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(Resonance) ――心に残る音、記憶のさざ波
あの人が傍らにいた記憶だけが、 身動きできずに膝を抱えた僕の心の中で、 この海のように絶え間なく寄せては返している、 かすかな明暗のさざ波。 タブー それは、禁忌。 答え
2025/06/30 23:59
震え
ほんのちょっとの...ことで... 曇ってしまったlost generation... 真夜中の公園...のブランコが揺れ...る... 甘えた声で...
2025/06/27 22:47
黒猫の左眼
、、、、、、、、、、、、、、 ビルにガタガタする看板がある。 七月の午後三時、太陽が容赦なく照りつける中、 僕は錆びついた自転車のハンドルに手をかけながら、 いつものように路地裏へと向かった。 ア
2025/06/26 22:48
潰れる店の作法
2025/06/25 23:22
祝福は肋骨へ戻ってゆき沈黙が奇妙な衣をぬけだす 4
窒息という語を最初に覚えたのは、 小学校の保健体育の教科書だったか、 それともプリントと呼ばれる藁半紙の中だったか。 その教科書には、窒息の原因や対処法が図解され、 こうまで静かに、こうまで感情の
2025/06/24 22:09
祝福は肋骨へ戻ってゆき沈黙が奇妙な衣をぬけだす 3
いかれている夢。 (に、錆びたベッドスプリングは関係ない、) こわれている夢。 (に、食料品店のうすぐらい蛍光灯は関係ない、) ま る で 古 い 教 会 の オ ル ガ ン の よ う に 低 く 響く 、 そ の
2025/06/23 21:31
祝福は肋骨へ戻ってゆき沈黙が奇妙な衣をぬけだす 2
、、、、、、、 夢の回廊を進む。 足元に這うように伸びてきたのは、水苔のような湿った気配。壁面から、床から、呼吸のわずかな間隙すらも水が滲み、 その湿気は、
2025/06/22 22:59
祝福は肋骨へ戻ってゆき沈黙が奇妙な衣をぬけだす 1
夢を見る。 それ自体は珍しいことではないが、 何故かいつも不気味なマンションの夢・・・・・・。 爆弾の破片で脳を半分にそがれたような、 夢の続きはNGシーン、
2025/06/22 18:30
ころもがえり
、、、、、、、、、、、、、、、、 取引先の運送業者の運転手があそこ、と言う。 ―――取引先の運送業者の運転手、彼の名は木村。 日焼けした顔に無精髭を蓄えた四十代の男が
2025/06/21 23:31
蛇
彼女は生まれて初めてピアノに触れた時、 とても綺麗な音を出した。 建築基準に従って上部のみが開閉可能な窓、 わ
2025/06/20 22:45
イラスト詩「異物記述」
2025/06/20 20:59
名もなき扉の奥で
以降、「灯台」は変化のない時間のなかに潜伏することになる。
2025/06/19 21:30
虹の膜が弾ける前に
2025/06/18 23:37
微熱
力み過ぎて声が裏返る、よ・・。
2025/06/18 22:09
イラスト詩「醜育声腸」
どれくらい君のことが好き、 その間に生きる目的や幸せや生活が、 生乾きの、透明な、皮膚とやらに見え隠れして。 コンビニエンスストアの青白い蛍光灯が作る影の中で、 横顔を見ながら、すべてが背景に溶け込
2025/06/17 22:34
春の円環
昭和六十二年の夜が深まり、 神田川の水面に映る街の明かりが、 狡猾な動物みたいに、 風速一・一メートルの微風に乗ってさざめく。 マンションの輪郭を縫うように流れるナトリウム灯の橙色。 波長五八九ナノメ
2025/06/17 20:38
イラスト詩「色彩」
感じ る 時...... 伝
2025/06/16 22:20
名もなき眼
高校の放課後に、友達にホラーについて語る、 それは、すうっ―――っつ・・と、 溶けてしまいそうな午後―――。 窓外
2025/06/15 22:42
イラスト詩「環境音楽みたいな焼き直し的ステレオタイプホラー(笑)」
その夜、俺は地方のビジネスホテルにいた。 駅前のチェーンは満室で、仕方なく選んだ古い宿だ。 ロビーは薄暗く、埃っぽい。 フロントの男は無表情で、鍵を滑り込ませた。 「エレベーターの前の部屋は、使用不
2025/06/15 18:43
イラスト詩「白いホテル」
鐘の音が、遠くから微かに届くような錯覚を覚える、 午後八時過ぎ。 地方出張のために予約していたビジネスホテルは、 駅前の賑やかな喧騒からまるで隔絶されたように、 裏通りの闇にひっそりと佇んでいた。 日
2025/06/15 18:06
イラスト詩「百年後の世界」
時刻は深夜二時を過ぎていた。 街灯一つない、墨を流したような山間の林道を、 白い軽ワゴン車が、 ぬかるんだ砂利道を啜るような鈍い音を立てて、 ゆっくりと進んでいた。 寝そべって章魚のごとく枝を伸ばした
2025/06/15 00:52
カタ、カタ、カタ
深夜零時を少し過ぎたころ、 梅雨明け前の湿気をはらんだ空気が、 アスファルトの熱を吸い込んで重く立ち込める田舎道を、 一台の軽ハッチバック車が、 ヘッドライトの円錐形の光を彫刻刀のように、 闇に深く彫
2025/06/14 18:57
イラスト詩「二十六階」
六月中旬、湿気を孕んだ空気が住宅街へと流れ込み、 築十五年のタウンハウスにも、 ゆるやかで粘性のある沈黙が満ちていた。 時刻は午後三時を少し過ぎたところ。この時間帯は、 まるで空間の奥底で時間が凝固し
2025/06/14 11:02
報告
さっき長編小説が終わった。 少年王 https://kakuyomu.jp/works/16818622175915328880 めっちゃいきった文体を目指し、 途中から何でこんな息苦しいものを作っているのか首を傾げた(?) お金もらえるな
2025/06/12 22:37
イラスト詩「視線の檻」
大きな声では言えませんが、私はストーカーだったことがあります。 今日の午後も、駅の改札を出た彼女の白い踵を、 私は規則的な歩調で追っていました。 彼女の履く白いローカットの運動靴は、 わずかに汚れたソ
2025/06/08 22:37
扉の向こうで
この都市では、夜になると。 出歩いてはいけない。 回覧板にも載っていたが、 サインだけして返した。 夜の一時をわずかに回った時刻、 俺は築四七年のアパートの重たい鉄扉を軋ませ、 コンクリートの亀裂が薄
2025/06/08 18:18
認識崩壊
就職を機に、かつて学生時代を過ごした混沌とした都市を離れ、 郊外の新興住宅地へと移り住んだ。 開発途中のその街は、未完成な地図の余白のように白く、 静まり返っていた。 確かめていないとちゃんと二十四時
2025/06/08 16:35
イラスト詩「昼下がりの影」
昼下がりの空気は、 まるで熱に煮えたぎる水のようにゆるく歪んでいた。 アスファルトの照り返しが窓硝子を熱し、 その熱が室内にじんわりと滲み込んでくる。 焦げ付くような夏の匂いの中に、古びた家の奥に澱む
2025/06/08 13:47
イラスト詩「閉じ込められた視界」
十年ほど前のことだ。母が肺に癌を患い、 最終段階に入ったと宣告された頃、 俺達は住まいを移さざるを得なくなった。 病院へのアクセスと、わずかに残された時間の共有。 それが俺達の生活のすべてとなった。
2025/06/08 08:56
イラスト詩「夢に出る彼女の顔が少しずつ違う」
春の終わり、大学を卒業したばかりの僕達は、 中央線沿線で部屋を探していた。 生活を共にするという決断は、まだ現実の重さを持たなかった。 娑婆気もあれば欲気もある、二十三歳。 邦楽のようにつらつら口ずさ
2025/06/07 23:15
Drive_with_you
都内の私立高校に通うAさんは、ごく平凡でありながら、 どこか無垢な透明感を湛えた女子高生だった。 彼女は目立つタイプではないが、 放課後の教室や週末のカフェでの小さな冒険が、 穏やかな日常を優しく縁取
2025/06/07 11:31
踏切
家の近くには、ひとつの踏切がある。 昼間はただの交通の通過点。 コインランドリーの裏手にひっそりと佇み、 人々が何気なく通り過ぎる場所。 だが夜になると、 その踏切は街の皮膚の裏側にひび割れのような口
2025/06/07 00:38
2025年6月 (1件〜100件)
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