北海道、室蘭市の短歌サークルのブログ。
短歌会が発行している季刊誌、「白樺」から会員の短歌を紹介しています。会員募集中ですので興味のある方はメッセージでコンタクトをとってください。
祭禮の幟り立てられ夏祭り近きを知るも霧雨の中昨日までの霧雨晴れし青空に神輿担ぐ子の掛け声響く半纏をまとひし子等は足早に賽銭箱を揺すり過ぎ行く祭禮の幟はためき集…
麗しき牡丹の花は石庭にその気高さよ貴婦人のごと石庭に色さまざまのつつじ咲く塗り替へしたる壁色に映え枝豆はビールの友と妻は植え食べる日は何時指折りてみつ待ち待ち…
娘の墓に何持ちゆくか試案する蓮華の紅き蝋燭を求む函館へカーナビ携帯頼りつつ高速路ゆく三時間程義父の墓に同居する娘をよろしくと酒を供へて手を合はせたり待ちゆきし…
SLの汽笛なつかし時を忘れ幼な気分で友と旅するそれぞれの思ひ抱へて語り合う行く手に望む羊蹄山を山ほどに積もる話を携へて食も進めり口も忙しく読みかけのページをめ…
教室の黒板の角に記入される卒業までのカウントダウン「ありがとう」短くなったセーラー服のほつれを直しそっと囁く朝早く一人佇む図書館でいつもと違う本をさがして舞ひ…
病む姉の終の近しと電話あり五日程前会ひ語りしに「今着くよ待って待って」と胸に叫び子と高速路車走らせ耳元で声を限りに叫びしも返るもなくて逝きし姉はも温もりのづか…
歴史ある町に似合はず我を迎ふ近代的な金沢の駅金沢の遠き昔を思はせて東茶屋街紅殻格子石畳続く街並雅とも散策楽し東茶屋街金沢に古都の情緒を感じつつ茶房に入りて抹茶…
早朝に深川に着く朝露の山麓抜けゆく快き景清々しき空気の中にわが立ちて幼き頃の古里偲ぶ庭園を二年振りにて散策す赤白の萩華やぎの増し遠方の客と同室打ち解けて家族と…
わが夢に出でくる山は何処ならむ夢の夢かや花の咲き満つ去るものは追はずの主義も過ぎゆきはただに楽しく美しくあり命ささぐとかつての我は特攻隊六十余年を戦友しのびつ…
里ぐるみに祝ふや人ら集ひくる湯宿の成りて十五年経るを十五年の創立祝ぐと集ひたる湯宿に馴染みの笑顔あふれて湯の宿の創立祝ぐと弾くピアノ蟠渓の里渡る夕べを湯の宿の…
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