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明石屋本舗 http://corogius.at.webry.info/

文人システムエンジニアの書評サイトです。歴史もの中心。新書レビューも。ときおりバカ日記。

銀行系のIT企業でシステムエンジニアとして働いているが、夢は物書き。書くためには読まなくてはならない、というわけで修行の意味もこめてブログ開設に至る。最近CWS創作学校に入門。

あかし
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港北区
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香芝市
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2009/07/25

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  • 育児休暇日記

    noteにて育児休暇中の日記を始めました。 https://note.com/corogius/ ここのブログはそろそろ閉鎖し、今後はnoteを主に更新したいと思います。

  • ITコンサルタントとしての振り返り

    「絶えず書く人」を目指して、気の向くままに書評やら何やらを書いてきたブログも、いつの間にか放棄して数年が過ぎてしまった。 きっかけはもはや忘れたが、おそらくプロジェクトが多忙になったのと、赤坂先生の「東京プリズン」を読んで打ちのめされたのと、後は通信制の小説教室を受講していたが、「こんな作品を誰が読むんだろう?」と疑問に思いながら課題を義務感のみで提出して、当然のごとく酷評のコメントが返って…

  • 赤坂真理『東京プリズン』

    今年も、終戦の夏、を迎えた。 どの閣僚が靖国参拝をしたかしなかったかが 不思議とニュースになるのが例年のことだが、 今年はそれよりも尖閣諸島や竹島の騒動という 靖国よりもはるかに直截的な国際問題が浮上した。 そんな喧騒の中、僕は齢をまた一つ重ねた。 今年のお盆は珍しく夏季休暇を2日取った。 いつもは予定もないのに休むことはしないが、 初志を忘れてまるで読書量が足りなくなっている ことに大変な危…

  • 美崎栄一郎『iPadバカ』

    僕はiPhoneが出るずっと前からスマートフォンを 使い続けているし、家にもパソコンが2台あって、 こういう文章を書く作業用端末と、映画や音楽鑑賞用 の端末とに使い分けている。その上、昨年にはiPad2を 購入し、デジタルライフを満喫しているように端からは 見えるだろう。 だが、最近どうもこれらのデジタルツールを使いこなせて いないと、感じている。前の職場では仕事用のパソコンに グループウェアが入ってい…

  • ウォルター・アイザックソン『スティーブ・ジョブズ』

    今年の夏、iPad2を購入した。 主な目的は、電子書籍を読むため。 家の本棚がもう満タンで、せめて古典はすべて 電子媒体で蓄積しようと考えた結果だった。 僕が買う初めてのApple製品でもある。 以前からずっと、新聞も取らず、雑誌も買うのを 止めて、全部テキスト物を電子媒体で集約して しまおうというちょっとした野望も抱いていた。 しかし、スマートフォンではどうしても字が小さくて、 解像度も悪くて、読むの…

  • エドワード・ヨードン『デスマーチ』

    若いうちは与えられた自分の仕事の完遂さえ 注力すればよかったし、仕事が遅くても残業 しようが休日出勤しようが、努力は評価して もらえる。しかし、30過ぎてリーダー的な 役割を受け持ってからは、明らかに仕事の やり方を変えなくてはならなくなった。 大きな違いは、自分一人だけの責任でなく、 メンバの管理責任というものが発生することだ。 自分だけでタスクを処理するのでなく、メンバに 適切にタスクを割…

  • 角田光代『八日目の蝉』

    井上真央と永作博美が出ていた映画『八日目の蝉』 がいたく良かったので、帰りの本屋で原作を買って 帰った。僕は映画を見てから原作を読むことが多い。 というか、単にベストセラーに疎いだけだが・・・ 映画も原作も、筋書きとしては大きく違いはない。 不倫相手の赤ん坊を誘拐して、自分の子供として 育てながら逃避行を続ける希和子(永作)と、 その女を実の母と思い込んで育った、 恵理菜(井上)の話である。 …

  • 冲方丁『天地明察』

    数年前、とある企業の広報誌の編集をして いたとき、誌内のコラムで関孝和という日本の 数学者を取り上げたことがある。もちろん僕が 書いたわけではなく、著作もあるプロのライターに お願いしたのだが、資料集めや事実チェックなど、 僕自身もずいぶんと彼について調べた記憶がある。 関孝和は日本史上最高の天才と称えられる 数学者で、その業績は西洋の数学者よりも 数十年進んでいたとされるが、謎に包まれた 人…

  • ヘロドトス『歴史』

    キケロに「歴史の父」と賞賛され、「エジプトは ナイルの賜物」という名言とともに知られる ギリシア人ヘロドトス。彼の書いた『ヒストリアイ』 (歴史)という書物が、西洋の「歴史」の基礎 となったのは、もはや歴史学の常識である。 現在連載中の岩明均の漫画『ヒストリエ』でも、 題名との関連があるかのように、ヘロドトスに ついての言及がしばしば出てくる。 (『ヒストリアイ』は『ヒストリエ』の複数形) 作…

  • ウェルギリウス『アエネーイス』

    有名な「トロイの木馬」による計略によって、 一夜にして滅亡したトロイア王国。その生き残りが 苦難の旅を経てイタリア半島にたどり着き、 アルバ・ロンガという国を建てた。このトロイア人を 率いたのが、トロイア戦争で王子ヘクトルに次いで 活躍した、アイネイアスという名の英雄だった。 アルバ・ロンガの初代国王は、アイネイアスの 息子のアスカニウスである。そして彼の末裔こそ ローマを建国したロムルスであ…

  • デビッド・カークパトリック『フェイスブック 若き天才の野望』

    日本でTwitterがネット上に旋風を巻き起こしたのは もう新しくないできごと、先日の大地震でも随一の 連絡手段として大いに威力を発揮し、もはや単なる 独り言の暇つぶし用サービスではないことを実証した。 このTwitterの次に日本のネットに来るのが、Facebook だとまことしやかにささやかれている。 このFacebookを創った男、マーク・ザッカーバーグは、 ビル・ゲイツをも抜いてアメリカNo1の大富豪となったが、 な…

  • 松田治『ローマ建国伝説』

    今年の2月、会社のホリデーナイン制度を利用して 学生以来8年ぶりにローマを再訪した。8年前 暴風雨のため行けなかったポンペイに行くことが 最大の目的だったけれど、ほかにもいろいろ初めて 訪ねた場所があった。 とくに平和の祭壇(アラ・パキス)という、白亜の 博物館はわりと最近公開されたものである。 初代皇帝のアウグストゥスが建てたといわれる 白い大理石の祭壇が、まるごと現代的な博物館の なか…

  • 大原富枝『正妻』

    夏休みに行った高知が、坂本龍馬尽くしだったのはいうまでもない。 駅も商店街も土産物屋もとにかく龍馬、龍馬、龍馬。「龍馬さんの おかげです」と手書きで書かれた垂れ幕が、商店街のアーチから 下りていたりもした。ほんとうに、龍馬の名を出すだけでお客さんが たくさん来るのだろう。 しかし、ここまで龍馬ばかりフィーチャーされていると、他の高知の 偉人たちがかわいそうになってくる。大河ドラマになったは…

  • 松浦玲『坂本龍馬』

    この夏休みに僕は、高知・長崎・京都をめぐる6泊7日の 「龍馬の旅」を敢行した。ドラマ『龍馬伝』による龍馬ブームが 始まる前から、それこそ学生のころから、一度はやってみた かった旅なのだが、結局31歳を過ぎてやっとその機会を 得ることができた。 『龍馬伝』効果を見込んでか、高知も長崎も龍馬関係の 資料館がいろいろ特別展をやっているし、商店街には 『龍馬伝』の旗やポスターが並び、龍馬たちをデザ…

  • 湊かなえ『告白』

    公教育の崩壊、意図不明な少年犯罪の多発、少年法の甘さ。 こうした現代日本の異常さに、もうみんな麻痺したかのように 鈍感である。「また?」という感覚でしか捉えられなくなっている かもしれない。 去年の「本屋大賞」に輝き、中島哲也監督によって映画化 されて大ヒット中のこの『告白』も、少年犯罪をテーマに扱った 小説である。しかも教師が退任の挨拶で、自分の娘が「この クラスの生徒に殺されたのです」…

  • 庄子大亮『アトランティス・ミステリー』

    失われた古代王国・アトランティスの伝説は、日本でも誰もが 一度は聞いたことがあるだろう。僕もちょっと前にアイルランドこそ がアトランティスという説を聞いたことがある。もっとも僕自身は 大西洋のどっかにあったんじゃないの、くらいにしか関心を 持ってこなかった。 最近、出版社に勤める友人と飲んでいたとき、ふと一冊の 本を贈呈された。タイトルは『アトランティス・ミステリー』。 きっとアトランティ…

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