永遠の夜と朝

雨の音 緩い休日 夢上がりが幸せなのは 眠りに落ちる前に あなたからのおやすみがあったから 予測不可能な私の心模様は あなたの僅かな仕草一つで いとも容易に変わるから もうこれから命尽きるその日まで あなたを想って眠りにつくよ そして幸せな朝を何度も迎える 私にとってその存在は 生きていく上で何よりも必要なんです ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ この年になると、さすがに目が覚めたときサンタさんは来てくれていませんでしたが せっかくクリスマ..

blindness

まだ少し足が冷たい廊下で貫かれた あなたがたった一秒で 私を病気にさせた 綺麗なきらきら光ってる その目に今私が映って 胸の奥掻きむしる程 深い傷を負った それから周りは景色を無くして 何も聞こえない 何も見えない あなたしか見えないよ こんなに好きなこと 今この目を伝わってあなたに届きますように 私が堕ちてしまった その瞳の奥にこの姿はめ込んでよ そしてこの瞬間も 明日会ってもどうか 私と同じ気持ちにあなたがなってくれますように ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊：＊＊＊＊＊..

A2Z 山田詠美

エイミーばかりで飽きたよ！という方、ごめんなさい 今回の恋愛小説も山田詠美さんです 最近読んだもの A2Z（エイ・トゥ・ズィ） 郵便局員の年下の彼と、出版社の編集者の年上彼女のお話です。 まだこのブログではご紹介していませんでしたが、同じく詠美さん著のぼくは勉強ができないに出てくるある お方がA2Zにも出てきたりして、エイミーファンにはとても面白い本です。 面白いのはもちろんそこだけでなくって、ストーリーなんですが、 この年上彼女さんには旦那様がいます。 で、この話はその旦那様の浮気？不倫？告白から始まったりするわけで ..

幸せの存在・続き

他の誰かが あなたに気付いてしまうのが怖い だって私以外の人が あの笑顔を手に入れるなんて耐えられないから あなたが私の事 本当はどう思っているのか知るのが怖い もうそろそろ潮時かなって 胸の中で何度も思ってる あの日の悲しみは 今はもう懐かしい位に薄れているけど また繰り返すかもしれない 今度は元に戻れなくなるかもしれない 私に向けられてる笑顔が嘘ならもうやめて 本当は私 早く想って欲しいのに 私はあなたじゃなきゃ 幸せの意味さえ忘れそうです いつか ついにあなたが私に頷いてくれる日が..

幸せの存在

あの子が幸せそうにしているのを見るのが怖い だって結局まだ あの子の幸せつくるのはあの人だと思うから あなたが私の前 笑顔で素通りするのが嫌い だってその幸せそうな笑顔は 私がつくったものじゃない 一時の幸せは 少しの事ですぐ心に影が差してしまうから せめて明日まではこのまま幸せでいられるようにして 友達といる時も 一人の時と変わらずに ちゃんと私に気付いて こっちを向いてよ 私はあなたじゃなきゃ 幸せにはなれないんです いつか私もあなたにとっての そんな存在になれたらいいな、..

悪い癖

気持ちが乱れるから もう見つめないって決めたのに あなたを見つめる事が いつの間にか癖になってる 前よりは少し その姿探すことも無くなったし もう前に進めるつもりでいたのに 私は今日 確信してしまったよ 私は嫌でもあなたを忘れられない だけど叶わない恋なんて嫌いで仕方がないから 今夜 この心の中他の人にあけわたすよ きっとこれでいいんだ このまま好きでいるよりも きっと私は間違ってない きっと私は間違ってない ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ..

山田詠美 ラビット病

エイミー第2弾です！（大好きなくせに以外と少ないですね；今後もっと載せていきます） この本は短編集ではなく、一つ一つ細かいお話にはなっていますが一連してゆりちゃんとロバちゃんという二人の話になっています。 ゆりちゃんは桁違いのお金持ちのクレイジーガールで、 ロバちゃんことロバートは基地に勤めるブラックピープルの心優しき青年です。 詠美さんの初の自伝！？とも言われたらしいですが、詠美さんはここまでクレイジーではないそうです（あとがきより） 私はこのかわいい二人のやりとりが大好きなんですが、友人に読ませたところ友人の彼はゆりちゃんのあまりのクレイジーっ..

泣いたりしない

泣かないように 耐えるのに必死だった 今は泣いてしまうから あなたを忘れていたくて どうしてその笑顔の先が私じゃないのか 悲しくて仕方がなかった 私がこんな想いで泣きそうになっている事を あなたはきっと知らない ずっと知らないままだよね だけどどうか こんなに好きなことだけ早く気づいて どんなに勇気を出しても どれだけ星に祈っても まだまだ少しも足りていないみたいだ どんなに熱く見つめていても あなたが気づかないんじゃ意味ないし 私を好きになって お願い..

broke into pieces

私の胸が一瞬にして砕けた あなたの瞳が私を映し出していた 大きな光を集めて光っている その奥が 私の姿だけに埋め尽くされればいいと願った 私の好きなもの ピンクに香る香水と 甘く口に溶ける味 何もない あなたを想い見つめるだけの時間 諦めてしまったら どんな夢も終わってしまうよ 私がいつかその唇の味 病み付きになるような日が 来るのか誰にもわからない 明日がきっと幸せになる保証もないけれど 確かに言えることは あなたがそこに存在する限りは その姿を見つ..

someday 続き

お願い

今日もまた 声かけたいばかりに廊下で待ち伏せ さりげなくしているつもりでも 周りは私のピンク色に気付いている 黙って前を素通りするあなたもきっと 私のこんな胸の内 気付いているはずなのに 雨が降っていても少しも気にならない位 あなたをすぐに見つけるこの目も いつも熱くて仕方が無い 何度と無くその背中に触れた指も 私にしか見えなくても はっきり 益々赤くなっていくのがわかるの あなたを好きになって 苦しくて仕方が無い胸にもまだ耐えられるよ 私がその背中たたけば 振り返ってくれること ..

pain

胸がこんなに痛いのは あなたを好きだからで 昨日の幸せさえ 今はもう薄れてる きっとそんなものだ あなたがすぐ側にいなくちゃ 忘れてしまうんだ どんな顔して笑ってたかも 弱気なのは ひどく自分に自信がないからで 優しいのかもわからない あなたの内面も 私を踏みとどまらせている あともう少しなのに あなたの息づくその唇を 私が甘く奪ってしまいたい 振り返ったその時に 早くこの手を掴んでよ そっと様子を伺えば いつも笑い返してくれるあなたが きっと私はどうしようも..

凍える両手

周りは耳を衝くことばかり言っている 私は何か間違っている？ 誰かを必死に愛しているだけ 唯 それだけの事 あなたが笑ったその時に 胸が焼け付く音を聞いたり 唯どうしようもなく 曇らないように 前ばかり見ていた だって嫌なんだもの あなたがいなくなることなど 冷えた右手を暖めるもの 消えてしまったらどうしたらいい？ 一人寂しさに耐える夜なら いくらでもあっていい あなたのいない明日がわかりきっている そんな日をいつか迎えるよりは ..

someday

あなたのただそこにいる姿とか 笑っている姿に 胸の奥がつかまれて 切なくて仕方がなくなる あなたのそのキスの味知っているのは 逆さにしてみても私ではなくて あの子なんだけど どうしても自分のものにしたいの 廊下通る度私の悪口が飛んでも みんながどれだけ冷たく突き刺しても 結局あなたを嫌いになれるわけでもなく この耳も目も あなたしか映さない 今はまだ遠くて私が何を言ってもあなたに少しも響きはしないけど いつか私が謀らなくてもあなたが笑ってくれる日が来ますように 今はまだ あの..

like a cat

私の席からは あなたのその綺麗な踝が見える 白い日差しの中 やけに私の目を射って この喉はまた 確かな音をたてる 仲のいいあの子も誰もかも あの人の事を王子様みたいだと言うけれど 私にはむしろその横顔が ただ無防備な仔猫の様に見えるの 目を細めて見る癖も 高い背を折って歩く姿も あなたの全てが今日もひたすら私の鼓動を上げている ねぇ早くこっちを見てよ 真っ直ぐ見つめられない私のために 猫みたいな綺麗なその目で ずっと私だけを見ていて ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊..