BSテレビ東京で2024年4月からレギュラー放送が始まった 『あの本、読みました?』。 キャッチフレーズは、 「明日読みたい本が見つかる!本好きの為の情報番組」。 番組開始当初は、さすがに書評番組で1時間レギュラー放送は難しかろうと思ったのだが、 2年目を迎えても快調に飛ばしている。 この番組を見て、 図書館で本を予約したり、本屋さんで本を買ったりするのが私の習慣となっている。 5月29日の放送は、太…
この映画は、永野芽郁さんが出演しているということで取り上げられることが多くなってしまった。 映画の知名度は上がったかもしれないが、宣伝効果としてはプラスではないだろう。 犯罪を犯したわけではなく、 女優と男優の色恋沙汰でそこまでめくじらを立ててしまうのはなんともやるせない。 無事に公開されてよかった。 作品自体としても、つい永野さんを中心に観てしまったが、 改めて、いい女優さんに成長されてきて…
この映画は、本作が長編初監督作となる古川豪という方のオリジナル脚本によるもの。 監督の「撮りたい」という気持ちが詰まった作品。 ツッコミどころや、「ここがこうだったら」というところがいくつもあるのだが、 それらを上回る熱量の高さに引き込まれる。 いい初監督作品をものにされた。 刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」という職業がテーマ。 そのような仕事があるとはじめて知った…
6月1日は競馬の祭典、日本ダービー。 今回が92回目となる。 おそらく1番人気は皐月賞2着のクロワデュノール。 皐月賞でも断然人気を背負いながら勝ち切れなかったが、負けて強しの内容ではあった。 勝っていないだけに盤石とは言い難いが、 軸馬としての信頼感は高い。 2番人気に推されそうなのは、皐月賞馬ミュージアムマイル。 皐月賞での勝ちっぷりは圧巻だった。 以下の人気は混戦か。 皐月賞3着のマスカレ…
参議院選挙を控え、各政党がいろいろな政策を打ち出している。 なかでも、消費税に関する議論が注目されている。 コメを筆頭に、近年物価高が続いていることに加え、 アメリカの関税政策も日本経済に暗い影を落としている。 こうした状況に対応するため、 野党各党は、期限など内容に違いはあるものの、消費税減税を主張している。 さらに、与党内でも消費税を減税すべしとの意見が高まっている。 税金を払う側として…
大関大の里関が、2場所連続4度目の優勝を果たした。 13日目の優勝決定は2015年初場所の横綱白鵬関以来、10年ぶりのことという。 ただしこれは、大の里関が頑張ったことのほか、 横綱を筆頭に、他がだらしなかったことを示してもいる。 2場所連続優勝により、 「第75代横綱 大の里」が誕生することが確実となった。 ちなみに、大関で2場所連続優勝して、横綱に昇進できなかった前例はないのだという。 まさに文句なし、…
24日のロッテ戦で、埼玉西武の今井達也が8回を1失点に抑えて5勝目を上げた。 これで、開幕から9試合連続となるハイクオリティスタート。 ハイクオリティスタートとは、7回以上を投げて自責点2以下の投球を指す。 クオリティスタートが、6イニング以上を投げ自責点3以下のことをいうので、 それよりさらに優れた投球を開幕から続けているということになる。 普通なら、8回1失点であれば大威張りできるところだが、 今井の…
日清のコマーシャルが面白い。 今に始まったことではなく、ずっと面白い。 クスッと笑えるものから、 アイデアに驚かされるもの、 そこまでやっても大丈夫かと思わせるような攻めたもの、 などなどいろいろある。 そんな日清のコマーシャルが、将棋界にもやって来た。 それが日清どん兵衛「二軍どん兵衛も強いよね 篇」である。 出演は、佐藤紳哉七段と豊島将之九段。 ここで再現されたのは、2012年のNHK杯将棋…
ビジュアル系バンドをめぐる親子の関係を描いた小品。 インディーズの音楽をテーマにしているが、 この映画自体もインディーズということになるか。 なんとも残念なのが、ライブシーンが盛り上がらないこと。 音楽をテーマにした映画なので、 話の筋がどうでも、登場人物がどうでも、 ライブシーンが盛り上がればそれでまあOKなのだが、 本作はそこが今一つ。 もちろん、低予算で作られているという面はあるだろうが…
企業向けの教育研修事業などを展開するジェイックという会社が、 新入社員に対して行ったアンケート結果を発表した。 そのなかの 「生活費以外で、初任給をどのように使いたいですか?」 との質問に対する結果は以下のとおり。 ・親や家族へのプレゼント 71.8% ・趣味 46.4% ・貯蓄 40.3% ・自分へのプレゼント 34.0% ・飲食費や交際費 23.7% ・投資(新NISAなど) 13.9% ・スキルアップ等の自己投資 13…
アメリカプロゴルフツアーのメジャー2戦目、全米プロゴルフが行われた。 注目の松山英樹は残念ながら予選落ちとなったが、 米ツアー本格参戦2年目の久常涼が頑張った。 久常さんのことをあまり知らなかったのでWikipediaで調べてみると、 岡山県津山市出身ということがわかった。 ん?岡山県津山市? なんか、有名人の出身地で何回か聞いたことがあるような。 そこで今度は津山市をWikipediaで調べてみると、 驚く…
人気アイドルグループ「WEST.」のメンバー7人が総出演。 いわゆるアイドル映画という分類になるのだろうが、 WEST.の皆さんはそれほどお若いわけではないのでキャピキャピしたものにはならず。 ストーリーは、 いろいろあって裏社員として活動している面々が商店街の取り壊しを画策するが、 商店街を守ろうとする面々との交流を重ねるうちに心が揺らぎ・・・、 みたいな感じ。 オチは、設定の段階から誰にでもわかるだ…
Mリーグ2024-25シーズンは、5月16日がファイナルシリーズの最終日だった。 過去にないほどの大接戦のシーズンは、 セガサミーフェニックスの初優勝で幕を閉じた。 近藤誠一監督が今シーズン限りの退任を発表しており、退任の花道を飾った。 ご存知ない方もおられるかもしれないが、Mリーグは麻雀のプロリーグ。 全9チームで優勝を争い、 レギュラーシーズンを戦った後、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出、 …
「THE SECOND」 ホントお願いですから採点方法を変えてください
去年の「THE SECOND」を見て、 『お願いですから採点方法を変えてください』 と題したブログを書いた。 しかし私の願いが叶うことはなく、今年も同じ採点方法。 プロではなく会場にいる素人さんが採点をする。 え、この採点方法って、好評なんですか? どこに利点があるんですか? たまたまそこにいる素人さんが点を入れることにどんな意味があるんですか? 劇場でウケる芸人が本当に面白いんだから、プロが採点する…
結城真一郎さんによる同名ミステリー小説を映画化したもの。 原作は未読だが、小説とはかなり違う内容になっているのではないか。 だって、映画はツッコミどころの連打連撃。 そうは言っても、娯楽作として楽しめないというわけではない。 再現フィルム的にいくつかのエピソードが展開され、 それぞれ、はにゃ~な内容ではあるものの、 飽きさせないことには成功している。 SNS時代を風刺するような作品だが、 作…
この映画、娘を持つ父には刺さるはず。 ツッコミどころも満載だが、それらを全部飲み込んで、 娘を持つ父には刺さるはず。 それ以外の人にとってどうかというと、さて、それはどうか。 案外、大雑把に作られているので。 設定は、不思議なもの。 主演は、鈴木亮平さんと有村架純さんで、二人は兄妹。 若くして両親を亡くし、兄が働いて家計を支えてきた。 結婚を控えた妹には、幼少から別の女性の記憶があった。 生ま…
ドジャースの佐々木朗希投手が、メジャー移籍後初となる負傷者リスト入りとなった。 原因は、右肩の「インピンジメント症候群」とのこと。 この戦線離脱に、意外感を持つ野球ファンはほぼいないだろう。 「こうなると思っていた」 「心配していたとおり」 との反応が一般的だと思う。 佐々木はこれまでシーズンを通して働いたことがなく、 故障をたびたび経験してきた。 たっぷりと感覚を空けて、大切に大切に使われ…
日本経済新聞の見出しに 「海外勢『日本買い』過去最大」 とあった。 トランプ大統領による関税政策をはじめとした前代未聞の揺さぶりに、 日本市場も大きな混乱に見舞われたが、 その裏で海外勢は日本に投資していたようだ。 数字の根拠は、 財務省が発表した「対外及び対内証券売買契約等の状況」。 これによると海外投資家は、 4月に日本の株式や債券を合計で8兆円以上買い越していたというのである。 これまで…
それぞれの県には、その県に特有の「気質」というものがある。 染みついたものはなかなかぬぐえない。 私は滋賀県の出身だが、子どもの頃に引っ越したので、 もう何十年も離れている。 それでも、滋賀県気質というものがまだ染みついているような気がしている。 先日、お笑いコンビ「ダイアン」の津田さんとユースケさんが日本テレビ系「しゃべくり007」に出演され、 出身県の滋賀県を懸命にPRされたそうだ。 それ…
管理職を目指したい新入社員が過半数いると聞いてなんだかほっとする
東京商工会議所が2025年度の新入社員を対象に行った、 社会人生活や仕事に対する意識調査結果を発表した。 これによれば、 「入社後、管理職を目指したいと思うか」 との問いに 「管理職を目指したい」と回答した人が59.0% 「管理職を目指したくない」と回答した人が41.0%だったという。 この頃、管理職になりたがらない若者が増えてきているとの報に触れることが多い。 「管理職の罰ゲーム化」 という言葉もよく…
金融庁が、オンライン証券口座の乗っ取りによる不正取引額について、 今年1月から4月末までの合計で3000億円超になったと発表した。 3億円でも30億円でも300億円でもなく、 3000億円。 どこか特定の証券会社のみの事象なら、「お気の毒に」という感じだが、 該当するのが 楽天、SBI、マネックス、松井、三菱UFJeスマート、野村、大和、SMBC日興、三菱UFJモルガン・スタンレー、 とあっては、ネットで株を取引している誰…
総務省が、地方自治体の一般職職員を対象としたハラスメントに関する調査結果を公表した。 これによると、回答者の35%がカスタマーハラスメントを受けたことがあると回答したとのことである。 はじめこの結果を読んだとき、 「35%とは少ないな」 と感じた。 実感とすると、かなりの割合の人がなんらかカスハラの経験をしているような気がしていたからだ。 よく読むと、この数字は過去3年間にカスハラを受けたかどうか…
「パリピ孔明」という漫画があり、 それがドラマ化されていたことも知っていた。 ただ、どちらも未読未見でどんな話なのかは知らなかった。 本作については予告編も見ないままだったので、 予備知識はほぼゼロでの鑑賞。 下調べをしなかったから覚悟の上だが、 この映画は、どうもドラマを観ていないと入り込めない作品だった。 三国時代の天才軍師・諸葛孔明が現代に転生、 という設定は飲み込めるが、 どうして音楽…
報道によれば、 日本高等学校野球連盟が指名打者制(DH制)について、 来春センバツ大会での導入を視野に検討を進めているとのことである。 すでに「7イニング制など高校野球の諸課題検討会議」で議題に挙がっているのだそうだ。 DH制にはいくつかのメリットがある。 まずは、近年問題とされているピッチャーの負担軽減。 もちろん、打つことが得意な選手もいるだろうが、炎天下で打って走ってとなると負担が大きく…
一生に一度の60歳になる年。 この記念すべき年に自分自身に何かを課そうと思って始めた 「60歳腰痛持ち120キロプロジェクト」。 春本番。汗ばむような陽気も増えてきた。 そろそろペースを上げていきたい。 目論見では、 5月頃に80キロ、6月に85キロくらいの目安を設定している。 100キロを出すのは7月くらいで、 120キロチャレンジは9月あたりだろうか。 と書くと、60歳の人間が短期間で20キロも30キロも球速を伸…
井上の防衛は目出度いがダウンさせられたことのほかにも不安な点が
日本が誇るボクシングの歴史に残るスーパースター、 世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥が、 挑戦者のWBA世界同級1位ラモン・カルデナスを8回、レフェリーストップによるTKOで下した。 これで世界戦11連続KO。 世界戦KO勝利数を23とし、往年の世界ヘビー級王者ジョー・ルイスを超えて歴代単独最多とした。 最初にダウンを奪われたのは井上。 ネリ戦と同様、左フックを受けた。 倒れた後、…
「チェーホフの銃」と言われる作劇術のルールがある。 それは 「物語の中に拳銃が出てくれば、それは必ず発射されなければならない」 というものである。 確かに拳銃が映されれば、それがいつ撃たれるのかと気になってしまう。 撃たれないなら映す意味がない。 この映画では、最後まで放りっぱなしになっているエピソードがいくつかある。 作り手に何らかの意図があったのかもしれないが、 うまく機能したとはまったく…
歴代スーパースターに肩を並べる井上尚弥にまさかがありませんように
アメリカのボクシングプロモーション会社であるトップランク社が、 歴代グローバルスーパースターベスト10を発表した。 その順位は以下のとおりである。 1位 ムハマド・アリ 2位 マイク・タイソン 3位 フロイド・メイウェザーJr 4位 マニー・パッキャオ 5位 シュガー・レイ・レナード 6位 オスカー・デ・ラ・ホーヤ 7位 井上尚弥 8位 ジョージ・フォアマン 9位 フリオ・セサール・チャベス 10位 タイ…
「国民的」という表現が大げさに聞こえない大ヒットアニメシリーズ 「名探偵コナン」の劇場版。 今作が28作目。 このシリーズの凄いところは、 ここに来て、年々興行収入を増やしている点。 最大のヒットとなった「100万ドルの五稜星」が2024年。 歴代2位の「黒鉄の魚影」が2023年、 3位の「ハロウィンの花嫁」が2022年。 「100万ドルの五稜星」の興行収入158.0億円は日本映画歴代14位という堂々たるもの。 この人気…
ここのところで読んだ30冊は以下のとおり。 「A Chrismas Carol」 「時代劇は死なず!」 春日 太一 「日本国憲法の誕生」 西 修 「がんばっていきまっしょい」 敷村 良子 「元彼の遺言状」 新川 帆立 「教養としての世界史の読み方」 本村 凌二 「教育投資の経済学」 佐野 晋平 「パラ・スター(side百花)」 阿部 暁子 「渋沢栄一と勝海舟」 安藤 優一郎 「答え合わせ」 石田 明 「ブラザーズ…
先日テレビで、 トランプ大統領の関税政策についてどう感じるか、 アメリカの有権者にインタビューしている様子を見た。 インフレへの懸念や自らのビジネスへの悪影響を不安視する声の一方、 「相手と同じ関税をかけるのは当たり前のこと」 とトランプ関税を支持する意見もあった。 賛否が分かれるのは当然のこととして、 驚いたのは「相互関税」が本当に「相互」のことと受け取っている人がいるということ。 ひょっと…
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