rsn. に「独占」インタビューが載ってましたが、独占という割にはちょっと簡単 笑)ケムナの話。「ツール・ド・スイスの自己評価としては、いうまでもなくとても、とてもポジティブに感じています。自分が再び昔のレベルに戻っていることを示せたと思います。チームのサポートもあったし、最初から自由に走れたし、おかげで初日に逃げに乗れたわけで、私としてはとても嬉しく思っています。チームのサポートのおかげで自信を取り...
欧州自転車レースを中心に読書日記や映画、思い出話や料理、燻製や手造りビールなどを、のんびり書きます。
すでに人生50年を過ぎ、欧州自転車レースもやや古い話に偏りがちです。しかし昔を知っていれば今が楽しくなることは間違いありませんよ。最近のイチオシは87年のスーパークリテリウムの記事。
拙ブログでも何度も書いてきたけど、僕は差別心って誰でも持っているだろうと思う。偉そうに高みから言ってるつもりはない。僕にだって、生涯忘れられない嫌な思い出は一つや二つじゃない。その典型的なやつはすでにこのブログ最初の頃に書いたことがある。うちなる差別意識を悪め!こういう自分の中にある差別意識みたいなものって、「スターウォーズ」じゃないけど、自ら意識的に解放しちゃうとダークサイドに容易に落ちてってし...
ジロが終わった後のオンライン記者会見で、ボーラのチーム監督ラルフ・デンクが今シーズンでブーフマンがチームを去ると明言しました。まあ、そうなるのは間違いなしと言われていたから、驚きではありませんが、ここで発表してしまって、この後のシーズンはどうするんでしょうね? デンクはツールのメンバーに入れる可能性も匂わせたようですが、ログリッチの山岳アシストとしてはヒンドレイとヴラソフが決定していて、もう一人加...
ゲシュケは総合14位。最後のグランツールがキャリア最高順位でした。本当に今年でやめちゃうのかなぁ。。。*Cyclingmagazine : お別れの日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: グランツールの最終日はいつだってちょっとエモーショナルだ。でも、ローマは僕の最後の白のステージとしてはとても素敵な舞台だった。昨晩は2月初め以来のビール、とても美味しかった。C: 今日の最終周回は君にとって最後の周回だと、ずっとエ...
むかし、日韓ワールドカップで負けたのに最優秀選手になったドイツのゴールキーパー、オリバー・カーンが、日本のテレビ番組で子供と一緒に出演した時の感想を、日本の子どもたちはおとなしく礼儀正しく言われたことを忠実に守ると、まあ、褒め言葉なのか呆れているのか、いずれにしてもびっくりしていました。確かにドイツの生徒たちは、教室でも自由 笑)です。教師の言うことに反抗するし態度も自由。過去に「白いリボン」みた...
スプリンターがグランツールでまとめ勝ちする例は、ブエルタのフレディ・マルテンスの13勝(総合も優勝)を筆頭に、ツールではメルクス(総合も)やマルテンスの8勝とか、ジロでもペタッキが9勝した時がありました。他にもグランツールで、スプリンターがステージ勝利を大量生産しながら、総合では3桁の順位というのも枚挙のいとまなし。でも今回のように総合優勝した選手がステージ6勝ってのは1994年のブエルタのトニ・ロミンガー...
シュタインハウザー、また3位に入りましたねぇ。しかし、ヴェンドラマが残り30キロの下りで逃げ出したと思ったら、一瞬捕まるかと思ったのに、その後あっという間に差が開いていきました。後ろがお見合いしていたわけでもなさそうだったのにね。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: 僕らはだれも逃げに乗せられなかった。こんな日はほんとうに馬鹿馬鹿しい気分だよ。だけど、僕自身としては悪い日...
*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: 山岳ステージの間の嬉しい一息。まあそうは言ってもスタートと最後はもちろんストレスかかったし、今回は僕は半分総合争いの選手になっちゃったから、いつもよりもいくらか注意深く見まわさなくちゃならなくなってるよ 笑)C: 総合狙いの役割に、今はもう慣れたかな? その役割についていると、どんなことが素敵で、なにが楽しくない?ゲ: 今までのとこ...
先日「ウルリヒの甥っ子にして元テレコムのプロ選手トビアスの息子」、ゲオルク・シュタインハウザーのことに触れたら、あっという間に甥っ子と息子のレッテルを剥がして、「ジロのステージ優勝者」のレッテルに貼り替えてしまいました(rsn の記事の表現をパクりました 笑)。まあ、ウルリヒの甥っ子と言ってもちょっと複雑で、シュタインハウザーのお母さんがウルリヒの「元」の奥さんの妹だということなんですが。ウルリヒもい...
ゲシュケの 笑)青い山岳賞ジャージはスカローニに取られてしまいましたが、トップのポガチャルは224ポイント、スカローニが91、ゲシュケが78って、まるで勝負になりません。*Cyclingmagazine : 今日はどんな雪の日だった?ジーモン・ゲシュケ: まあまあ上手くいったよ。寒さは僕のクリプトナイトだからね、それを思えば悪くなかった。でも今朝のカオス、きっとしばらく引きずるだろうね。 RCS もそうだけど、UCI にもこれほ...
ポガチャルと2位の差はほぼ7分。一方2位から6位までは3分。しかも最終週に山頂ゴールのステージ二つ。最終日前日にはモンテ・グラッパを2回登るステージと、3分ぐらい1発でひっくり返りそうです。もうポガチャルは好き放題やってもらって(放っておいて 笑)、上位選手たちの表彰台狙いがレース展開の焦点になりますね。この点で、ボーラは完全にダニマルの表彰台狙いにシフトして、ステージ狙いはほぼ諦めたと明言しました。これ...
「ガガーリン 世界を変えた108分」という2013年のソ連映画があります。これを見ると、1961年当時の知識は無重力状態で本当に人間は生きられるのか、わからない、犬が帰ってきたのだから大丈夫だろう、程度のもの。なにしろアメリカより先に有人宇宙飛行を成功させなければならないという関係者の特攻精神だけ。ほとんど見切り発車だ。宇宙飛行士の候補生たちはみんな死ぬ覚悟でいます。訓練だって遠心分離機みたいなぐるぐる回る...
いやぁ、さすがに8時間は付き合ってられません 笑) しかしモルティローロでゲシュケが頑張ってたので、なんとか山岳賞2位をキープして、青いマイヨを守れる(??笑)と良いがと思ってましたが、しばらくよそ見をして戻ってみると、最後の10キロほどはゲシュケの名前はまるで出てこなかったので、これは遅れたな、2位キープはダメかな、と思ったら、結果を見るとキープしてました 笑) 明後日も青いマイヨで走れますね。で、...
15年近く前、トニー・マルティンが全盛期にドイツのTTのナショナル選手権でベルト・グラープシュに敗れたことがありました。その時のコースがアップダウンの少ないコーナーもあまりない単純なコースで、そういうコースだと体格と馬力の勝負になってしまうと。まあ、あのコースでも2位になっちゃうポガチャルに呆れるしかないです。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: 午前中はホテルでとってもリ...
うーん、男たるもの絶対読むべし。読んでこの理不尽さに怒るべし。特にロザリンド・フランクリンやリーゼ・マイトナーの話は眩暈がした。どちらも女であった彼女らの手柄を男が横取りして、自分たちだけ栄誉に預かる。特に前者は死人に口なしとばかりに、横取りした男は彼女を貶める本を書いてベストセラーになる。だけど、ネットで見ると、現在まだ存命中のこの男は最近差別的発言によって自らの名声を汚したようだけど。全部で28...
さすがに昨日のステージは残り5キロから見たので 笑)、途中で横風分断があったのは見てませんでした。ジョナタン・ミランが3勝目でしたが、TVでも言ってたように、リドル・トレックのバランスが取れてますね。2位にはスタニスワフ・アニョウコフスキが入ってますが、この選手スプリンターだった??*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: 今日は実際最後まで、それと短い横風区間まで、とてもリラ...
アラフィリップ、今回のジロでずいぶん積極的でしたが、とうとう勝ちましたね。残り10キロで40秒ぐらいでしたか。これはちょっと辛いなと思ったんだけど、逃げ切りました。一方、スタート前は今日はシャハマンが逃げると明言していたボーラの監督でしたが、これは空振り。まだ落車の影響があるんでしょうか?*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: 最初から最後まで本当にきついステージだったよ。プ...
今年の16ステージで予定されていたステルヴィオ峠は雪崩の危険性を理由に頂上まで登らず、途中でスイスに向かってウンブライル峠を越えていくコースになったようです。というわけで比べてみると、ちょっと小ぶりになったけどあまり大差ないような 笑) いずれにしてもレース序盤なのでこのあと下ってどうなるか?この峠は2013年にも雪で通行できなくなってカットされてきましたが、過去にはこんな写真も残ってます。1965年の第20...
rsn にゲシュケのスタート前の話が出てました。「(代わりに着る)山岳マイヨはとても気分がいいよ。ポガチャルからこれを奪い取れる現実的な見通しは、もちろんない。今日は、山岳ポイントがいくつかあるけど、むしろ足を休ませたいね。今週末と第三週にもっとたくさんポイントがあるからね。そこで頑張りたいよ。」さて、ゴール後はどう言ってるでしょう?*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: 「...
いやぁ、昨日は10時半ごろに寝落ち。今朝は7時半に仕事へ。先ほど帰ってきたところで、昨日の結果を今見たところです。変な名前、と思っていたパレ・パントルがプロ初勝利だそうで、あの顔であの細さはないだろ!と思いますが 笑)ゲシュケが6位!! 今回のジロは調子がいいですね。どこかでステージ取れないかなぁ。ところで、rsn には、ちょっと嫌な記事。密かに体調不良の波がジロを襲っていると。アイデブルックスをはじめ、...
休日のプレスインタビューで、リポヴィツがいなくなって、山岳アシストがアレオッティだけになってしまったボーラは、当初ステージ狙いで、実際第1ステージでは2位、TTで5位になっているシャハマンも山岳アシストの一員にしたいと言ったようです。ただ、低い山なら強くても、2000メートル級となると、シャハマンがどのぐらいできるかは、本人すら、やってみなきゃわからないと言ってるぐらいですからねぇ。*Cyclingmagazine : ...
約束だった?)ジロに出場できず怒っていたブーフマン、ハンガリーで調子良さを見せつけ、溜飲を下げた感じです。最終ステージは常に積極的に走り、ゴール直前に抜かれて3位になりましたが、総合2位になりました。リポヴィツが数日で病気リタイアし、ダニマルの山岳アシストがアレオッティだけになってしまった結果を見ると、うーん。。。というわけで、ゲシュケは先頭集団でゴールでした。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だ...
逃げても、逃げずにスプリントに持ち込んでも勝てちゃうけど、あんまり圧勝しちゃうとファン(ティフォジ)からの風当たりも強くなるので、地味めな方にしておこうということでしょうか 苦笑)しかし、昨日の宣言通り、ゲシュケは見事に逃げに乗って、途中トラブっても追いついて、最後もそこそこのところでゴールしました。しかし、ずっと一緒に逃げて最後も一緒にゴールした22歳のゲオルク・シュタインハウザーは、拙ブログでは...
数日前に UCI がポガチャルのピンクとパープルのワンピーを禁止したというニュースを見たんですが、そしてその後ポガチャルはそのワンピーを着てなかったんですが、TTではまた着てましたね。OKになったのかな? あまり情報がありません。拙ブログとしてはシャハマンが元気なのが嬉しいですね。本人はこの後もあるから抑え気味で行ったと、言ってます。さらにガンナみたいなビーストに1キロで1秒おそくても不名誉なことではないよ...
ほとんどの人が応援したんじゃないですかね、のんべえのアラフィリップ。しかし、プラップは残り10キロでサンチェスとアラフィリップがコースアウトしそうになって遅れた時、待ったんですかね。プラップに勝つチャンスがあるとしたらあそこだったと思うけど、トラブル時にアタックしないという古風な騎士道精神を見せたのか、それとも??一方、ボーラは期待していたリボヴィツが病気で不出走は痛いです。ダニマルの山岳での1番の...
うーん、やっぱり古いファンとしては納得いかんのよねぇ。逃げでツキイチの選手がゴール前でアタックするって、思わずイノーさん、成敗してやってください!! って叫んじゃいましたわ 笑)昔、といっても1990年ごろのツールで、やっぱり4、5人で逃げてて、そこにフィニョンのアシストのティエリー・マリーがツキイチで最後まで前に出なかったんですけど、逃げが決まって残り500メートルぐらいで駆け引きが始まった時、マリーは...
もう昨日になってしまいました。昨日の東京新聞は 1964 年の東京オリンピックの自転車ロードレースコースでした。地図を大きくするとこんな感じ。赤いラインは一周36キロの今は無くなってしまったチームTTのコースでしょうか。一方薄緑色のコースは一周24キロの個人ロードのコース。緑の方は上にちょっとぴょこんと飛び出しているところがありますが、ここが結構な狭い登り坂になっています。赤いチームTTコースはここをカットして...
ヴィンゲゴールが自転車に乗り始めたそうです。うーん、ちょうどあの1週間後に同様に 笑)肋骨骨折したわたしですが、あと1週間で自転車? いや、まだあちこちかなり痛いよ。最初の激痛は無くなったけど、咳したりすれば、やっぱり痛いです。ましてやヴィンゲゴールは肩甲骨も折ったんじゃなかったっけ? いや、若いから老人よりもずっと回復早いんだろうけど。。。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシ...
「第二ステージでパンターニの再現をしたと思ったら、次はメルクスの模倣か?」 Radsportnews.com ではそんな題名でポガチャルを語っていました。 1968 年のジロ第一ステージで、メルクスはゴール2キロ前に集団からアタック、そのまま6秒差でゴールしてスプリンターたちに地団駄踏ませたということがあって、なんだか最近の言葉で言えば無双状態です。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: 僕らが...
まあ、第二ステージにして総合優勝の行方は下馬表通りということになりました 笑) 昔のジロなんか見るとシャルリ・ガォルが悪天候ステージで16分差をひっくり返したとか、序盤ステージで無名選手が優勝候補たちに30分近い差をつける大逃げ1発で決まっちゃったなんてこともあったようですが、今の組織化され統率がとれたレースでは、そんなことはもうありえないでしょう。ゲシュケは5分20秒ほど遅れて43位ゴールでした。ボーラと...
というわけで、グランツールになると出てくる cyclingmagazine.de のツィート日記。今回も、というか、今年で引退と言っているゲシュケでした。*Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?ジーモン・ゲシュケ: 第一ステージとしてはほんとかなりハードだったけど、とうとう出発さ。グランツールが始まるまえの3日間っていつでも長く感じるんだよ。C: 逃げとの差はずっと小さいままだったね。ずっとかなりのスピードで走って...
うーん、恒例メーデーに行われるエシュボルン〜フランクフルトですが、今年も集団スプリントで決着しました。残り数キロで一人逃げるヤン・クリステンが後ろとの差を10〜15秒でキープしていた時には、まさかこのまま? とも思ったんですがね。ラストは上空からの映像だとものすごい混戦状態の密集状態で、ゴール数十メートル前でポカンを真ん中に空間ができて、そこにヒルスが入り込んで、一瞬のスリップストリームを利用して加速...
いや、僕はあんまり喜んでない。今回の結果は要するに普段自民に入れていた人たちが投票に行かなかったってだけのことなんじゃないのか? 結局岸田が誰でもいいけど、たとえば小泉でも女性でも、目新しいのに変われば、そうした人たちはまた喜んで自民に投票するだろう。政治が酷いから政治のことなんか無視したい、という気持ちはわかるけど、その結果がこの30年だ。国の停滞と格差拡大から、人々の不満と「ざまあみろ」感情の増...
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rsn. に「独占」インタビューが載ってましたが、独占という割にはちょっと簡単 笑)ケムナの話。「ツール・ド・スイスの自己評価としては、いうまでもなくとても、とてもポジティブに感じています。自分が再び昔のレベルに戻っていることを示せたと思います。チームのサポートもあったし、最初から自由に走れたし、おかげで初日に逃げに乗れたわけで、私としてはとても嬉しく思っています。チームのサポートのおかげで自信を取り...
ジョアン・アルメイダが最終日の登りTTで逆転でした。第1ステージで3分以上の大差をつけられたのを、第3〜5ステージで優勝1回2位2回で一気に40秒差に追い上げ、第7、8ステージ連続優勝でひっくり返しました。ケムナが総合6位。ただ、ジュニア時代のTTワールドチャンピオンでしたから、最終日のTTで2分半近く遅れたのがちょっと気になります。ただ、復調してきたことは確かでしょうね。それよりフェリックス・ガルがTTで2位になった...
全部で7編からなる短編小説集です。死者とその死者を想う残された人々の話が多いです。解説には、「他の読み方をすることが困難なほどはっきりし」た「...
レンナルト・ケムナが復調の途上ですね。スイスでの成績はここまで5位グループ、先頭大集団、2位争い大集団、7位グループ、昨日のクイーンステージでも8位。ここまで1分44秒遅れの総合5位ですね。なんてったって1年間空白状態でしたからね。第5ステージスタート前の時点でのケムナの話が載っていました。ケムナの話。「昨日【第4ステージ】は生き残れただけでなく上位にとどまれたというのが僕にとっては大きい。いやほんとにハー...
びっくり!! さっきまで名前がカタカナで表記されていたのでわからなかったけど、僕はこの人の本を読んでいる。しかもかなり心に残った本だった! そして拙ブログでも最初の頃にこの本の名前を出したことがあった!伊勢崎賢治がれいわから出た時もびっくりしたけど、それ以上にびっくりした。記者会見を見ると、四半世紀前とはいえ政治家だった人だけあって話が上手いし、実務経験も豊富だし、ものすごい人生を経験してきた人だ...
かなり話題になっている本。読んでいて、なんどか山本太郎のことを思い出した 笑)著者は「幸せ」というものを、死からの距離がどれだけ保たれているか、だと定義する。そしてその距離が短くなったのは、人類の700年の歴史においても、この1、2万年、つまり農耕が始まって格差が始まった時代以降だという。拙ブログでも以前ウィルキンソンの「格差は心を壊す」という本を紹介したことがあり、そこでも散々言われていたことだけど...
音楽の聴き方が昔と変わってしまったし、コンサートにも全く行かなくなってしまった。楽譜は読めなかったけど、レコードやCDを聴きながら楽譜を追いかけることはよくした。おかげでポケットスコアなどの楽譜はまだかなりたくさんある。捨てられない性格だからね 笑)今はネットで無料でいくらでも手に入るんだろうけど。。。アルフレート・ブレンデルのベートーヴェンのピアノソナタ全集。40年以上前に買ったんじゃないかなぁ。当...
昨日の午後から熱が出て、今日は1日ヒエピタしてました 笑)熱以上に鼻水がひどくて。。。苦笑)おかげでドゥフィネの最終ステージは先ほどビデオで見たところです。珍しく私の戦前の期待がその通りになりました 笑)まあ、結果を見ていけば第3ステージで逃げて50秒以上のマージンを取れたのが大きかったと言えるけど、それでも第6、第7ステージではどちらもポガーチャルとヴィンゲゴールに次いで3位でしたからね。堂々たる結果...
3強+MVDPに注目が集まるあまり、テレビでも等閑視され続けてきたフローリアン・リポヴィツですが、現在の登りはエフェネプールより強いですね。2日続けて、ベスト5は4位だけが違いますが、1位ポガーチャル、2位ヴィンゲゴール、3位リポヴィッツ、そして5位にエフェネプールとなっています。レムコは落車の影響があるのかどうか。。。rsn ではリポヴィツがツールに向けた準備は完璧だとした上で、それでもログリッチの山のアシスト...
TTで大きく差をつけられたと思ったら、2級山岳であっさりでした。まさか今日の超級ではヴィンゲゴールが大逆襲とかあるんでしょうか 笑)一方でTT圧勝だったエフェネプール、まさかの後退でしたが、前日の単独落車、映像で見ると結構激しいものです。La chute de Remco Evenepoel dans le final de la 5e étape du Critérium du #Dauphiné. "Je ne ressens pas de douleur, j’ai juste une égratignure au niveau du genou d...
いやぁ、前回リポヴィツの名前出したら次の第3ステージで、即、逃げてたようですが、忙しくって、実は今朝初めて、やっと一昨日のステージの放送を見たところでした。しかし、MVDPはともかくリポヴィツを逃すってどういうこと? 13人の逃げが決まったところが放送されてなかったので事情はよくわかりませんが、そこまでみくびられてた? 苦笑)明日からの山岳ステージでの活躍を期待していたんだけど、逃げの中でもMVDPがどうし...
昨日は早朝から高校時代の友人たちとテナガエビ釣りにいったんですが、私の釣果はダボハゼ2尾 笑)テナガエビのタイミングが今ひとつわからず、来てたとは思うんだけどねぇ。。。 まあ、ぼんやりのほほ〜〜んと水面を眺めて1日を過ごすのも、たまには良いもんでした。というわけで、クリテリウム・ドュ・ドゥフィネ(私にはドゥフィネ・リベレという名前の方が馴染みがあるんですが 笑)は、しょっぱなからタデイ・ポガーチャル...
拙ブログでは「今日の東京新聞から」という表題でずいぶん書いてきたけど、記事の写真をそのまま出すのはまずいのではないかという助言をいただいた。記事をとば口に、いわば引用のつもりでいたんだけど、そのまま記事を出すのは引用の範疇を超えているかもしれない。というわけで、全部まるまる載せるのは控えることにします。今回はとりあえずこんなふうにしてみました。今日の東京新聞の「時代を読む」という田中優子の記事で、...
「自分のために生きるな、死んだ人たちの嘆きのためにだけ生きよ」(原民喜)題名は理不尽に殺された者たちに向けて、別れを告げることを拒否するという意味である。主人公のキョンハはハン・ガン自身と思われ、光州虐殺事件の本(拙ブログでも紹介した「少年が来る」を思わせる)を書いた後、悪夢に苦しみながら自殺すら考える。友人のインソンが指を切断する大怪我で入院し、彼女から済州島の自宅で飼っているインコが心配な...
終わってみるとあっという間の感じです。年寄りは時間の流れる速さが尋常じゃないですわ 笑)しかし、戦前の cyclingmagazine.de の有力選手予想は見事に外れました 笑)まあ、ああいう予想記事をあげつらうのってイヂワルだとは思うけど、ついつい。。。 笑)あそこで名前が上がっていたのはログリッチ(リタイア)アユソ(リタイア)ティベリ(17位)カラパス(3位)ゴデュ(66位)ベルナル(7位)チッコーネ(リタイア)ラン...
少し前に英語圏の自転車ロードレース解説と言えばこの人、というフィル・リゲットのドキュメンタリーをJスポで1時間番組2回に渡り放送していました。録画しておいたんだけど今やっと見ました。オーストラリアの放送局の番組だったようですが、英語圏でのロードレース普及のための影響力はすごいものがあったようです。個人的には私はこの人は、たぶん1985年のパリ〜ルーベのアメリカのCBSスポーツの番組のビデオで解説をしていまし...
いやぁ、予想外の展開でした。カラパスがアタックを繰り返して、デル・トロが反応して、という絵柄が見えていたんですが、サイモン・イェーツがあんなに大差をつけるとは思いませんでした。ず〜〜っとテレビ画面に映らず、解説では前待ちでいるはずと言われていたヴァウト・ファン・アールトも、フィネストレの下りで唐突に現れて、セストリエールの入り口まで機関車のように一人で先頭を引っ張り続けてくれたのが大きかったですね...
ちょっと今日は忙しいので、簡単に。****Cyclingmagazine: 今日はどんな日だった? ニコ・デンツ: 今日はもうあっという間に現実の地に引き戻されてしまった 汗笑)重力は間違いなく存在するし、昨日の影響もとてもはっきり感じることができたよ 笑)C: ああいうステージ勝利は登りでどのぐらいのワット数影響するの?デ: 最初の登りは20分のテストをこなしている気分だった。でも上に着いたらまだ集団は完全にみん...
昔なら想像もつかないような行為にペナルティーが課されるようになって、しかもイエローカード導入で、このジロでも2枚のイエローカードを受けると失格ということで、選手たちは結構ビビるんじゃないでしょうかね。このイエローカード、何をしてはいけないかが、どうもよくわかりません。ググっても、日本では後ろでガッツポーズしてゴールするとかボトルを所定の場所以外で捨てたりするとイエローと、ちょっと笑えるところが話題...
早寝しようと思っていたんですが、昨日に引き続きでっかい30人以上の大集団の逃げにボーラからはデンツだけが乗っていたので見ていたら、そのうち10人程度が前へ。デンツが後ろから一人で追いかけて追いついたあたりで目が離せなくなりました 笑) 追いついた後も積極的に前に出てたし、逃げようとした瞬間もあったので、これはひょっとして、と思っていたら、残り18キロをきったあたりで、あれよあれよというまに差が広がって逃...
某映画館のタダ券があったので見てきました 笑)親兄弟と婚約者をワルシャワのゲットーで目の前で殺されたユダヤ系ポーランド人のフィリップが、どういう経緯かわからんが、2年後にフランクフルトで、フランス人になりすまし、高級ホテルのボーイとして働いている。彼は復讐のためにナチス高官らの妻をつぎつぎ誘惑して、最後に罵詈雑言を浴びせて捨てる。しかし、おぼこいドイツの娘と知り合い、さらにはポーランドレジスタンス...
各国でナショナル選手権の結果が出ていますね。日本は小林マリノが初タイトルでした。しかし雨とはいえ完走者が20人いないって、かなり過酷なレースだったんでしょう。修善寺のサイクルスポーツセンターかぁ、行きたかったなぁ。久しく行ってない。ここを走ったのは、たぶん1980年代後半のチャレンジロードかな。あ、拙ブログ始めたばかりの頃の家族旅行のついでに行ったことがありましたっけ。走ってないけど 笑)*マルコ・ブレ...
ストーリーについてネタバレはしません。というか、登場人物も多く、複雑すぎてできません 苦笑)面白い!! この人の小説はここでも「ボラード病」と「バースト・ゾーン」を紹介したことがあるけど、この小説も最後の方まで読むと、実は現在の日本をリアルに描いたわけではないことがわかる。「ボラード病」みたいにディストピアなのかもね。見る間に日が沈み、あちこちに夜を先取りする黒い闇の領域が、まるで動物の掘った穴の...
恒例「本音のコラム」の前川さんだけでなく、田中先生まで書いてますね。小池批判を。排除します。この人の政治姿勢はこの言葉に尽きるんだろうなぁ。一見、顔はニコニコしているけど目が楽しそうではないよね、この人。先日紹介した都議会での排除もそうだった。都合の悪いものは排除するというのがこの人の持ち味なんだろう。関東大震災での朝鮮人虐殺を認めない姿勢も、この「排除」がキーワードなんだろうね。だけど、これだけ...
今朝の新聞で知りました。前に紹介したことがありましたが、「四季 ユートピアノ」を作ったNHKのプロデューサーです。このドラマ、1980年ごろに見て、その後も再放送で何度も見ました。YouTube で見られますね。ただ、埋め込みは禁止のようですので、リンクを貼っておきます。https://youtu.be/ivEGmvSjyz0?si=ZYrui2ngmtN5QdW4出てくる人たちはみんな素人でセリフも棒読みなんだけど、さまざまな出会いと別れがとても抒情的に余韻...
前回のライブは肋骨骨折で行けなかったので、昨夜は久々の友川カズキライブ。学芸大前のライブハウス APIA 40 でした。人数は100人入れないぐらいなんだけど、秋田や大阪など日本各地から、さらには上海からこのライブのために来たという中国人青年まで、ライブの後の打ち上げで盛り上がりました。初めて行ったライブは8年前http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2461.html。もうすっかり常連になって、ライブハウスのマ...
ちょっと気にしていたんですが、そして一瞬、2キロほどを「もしや!」と思わせてくれましたが、結局総合10位でした。ただ、ステージ1勝して総合トップにもなった去年と比べると、インパクトは弱かったですね。でも、山岳ステージでは常にトップ10に入ったし、去年の最終ステージのTTでは90位台だったのに、今年は14位というのは進歩が見られると言って良いのでしょう。去年はスイスで目立ってツールに出られたけど、今年はすでに最...
あーあ、フェリックス・ガル、残り4キロぐらいで逃げ出した時には、ひょっとしたらと思ったのに、残り 1.6 キロでアルメイダらに追いつかれました。しかし、このツール・ド・スイス、後半の山岳ステージに入ってからはアダム・イェーツとジョアン・アルメイダがやりたい放題です 苦笑) 二人で力技でついてきた連中を引きちぎりましたからね。この二人ともツールに出るんですかね? ポガチャルのアシスト?? よければ、下の各...
今回、東京ではポレポレ東中野で数日しか上映しないというので、今日のお昼に見てきました。この映画も、結局数日前に書いた映画「関心領域」の問いかけと同じです。「関心領域」に絡んでは、よくガザやウクライナのことが言われますが、もっと身近な沖縄のことに対しても、僕らはルドルフ・ヘスの家族になっています。日本の国土面積の0.6%しかない沖縄に、米軍施設の70%以上があるって、どう考えてもおかしいし、よく山本太郎...
pic.twitter.com/5ARbzrYmCB— トウモトH(脱原発に一票) (@oozu1947) June 12, 2024 これ現在の東京の議会だよ。都知事にとって都合の悪い質問には76%の確率で答弁拒否していると指摘した議員に対して、知事は答弁拒否の挙句、自民・都ファースト・公明の議員が指摘議員に退席を求める。ヤクザの世界じゃん。親分は何も言わなくても阿吽の呼吸で子分がやります。都知事はニヤニヤ。なにかどこかの独裁国家か、ひどいディストピア...
現代の世界と結びつけて、この手の映画にしては珍しく話題になっている「関心領域」を見てきました。なるほど、面白いというか、怖い。この映画、なにより視点の勝利です。そういう意味では真逆の視点だけど「サウルの息子」を連想しました。実際、この映画で出てくる壁の向こうではサウルの世界が広がっているわけです。そしてどちらも決定的なシーンは映さなかったりボケボケだったりします。アウシュヴィッツを再現しようとして...
昨日あっさりと書いたのに、最後の4キロぐらいからは、ひょっとしてまたまたログリッチがやっちまうかな??と、ちょっとハラハラしました。マッテオ・ジョーゲンソンが強かったのか、それともログリッチが思ったよりももろかったのか。と言っても、ログリッチの場合、2020年のツール20ステージTTでも、次の年のパリ〜ニース最終日でも負ける時はなんか脆いと感じさせるものなんでしょうけど。ジョーゲンソンとしては、あと500メー...
TT でエフェネプールがあれだけ強いと、もう鎖骨骨折の後遺症は全くないのか、と思ったんですが、監督のルフェーヴルによれば、どうやら体重がまだ絞りきれてないということのようです。でも、それ以上にログリッチが良いですね。去年の秋にボーラへ移る噂があった時点では、ちょっとどうかなと思ったんですが、力は全く衰えてないし、ヴラソフとヒンドレイのアシストがかなり強力ですね。特にヴラソフがいい!まあ、まだ今日のス...
車とぶつかって、大怪我をしたレンナルト・ケムナ、63日ぶりに自転車に乗ったようです。肋骨骨折(私と同じ 笑)と肺打撲、それに胸に外傷もおって集中治療室(UCI)に3日間入っていたんですが、5月末に病院を退院して、ドイツに戻ってきたとのことです。 この投稿をInstagramで見る Lennard Kämna(@lennardkaemna)がシェアした投稿 「最後に自転車に乗ってから63日。今日再び自転車に乗って走ることができた。...
久しぶりの料理カテです。先日サンショの鉢が近くのスーパーで売ってたので買ってしまいました。うちの庭にあったんですが、すでに枯れて数年。タケノコに粉鰹まぶしてサンショを添えると無茶苦茶美味しいんですが、もうそのシーズンも終わってしまって、せっかくのサンショが虫に食われるばかりになっていたので、なにかいい方法ないかな、とネット検索。上の写真のように枝から葉を外して小型のすり鉢(直径10数センチ)ですりま...
昨日のTVでも映っていたけど、昨日の濃霧の中のクリテリウム・ドゥ・ドウフィネで最終走者だったボーラの選手がタイムオーバーしたかに見えました。TVではマルコ・ハラーと言ってましたが、あれはニコ・デンツでした。制限時間は優勝タイムの110%で、20分10秒以上遅れると失格。テレビのタイム掲示では+の表示だったので失格かと思えたんですが、それにしてはのんびりゴールでした。去年のツールで体調不良になりながらゴール前...
自己紹介にも書いてあるように、一応阪神タイガースのファンです。カテゴリーにも「タイガース」があるけど、エントリーは15年目で片手で数えられる程度の数です 笑)東京生まれの東京育ち。ただ、もし関西に生まれて育ったのだとしたら、絶対にタイガースファンにはなってなかったでしょう、私の性格からして 笑)いつから? と言われてもあまり判然としません。1971年のオールスターで江夏が9人連続で三振取ったのは見てまし...
一か月以上前のクーリエ・ジャパンに「イスラエルを批判する『言論の自由』がドイツでは法的根拠なく奪われている」という記事が載っていた。ナチスによるユダヤ人大虐殺の過去がある以上、何があってもイスラエル擁護がドイツの国是なんだろう。でも、現在のイスラエルという国を批判することが反ユダヤ主義と繋がるなんて、そんなはずはない。確かに、ややこしいのは、相変わらずドイツに限らずヨーロッパには反ユダヤ主義的なこ...
拙ブログでも何度も書いてきたけど、僕は差別心って誰でも持っているだろうと思う。偉そうに高みから言ってるつもりはない。僕にだって、生涯忘れられない嫌な思い出は一つや二つじゃない。その典型的なやつはすでにこのブログ最初の頃に書いたことがある。うちなる差別意識を悪め!こういう自分の中にある差別意識みたいなものって、「スターウォーズ」じゃないけど、自ら意識的に解放しちゃうとダークサイドに容易に落ちてってし...
ジロが終わった後のオンライン記者会見で、ボーラのチーム監督ラルフ・デンクが今シーズンでブーフマンがチームを去ると明言しました。まあ、そうなるのは間違いなしと言われていたから、驚きではありませんが、ここで発表してしまって、この後のシーズンはどうするんでしょうね? デンクはツールのメンバーに入れる可能性も匂わせたようですが、ログリッチの山岳アシストとしてはヒンドレイとヴラソフが決定していて、もう一人加...