ったように見えました。1年ほど前、小さな絵付けのティーポットが目に留まりました。最近は...小さなティーポット

  • 栗蒸し羊羹

    曇、18度、69%2年前、美味しい「栗蒸し羊羹」をいただきました。竹皮に包まれたその「栗蒸し羊羹」は柔らかさも香りも私の好みのものでした。「来年は自分で作ろう!」と思って、昨年は作らず仕舞いでした。今年も栗の季節です。栗をいただくと栗ご飯やそのままおやつにしてすぐに無くなります。思い出しました、昨年、「栗のラム酒漬け」を作っておいたのです。ペーストにしてモンブランを作ろうと思ったのでしょう。その瓶を見ながら、この栗で「栗蒸し羊羹」を作ろと思い立ちました。ラム酒が「羊羹」といい相性なのは「ラムレーズン入り羊羹」で承知です。冷蔵庫には粒餡しかありません。粒餡を濾して晒し餡を作っても手間はかからないのですが。おやつに間に合うように粒餡を使うことにしました。竹の皮にくるりと巻いて、蒸すこと30分。出来上がり!お供...栗蒸し羊羹

  • 金木犀のかすかな香り

    晴、19度、62%街角を回った途端、鼻に届くかすかな甘い香り、「金木犀」が咲き始めました。今年は例年より遅いそうです。私の住む街は庭に「金木犀」がある家が多く、縁側に腰掛けているだけでも満開時にはその香りに満たされます。まだ蕾です。色もオレンジ色より薄い黄色です。小さな「金木犀」の花は色付かないと気付きません。満開になり町中が「金木犀」の香りいっぱいになるのも好きですが、この咲き始めのかすかな香りの時が胸が一番踊ります。鼻先を掠める香り、必ず立ち止まって「どの木かな?」と見回します。過ごしやすい季節になりました。空は秋の色、そして「金木犀」の香り。この二つが揃うと、何故かどこまでも歩きたくなります。夏の間、朝晩のココの散歩以外は外出は車でした。外に出るのですら億劫でした。庭の水遣りは朝7時前に終わらせます...金木犀のかすかな香り

  • 義母、96歳誕生日

    曇、19度、70%昨日、義母が96歳を迎えました。施設の職員の方たちからも朝から「おめでとう、あと4年頑張ろうね。」と幾度も声をかけてもらったようです。最近会う度に口数や表情の多さに変化が見られます。昨日は笑顔は少ないもののしっかりした話ぶり、LINEの主人に向かっても自分から話しかけました。今週初め車椅子から落ちて額に傷を負いました。出血は大したことなく、傷跡もほとんど残っていません。動けないのに、本人は動こうとするからだと思います。意識と実際の体の動きは伴わなくなっています。嚥下障害が強くなって来たので食べ物の持ち込みは止められました。今回は鉢植えのシクラメンだけがお祝いです。「綺麗だね。」と幾度も言います。私が帰国してパンデミックの期間を除き、義母の誕生日はいつも一緒でした。「すき焼きを食べに行った...義母、96歳誕生日

  • 斑入り葉の「ホトトギス」

    晴、17度、69%葉に斑が入った「ホトトギス」の小さな苗をいただいたのはひと月ほど前のことでした。斑入り葉は珍しい物です。庭には大きなマキの木の下に「ホトトギス」を植えています。大きく成長してくれたのですが、大きくなり過ぎて風で倒れることもしばしばです。小さな15センチにも満たない斑入り葉の「ホトトギス」をその横に植えました。二週間目に脇芽が出ました。根付いてくれた証拠です。「ホトトギス」は今がちょうど花時です。元からある大きな「ホトトギス」は3種類あります。ひと月にわたって花を咲かせます。地植えの「ホトトギス」は根付けばほとんど水やりが不要になります。斑入り葉の「ホトトギス」は幼いので毎朝水をあげます。2日前、小さな苗に花が咲きました。毎日見ていたのに蕾に気付きませんでした。この小さな苗の花を見れるのは...斑入り葉の「ホトトギス」

  • シャリアピンステーキ

    晴、17度、70%動物脂肪がお腹にいたずらをするようになって数年経ちました。医師の話では年齢による消化吸収の衰えだということです。脂肪は避けるように言われました。特に夕飯がいけません。夜中にお腹が痛くなります。そこで脂肪分を摂るのはお昼が多くなりました。昨日のお昼は「シャリアピンステーキ」でした。玉ねぎのすりおろしに肉を漬けて焼く、日本独自のステーキだそうです。玉ねぎは肉質を柔らかくする効果があります。2時間ほど玉ねぎのすりおろしに漬けます。200グラムほどの肉です。火の入れ方に気を使います。ソースは玉ねぎのみじん切りをバターで炒めて作ります。焼いた肉の上に玉ねぎソースをたっぷり。付け合わせはりんごを「オレガノ」で炒めました。お肉と果物の甘味は相性がいいと思います。緑は庭の「オレガノ」です。少し火が入り過...シャリアピンステーキ

  • 「The Well Gardened Mind」庭仕事の真髄 スー・スチュワート・スミス

    曇、18度、68%イギリス人の女性精神科医スー・スチュワート・スミスの書いた「庭仕事の真髄」,原題は「TheWellGardenedMind」を読みました。作者のバックグラウンドも知らず、庭仕事の楽しさを書いた本だと読み始めたら大間違いでした。精神科医から見た庭仕事を歴史、精神科の治療、刑務所での受刑者の心の改善と多岐にわたる考察が書かれています。スーのご主人は世界的にも有名な園芸家だということです。遊牧民族が定住するに至った過程は高校の歴史でも興味あるものでした。定住して土地を耕す方が狩猟を続けるより間違いなく食べ物が手に入るという理由です。それが人間が土地を耕すようになる起源です。精神科医ですから「夢判断」で有名なフロイトのことにも言及されています。フロイトは生涯、庭を愛し手をかけていたそうです。オー...「TheWellGardenedMind」庭仕事の真髄スー・スチュワート・スミス

  • 風船カズラ

    曇、21度、74%7年前帰国した時に友人がたくさんお種類の種を送ってくれました。その中の一つが「風船カズラ」です。夏には細いツルを伸ばして小さな白い花をつけます。そして気付かぬ内に緑の風船をつけてくれます。この風船が茶色に枯れる頃には、中に白黒の種が入っています。翌年もその翌年も種蒔きせずとも零れ種からたくさん芽生えてくれました。いつも茶色に枯れるまでそのままにします。11月の初め頃まで茶色の風船がフェンスに絡まっていました。今年は我が家の庭の勢力範囲が変わって来ました。昔からあった「西洋ツタ」が盛り返して裏庭のフェンスを埋め尽くしました。芽生えた「風船カズラ」はいつの間にやら消えてしまいます。ひと月前、北側の庭の地面の真ん中に小さな芽生えを見つけました。毎年見て来たので間違いありません、「風船カズラ」で...風船カズラ

  • 焼売

    曇り、17度、89%急に気温が下がりました。ホカホカと湯気が立つののが食べたくなります。そんなわけで、「焼売」。以前は「貝柱」を豚肉に混ぜて作っていた「焼売」です。最近は「貝柱」を「海老」に替えて作っています。メインは豚肉ですが旨味や甘みを足すためにほんの少し加えます。微塵にしないで口に当たるくらい小さくして入れると、食感も楽しい「焼売」ができました。蒸籠の蓋を取ると、湯気が立ち上がってカメラのレンズも曇ります。この湯気と香りもご馳走です。「焼売」の上に「グリーンピース」がよく乗っています。彩、もっさりした「グリーンピース」が焼売には一番です。今回は「銀杏」を載せました。大き過ぎるなぁ。「枝豆」も美味しい。香港ではたくさんの種類の「焼売」があります。よく食べました。たくさん食べました。それでも飽きません。...焼売

  • アプリコットのジャムケーキ

    雨、20度、70%まだ小学生だった頃、昭和30年代、輸入の食品を扱う店に行くのが好きでした。イギリスなどから入ってくるジャムなどの下に山積みにされた「ブルガリア」からのいちごジャムがありました。とっても安いので買ってもらいました。厚い瓶の蓋を10円玉で持ち上げると、中にはイチゴが丸ごと入ったジャムでした。その頃日本では見られない丸ごとイチゴ入りジャムでした。丸のままのイチゴがいっぱいであっという間に食べ上げました。幾度もせがんで買ってもらいました。先日「ブルガリア」からのアプリコットジャムが売っているのを見つけました。子供頃の記憶で大きな瓶を求めました。アプリコットの実は入っているのですが、ジャム全体がゼリーのようで持て余していました。そこでジャムをたくさん入れて「アプリコットジャムケーキ」を作りました。...アプリコットのジャムケーキ

  • 月桂樹パウダーを作る

    曇り、20度、68%庭の月桂樹もぐんぐん伸びます。春に一番上の新枝を切らなかったばかりにこの夏で古木の「もちの木」に追いつくくらいの高さになりました。植えて6年目、真っ直ぐに真っ直ぐに伸びるその姿は美しいのですが、一番上の飛び出た枝を払ったのはひと月前のことです。綺麗な姿をそのまま床の間に生けました。元気がなくなった頃を見計らってハーブ用に乾燥させました。台所のカゴに放置するだけで完成です。これからの季節、煮込み物に大活躍します。たくさんできるので友人知人にもお裾分けします。生のままの月桂樹も使いますが、乾燥ものとは香りが違います。形の不揃いな葉っぱを今回は粉末、パウダー状のスパイスにしようと思いつきました。ケーキやクッキーの香り漬けです。初めブレンダーで粉砕しましたが、パウダー状には程遠い。そこで先日の...月桂樹パウダーを作る

  • クリスマスローズの株分

    晴れ、18度、63%昼間も30度を切る温度になりました。秋の庭仕事の開始です。秋植えの苗はまだ園芸店に並びません。夏の高温が影響しているとのことです。秋の種蒔きもあとひと息気温が下がるのを待ちます。手始めは花壇の補修をしました。木枠で花壇を作っているところは周年で新しい木枠に替えます。お次は夏から気になっていた「クリスマスローズの株分」です。4年近く植え放です。昨年末から春までたくさんの花を咲かせました。でも葉っぱが茫茫としています。夏の温度では株が傷みます。見て見ぬ振りをしてこの季節を待ちました。小ぶりのスコップを根元に差し込みましたが、ビクともしません。シャベルを出してきて四方から緩やかに根を上げました。想像していたほど根は深くありませんでした。根元にはすでに新しい芽が生まれています。目の出方で3分割...クリスマスローズの株分

  • 関守石

    曇り、20度、67%「関守石」を作りました。「関守石」は「関」を守る石のことです。「関」は境と解釈できます。お神社などで「結界石」と呼ばれているものと同じです。お神社は神聖なところと不浄な世界を分けるために「結界石」を置くのだそうです。我が家はそんな意味はありません。庭には大小石があるので手頃な石で作りました。作り方はあるそうですが適当に細縄で縛りました。我が家は前の道に面したところは塀もフェンスもありません。玄関横から北庭には難なく入れます。不用心です。そこで北側の庭に通じる場所に「関守石」を置きました。「関守石」の向かいの大きな石の両側から北庭に入ります。石を紐で縛りながら、「石さん守ってくださいね。」と念じました。苔むした日本庭園の飛び石の上に置かれた「関守石」を写真で見たことがありました。和やかな...関守石

  • オリーブの収穫

    晴れ、21度、81%毎日見ていたオリーブの木ですが、朝の気温が急に下がって紫色が増えました。急いで収穫。我が家のオリーブの木は切っても切っても高くなりました。梯子をかけずに取れるところまで取りました。手のひらいっぱい。上を見上げるとまだたくさん実がついています。庭側の実は取れますが、フェンスの外に出たものは梯子をかけても取れません。2メートルを超す石垣の上にあるフェンスです。無理は禁物、今年は手のひらだけで諦めます。小豆島のオリーブ農家の方が「自分の背丈に合った大きさに育ててください。」と言っていた言葉を思い出します。2本あるオリーブの木ですが、実をつけるのはフェンス側の木の方が多いのも困ったことです。極寒の2月に剪定します。その時は下枝を払わずに工夫しなくてはと今から頭を痛めます。オリーブの実はすぐには...オリーブの収穫

  • 黄色い彼岸花

    晴れ、20度、67%赤い彼岸花はちょうどお彼岸の頃咲きます。それから遅れて白い彼岸花が咲き、最後に咲くのが黄色い彼岸花です。彼岸花というと赤い花とばかり思っていたら、7年前日本に帰国した春、白い彼岸花を見てびっくりしました。園芸店では「リコリス」と呼ばれて球根が売られています。花の世界も世界中の品種が掛け合わされたり、遺伝子の操作で大きさや色を作り出しているそうです。3年前、黄色い彼岸花の球根をいただきました。黄色い彼岸花を見たのはこの球根が庭で咲いたのが初めてでした。球根がまだ若かったからでしょうか、薄い黄色の花を咲かせました。心持ち赤の彼岸花より大きく思いました。昨夏、シルバーの方に庭木を切ってもらいました。4人みえたうちの一人のおじさんが芽が出始めたばかりの黄色い彼岸花の前で地面をゴソゴソ扱っていま...黄色い彼岸花

  • The大濠公園

    晴れ、20度、66%まだ明けきらぬ早朝、「大濠公園」を目指して走ります。帰国して以来の変わらぬコースです。住宅街を抜けて平坦な道ばかりのコースです。周囲2キロの「大濠公園」を一周して帰路につきます。歩く人、走る人、犬の散歩をする人が一日中絶えない「大濠公園」です。公園の景色は昼間でも空間が広く美しいものです。暗いうちは近隣の街灯やビルの灯りが水面に映ります。これまた美しい。見出し写真は2日前の9月30日の朝のものです。空には中秋の満月があります。月明かりが水面を照らし、中之島を隔てて見えるビルの明かりが鏡のように写り込んでいます。この景色を見る度に心の中で「The大濠公園」と呟きます。帰国前、香港で20年走った道も高層ビル街の間から「ビクトリア湾」を望み、小高い小さな森のような道を走り抜けていました。「ボ...The大濠公園

  • 秋の気配が深まると「3匹のきつね」の布が恋しくなります。

    晴れ、23度、77%今日から10月、朝は秋の匂いが漂っています。この匂いを嗅ぐと、コックリとした色合いの「3匹のきつね」の布を出して来ます。色合いが秋らしいのも理由の一つですが心に馴染みます。日差しはめっきり弱くなりました。カッとした日の光ではなく少し霞んだような明るさです。つい先日までとは違い身体の動きも軽くなりました。でもどこかに夏の疲れが残っているようです。徐々に徐々に秋からもらう力が出て来ます。床間の掛け軸は「紀貫之の色紙」に替えました。小振りなお軸の中に薄青い雲母が光る色紙です。「寸松庵色紙」と呼ばれるものです。高校の書道の時、「紀貫之」と習ったのですが最近の研究では疑わしいと言われているそうです。誰が書こうともその筆の柔らかさが美しく流れています。かな字の美しさです。今月のモモカレンダーはモモ...秋の気配が深まると「3匹のきつね」の布が恋しくなります。

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