小規模塾文系講師の「らん」が講師の目でみた中学受験と受験に本当に必要なものについて語ります。
受験合格に必要なのは勉強法?テクニック?合格不合格の差はどこに?中学受験を通して本当の親子関係を見つめ直したり、親子共に成長したり…本当の意味での勝ち組とは?育児は育自です!今まで送り出した数多くの事例から受験の現実を知ってください。
「たけしのニッポン教育白書」見てから数日…昨日もちょこっと仕事関係からお話がありました。一般的な教育の動向についてですね。結局ゆとり教育は失敗、詰め込み教育に戻っていくようです。そんなん最初からわかってたんでやっぱりね、とか、もっと早くすりゃよかったのにとしか思いませんが。で、あれこれ理想を掲げているのですよ。「~の力を育てる」だとか。ごもっとも。いいことです。ぜひそうしたいです。…が。学校にどれだけの力があるのか?教える側にどれだけの力があるのか?数学や理科の復権とばかりに授業数が増えてるけど今更理科実験やらなにやら増やしてもゆとり時代にろくに実験もしなかった教師たちだって大量にいるわけです。そういう教師達は理科実験の意義をきっちりと教えることができるのでしょうか?あちこちにアンテナを張り巡らせて授業のために...どうなる、どうするニッポンの教育!
最近よく目に付くのは、遅い時間に外出している子どもたち。昨日、とあるイベントに行ってきたのですが、そこに出場している子どもたちもたくさんいました。終了が八時すぎ。会場そばで食事をしていたら、出場者と思われる親子もたくさんいました。がんばったあとのご褒美の食事、うれしかったんでしょうね、ほほえましく思いましたそういえば、夜飲みに行っても親子連れは結構います。最近はみんなライフスタイルが変わってきているので、夜遅くに子どもが出歩くことについてどうこうとは思いません。それぞれがきちんとペースを守っているなら何も問題はないと思っています。ただ、一つ気をつけていただきたいのは、子どもはやっぱり子どもなんです。体力は大人のそれには遠く及びません。さらに、子どもは自分の体力がどのくらい落ちているのかなどということは全くわかり...無理は禁物
ある日、担当の男の子が机にあごを乗せてぼーっとしていました。「どうしたの?」と聞くと「別に」。授業がはじまってもぼーっとしているので「疲れたの?」と聞くと「なんかね、やんなっちゃった。」と。詳しく聞くと、宿題でこちらが○をつけて返したものやテストの結果で、おかあさんが怒るのだそう。親としては当然だなと思いつつ、さらに話を聞くと怒りがののしりにかわり、「ば○」だの「あ○」だのはまだしも、どんどんエスカレートして、ここには書けないような暴言までこの子、やっと宿題をこなしてこれるようになったばかり。別にやってもやってもできないわけでなく、徐々に理解していることは見えてきているけれどまだ形に表れない…そんなかんじでした。その子、日に日に元気がなくなるので、意を決しておかあさんに、「お子さんといっしょにやってみてください...子どもの元気がなくなるわけ
連休ど真ん中、皆様のんびりしていらっしゃるのでしょうかこの時期、結構「今までの復習をまとめて」なんてがんばっていらっしゃる方々も多いのでは長い休みは集中的に苦手をなくせるのでがんばってほしいです。塾がお休みの場合は、宿題もいっぱいありませんかこなすの、大変ですよね。あちこち予定もあるし…で、イベントをこなしつつ、宿題をやる難しさを感じるわけですね。ついでに今までの復習もとなると子どもの頭はすべてがなかったことに…とお花が咲いて鳥が飛んでしまうし()大人の頭はすべてやらせるにはどうするかと鬼が金棒もって走り回るわけです「宿題終わったの!?」と語気も強く。なかなかやらない子どもにイラつき親が一緒にやってあげることも大切というこれまたステレオタイプの考え方でせっせと一緒にがんばるわけです。確かについてあげること、導い...頭が良くなるのは誰?
昨日、鬼子母神に行ってきました。とくに行こうと思っていたわけではないんですが友人が副都心線ができたころにPRで配られたチラシやらパンフを見ていて、一度いってみたかったということでお付き合いです。駅から閑静な住宅街を抜けたところに鬼子母神を祀った寺があります。途中に樹齢千年を越えるであろう大木がありました。そのまわりにも背の高い大きなケヤキがいっぱい。「こんなにも育つんだ」との思いがありました。鬼子母神でおまいりして、ふと横にあった台を見ると仏教コミックスとやらが無料配布されていました。手にとってみたら、受験受験で鬼のようになっていた母子のお話がのっていました。実はまだ読んではいないんですが、ぱらぱらと見ていたら、鬼子母神が子育ての神となるまでの由来と主人公である母子のお話のようです。人肉、特に人の子を食べてしま...閑話休題…鬼子母神
がんばってがんばって過密スケジュールをこなしクラブチームの練習でへとへとになって重いカバンを背負って来た男の子。次第に問題を解いているうちに無意識にうとうとするようになりました。中学生高校生ならよくあるこの風景…でも、その横顔がとても疲れていて。見ていて心が痛くなりましたで、10分ほどそのまま寝かせてしまいました(保護者様、ごめんなさい。でも、そのあとの休み時間で延長して、無事時間のノルマはクリアしてますのでご安心を)。達者に口答えする年頃になると大人はついつい子どもが自分とある程度対等だという錯覚を起こします。精神的にも体力的にも。「子どもだから」といいつつも大人である自分と同じようなことを無意識に要求してしまうのです。でも、やっぱり子どもは子ども。物理的に無理な部分てあるんです。子どもは自分の限界などわから...習い事のやめどきその2
六年生になると特にそうだけれど、この時期あたりから「習い事をどうするか」という悩みをよく聞きます。高校受験なら中3の春の大会で終わり、大学受験なら高2の春の大会で終わり(進学校の場合)。どこの学校でもそんなかんじの認識です。ごくまれに全国大会に出てセンター試験の数日前まで現役してたのに、推薦でもなく一般で早慶上智に合格、なんて強者ももちろんいないではないですがそして我が子が本当に自他共に認めるほどの強者ならば問題はないんですが。どうも認識を誤る親御さんも多く。まあ、我が子にかける期待は誰もがありますからね。(あくまで個人的意見です。そういう傾向を感じるというだけのことですよ)中学受験の場合、高校受験や大学受験のようにある程度成長の度合いが似通っている子どもが揃う、というわけではありません。12歳になるかならない...習い事の辞めどきその1
少し前に、とある掲示板で見かけたひと言。「塾の先生はどんな問題でも解答なく解けてあたりまえだ、お金を払っているのだから、パーフェクトでなくては困る」ざっとまとめてこんなかんじだった気がします。そういうのよく聞くし、よく見かけます。でもね、先生だって神様じゃないんだから東大でトップの人だって、すべての科目で満点取り続けるなんてことはないわけで。まあ、そこまでいうのも暴力的なんですが。「お金払ってんだからパーフェクトに」ってのは正直無理です別に言い逃れしているわけではありません。でも、解答が大切なことも確かなんですから。いえいえ、答えがないと解けないというわけではもちろんありません。だけど、国語に限って言えば、先生だって解答は必要です。過去問を例に挙げれば、とくに記述に関してですが学校ごとに要求する要素の内容に若干...先生だって人間です!
テストの結果を受付でもらってきた子どもに「授業のときみせてね」というと微妙な顔をします実際に授業のときにみせてもらおうとすると「今回はできがよくなかったんだよね」「なんか調子悪かった」「偏差値最悪でしょ?」「先生怒る?」どれだけ言い訳やら前置きを並べることやら。「なんで怒る必要があるの?」ときくと「だって、家で点数悪いと怒られるもん」と。「テストはね、マルがついてて偏差値が高ければいいとかそういうもんじゃないの」と言うとたいていきょとんとしながらも顔が上を向きます。この子、実際には恐ろしく点数が悪いわけでもないのです。自分としてはまあまあだと思っているようだけれどとりあえず親の顔色を見てしょぼくれたふうに見せなければいけないからかとにかく大人の機嫌を伺うように話します。「100点のうち10点だったら、あと90点...結果を怖がる子どもたち
オープンキャンパス、塾主催の学校説明会体育祭や都内近辺数カ所で行われる合同説明会。もうあれやこれやありすぎて、何をしたものやら…と嘆く親御さんもこの時期増えてきますまあ、オープンキャンパスや体育祭などの行事はその学校の雰囲気を肌で感じるくらいでよろしいかと。で、ここでは主に、たくさんの学校が一覧できる合同説明会で情報を得るコツを。まず、第一志望や行きたい学校、行ってもいいと思える学校。これは必ずみなさん回りますよね。でも、合同説明会では、本当は他を狙ってみるといいんです。だって、第一志望や行ってみたい学校というのは何かしらの形で何度かその学校に足を運ぶので、何も合同説明会でまで…というのもね。(とりあえず個別にお話が聞けるので、時間さえあれば行っておくことはもちろんおすすめしますが。)で、どこへ行くかというと…...合同説明会の活用法
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