日本経済新聞の5月31日付紙面に、 「献血、熟年リピーター頼み」 との見出しの記事が掲載されていた。 献血者数は約250万人。 この10年間で約50万人減ったそうだ。 しかし、50代以上で年に複数回協力する人が増えた結果、 全体の献血量は増加したのだという。 不肖私も、その一端を担わせていただいている。 全体が増えたのは目出度いことだが、若者の献血者数が減ったのは心配。 もちろん、若者の数自体が減ってい…
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのスピンオフ 「岸辺露伴は動かない」を実写化したテレビドラマの映画版。 「ルーヴルへ行く」に次ぐ第2弾となる。 個人的に第1作目はあまりピンと来なかったのだが、今回はどうか。 前回のパリに続いて今回はベネチアでロケ。 岸辺露伴の世界観にヨーロッパの街並みがあっていることに加え、 主演の高橋一生さんもその風景にはまる。 ストーリーや設定はジョジョっぽく、 実写で見…
一生に一度の60歳になる年。 この記念すべき年に自分自身に何かを課そうと思って始めた 「60歳腰痛持ち120キロプロジェクト」。 普段から体を鍛えているわけでもなければ、 草野球をやっているわけでもない60歳の腰痛持ちが、 120キロの速球?を投げようという企画である。 気温が上がるにつれ、故障の恐れも小さくなってきたので、 少しずつ調整のペースも上げていきたいところ。 当初の目論見では、 5月に80キロ、6…
ボクシングのWBC&IBF世界バンタム級王座統一戦が東京・有明コロシアムで行われ、 WBC同級王者・中谷潤人がIBF同級王者・西田凌佑に6回終了TKO勝利した。 この結果、中谷が31勝(24KO)、西田が10勝(2KO)1敗となった。 中谷は、 一戦一戦、加速度的に強くなってきている感がある。 バンタム級転向後、この試合が5戦目、すべて世界タイトルマッチだが、 これを5戦全勝、すべてKOで飾っている。 KO…
年々暑くなってきている、 と感じている方が多いのではないだろうか。 「このままでは、東京が熱帯になる」 と真面目顔でおっしゃる方もおられる。 今年の5月にも何日か暑い日があり、 30℃を超える真夏日となったこともあった。 テレビでも熱中症に注意するように散々言っていた。 こうした情報に触れて 「昔の5月とは全然違う」 「もう5月から夏みたいだ」 という感想を持たれる方もおられるようだ。 実際は…
「青春映画の金字塔」といわれる「ちはやふる」シリーズは、 私にとっても大切な作品。 広瀬すずさん、野村周平さん、新田真剣佑さんの主役三人は、もうどこか身内のように眺めてしまうし、 上白石萌音さん、矢本悠馬さん、森永悠希さん、清水尋也さん、坂口涼太郎さん、 佐野勇斗さん、清原果耶さん、松岡茉優さん、賀来賢人さん といった出演陣も、私の中ではいつまでも「ちはやふる組」。 だから、その作品を監督された…
日本ボクシング界の至宝、 世界ボクシング史に残る屈指の名ボクサーと言えば、 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥。 ここまでの地位に登り詰めれば、通常は年に2試合くらいしかしないものだが、 今年の井上は4試合を戦うプランを持っている。 しかも当初伝えられた計画では、 年内最後の試合でフェザー級王者に挑戦し、 来年は階級を戻して中谷と戦うというものだった。 井上の試合を見られることは、…
個人的に、毎年日本映画の予告編大賞を決めている。 2024年は「笑いのカイブツ」 2023年は「少女は卒業しない」を選んだ。 あくまでも予告編の出来不出来で決定しており、 本編のクオリティとは無関係である。 予告編の役割は、「本編が観たい」と思わせることだろう。 そのためには、 本編のざっとしたあらすじを伝えながら、 印象的なセリフや象徴的なシーンを盛り込み、 最後どうなるんだろう、 とワクワクさせる…
長嶋茂雄さんがお亡くなりになった。 89歳。 終身打率.305 通算安打2,471は超一流の数字だが、 これを上回る選手は何人もいる。 しかし、長嶋さん以上の魅力を発散した選手は誰もいない。 数字で言うなら、シーズン記録より、日本シリーズやオールスターだろうか。 日本シリーズでの通算打率は.343 オールスターでは.313。 いずれもシーズン打率を上回っている。 さらに、皇室観覧試合では.514。 特別な試合にな…
2004年のプロ野球再編問題をきっかけに始まったセ・パ交流戦。 これまでに19回行われていて、すっかり定着した。 交流戦があるとオールスターが盛り上がらなくなる、 課題とされていたパ・リーグの観客動員が増えた、 地上波でのテレビ中継がなされるわけでもない、 などなど、交流戦の役割は終わったという意見もある。 一理あるが、交流戦は単純に面白いし、盛り上がる。 ファンが楽しみにしているものをやめてしまう…
ここのところで読んだ30冊は以下のとおり。 「ほんとうの日本経済」 坂本 貴志 「1日1分英字新聞」 石田 健 「教養として学んでおきたい読書」 中村 圭志 「ゼロから始める起業の法律」 小坂 英雄 「ニクソンとキッシンジャー」 大獄 秀夫 「希望の共産党〔正〕」 「大世界史」 池上 彰、佐藤 優 「ランナー」 あさの あつこ 「展覧会いまだ準備中」 山本 幸久 「週一から始める元気な農業」 …
今週末メジャーはメジャーでも女子ゴルフのメジャーにもご注目を
今の日本でメジャーの話題というと、 MLBメジャーリーグベースボールということになるだろう。 特にこの週末は、ドジャース対ヤンキースという昨年のワールドシリーズでぶつかった人気チーム同士の顔合わせがあり、 大谷とジャッジという千両役者対決でも注目が集まっている。 スポーツニュースも、もっぱらその話題。 野球ファンとして、大谷をはじめとする日本人選手の活躍を見るのは楽しいが、 女子ゴルフにも目を…
BSテレビ東京で2024年4月からレギュラー放送が始まった 『あの本、読みました?』。 キャッチフレーズは、 「明日読みたい本が見つかる!本好きの為の情報番組」。 番組開始当初は、さすがに書評番組で1時間レギュラー放送は難しかろうと思ったのだが、 2年目を迎えても快調に飛ばしている。 この番組を見て、 図書館で本を予約したり、本屋さんで本を買ったりするのが私の習慣となっている。 5月29日の放送は、太…
この映画は、永野芽郁さんが出演しているということで取り上げられることが多くなってしまった。 映画の知名度は上がったかもしれないが、宣伝効果としてはプラスではないだろう。 犯罪を犯したわけではなく、 女優と男優の色恋沙汰でそこまでめくじらを立ててしまうのはなんともやるせない。 無事に公開されてよかった。 作品自体としても、つい永野さんを中心に観てしまったが、 改めて、いい女優さんに成長されてきて…
この映画は、本作が長編初監督作となる古川豪という方のオリジナル脚本によるもの。 監督の「撮りたい」という気持ちが詰まった作品。 ツッコミどころや、「ここがこうだったら」というところがいくつもあるのだが、 それらを上回る熱量の高さに引き込まれる。 いい初監督作品をものにされた。 刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」という職業がテーマ。 そのような仕事があるとはじめて知った…
6月1日は競馬の祭典、日本ダービー。 今回が92回目となる。 おそらく1番人気は皐月賞2着のクロワデュノール。 皐月賞でも断然人気を背負いながら勝ち切れなかったが、負けて強しの内容ではあった。 勝っていないだけに盤石とは言い難いが、 軸馬としての信頼感は高い。 2番人気に推されそうなのは、皐月賞馬ミュージアムマイル。 皐月賞での勝ちっぷりは圧巻だった。 以下の人気は混戦か。 皐月賞3着のマスカレ…
参議院選挙を控え、各政党がいろいろな政策を打ち出している。 なかでも、消費税に関する議論が注目されている。 コメを筆頭に、近年物価高が続いていることに加え、 アメリカの関税政策も日本経済に暗い影を落としている。 こうした状況に対応するため、 野党各党は、期限など内容に違いはあるものの、消費税減税を主張している。 さらに、与党内でも消費税を減税すべしとの意見が高まっている。 税金を払う側として…
大関大の里関が、2場所連続4度目の優勝を果たした。 13日目の優勝決定は2015年初場所の横綱白鵬関以来、10年ぶりのことという。 ただしこれは、大の里関が頑張ったことのほか、 横綱を筆頭に、他がだらしなかったことを示してもいる。 2場所連続優勝により、 「第75代横綱 大の里」が誕生することが確実となった。 ちなみに、大関で2場所連続優勝して、横綱に昇進できなかった前例はないのだという。 まさに文句なし、…
24日のロッテ戦で、埼玉西武の今井達也が8回を1失点に抑えて5勝目を上げた。 これで、開幕から9試合連続となるハイクオリティスタート。 ハイクオリティスタートとは、7回以上を投げて自責点2以下の投球を指す。 クオリティスタートが、6イニング以上を投げ自責点3以下のことをいうので、 それよりさらに優れた投球を開幕から続けているということになる。 普通なら、8回1失点であれば大威張りできるところだが、 今井の…
日清のコマーシャルが面白い。 今に始まったことではなく、ずっと面白い。 クスッと笑えるものから、 アイデアに驚かされるもの、 そこまでやっても大丈夫かと思わせるような攻めたもの、 などなどいろいろある。 そんな日清のコマーシャルが、将棋界にもやって来た。 それが日清どん兵衛「二軍どん兵衛も強いよね 篇」である。 出演は、佐藤紳哉七段と豊島将之九段。 ここで再現されたのは、2012年のNHK杯将棋…
ビジュアル系バンドをめぐる親子の関係を描いた小品。 インディーズの音楽をテーマにしているが、 この映画自体もインディーズということになるか。 なんとも残念なのが、ライブシーンが盛り上がらないこと。 音楽をテーマにした映画なので、 話の筋がどうでも、登場人物がどうでも、 ライブシーンが盛り上がればそれでまあOKなのだが、 本作はそこが今一つ。 もちろん、低予算で作られているという面はあるだろうが…
企業向けの教育研修事業などを展開するジェイックという会社が、 新入社員に対して行ったアンケート結果を発表した。 そのなかの 「生活費以外で、初任給をどのように使いたいですか?」 との質問に対する結果は以下のとおり。 ・親や家族へのプレゼント 71.8% ・趣味 46.4% ・貯蓄 40.3% ・自分へのプレゼント 34.0% ・飲食費や交際費 23.7% ・投資(新NISAなど) 13.9% ・スキルアップ等の自己投資 13…
アメリカプロゴルフツアーのメジャー2戦目、全米プロゴルフが行われた。 注目の松山英樹は残念ながら予選落ちとなったが、 米ツアー本格参戦2年目の久常涼が頑張った。 久常さんのことをあまり知らなかったのでWikipediaで調べてみると、 岡山県津山市出身ということがわかった。 ん?岡山県津山市? なんか、有名人の出身地で何回か聞いたことがあるような。 そこで今度は津山市をWikipediaで調べてみると、 驚く…
人気アイドルグループ「WEST.」のメンバー7人が総出演。 いわゆるアイドル映画という分類になるのだろうが、 WEST.の皆さんはそれほどお若いわけではないのでキャピキャピしたものにはならず。 ストーリーは、 いろいろあって裏社員として活動している面々が商店街の取り壊しを画策するが、 商店街を守ろうとする面々との交流を重ねるうちに心が揺らぎ・・・、 みたいな感じ。 オチは、設定の段階から誰にでもわかるだ…
Mリーグ2024-25シーズンは、5月16日がファイナルシリーズの最終日だった。 過去にないほどの大接戦のシーズンは、 セガサミーフェニックスの初優勝で幕を閉じた。 近藤誠一監督が今シーズン限りの退任を発表しており、退任の花道を飾った。 ご存知ない方もおられるかもしれないが、Mリーグは麻雀のプロリーグ。 全9チームで優勝を争い、 レギュラーシーズンを戦った後、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出、 …
「THE SECOND」 ホントお願いですから採点方法を変えてください
去年の「THE SECOND」を見て、 『お願いですから採点方法を変えてください』 と題したブログを書いた。 しかし私の願いが叶うことはなく、今年も同じ採点方法。 プロではなく会場にいる素人さんが採点をする。 え、この採点方法って、好評なんですか? どこに利点があるんですか? たまたまそこにいる素人さんが点を入れることにどんな意味があるんですか? 劇場でウケる芸人が本当に面白いんだから、プロが採点する…
結城真一郎さんによる同名ミステリー小説を映画化したもの。 原作は未読だが、小説とはかなり違う内容になっているのではないか。 だって、映画はツッコミどころの連打連撃。 そうは言っても、娯楽作として楽しめないというわけではない。 再現フィルム的にいくつかのエピソードが展開され、 それぞれ、はにゃ~な内容ではあるものの、 飽きさせないことには成功している。 SNS時代を風刺するような作品だが、 作…
この映画、娘を持つ父には刺さるはず。 ツッコミどころも満載だが、それらを全部飲み込んで、 娘を持つ父には刺さるはず。 それ以外の人にとってどうかというと、さて、それはどうか。 案外、大雑把に作られているので。 設定は、不思議なもの。 主演は、鈴木亮平さんと有村架純さんで、二人は兄妹。 若くして両親を亡くし、兄が働いて家計を支えてきた。 結婚を控えた妹には、幼少から別の女性の記憶があった。 生ま…
ドジャースの佐々木朗希投手が、メジャー移籍後初となる負傷者リスト入りとなった。 原因は、右肩の「インピンジメント症候群」とのこと。 この戦線離脱に、意外感を持つ野球ファンはほぼいないだろう。 「こうなると思っていた」 「心配していたとおり」 との反応が一般的だと思う。 佐々木はこれまでシーズンを通して働いたことがなく、 故障をたびたび経験してきた。 たっぷりと感覚を空けて、大切に大切に使われ…
日本経済新聞の見出しに 「海外勢『日本買い』過去最大」 とあった。 トランプ大統領による関税政策をはじめとした前代未聞の揺さぶりに、 日本市場も大きな混乱に見舞われたが、 その裏で海外勢は日本に投資していたようだ。 数字の根拠は、 財務省が発表した「対外及び対内証券売買契約等の状況」。 これによると海外投資家は、 4月に日本の株式や債券を合計で8兆円以上買い越していたというのである。 これまで…
それぞれの県には、その県に特有の「気質」というものがある。 染みついたものはなかなかぬぐえない。 私は滋賀県の出身だが、子どもの頃に引っ越したので、 もう何十年も離れている。 それでも、滋賀県気質というものがまだ染みついているような気がしている。 先日、お笑いコンビ「ダイアン」の津田さんとユースケさんが日本テレビ系「しゃべくり007」に出演され、 出身県の滋賀県を懸命にPRされたそうだ。 それ…
管理職を目指したい新入社員が過半数いると聞いてなんだかほっとする
東京商工会議所が2025年度の新入社員を対象に行った、 社会人生活や仕事に対する意識調査結果を発表した。 これによれば、 「入社後、管理職を目指したいと思うか」 との問いに 「管理職を目指したい」と回答した人が59.0% 「管理職を目指したくない」と回答した人が41.0%だったという。 この頃、管理職になりたがらない若者が増えてきているとの報に触れることが多い。 「管理職の罰ゲーム化」 という言葉もよく…
金融庁が、オンライン証券口座の乗っ取りによる不正取引額について、 今年1月から4月末までの合計で3000億円超になったと発表した。 3億円でも30億円でも300億円でもなく、 3000億円。 どこか特定の証券会社のみの事象なら、「お気の毒に」という感じだが、 該当するのが 楽天、SBI、マネックス、松井、三菱UFJeスマート、野村、大和、SMBC日興、三菱UFJモルガン・スタンレー、 とあっては、ネットで株を取引している誰…
総務省が、地方自治体の一般職職員を対象としたハラスメントに関する調査結果を公表した。 これによると、回答者の35%がカスタマーハラスメントを受けたことがあると回答したとのことである。 はじめこの結果を読んだとき、 「35%とは少ないな」 と感じた。 実感とすると、かなりの割合の人がなんらかカスハラの経験をしているような気がしていたからだ。 よく読むと、この数字は過去3年間にカスハラを受けたかどうか…
「パリピ孔明」という漫画があり、 それがドラマ化されていたことも知っていた。 ただ、どちらも未読未見でどんな話なのかは知らなかった。 本作については予告編も見ないままだったので、 予備知識はほぼゼロでの鑑賞。 下調べをしなかったから覚悟の上だが、 この映画は、どうもドラマを観ていないと入り込めない作品だった。 三国時代の天才軍師・諸葛孔明が現代に転生、 という設定は飲み込めるが、 どうして音楽…
報道によれば、 日本高等学校野球連盟が指名打者制(DH制)について、 来春センバツ大会での導入を視野に検討を進めているとのことである。 すでに「7イニング制など高校野球の諸課題検討会議」で議題に挙がっているのだそうだ。 DH制にはいくつかのメリットがある。 まずは、近年問題とされているピッチャーの負担軽減。 もちろん、打つことが得意な選手もいるだろうが、炎天下で打って走ってとなると負担が大きく…
一生に一度の60歳になる年。 この記念すべき年に自分自身に何かを課そうと思って始めた 「60歳腰痛持ち120キロプロジェクト」。 春本番。汗ばむような陽気も増えてきた。 そろそろペースを上げていきたい。 目論見では、 5月頃に80キロ、6月に85キロくらいの目安を設定している。 100キロを出すのは7月くらいで、 120キロチャレンジは9月あたりだろうか。 と書くと、60歳の人間が短期間で20キロも30キロも球速を伸…
井上の防衛は目出度いがダウンさせられたことのほかにも不安な点が
日本が誇るボクシングの歴史に残るスーパースター、 世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥が、 挑戦者のWBA世界同級1位ラモン・カルデナスを8回、レフェリーストップによるTKOで下した。 これで世界戦11連続KO。 世界戦KO勝利数を23とし、往年の世界ヘビー級王者ジョー・ルイスを超えて歴代単独最多とした。 最初にダウンを奪われたのは井上。 ネリ戦と同様、左フックを受けた。 倒れた後、…
「チェーホフの銃」と言われる作劇術のルールがある。 それは 「物語の中に拳銃が出てくれば、それは必ず発射されなければならない」 というものである。 確かに拳銃が映されれば、それがいつ撃たれるのかと気になってしまう。 撃たれないなら映す意味がない。 この映画では、最後まで放りっぱなしになっているエピソードがいくつかある。 作り手に何らかの意図があったのかもしれないが、 うまく機能したとはまったく…
歴代スーパースターに肩を並べる井上尚弥にまさかがありませんように
アメリカのボクシングプロモーション会社であるトップランク社が、 歴代グローバルスーパースターベスト10を発表した。 その順位は以下のとおりである。 1位 ムハマド・アリ 2位 マイク・タイソン 3位 フロイド・メイウェザーJr 4位 マニー・パッキャオ 5位 シュガー・レイ・レナード 6位 オスカー・デ・ラ・ホーヤ 7位 井上尚弥 8位 ジョージ・フォアマン 9位 フリオ・セサール・チャベス 10位 タイ…
「国民的」という表現が大げさに聞こえない大ヒットアニメシリーズ 「名探偵コナン」の劇場版。 今作が28作目。 このシリーズの凄いところは、 ここに来て、年々興行収入を増やしている点。 最大のヒットとなった「100万ドルの五稜星」が2024年。 歴代2位の「黒鉄の魚影」が2023年、 3位の「ハロウィンの花嫁」が2022年。 「100万ドルの五稜星」の興行収入158.0億円は日本映画歴代14位という堂々たるもの。 この人気…
ここのところで読んだ30冊は以下のとおり。 「A Chrismas Carol」 「時代劇は死なず!」 春日 太一 「日本国憲法の誕生」 西 修 「がんばっていきまっしょい」 敷村 良子 「元彼の遺言状」 新川 帆立 「教養としての世界史の読み方」 本村 凌二 「教育投資の経済学」 佐野 晋平 「パラ・スター(side百花)」 阿部 暁子 「渋沢栄一と勝海舟」 安藤 優一郎 「答え合わせ」 石田 明 「ブラザーズ…
先日テレビで、 トランプ大統領の関税政策についてどう感じるか、 アメリカの有権者にインタビューしている様子を見た。 インフレへの懸念や自らのビジネスへの悪影響を不安視する声の一方、 「相手と同じ関税をかけるのは当たり前のこと」 とトランプ関税を支持する意見もあった。 賛否が分かれるのは当然のこととして、 驚いたのは「相互関税」が本当に「相互」のことと受け取っている人がいるということ。 ひょっと…
「ベイビーわるきゅーれ」シリーズのアクション監督として知られる園村健介さんがメガホンをとり、 「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾さんが脚本、 「ベイビーわるきゅーれ」の髙石あかりさんが主演。 「ベイビーわるきゅーれ」と同じく、殺し屋のお話。 ふむ。 別作品として撮る必然性はあったのかしら。 女子大生に殺し屋の幽霊が憑りつき、 憑りついている間は殺し屋としての格闘ができる、という設定。 女子大…
ドジャースに移籍した佐々木朗希がなかなか勝てずにいる。 ここまで6試合に登板して0勝1敗。 防御率は3.55。 ただし、メジャー移籍1年目であり、 日本での実績があるとはいえ、佐々木はまだ23歳。 大事に使われている面もあり、勝ち星が付かないこと自体はそれほど大きな問題ではない気がする。 心配なのは、どんどん普通の投手になってきていることである。 23歳でメジャーに渡り、 前年度のワールドチャンピオン…
2023年春の競馬界の主役は、 3歳牝馬リバティアイランドだった。 牝馬クラシック1冠目の桜花賞にはジュベナイルフィリーズ以来、4カ月ぶりで出走。 4コーナーではまだ後方から3番手、前から数えて16番手あたりにいたが、 そこから全馬をごぼう抜き、 上がり3ハロンは32.9秒という豪脚だった。 このレースでは、川田騎手がジョッキーカメラを装着していて、 ゴールを過ぎたあと、 「お嬢さん、終わりです」 と声を…
4月25日の東京株式市場で日経平均株価は上昇。 前日比666円高の35,705円で終えた。 これで三日続伸。 株価上昇の背景としては、 前日のアメリカ株式が堅調だったこと、 一時急速に進んだ円高が一服し、円安・ドル高が進んだこと、 などが挙げられている。 年初来高値が40,288円、 年初来安値が30,792円 だから、35,705円という水準は、下げた分の半分を戻したことになる。 相場格言に、 「半値戻しは全値戻し」 …
この映画、はじめは観るつもりはなかった。 予告編が「糸」に似ている感じがしつつ、その劣化版になりそうだったし、 オチを言っているようなタイトルも心配だったから。 しかし、たまたまポッカリ時間が空き、ネットのレビューもよかったので、ふらっと。 結果、悪い予感はズバリ的中した。 主役を演じる二人が接近するきっかけは、 学級新聞の編集を無理やり押し付けられたため。 なんだろう、このザ・漫画といった設…
4月24日付の日本経済新聞の1面トップの見出しは 「株最低投資額10万円に」だった。 投資単位を引き下げることで若年層も少額から購入できる環境を整え、 「貯蓄から投資へ」のシフトを後押しする、というのである。 現在は最低投資額を50万円未満とすることを努力義務としているそうだが、 実際にはそれをはるかに超えている銘柄がある。 主なものとして挙げられていたのは、 キーエンス 587万円 ファーストリテイリ…
このところの新聞やネットの記事を見ると、なんでも物価高の責任にしているように感じる。 なにか経済にネガティブな情報があると、 「長引く物価高の影響で生活が苦しくなっている」 「庶民の財布のひもはますます固くなっている」 などとまとめられている。 本当にそうである場合もあるだろうけれど、 思い込み、結論ありきで書かれていることも少なくないように感じる。 先日、ゴールデンウイークの過ごし方に関する…
「花束みたいな恋をした」を観終わった瞬間、新しい恋愛映画のスタンダードが生まれたと感じた。 その脚本・坂元裕二さんと監督・土井裕泰さんが再びタッグを組んだ。 しかも土井監督は「花束」以前も、 「ビリギャル」「罪の声」と連続で快作を公開しておられる。 加えて出演陣。 主演の3人を、広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さんが演じる。 超強力布陣である。 で、共演が横浜流星さん。 この顔合わせで、いい…
ドジャースの山本由伸が圧巻の投球を続けている。 なんでも、2リーグ制になった1900年以降で、 最初の5登板で35奪三振以上、K/BBが5以上、被安打20未満、失点5未満を記録した投手は、 今年の山本が初めてなのだそうだ。 シーズン開幕前から今年はサイヤング賞を狙えると言われていたが、 そのとおりの活躍ぶりである。 山本は、これまでの球歴の成長曲線が美しい。 高校時は、それほど騒がれていたわけではなく、2016年…
トランプ大統領が矢継ぎ早に仕掛けてくるあれやこれやに翻弄され、 世界中の株価が乱高下している。 ただ、「相互関税」として発動した措置のうち、 第2弾の上乗せ分を90日間停止すると発表してからは、 相場は落ち着いた動きとなっている。 今年に入ってからの下落幅を見ると、 最高値が40,288円、 最安値が30,792円。 値幅にして10,000円近く、 率にして25%近い。 直近では34,000円台を回復していて、 高値か…
マンガアプリで連載された恋愛コミックを実写映画化したラブコメディ。 脚本の川原杏奈さんは、 知る人ぞ知る第1回ところざわ学生映画祭グランプリ受賞者。 その時は監督もされていたが今作では脚本を担当。 公開されているストーリーは、 恋人から別れを告げられたばかりの女子大学生が、オンラインゲームを通じて高校生プロゲーマーと出会う。 いつもは無愛想なのに、ふとした時に無自覚な優しさを見せる高校生に徐々…
一生に一度の60歳になる年。 この記念すべき年に自分自身に何かを課そうと始めた 「60歳腰痛持ち120キロプロジェクト」。 普段から運動しているわけでもなく、 体力自慢でもなく、 草野球チームに入っているわけでもなく、 若い頃にすごかったわけでもなく、 そんな人間による我ながら無謀な挑戦だとは思うが、 やってみないとわからない。 冬場は休養にあて、 3月からゆっくり投げ始めた。 暖かくなるにつれ、少し…
タイトルの「レイブンズ」とは、鴉という意味。 Crowが一般的なカラスを指すのに対し、 Ravenは大型のワタリガラスを指すのだそうだ。 監督はイギリス人のマーク・ギルさんという方。 しかし、鴉を除いて出演者はみな日本人。 写真家・深瀬昌久さんの人生を描く。 事実に題材をとっており、 夫婦の関係や父子の確執などは実際の話を下敷きにしているようだが 映画自体はフィクションと考えていいだろう。 主演が…
日本ではGreatというと、 「偉大な」と訳すことが多いと思う。 「すごい」「素晴らしい」と訳すこともあるだろう。 かつて「グレート草津」というプロレスラーがいたし、 「完全無欠のロックンローラー」というヒット曲でも「俺ってグレート?」とのフレーズがあったが、 これらは偉大さ、すごさを表す意味で使われていたことだろう。 さて、トランプ大統領のキャッチフレーズは、 Make America Great Again、 略し…
公益財団法人日本台湾交流協会の調査によれば、 「最も好きな国はどこか」との問いに「日本」と答えた方が最も多かったようだ。 その率は実に76%。 2位の韓国で4%、3位の米国、中国で3%だから、 まさにダントツ。 しかも、数字は上昇傾向。 3年ごとに調査しているのだが、 2012年の43%以降、 56%、59%、60%と順調に数字を伸ばし、 今回一気に16ポイントのプラスとなった。 日本へのイメージとしては、 「…
城定秀夫さんの監督作品。 城定さんは監督デビューから100本以上の作品を監督してきたというツワモノ。 「アルプススタンドのはしの方」の、と紹介されることが多いが、 個人的には「愛なのに」が好き。 予告編では、「クズとワルしか出てこない」とのこと。 悪役の窪田くんは怖そう、と思いながら鑑賞。 生活保護の不正受給が柱。 実際に役所の現場におられる方は、本作をどのように観られるだろう。 なかなかにし…
4月12日付のNIKKEIプラス1に 「早期離職率 今も昔も3割」 という見出しの記事が掲載されていた。 「最近の若手はすぐ辞める」 というイメージとは裏腹に、 実際の離職率はここ30年ほどほとんど変わっていないというのである。 実感とはかなり異なっているので、そんなことがあるのかと、 厚生労働省が公表しているデータに当たってみた。 すると、確かに記事のとおりの推移となっている。 それどころか、 中学卒…
犬が好きだ。 だから、犬が出てくる映画に弱い。 はずなのだが、意外とそうでもない。 犬の映画で揺さぶられた記憶があまりない。 犬が出てくる段階で涙腺がゆるんでしまいそうなので、 事前にグッと抑えてしまうからだろうか。 本作では、犬が出ずっぱり。 利口そうなシェパードで、私もなでなで抱き抱きしたくなった。 その犬が大切な人に会いに行く。 設定だけで泣きそうになるはずなのに、 映画を観ても揺さぶら…
プロ野球が開幕してから約2週間。 10試合ちょっとを消化し、 期待どおりだったり、期待外れだったり、期待以上だったり、 ファンは一喜一憂していることと思う。 ひいきのチームが勝てばもちろん嬉しいが、 負けた後でああだこうだと言い合うのもプロ野球を観る醍醐味。 半年間、存分に楽しませていただこう。 そして、来年2026年はWBCの年。 前回が2023年だったから、なにやらあっという間にやって来る感じである…
第6回伝えたい映画大賞の結果を伝える3回目はいよいよ作品部門。 ちなみに過去5回の大賞受賞作はこんな感じ。 第1回 「洗骨」 監督・照屋年之(ガレッジセール・ゴリ) 第2回 「37セカンズ」 監督・HIKARI 第3回 「街の上で」 監督・今泉力哉 第4回 「マイスモールランド」 監督・川和田恵真 第5回 「あつい胸騒ぎ」 監督・まつむらしんご 参考に日本アカデミー賞の直近を振り返ると、 「…
第6回伝えたい映画大賞の結果を伝える2回目。 女優編に続いて男優編。 ちなみに過去の受賞者は以下のとおり。 第1回 池松壮亮さん(評価作品「宮本から君へ」) 第2回 宇野祥平さん(評価作品「罪の声」「37セカンズ」) 第3回 鈴木亮平さん(評価作品「孤狼の血LEVEL2」) 第4回 磯村勇斗さん(評価作品「ビリーバーズ」「異動辞令は音楽隊!」「さかなのこ」「前科者」「PLAN75」ほか) 第5回 佐藤緋…
既存の映画賞はヘンテコリン。 しかし、それを嘆くばかりではなく、 本当に伝えたい映画を選びたいという思いで、邦画好きの面々と始めた「伝えたい映画大賞」。 今年で6回目を迎えた。 そのレポートの1回目は女優賞。 このところ、女優さんのことを俳優という傾向があるように思うが、 女優と呼んだ方がずっと粋に感じる。 過去の受賞者は以下のとおり。 第1回 和田光沙さん(評価作品「岬の兄妹」) 第2回 …
通常、映画評は少し寝かしてから書いている。 特に、いい作品の場合、すぐに書き出すのがもったいない気がする。 しかし、小規模上映の作品の場合、早目にブログに上げないと、観る機会がなくなってしまう可能性がある。 どうでもいい作品なら観る機会がなくなっても別に構わないが、是非観ていただきたい作品の場合、急いで書かないと。 嬉しい悲鳴、という奴である。 普段、洋画まで手が回らないので、基本的に邦画ばか…
いつまでも桜が咲いたの咲かないので一喜一憂する国でありますように
今年の春先は、気温の変化が激しい。 20度を超えるポカポカ陽気が続いたかと思ったら、 突然真冬並みの気温に逆戻り。 体調を崩された方も少なくないだろう。 一本調子に暖かい日が続かなかったために、 桜の開花が遅れた。 全国の観測地点中で最も早い開花宣言を出したのは、 高知と熊本の両市。 3月23日の開花は平年より1日遅かった。 暖かい冬が続き、 桜が4月に入る前に完全に散り切ってしまうことが心配される…
「ベイビーわるきゅーれ」シリーズの阪元裕吾監督作品。 本作もベビわると同様、女子二人のバディもの。 二人のやり取りもベビわるチック。 ベビわるの二人は殺し屋であり、命を預け合っているのに対し、 この映画の二人にはそうした関係性はない。 単なる大学の先輩後輩。 たまたまルームメイトなだけ。 二人のつながりが本作の肝になるのだが、 この関係性では思い入れが生まれない。 裏側にあるものの存在がゆるい…
柚木麻子さんの小説「早稲女、女、男」を映画化。 タイトルどおり、主人公の女子は早稲田大学出身という設定で、 神田川や高田馬場っぽい風景も映される。 典型的な貧乏学生の日常。 ただし、柚木さんは立教大学の出身らしい。 学生時代のこじらせ恋愛のお話。 演劇サークルで脚本家を目指している男とズルズルつき合い、 しっかり働いている社会人の新しい彼に乗り換える踏ん切りがつかない。 なんだか、既視感のある…
4月3日の東京株式市場は、大幅に下落した。 案外ゆるい形になるのではないか、 との淡い期待を打ち破り、 アメリカのトランプ大統領が「相互関税」として日本に24%の関税を課すと表明したことを受けて、 日本株はほぼ全面安。 日経平均株価は終値で989円下落し、 去年8月以来、およそ8か月ぶりに3万5000円を割って取り引きを終了した。 通常、大幅下落の翌日は反発して始まるものだが、 4日も厳しいだろう。 まず…
ボクシングの2024年度年間優秀選手表彰式で、 ファンを興奮させるサプライズがあった。 4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥が、 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人に対戦を呼びかけたのである。 井上が 「中谷君、1年後の東京ドームで日本ボクシングを盛り上げましょう」 と呼びかけると、 中谷も 「ぜひ、やりましょう」 と答えた。 モンスターこと井上尚弥は、言わずと知れた日本ボクシング史上に残…
ここのところで読んだ30冊は以下のとおり。 「株への投資力を鍛える」 馬渕 治好 「坂の上の坂」 藤原 和博 「星がひとつほしいとの祈り」 原田 マハ 「新しい地方財政論」 「農的暮らしをはじめる本」 榊田 みどり 「地方を変える女性たち」 麓 幸子 「段取りの教科書」 水野 学 「妖し」 「マンガ認知症[施設介護編]」 ニコ・ニコルソン 「低予算の超・映画制作術」 曽根 剛 「キャンティ物語…
10年前、2015年4月頃の日経平均株価は、 ちょうど20,000円くらいだった。 その後、世界はコロナ禍やウクライナ紛争などに見舞われたが、 株価は順調に値を上げて行った。 2024年には、ついに日経平均株価の最高値を更新、 40,000円も突破した。 と、10年スパンで見れば好調な株価だが、 2024年度単体で見ると下落。 2024年3月末が40,369円で 2025年3月末が35,617円。 2024年度トータルでは4,752円、率にして約12%の…
たぶん噛み合っていない地方公務員の思いと総務省が示す兼業許可基準
総務省が、地方公務員の兼業や副業を促すために兼業許可基準を示すようだ。 営利企業から報酬を得て働くことができる基準を明確にし、 現状の原則禁止から一歩進めて、 地域に貢献し課題解決につながる活動を幅広く認めるのだという。 具体的には、 町おこしや移住者支援などのほか、 地域住民の生活維持に欠かせない仕事も認めると報じられている。 例としては、過疎地のコンビニでの労働や新聞配達が挙げられていた。…
この映画は、小林啓一さんの監督作。 小林さんと言えば、私が大好きな 「殺さない彼と死なない彼女」と「恋は光」 を撮られた方。 2本もお気に入りの映画を撮られた監督さんの作品とあっては、 これは一も二もなく観に行く。 脚本の政池洋佑さんは、こちらも私が大好きな 「ハケンアニメ!」に携わられた方。 この監督と脚本は、個人的にはすごい組み合わせ。 が、まあ、予告編から悪い予感はしていた。 少女漫画…
「モーサテ」こと、テレビ東京系で毎朝放送している「Newsモーニングサテライト」。 4月からキャスター体制が変わるようだ。 これまでメインキャスターを務めていた片渕茜さんがニューヨークに転勤となり、 主にアメリカのマーケットを担当。 メインキャスターには、これまでサブキャスターだった中原ひとみさんが座られる。 中原さんはまだ入社3年目。 プレッシャーもあるだろうけれど頑張ってほしい。 モーサテが始…
3月27日の東京株式市場は、 トランプ米大統領がすべての輸入車に対し25%の関税を課すと発表したことが嫌気されて反落。 日経平均は、前営業日比227円の37,799円で取引を終えた。 相当にネガティブなニュースであり自動車株は急落となるかと思いきや、 下がったには下がったがそれほどでもない。 トヨタ自動車が2%安、 日産自動車も2%安、 ホンダは2.5%安。 2%程度の下げであれば、しょっちゅう起きる。 かねて…
プロ野球の順位予想は難しい。 まあ、当たらない。 開幕前の戦力をもとに分析するのだが、 額面通りには働かない選手やら、 怪我で離脱する選手やら、 大化けする選手やらが次々に出てくるので、 一年を通した順位をピタリと当てるのは至難の業。 しかし、予想すること自体が楽しいので、今年もやってみよう。 セ・リーグはよくしらないので、パだけ。 なにはともあれ優勝チームがどこになるか。 戦力的には、去年…
千鳥を応援していたが、 彼らの芸風から関東では難しいかと思っていた。 実際、苦労していた時間も長かった。 しかし、一度火が付くと、その後は凄かった。 今や芸人のトップと言えるような位置にいる。 さらば青春の光は、さすがに一般受けは難しいだろうと思っていた。 漫才もコントも十分にできる力の持ち主だが、 やっていることが際どすぎるし、 東ブクロさんの私生活での奔放さも受け入れられないだろうと感じて…
海外投資家による インド株から中国株への乗り換えが進んでいる、 とのネット記事を読んだ。 日本国内の報道やネット情報には、 中国経済には悲観的なニュースがあふれている。 一方インドには先行きへの楽観が伝えられることが多い。 その結果か、NISAではインド株投信が人気を集めている。 裏腹に、海外投資家はインド株離れが進んでいて、 反対に中国に買いが入っているという。 代表的な株価指数であるイン…
いわゆる「いい話系」。 文字の読み書きができない65歳の男が、 夜間学校に通い妻にラブレターを書く、というお話。 それだけではとても2時間もたないだろうから、 なんやかんや話を盛るのだろうと思っていたが、 ほぼ盛らず。 本当にそれだけの設定で2時間の映画を作ってしまった。 称賛するつもりはないけれど、これはこれですごい。 大きな盛り上がりがあるわけではなく、 泣かせるシーンはあるものの、 ある意…
野球人気の陰りを心配する声がある。 中学や高校での野球部の人数が減り、 プロ野球の地上波での放送もないという状況からそう見えるのだろう。 しかし、球場に目を移すと、まるで違う姿が見えてくる。 今はオープン戦の真っ最中。 もちろん真剣勝負ではないし、 スター選手が出場しない試合もある。 その状況での観客動員はどうか。 中日の本拠地バンテリンドームは連日30,000人超、 京セラドームも30,000人、 み…
2026年ワールドカップアジア最終予選で、C組1位の日本代表がバーレーン代表に2-0で勝利。 これで日本はC組2位以内が確定し、8大会連続8度目のワールドカップ出場権を獲得した。 ワールドカップ出場を決めたのは日本が世界で一番乗り。 現在のFIFAランキングで日本代表は15位。 つまり、普通に戦えば決勝トーナメントに進出する16チームに入れる地位にいる。 しかし、このところの試合ぶりを見ると、15位よりもっと…
元NHKアナウンサーで、現在「報道ステーション」のキャスターを務められている大越アナウンサーが、 球速130キロを目指したプロジェクトに取り組んでおられる。 題して、「大越健介 球速130キロへの道」。 大越アナは東京大学出身。 六大学野球でプレーし、なんと通算8勝。 東大で8勝はすごい。 日米大学野球選手権大会の大学日本代表メンバーにも選ばれたという猛者である。 年齢は63歳と私より少し上だが、実績が…
低予算で作られ、少ない劇場で公開される映画の中に、 長く心に残る作品がある。 もちろん、「あれ?」もたくさんあるけれど、ひょっとしたら。 本作は売れないパンクバンド「ザ・ゲスイドウズ」の物語。 今、下水道が日本を騒がせているが、グループ名の由来は特に語られず。 バンドの紅一点のボーカリストが“The27Club”に憑りつかれ、 自身も27歳で死ぬと思い込んでいる、という設定。 “The27Club”とは27歳で夭折…
「だから言わんこっちゃない」と総ツッコミされても仕方がない横綱・豊昇龍の春場所
豊昇龍が10日目から休場することになった。 春場所は、 新横綱の初日の黒星は1995年以来、 中日までの金星3つ配給は1964年以来、 と不名誉な記録を連発していた。 休場は1986年以来だそうだ。 豊昇龍の横綱昇進については、多くの人が疑問を呈していた。 それまでの横綱昇進者と比べて、あまりにも成績が伴っていなかったからである。 私も、この甘々の昇進に、異を唱えるブログを書いた。 https://ry…
減税したら経済が活性化する、 と強く主張される方がおられる。 そうした論が、このところ勢いを増しているようにも思える。 結論から言えば、というか、 誰がどう考えても、 減税したら経済は活性化する。 当たり前の話である。 同じような話で、 財政を拡張したら経済が活性化する、 という意見もあるが、 これも、もちろんそうなる。 当たり前の話である。 これらは理論とか理屈とかいう以前の、定義に近いレベ…
原作はフランス・ベルギー合作映画「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」という作品らしい。 目を覚ましたら別の世界だったという日本映画にもありそうな展開。 監督は「ソラニン」「陽だまりの彼女」などの三木孝浩さん。 正直なところ、まったく期待しないで観に行った。 まったく期待しないのに観に行く、というのも妙な話だが、 だって、観てみないとわからないから。 そのおかげで、と言ってはな…
このところ、 地方自治体が債券運用で含み損を抱えている という記事が散見される。 共同通信をはじめ、 読売、朝日と次々に報道され、 3月15日付の日経では一面で報じられるに至った。 どの記事も 「ここでわかった」 といった書きぶりなのだが、金利が上昇すれば債券価格が下がるのは当然のこと。 長期債券を購入している自治体が含み損となるのも自明。 ずっと前からわかっていたはずのことである。 逆に、金…
日本アカデミー賞が発表された。 私は7部門を予想したのだが、すべて的中した。 我ながら天晴というべきか。 予想したブログはこちら https://rynsei.seesaa.net/article/511605776.html 予想の面では俳優部門はあまり悩まなかった。 ノミネートされた作品と顔ぶれを見れば、受賞者は大体わかる。 それがいいんだか、悪いんだか。 難しかったのは監督賞と作品賞。 これを別々の作品で予想したのは勘が冴えていた…
「ガレッジセール」のゴリこと照屋年之さんの監督作品。 ゴリさんの前作「洗骨」は魂を揺さぶられる映画だった。 一年を代表する作品と言ってもいいほどに。 その次回作とあっては期待しない方が無理というもの。 しかし、期待は往々にして裏切られる。 「洗骨」の素晴らしさと打って変わって、 本作はちょっと驚くほど凡庸。 これを映画にしてはいけないのではないかと思えるほどに。 広く言えば「いい話系」なのだ…
3月14日、日本アカデミー賞が発表される。 いつまで経っても権威が上がってこない感のあるこの賞だが、 受賞された方はちゃんと喜んでくださっている。 邦画ファンとして、受賞者を予想することで、表彰式を2倍楽しもう。 まずは、助演男優賞。 ノミネートは以下の5人 内野聖陽さん 『八犬伝』 : 葛飾北斎役 大沢たかおさん 『キングダム 大将軍の帰還』 : 王騎役 岡田将生さん 『ラストマイル』 : 梨本孔役 佐…
2025年、無茶を承知で取り組む個人的企画 「60歳腰痛持ち120キロプロジェクト」。 ようやくあたたかくなり始めたことを見計らって、今年になって初めてのキャッチボール。 プロ野球選手はもうバンバン投げているが、 プロは3月下旬に開幕するのでペースが上がっていて当然。 私は秋口に最終計測することを考えているので、寒い時期は慌てない慌てない。 初投げは、20mくらいの距離で計30球ほど。 肩はまだ全然できてい…
アメリカの有力誌「リング」が、 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥の今後2試合が決まったと報じた。 それによれば、 5月4日にWBA同級2位ラモン・カルデナスと米国ラスベガスのTモバイルアリーナで対戦、 勝利すれば(するだろう)、 9月14日にWBA同級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(通称:MJ)と対戦、 とのことである。 かねてからそのように伝えられてきたこともあり…
実話をもとにした映画らしい。 主な登場人物は三人。 女優・長谷川泰子と詩人・中原中也、文芸評論家・小林秀雄。 女一人と男二人の奇妙な三角関係を描く。 舞台は大正時代の京都と東京。 しっかり街並みが再現されていて、 世界観に浸れる。 三人の関係ははたから見れば常識外れだし、 本人たちにとっても苦しいものだったかもしれない。 しかし、やむにやまれぬものだったのだろう。 その感じが、映画の中の三人か…
M-1王者に 「夢がない」 と揶揄されたR-1(もちろん、ネタで言っているのだが)。 夢はともかく、笑いもない年も少なくないのだが、 今年は粒ぞろい。 ただ、田津原理音さん、ハギノリザードマンさん、友田オレさんの3人で争われたファイナルはいつものR-1に逆戻り。 それまでの盛り上がりが嘘のようなしぼみ方。 3人ともフリップでクスリともできず。 まあ、R-1らしいといえば思い切りR-1らしいのだが…
「持続不可能な財政」という本を読んだ。 河村小百合さんと藤井亮二さんの共著。 河村さんは日銀出身で現日本総研の主任研究員、藤井さんは参議院予算委員会調査室出身で白鵬大学教授。 お二人は日本の財政状況に多大な危機感を覚えておられ、 いろいろな税目の引き上げや主な歳出項目の引き下げ案を提示されている。 諸外国との比較や過去のデータなども取り揃えられていて、 非常に真面目な研究成果だと感じた。 本の…
長編監督デビュー作「メランコリック」で、 数々の映画賞を受賞した田中征爾さんの監督・脚本による作品。 前作は銭湯を舞台にしたサスペンス・コメディであり、なかなかに楽しめた。 さて今作は。 幽霊につきまとわれる男を描くのだが、 正直なところ、その設定自体が面白くもなんともない。 映画でも何度も取り上げられているし、 漫才やコントでも散々。 新しいものがあるわけでもなく、響くものもなく。 残念なが…
アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談が物別れに終わった。 通常、首脳会談にこぎつけるまでが大変で、 そこに至ればすんなりいくもの。 また、もし交渉がうまく行かないとしても水面下でなんとか収めるもの。 マスコミの目の前で、 世界中の人たちが見ている前で、 首脳同士が感情をぶつけ合うというのは非常に珍しい光景だった。 どちらがいい、悪い、はさておき、 驚いたのは両者が英語…
ネットに、 「週末芸人」が増えている という記事があった。 「週末芸人」とは、普段は会社員として週5日働き、 土日の芸人としての出演に向けて仕事後にネタ作りに励むといった存在のこと。 アルバイトをしながら芸人を続けている人は昔から大勢おられたと思うが、 ここでいう「週末芸人」は、本業はしっかり持っている。 芸人は副業というわけでもなく、 天下をとってやろうという野望など毛頭ない。 ただ、楽しい…
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