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2009/10/31

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  • 映画評 「大きな玉ねぎの下で」

    この映画の公開を楽しみにしていた。 なぜなら、「アイミタガイ」の草野翔吾さんが監督を務めているからである。 「アイミタガイ」は、2024年一番泣けた映画。 その映画を撮った監督さんの作品とあっては期待が高まる。 タイトルは、もちろん「爆風スランプ」のヒット曲によるもの。 手紙やノートでの交流を通して、顔も知らない相手に恋をする人々を描く。 姿が見えないからこそ燃える、ということは大いにあるだろう。…

  • 映画評 「ファーストキス 1ST KISS」

    テレビドラマ「東京ラブストーリー」 映画「世界の中心で、愛をさけぶ」「花束みたいな恋をした」「怪物」 の坂元裕二さんが脚本、 テレビドラマ「アンナチュラル」 映画「わたしの幸せな結婚」「ラストマイル」「グランメゾン★パリ」 の塚原あゆ子さんが監督。 ヒットメーカー二人の顔合わせで、どんな相乗効果が生まれるか。 まさかの、というか、 またか、というかの、 タイムトラベルもの。 日本映画、タイムト…

  • 常に気を付けたい円高リスク

    2月25日の東京外国為替市場で、対ドルの円相場は149円台での取引き。 これは昨年12月上旬以来、2か月半ぶりの円高・ドル安水準である。 円高に振れている要因としては、 ・トランプ米大統領の関税政策によるアメリカ景気の悪化懸念、 ・米ミシガン大の消費者信頼感指数が大幅に悪化したことに象徴されるアメリカのインフレ不安、 ・米連邦準備制度理事会が利下げを進めるとの見方からのアメリカ長期金利の低下、 ・日本…

  • 井上尚弥 対 中谷潤人 早く見たいような永久に見たくないような

    ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人が東京・有明アリーナで3度目の防衛戦に臨み、 同級6位ダビド・クエジャルに3回KO勝ちした。 クエジャルは6位とは言え、無敗でダウン経験もない選手。 その相手をまったく寄せ付けない試合ぶりは、 中谷の底知れない強さを感じさせた。 これで中谷は30戦全勝。 バンタム級に転向してからは4試合連続のKO勝ち。 そのKOラウンドも、 6R、1R、6R、3Rとすべて序…

  • サウジカップは競馬史に残るマッチレース

    競馬のレースの「格」は何で測ればいいだろう。 歴史か、関係者の思い入れか、 わかりやすく賞金か。 日本ではフランスで行われる凱旋門賞を最高峰に見立てることが多い。 確かに重要なレースだが、 世界最強馬決定戦というより、ヨーロッパの頂点を決めるという意味合いが強いように感じる。 アメリカ競馬ではブリーダーズカップが頂点レースとなっている。 特にダートのレースが注目される。 日本で開催されるジ…

  • そろり始動 60歳腰痛持ち120キロプロジェクト

    8年ほど前、 「50歳過ぎ腰痛持ち120キロプロジェクト」 なる個人的な企画に取り組んだ。 普段運動しているわけでもなく、 草野球をしているわけでもない私が、 120キロの速球を投げるというプロジェクトである。 きっかけは、東京オリンピック・パラリンピックが決まり、 自分も何か体を動かす系で挑戦してみたい、 といったことだったろうか。 このときは、いろいろな方にサポートをいただき、 なんとか達成できた…

  • 映画評 「ショウタイムセブン」

    2013年製作の韓国映画「テロ,ライブ」が原作とのこと。 前半は息をもつかせぬ怒涛の展開。 阿部寛さんの熱演もあり、グイグイ引っ張られる。 しかし、中盤あたりからアラアラになり、 終盤は完全に失速。 苦笑しながら観る感じになってしまった。 まあ、こうした映画に真面目に突っ込んでも仕方がないのだが、 これだけ大規模な爆破事件を、 組織も背景もない人間にさせてしまっては気持ちが冷める。 まあ、別に真面…

  • 寿司そのものさえ心配になるくら寿司の迷走

    2月20日の東京株式市場で、回転ずしチェーン大手のくら寿司株に買い注文が殺到した。 理由は、株主優待廃止の撤回。 くら寿司は2月前に株主優待の廃止を発表したばかりであり、 ごく短期間で方針を変更したことになる。 飲食業界の株を買っている人のうちの少なくない割合が株主優待を楽しみにしている。 そんなことはくら寿司もわかっていただろう。 優待廃止に当たっての 「配当を含めた株主の皆様への公平な利益還元…

  • 映画評 「遺書、公開。」

    クラスの序列ナンバーワンの女子が突然自殺し、 数日後、その子からクラス全員宛に遺書が届く。 その遺書を一人ひとりが公開していくなかでそれぞれの本性が暴かれていく、 というお話。 正直、つまらなそう、と思いながら劇場に足を運んだのだが、 これが意外と見せる。 もちろん、傑作とか佳作とか必見とか、そういう類の映画ではないが、 最後まで興味が継続する。 さらに、クラス24人+担任教師のそれぞれにちゃんと…

  • なんだかモヤモヤする「キネマ旬報ベストテン」

    日本には各種の映画賞があるが、 そのなかでも権威が高いとされているのが「キネマ旬報ベストテン」。 100年も続いている映画賞であり(アメリカのアカデミー賞より老舗)、 投票結果が公開されるという透明性も評価されている。 個人的にも、キネ旬がどういうベストテンを選ぶかは毎年気になる。 ヒットしたかどうかではなく、 本当の意味での「いい映画」が選ばれていることを期待するからである。 発表された今年…

  • 簡単に「失われた30年」とか言ってほしくない

    マスコミやネットの書き込みを見ていると、 「失われた30年」 という表現によく出くわす。 バブル経済が崩壊したとされるのが1990年頃。 それからの30年という時間を日本は失ったというのである。 そうだろうか。 確かに経済は停滞したように見える。 日経平均株価で見ると、 1989年末の値と2025年の値はそれほど変わらない。 アメリカのダウは10倍以上になっているのに。 また、GDPの規模も世界2位から4位に後…

  • 映画評 「怪獣ヤロウ!」

    ご当地映画、という段階で、 作品のクオリティに対するハードルが一気に下がる。 低予算かついろいろと気を使わなければならないと推察されるうえ、 過去にご当地映画として作られた作品がほとんどアレだったので、 はじめから期待値が低くなる。 本作は、岐阜県関市のご当地映画的な成り立ちだが、 怪獣映画だったり、ぐんぴぃさんが主演だったりで、ちょっと趣が違う。 さて。 まあ、はい。 ご当地映画らしくない…

  • 市の数を考えることは国のあり方を考えること

    村上総務大臣の、将来的な市の数に関する発言が波紋を広げている。 大臣は個人的見解と断られた上で、 今世紀末に人口が半減するとの推計を踏まえると、現在1700以上ある自治体は 「300~400の市で済む」 とされた。 さらに、 「極端なことを言うと、県庁はいらないし、道州制も意味がない」 と踏み込まれた。 この発言については、現在の地方自治制度が向かっている方向と必ずしも合致していない面もあり、 否定的な…

  • 映画評 「雪の花 ともに在りて」

    「雨あがる」「博士の愛した数式」の小泉堯史監督作品。 美しい日本人を撮り続けておられる。 本作も、疫病から人々を救うために、 自らの危険を顧みず、人生のすべてをかける江戸時代の町医者の姿を描く。 主人公役に松坂桃李さん、その妻役に芳根京子さん。 脇を、役所広司さん、吉岡秀隆さん、三浦貴大さん、宇野祥平さんらが固める。 役者陣は盤石。 名監督に盤石のキャスト。 しかし、映画はどうにも冴えない。…

  • そりゃ、全部財務省の責任にすれば楽だけれど

    「ファクトフルネス」という世界的な大ベストセラーがある。 時代を問わず、洋の東西を問わず、末永く広く読み継がれていくべき名著だと思う。 この本の副題は、 ~10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣~ というもの。 人々が知らず知らずにはまっている「思い込み」を指摘し、 それを乗り越え、正しくデータを見て、世界をつかまえる方法を伝えてくれる。 本の中で著者が挙げている10の思い込み…

  • 映画評 「アンダーニンジャ」

    福田雄一さんの監督・脚本作品。 福田さんの作品では、昨年末に観た「聖☆おにいさん」の悪夢が記憶に新しい。 あそこまでひどいことがそう何度もあるはずはないと思うがどうか。 主演は山﨑賢人さん。 漫画の実写化といえば山﨑さんであり、 例えば、 「ヒロイン失格」 「四月は君の嘘」 「ジョジョの奇妙な冒険」 「斉木楠雄のΨ難」 「氷菓」 「キングダム」 「ヲタクに恋は難しい」 「ゴールデンカムイ」 …

  • 映画評 「サンセット・サンライズ」

    「正欲」「あゝ、荒野」の岸善幸監督作品。 脚本は宮藤官九郎さん。 舞台は宮城県南三陸。 ときは2020年。 新型コロナの流行初期で、誰もが正体不明のウイルスを恐れていた頃。 今から思うと馬鹿馬鹿しいが、 東京から来た、というだけで地方の人には病原菌扱いされた時期だった。 菅田将暉さんが演じるエリート会社員が、 南三陸にリモートワークでやってきたことから始まる騒動を描く。 田舎から見た東京、東京か…

  • 2024年の日本映画を振り返る その3 「2024年私の選ぶ日本映画ベスト10 その1」

    2024年の日本映画を振り返るシリーズの3回目。 前回の「困った映画」に続いて今回はよかった映画。 残念ながら2023年に続いて2024年も不作の一年だったが、 そのなかでもいい映画はあった。 いい映画について話すのは楽しい。 2024年に私が観た邦画は108本。 その中から心に残った作品10本を選んでみたい。 これは外せない、とパッと浮かんだのは、 「ゴールデンカムイ」 「ミッシング」 「侍タイムスリッパー」 …

  • お笑いの賞レースは少し整理していただいた方が

    日本テレビと読売テレビがタッグを組み、 新たなお笑い賞レースを立ち上げることが発表された。 『ダブルインパクト~漫才&コント二刀流No.1決定戦~』がそれで、 漫才とコント両方のネタを審査し、真の二刀流芸人を決めるのだという。 出場資格は、 「2人以上」「プロアマ問わず」「芸歴制限なし」「ユニットも可」。 優勝賞金は1,000万円。 あれもこれも、1,000万円。 ふむ。 さて、テレビ局が主導している主…

  • 映画評 「敵」

    2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門、 東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞、最優秀男優賞受賞作。 原作は筒井康隆さんの同名小説。 これを吉田大八監督が映画化。 吉田監督といえば、何と言っても「桐島、部活やめるってよ」。 この作品を生んだ監督さんの作品は、常にチェックするしかない。 妻に先立たれた日本家屋に暮らす元大学教授が主人公。 品よく、穏やかに暮らしている。 しかし、…

  • 2024年の日本映画を振り返る その2 困った映画

    2024年の日本映画を振り返る企画の2回目は困った映画。 まあ、困った映画はいくらでもあるのだが、 ジャンルに分けてピックアップしてみよう。 まずは、前後編公開でアジャパー部門。 そもそも前後編とか二部作とかいうやり方自体が嫌いなのだが、 「ちはやふる」みたいな成功例もごく稀にある。 そんな淡い期待を持って劇場に足を運ぶのだが、大抵はスカ。 2024年も同じ間違いが繰り返された。 「室井慎次 生き続け…

  • 2024年の日本映画を振り返る その1 概観

    コロナから完全回復となった2024年。 おそらく映画の制作体制も従来どおりに戻ったはず。 しかし、堰を切ったようにいい映画が生まれたかというと、まったくそうではない。 2024年の日本映画をざっと振り返ってみよう。 まず、興行成績ベスト10はこんな感じ。 1位『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』 2位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』 3位『キングダム 大将軍の帰還』 4位『劇場版 Spy x Family Code: …

  • 映画評 「室町無頼」 ~ こりゃ、痛快! ~

    入江悠さんの監督・脚本による作品。 入江さんと言えば、出世作となった「SR サイタマノラッパー」から、 社会派の「ビジランテ」、 大ヒットとなった「22年目の告白 -私が殺人犯です-」など、 振り幅広く、 そして毎年のように新作を発表しておられる。 主演は大泉洋さん。 大泉さんは、どんな役柄でもグイグイと作品を引っ張る力を持つ稀有な役者さん。 本作でも、全編にわたってその魅力を存分に発揮されている。 …

  • 改めて大谷のアメリカでの評価

    日本では掛け値なしの超スーパースターである大谷翔平。 しかし、アメリカではそんなに知られていないと主張する人がいる。 アメリカで人気があるのはアメフトとバスケであり、 野球でどれほど活躍してもそれほど知名度も評価もない、 というのである。 そうだろうか。 誰にも好き嫌いや贔屓があり、 自分が注目している分野以外には目が届かない。 日本人でも、大相撲の大関の名前を知らない人がたくさんいるはずだ…

  • 2024年日本映画予告編大賞 後編 ~大賞は「笑いのカイブツ」に~

    「2024年日本映画予告編大賞」は、 2024年に公開された日本映画から優れた予告編に勝手に大賞を与えようという個人的な企画である。 あくまでも予告編の出来によって評価し、本編が面白いかどうかは、基本的には考慮しない。 ジャンルは ・予告編はよかったのに本編でがっかり大賞 ・予告編音楽賞 ・2024年予告編大賞 の3部門。 「予告編はよかったのに本編でがっかり大賞」には「ラストマイル」、 「予告編音楽賞」…

  • ここのところで読んだ30冊

    ここのところで読んだ30冊は以下のとおり。 「君のクイズ」 小川 哲 「税と社会保障」 諸富 徹 「島はぼくらと」 辻村 深月 「人生を変えるプレゼン術」 井上 岳久 「観光まちづくりのための地域の見方・調べ方・考え方」 「13歳から考えるまちづくり」 岡田 知弘 「相手に伝わる声の出し方」 田中 直人 「10倍売る人の文章術」 シュガーマン 「ハンチバック」 市川 沙央 「夜市」 恒川 光太郎 …

  • 2024年日本映画予告編大賞 中編

    「2024年日本映画予告編大賞」は、 2024年に公開された日本映画のうち、 優れた予告編に勝手に大賞を与えようという個人的な企画である。 あくまでも予告編の出来によって評価する。 本編が面白いかどうかは、基本的には考慮しない。 ジャンルは ・予告編はよかったのに本編でがっかり大賞 ・予告編音楽賞 ・2024年予告編大賞 の3部門。 ノミネートしたのは以下の14作品。 「笑いのカイブツ」「ゴールデンカムイ…

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