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生かされるまま生きる http://blog.livedoor.jp/ipsilon/

ひきもり生活の改善と社会復帰を目指して、自分探しをしています。

かつて鬱病で引き篭もっていたオヤジの独白ノートです。時系列にそった自分史を書きあげ。今は適当に日々を生きている、オヤジの心の日記です。

イプシロン
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2010/05/19

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  • H・D・ソロー『森の生活』を読了

    ソローは森の生活を通して「Nature」から何を得たのだろうか。その一点を読み取れるか否かで本著に対するイメージは二分することだろう。「Nature」の意味はふつう自然とされるが、英語ではもっと広い意味がある、自然力、本質、そして、人知が及ばない力(働き)といった

  • H・D・ソロー『森の生活』「より高き法則(Higher Laws)」より

    すべての人間は純粋に自分自身のやり方に従って自分が崇拝する神のための神殿、それは自分の肉体と称せられているが、その神殿の建造者なのである。そういうことをせずに大理石を槌で打つだけで事を逃れることは出来ないのである。われわれすべての者は彫刻家であり、画家

  • H・D・ソロー『森の生活』「村(The Village)」より

    どんな人間も眠りや放心状態のいずれから目醒めるにしろ、そのたびに羅針盤の示す方角をじっくりと、あらためて、確かめねばならぬ。迷ってみてはじめて、言葉を換えれば、世界を見失ってみてはじめて、われわれは自分というものを見つけ始める。一体自分たちがどこにいる

  • ダンマパダ第17章「怒り」第7節

    アトゥラよ。これは昔にも言うことであり、いまに始まることでもない。沈黙している者も非難され、多く語る者も非難され、すこしく語る者も非難される。世に非難されない者はない。 比較的、良く知られている一節であろう。 しかし、この節には背景があるので、ブッダ

  • 輪廻

    サーンキャ哲学の概略は掴めたのだが、インド哲学を学ぶにあって避けられない問いに直面している。輪廻、である。サーンキャ哲学にある輪廻はおおよそ仏教にある輪廻観と相似しているのだが、自性が保存される魂の存在の点で、意見がわかれているのだ。当然、仏教は魂の存

  • 瑜伽の起源

    文献学で、ヨーガとはかくかくしかじかのものと、しっかり定義されているのは『カタ・ウパニシャッド』であるそうだ。ということで、該当部分を再読してみた。最も明瞭なのは第二編にある以下の部分。「五つの知覚器官が意とともにその活動を停止し、覚知もまた動かざる時

  • 竹田青嗣×苫野一徳、師弟対談

    とにかく素晴らしい動画。 なのだが、内容に納得できると、現在の世界が向かっている、相対主義と反哲学という方向性に絶望感が強まる面がある。 ルソー、カント、フッサール。なぜこの流れが哲学の正当な流れだと理解されないのか。 現代における哲学の入門書は

  • 超越論的現象学

    西さんも、説明に苦労してるなァ……。それはそうだろうなァ……。 まず、すべては主観(意識)であるということを説明して納得してもらうだけで、大変な時間と粘り強い対話が必要なのだから(動画でも、そこまで説明するのに、1時間以上を要している)。 で、

  • 憐れみはという共通感情――普遍性――は、どこから生まれてくるのか?

    人類に普遍性はあるのか? という問いを最近、随分まじめに考えている。 そして、山口一郎『現象学ことはじめ』から大きなヒントを得た。 まずは、その部分を引用したい。 フッサールは、乳幼児が喃語を発すると、母親がそれをまねるということを指摘して、それを

  • 2022年8月 読書メーターまとめ

    8月は、随分と真面目に戦争関係の本を読み、いろいろと考えたひと月だった。 白眉は『沖縄戦―民衆の眼でとらえる「戦争」』であった。 反戦運動と呼ばれるものが、皮相的なものにならず、人間とはなにか? という根源性に視点が向くことが大事であると再確認もでき

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