オリジナル学園伝奇小説連載中
高校生の少女那須野結繪と化野音音(あだしのねね)。狐の化精・葛葉と静葉の力を借りた少女ふたりと、唯一の神を信奉する第2契約者たちとの戦いをえがいた伝奇小説。
「ぎゃー、折れるっ折れるぅーっ!」 「この声…まさか雪ンバ…、 ははは、なんと本命が釣れるとはね…」 そう呟いてアメリカ兵士に変装していたキザクラが正体を現した。 「やかましいっ! どっちにしろ音音はもう死んだんだよっ! 早く放せって言ってるんだよっ!」 暴れる雪ンバの前に立って、 「見苦しいですわね…」 と吐き捨てたのは先ほど凶刃に倒れたはずの音音だった。 「化野…音々…どうしておまえ…生きて…る…」 血のシミが広がる胸にナイフをさしたまま 仁王立ちをしている音音を見て言葉を失っている女。 その肌から生気が失われ、 化けていた雪ンバが正体を現した。 「お久しぶりですわね…日本で見かけないと思ったら、 雪女のくせにハワイに潜伏してるなんて、 想像もしてませんでしたわ」 ほーっほっほっ! と高笑いしながら、 ナイフをはずしてみせる。 「マジック用の小道具..
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