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花のたより☆山のふみ これぞ農高! https://blog.goo.ne.jp/baru3k2000/

青森の珠玉の自然に囲まれた小さな高校「名久井農業高校」を紹介!農業高校ってすごい!

農業高校生ってこんな贅沢な学習をしているんだ!おそらく、みなさんの思っているイメージとは良い意味で違っているはず!毎日更新しています。

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2009/05/06

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  • 今年もよろしくお願いします!

    これは順化温室脇のブルーベリー。FLORAが10年ほど前から管理しているものです。近年のFLORAは栽培環境よりも地球環境を主なテーマに取り上げているため収穫目的で農産物を栽培することはあまり多くありません。そのため野菜班や果樹班が収穫物を楽しんでいる姿は憧れです。そんなFLORAが所有している数少ない食べられる作物がこの鉢たち。ブルーベリー、隣にはルバーブ、ラズベリーそしてグースベリーことスグリ。さらに一昨年からイチジクも加わりました。気がついたと思いますが、みんなジャムの原料。かつて先輩たちは加工し、先生方にジャムを販売して活動費の一部を捻出していました。しかし最近はなかなか時間がなく、ブルーベリーを詰んでは販売する程度。でも収穫や販売体験ができるのでFLORAには人気です。枝に絡んでいた枯れ草も取り...今年もよろしくお願いします!

  • 全面サポート !

    土肥実験室で活動しているのは2年生のFLORA3人組。しかし実験しているわけではありません。この日は実験準備だったので5時間目に無事完了。そこで6時間目は来週3年生が幕張メッセで開催される全国最大規模の園芸イベント出展のための準備をしているのです。作業内容は配られる資料作り。もちろん3年生も放課後残って一生懸命やっていますが昨年とは違いメンバーが少ないので手が回りません。この他にも2年生はいろいろと先輩をサポートしてくれます。頼もしい彼ら。感謝の気持ちを形に変えて千葉のお土産でも持ち帰りたいと思います。全面サポート!

  • 名久井農業高校野菜苗販売2025?

    毎年恒例の名久井農業高校の野菜苗販売。高品質の苗をリーズナブルに手に入れられることから地元南部町はもちろん、周辺市町村、さらにはお隣の岩手県からも訪れます。販売場所はグラウンド脇の第2農場。したがって来場される皆さんは自動車をグラウンドに設けられた特設駐車場に止めてこのように農場で各自購入することになります。最近は販売方法もIT化され、昔に比べれはスムーズ。とはいってもあくまで名農生の販売体験実習なので、皆さんの温かいご支援をいただければ嬉しいと思います。さて気になる2025年の販売日は5月15日(木)〜16日(金)の2日間の予定。購入上の留意点などを含めた詳細のご案内は、後日ホームページで紹介されますので、ぜひご覧いただき来場いただければ幸いです。その日まで休み返上で立派な苗になるよう管理している名農生...名久井農業高校野菜苗販売2025?

  • 抜群の価格設定 !

    2月下旬、大阪なんばで夕食をとったFLORAHUNTERS。この春卒業した先輩です。彼らは大阪メトロの駅でオレンジジュースの生搾り自動販売機を発見しました。もう何年も前から日本には導入されていますが、青森県では見たことがありません。さっそく強者たちが挑戦しました。しかし記憶では1杯500円のはず。高いから価格も覚えています。ところが彼らの自販機には350円と表示されています。調べてみたら500円の自販機とは違うメーカーだそうです。500円だとちょっと躊躇しますが、350円だと不思議に安く感じ買ってみようかなという気持ちが湧いてきます。後発メーカーは、抜群の価格設定で参入したようです。飲みくらべしたことはありませんが、変わらないという情報。飲んだメンバーも目をまん丸にして美味しいとはしゃいでいました。青森県...抜群の価格設定!

  • 土の匂い?

    これは3月に開催された農業系の大会のファイナリスト。このところ環境系の大会によく出場していましたが、新3年生のFLORAHUNTERSが久しぶりにエントリーしたところ一次、二次予選を突破し、このように7つのファイナリストに選出されました。面白いのが出場チーム。この大会は高校生、大学生、社会人などの垣根を超えてアイデアと実践を競うものですが、大人は会社1社だけ、6校が高校です。それも農業が盛んな北海道・東北から2校、九州から2校が選ばれています。また農業が盛んな愛知や岡山からも選出されました。環境系だと東京など大都市の高校が多いのですが、農業系の大会となると田舎者が主役になることができます。ここでFLORAはお得意の泡散布を披露しました。結果は準グランプリ。久しぶりに全国2位になりました。このところ農業とは...土の匂い?

  • FLORA働き方改革 ?

    ゴールデンウィークか近づいてきました。名農は4月30日が開校記念日。そのため名農生は毎年この日は休みとなり、連休がちょっと長くなった感じを味わえます。休みは嬉しいのですが、FLORAは既に栽培に入っています。生物生産科のように広い畑で露地栽培すると水やりは不要ですがFLORAの所属する環境システム科は温室で水耕栽培を学ぶ学科。そのため雨が降らず、鉢やプランターで栽培する場合は毎日のかん水が欠かせません。これが連休となると大変です。そんなFLORAを救ってくれるのが、この自動かん水装置。もう廃番となった古いこの装置が使いやすくて今も使っています。メーカー名はNational。しかしメンバーはピンときません。なぜなら今はPanasonic。National時代など知らないようです。FLORAが温室で管理する大...FLORA働き方改革?

  • 秘密の花園「クリスマスローズガーデン」 !

    これは職員室の窓から見た駐車場。車と校舎の間にある細長いに庭には「望岳の庭」という名前がついています。これは環境緑化日本一になった時にお祝いとして全職員、全生徒から公募され決まった名前ですが、立て札もないため知っている人はもういないかもしれません。さてその望岳の庭に2017年のFLORAは、なんと学校には内緒で育てていたオリエンタリス種のクリスマスローズを植えてしまったのです。実は翌年の2018年にFLORAは解散することになっていました。初代メンバーが播種し、ずっと受け継いできた花の命を自分勝手に処分するのは農業高校生としてあるまじき行為。そこでこっそりと植えたというわけです。もちろん愉快犯ですが、先生方が気づいた時にはもう卒業していません。逃げ切り成功です。また卒業後、もしこの時期に学校へ来ることがあ...秘密の花園「クリスマスローズガーデン」!

  • 幸運を呼ぶCDプレーヤー !

    これは2年生の研究。本実験の前の予備実験がとうとう始まりました。それにしても妙なものが並んでいます。いったい何をしたいのでしょうか。実験はまだまだ長いので、答えは徐々にご紹介したいと思います。ここで注目したいのはCDプレーヤー。実はこれもFLORAの所有物なのです。とはいっても実験中に音楽をきいてリラックスしているわけではありません。このプレーヤーが登場したのは今まで4回。いずれも環境システム科のTEAMFLORAPHOTONICS時代です。1回目はナメコの実験。CDプレーヤーに差し込んだイヤホンの先端を切りおとりナメコの培地に差し込んで再生し、電流を流したのです。ケーブルの途中にエレキギターのボリュームダイヤルを組み込み求める微弱電流を作り出すなど、かなり凝った装置でした。結果は電気で菌糸が切られたのか...幸運を呼ぶCDプレーヤー!

  • 大家族FLORA !

    これは先日金曜日のFLORAHUNTERS。放課後に全員集合しました。でもちょっと人数が多いと思いませんか。実は2025年のJr.結成式を行なったのです。向かって左のテーブルが3年生3名、中央が2年生の3名。そして右側が1年生のJr.で、今年は4名も手を上げてくれました。集まったのはFLORAが所属している環境システム科から女子3名、農業の王道を行く生物生産科からは男子1名。新生活が始まってまだ2週間あまり。どの1年生もみんなキラキラしています。少子化の影響で、今年は歴代最少となってしまったFLORAですが頼もしいJr.を迎えたことで、一気に昨年同様10名の大所帯となりました。これはとても嬉しいことで、先輩方の歓迎の挨拶からも喜びが伝わってきます。しかしそれと同時に、この4名に是が非でも成功体験させなけれ...大家族FLORA!

  • 嘘じゃないです?

    先週末、名農の桜がほぼ満開となりました。朝咲いたと思ったら、気温がぐんぐん上昇し、放課後にはこの状態です。春になるとこのように名農の桜が満開になりますが、この春のキャンパスを眺めると、おそらく先人たちは桜を目玉に植栽していないのだろうと感じます。なぜなら確かに桜はきれいですが、それ以上に芽吹いたばかりの優しい若緑の葉が目に入ってくるからです。桜よりも緑を愛でるキャンパス。さすがは「緑育心」です。さて数年前から全国募集をしている青森県立名久井農業高高等学校ですが今年は嬉しいことに3人もの仲間が関東や関西から入学してくれました。親元から離れての遠く北国での一人暮らしとは、それだけでもうすごいことをやっています。胸を張って欲しいと思います。でも高校生活はあっという間。何にでもトライして、実りある3年間にして欲し...嘘じゃないです?

  • プレゼントあります ?

    幕張メッセで開催される大規模園芸フェスティバルに出展する3代目。代表して3年生3名が参加しますが、フェスまでもう1週間ほどになりました。たった3名しかないので準備するのもたいへん!1人が会場のレイアウト担当、もう2人は説明の仕方やアンケート内容を考えています。これは3人目のメンバーが担当しているプレゼント作り。アンケートに答えてくださった方にムクロジを差し上げることにしたのです。10gもあれば1Lぐらいの水を十分泡立たせることができます。FLORAは研究目的なので、時には農薬に混ぜて実験していますが農薬には取締法があるので、一般の方は間違っても真似してはいけません。したがってこのプレゼントは、ムクロジで泡立てる経験をしてもらい、そして石鹸代わりに使ってもらうのが目的です。またFLORAが実験しているほとん...プレゼントあります?

  • やっとつかんだ主役の座

    昨年は2代目FLORAHUTERSAQUAの尻尾につかまっていろいろなTV取材を受けた3代目。ちょっぴりですが、全国放送の「なにこれ珍百景」にも出演しました。そんなレジェンドの先輩たちが卒業され、いよいよ主役の座が回ってきました。この日は地元TV局のSDGsのCM撮影。待って待したとばかり、新しいTシャツをきてカメラの前に立ちました。彼らに与えられたシーンは2つだけ。メンバーが一言ずつセリフを述べるシーンと分析しているシーンです。これはムクロジの水溶液の粘度を分析しているところです。3名ともなかなか上手にセリフを述べ、OKをいただきました。とはいってもこれはCM。10秒程度で終わります。ボーッとしていたら見逃しそう。放映は4月後半らしいので、もし日時がわかればご紹介したいと思います。やっとつかんだ主役の座

  • 桜の樹の下には

    「桜の樹の下には屍体したいが埋まっている!これは信じていいことなんだよ。何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。」梶井基次郎氏の短編小説「桜の樹の下には」。あまりにも印象的な冒頭の文章は有名です。前任校で放送の大会の朗読部門に出場した女子生徒がこの文章を読んでいたことから今でも覚えています。これは昨日の名農グラウンド。死体は埋まっていないと思いますが、桜が一気に花ひらきました。名農生の皆さん、記念写真のタイミングです。桜の樹の下には

  • これぞ環境システム科の課題研究?

    2年生3人の課題研究。まだ研究準備に追われています。この日は同じ机で作業をしていますが、農と工を融合して学ぶ環境システム科らしい風景だと気がつきました。手前の男子は環境システム科らしく水耕栽培をテーマにしました。アイデアがユニークすぎて、既製の装置は世の中に存在しません。そこでドリルで穴を開けて自作しています。左の女子はハンダゴテを使って装置の配線をしています。工業高校でもドリルやハンダゴテを使ってモノづくりをします。しかし彼らは装置の開発が目標ではなく、自作した装置で今までにない植物の栽培法を考案するのが最終目的。これってかなり高いハードルだと思いませんか。1番奥の男子は栽培に使う薬剤を作っています。理化学研究所からいただいた薬剤ですが、水に溶けにくいので最初にアルコールに溶かして、水でメスアップしてい...これぞ環境システム科の課題研究?

  • 滑り込みセーフ ?

    こちらにあるのは温度計。指定されたインターバルで温度を記録するデータロガーです。右は昨年まで使っていたもの。アメリカ製でまるでボタン電池です。これをアダプターに取り付けてPCと接続して条件を設定する優れものです。使い捨てで便利でしたが、今まで輸入していた業者が取り扱いをやめてしまったのでもう簡単に手に入れられなくなりました。輸入サイトでは購入できるようですが円安のためとんでもなく高価。これでは予算が足りません。FLORAの研究に温度は必須。昨年一年間、いろいろ代替品を探したところやっと発見したのが左側のデータロガー。測定間隔は10分と最初から決まっているなど自由度はありませんがボタンを押すだけで測定開始。最後はUSBでデータを回収できるというものです。価格も従来の半分以下。さっそく導入することにしました。...滑り込みセーフ?

  • 封印を解く !!

    2009年に男子5名で結成したTEAMFLORAPHOTONICS。ところが2年目は園芸科学科草花班だけあって女子がグッと増えてきます。こちらは2代目の女子4名。彼女たちが2年時に取り組んだのは照明を使わない花の開花制御です。この無謀な企みを支えたのがブラシナゾールという薬剤。確か1g500万円もする希少なもので提供してくださったのは、かの有名な理化学研究所。まだ研究されていなかった農業分野での利用について探ってほしいとのことでした。この薬剤は、植物ホルモンのブラシノステロイドの生成を阻害するもので当時わかっていたのは光による植物の成長に影響を与えるというものでした。彼女たちは長日植物、短日植物に散布し、開花を早めたり遅らせることに成功。その2年後、4代目は同じ薬剤で室内の空気清浄に成功し、東日本大震災の...封印を解く!!

  • 北国の春?

    2種類のクリスマスローズが開花しています。左はいつもご紹介するシューティングスター。雑種だらけのクリスマスローズにしては珍しい品種です。クリスマス時期に咲く通称クリスマスローズと呼ばれる原種と今頃咲くオリエンタリス種の掛け合わせで誕生しました。今は花の中央の雌しべが膨らんでいることから、開花も終わり結実時期のようです。右はオリエンタリス。通称はレンテンローズ。復活祭「イースター」頃に咲く種類で、青森はちょうど今が開花時期です。2つを比べるとクリスマスローズの血が流れている左の方が早い開花となっています。この2つの花の大きな違いは咲き姿。右はみんなうなだれで咲いています。そのため愛好家は鉢に植えて咲いたら少し高い台に飾って鑑賞します。すると花が見えるから。玄人ならではの工夫です。さて2つの花の共通点はどこで...北国の春?

  • さすがは単焦点レンズ!

    デジタル一眼レフカメラを使っていますが、このところはもっぱらズームレンズ。しかしズームレンズは便利ですが、一般的に絞り値が大きくどうしても暗いレンズになりがちです。ところが今回装着したのは単焦点レンズ。40mm固定です。単焦点なのでズームはできませんが、その描写力は抜群。特にマクロレンズなので、コントラストのある拡大写真が撮影できます。また単焦点レンズらしく絞り値は2.8と小さいので、背景をぼかすのも得意です。さらにレンズに装着しているのは真っ黒いCPLフィルター。光の反射を抑えてより鮮やかに撮影できる普段使いも可能な優れものです。いつもはiPhoneで撮影していますが、やはりここぞという場合は一眼レフ、それも単焦点レンズの組み合わせが抜群です。今回は3年生の課題研究で接写撮影が必要になったため久しぶりに...さすがは単焦点レンズ!

  • これが栽培環境班!

    この日は3年生の課題研究。まだ昼休みですが、もう実験が始まりました。男子2名、女子1名の総勢3名のFLORAですが、なぜかここにはちょうど2倍の男子4名、女子2名がいます。錯覚でもなく、細胞分裂したのでもありません。理由は複雑です。実は彼らが2年生の時、環境班と草花班が整理統合され名農初の栽培環境班として募集されました。しかし1年生の時、環境班の先輩方にJr.として育てられた彼らは栽培環境班とはいっても環境班寄りの存在。テーマも3年生の環境班から引き継いだものです。そんなことで栽培環境班には旧環境班と旧草花班寄りという2つの派閥ができてしまったのです。この増えた3名は、そんなもうひとつの栽培環境班。なぜか一緒にFLORAの本拠地である土肥実験室にやってきたのです。この日、3年生だけで分析することになったF...これが栽培環境班!

  • フェス唯一の高校生?

    FLORAのTシャツが完成しました。今までありそうでなかったきれいなブルーの地にイエローとホワイトの文字が載っています。ホワイトでは2025FLORAHUNTERS、イエローではTHETHIRDと3代目であることを示しています。まだ外で着るには肌寒いのですが先日行われたTV取材ではさっそく着用してカメラの前に立っていました。このシャツが本格的に役目を果たすのは4月29日。幕張メッセで開催される「花友フェスタ」で、前泊して設営する予定です。久しぶりの全国イベントでのブース出展。それも高校では唯一です。機会がありましたら花友フェスタのサイトをご覧ください。出展者の中にちゃんとFLORAの名前が載っています。当日は何をご覧いただき、何を記念で差し上げようか。3年生は現在、その準備を静かに始めています。フェス唯一の高校生?

  • なんて硬いんだ ?

    こちらはムクロジの果皮。奈良時代から水につけて洗剤代わりにしていたそうです。収穫したばかりの実は緑だそうですが、それでは保存がききません。そこで乾燥したものが一般的となっています。しかしこれが硬い。厚い果皮ということもあり、そう簡単に潰れません。硬い金属で潰しても1cm角ぐらいまでには小さく分かれますがそれ以上は無理です。まあそれでも表面積が増えるので泡成分が溶出しやすいと思いますが、FLORAはさらに細かくしたいと考えています。これはパウダーマシン。単なるミルではなく、それ専用のお高い装置です。実はこれもFLORAが昔、手に入れたもの。昨年久しぶりに干し柿をパウダーにする生物生産科の研究班のために貸し出しました。実はムクロジは、これでも粉にならない頑固ものなのです。パウダーにすることで、使いやすさがグッ...なんて硬いんだ?

  • 人助けのススメ !

    業務用の硬い刃を持つパウダーマシンでも粉にならないムクロジの果皮。今年試した新しい方法がフリーズドライ。すると、なんとまるで龍角散のような微粉になりました。FLORAの研究意義に賛同されたメーカーが協力してくださった成果です。しかしフリーズドライにする前からかなり植物は乾燥していたので処理後に届いたものは見た目同じ。なんだか不安になりましたがマシンにかけたところ、あっという間にパウダーです。左からムクロジ、サイカチ、セイタカアワダチソウ。バウダー化に成功です。これなら体積が減り、泡にしやすくなりました。ブレークスルーのきっかけは昨年、干し柿のパウダー化に挑戦した生物生産科の食農班の取り組み。うまく粉にならず困っていたのでFLORAが乾燥機やパウダーマシン、さらに電動石臼を貸し出しました。さらにフリーズドラ...人助けのススメ!

  • はじめの一歩

    先週、待ちに待った2年生の課題研究が始まりました。最初の1ヶ月はいつも同じ。それぞれの研究に使う装置や薬剤の製作はもちろん、実験に使う植物の栽培もしなければいけません。本実験の前に、栽培という大仕事をしなければならない2年生は大変だです。さて2年生の研究テーマが決まりました。まだ予定なので具体的なことは発表できませんが、2人は猛暑対策。昨年の先輩もチャレンジしましたが、そこから派生した研究です。もちろん先輩とは違うアイデア。また2人取り組みますが、それぞれまったく違うアプローチで温暖化に挑みます。もう1人は音波を用いた栽培法。今までも野菜の機能性を高めるために音波を用いて成功した先輩はいましたが、こちらは目的が違います。たった3テーマですが、大掛かりになるのでJr.と共同研究する予定です。さらに計画では3...はじめの一歩

  • 毛細管ピペット

    先日紹介した毛細管ピペットで泡散布実験をしているFLORATheⅢrd。主任研究員の紅一点が本番の試験に取り組んでいます。今回のサンプルはさまざまな方法や量を変えたムクロジの水溶液。種類は全部で9種類にもなります。もし界面活性剤をたくさん含んでいるのなら、表面張力が弱まり、管をのぼる高さは低くなるはずです。9種類の測定にかかった時間は40分。その結果、やはり水よりも高さはかなり低く、ムクロジが多いほどその高さも低くなる傾向であることを確認しました。あとはサイカチでもセイタカアワダチソウでも同じかどうか。そして植物によって違いがあり、さらに水出し、お湯出し、煮出しで差があるかどうか確かめる予定です。主任研究の分析の報告が楽しみです。しかしそんなFLORAでも分析できないものがあります。それがサポニンの含有量...毛細管ピペット

  • 新人さん、いらっしゃ〜い

    FLORAがPHOTONICS時代から続けてきたものにJr.制度があります。名農生が大好きな科目「課題研究」は、2年生から始まりますが中にはもっと早く取り組みたいというキラキラした1年生もいるはず。そんなやる気満々の原石を磨き、将来の名農の原動力作りに貢献しようと初代メンバーが始めた取り組みです。その証拠に募集するJr.の学科は問いません。FLORAが提供するのは研究と発表の場の2つ。研究は先輩FLORAがアドバイスしながら行います。発表は数ある大会の中から、1年生でも一生懸命取り組むと発表できるものをFLORAが見繕い、一緒に参加しています。先日募集したところ、手を挙げた1年生は全部で3名。現在生徒が減少している名農ですが、これは大漁。なんと2年、3年と同じ数です。これで一気に9名になったFLORA。で...新人さん、いらっしゃ〜い!

  • 取材でホッと一息

    これは昨年の2代目FLORAHUNTERS。愛称はAQUAです。地元紙の取材はよく受けますが、TV取材となると年に1回あるかないか。しかし昨年は国際大会に出場したこともあり、何度か受けました。今年は今のところ大きな大会への出場はないので、取材とは無縁だと思っていました。ところがなぜかオファーがありました。ひとつは某テレビ局の朝の情報番組への出演依頼。全国放映の番組です。また企業からFLORAの研究を拝見したいなど複数の訪問依頼を受けました。ところが現在、すべてお断りしています。理由は余裕がないこと。確かに国際大会に出場する年は発表練習などに終われますが、該当する実験はほぼ終了しています。だから意外に取材対応ができます。それに対して今年はデータを蓄積する年。それも6つの研究はすべて植物を扱うため夏が来る前に...取材でホッと一息?

  • お道具箱 !

    土肥実験室に山積みされていた空段ボールもだいぶ処分されましたがそれでも窓際にはまだ箱が並んでいます。しかしこれは空箱ではありません。FLORAは一人一研究。したがって今年は6テーマが動いています。実はこれらの箱の中には、彼らの研究に必要な物品が入っています。つまりお道具箱です。とはいっても完成品ではありません。各自、自分の箱を開けてチェックし、足りないものをFLORAの倉庫や棚から探して補充するのです。でも中には実験数が多く、一人で何箱にもなる可哀想なメンバーもいます。さぞかし大変だと思いきや、そんなことはありませんでした。なんと実験時には箱を各テーブルに並べ、合図とともに他のメンバーに実験を行わせるのです。まさに現場監督と豹変するのです。このように各自にお道具箱が準備されるのもFLORAの流儀なのです。お道具箱!

  • FLORAコレクション 2025!

    FLORAは結成時から毎年オリジナルのTシャツを製作し実習の時に着用してきました。理由は馴化温室がむちゃくちゃ暑いから。5月連休を過ぎると30℃になり、6月下旬は40℃にもなります。環境班が乾燥や暑さ対策の研究によく取り組むのは、これが理由かもしれません。FLORAHUNTERS3代目であるメンバーが決めた今年のデザインは上左。ルパンにあやかって「ザ・サード」というロゴを大きくしました。シャツの色は右の青。かつてのサッカー日本代表のようなブルーです。対抗馬はグリーンでしたが、6名のメンバーの多数決により4対2で青となりました。さて下の「泡散布屋」という横断幕は、今月29日に幕張メッセで開催される花のフェスで掲げるもの。小さいながらブースを持っています。色はTシャツに近い配色ですが、下地は濃紺としました。ぜ...FLORAコレクション2025!

  • PHOTONICSは伊達じゃない !

    これは2年生の分析。一人で何を調べているのでしょう。実は泡で農薬や肥料を葉に散布すると、当然ながら光が遮られます。いったいどの程度、光量が落ちるのかを調べているのです。明るさを分析するとなると一般には照度計でルックスを調べます。しかしFLORAはちょっと違い、光量子量を測定しています。光量子量とは植物が光合成に用いる波長の光の量。さすがはTEAMFLORAPHOTONICSです。もちろん今回用いた光量子メーターは大先輩から引き継いだ装置です。さて、まだちゃんとデータは整理されていないのですが光量がほんの数%減少するようです。もちろん除草剤で用いる場合は、雑草を枯らすのですから、そんなの関係ありません、しかし肥料の葉面散布や作物に薬剤を散布する場合はやはり気になります。でも大丈夫、泡は数時間で消えます。さら...PHOTONICSは伊達じゃない!

  • 秘技「目的外使用」 !

    これはなんだと思いますか?答えは細長いガラス管。醤油につけたらぐんぐんのぼってきました。理由は毛管現象。細い管ほど高くのぼります。しかし左側の管はあまり高くありません。実はこちらは醤油に洗剤を垂らしたのです。洗剤は表面張力を弱める働きがあります。毛管現象は表面張力と管の直径の相互作用で起きます。どうやら洗剤で表面張力の働きが弱まったため、管をのぼらなくなったようです。これは泡農薬に取り組んでいる3年生の研究。FLORAは一人一研究なのですが、今年は2年生も巻き込んでみんなに手伝ってもらいながら取り組んでいます。ところでこのガラス管は毛細管ピペットといい微量採血のために医療関係者が用いるものです。本来なら専用の装置で測定するのですが、数十万円もするので無理です。出ました!FLORAお得意の目的外使用。悪い癖...秘技「目的外使用」!

  • Under Rotation !

    今日は3年生3名の今年度最初の課題研究。とはいっても彼らは春休みからスタートしているので、今回はもう4回目です。そんな3名が本日行うのはサイカチの分析。先日、2年生と総勢6名で行ったムクロジの分析と同じ内容です。したがって作業は慣れていますが、今回は2年生がいません。持ち時間は100分。5つの分析項目を3名で回さなければなりません。でも3人がフルスピードで取り組んでも、おそらく回転不足。残念ながら絶対に終わらないのは見えています。でも諦めと開き直りもFLORAの流儀。時間内に終わらなかったら放課後やればいい。急がなくてもおそらく30分も行なったら終わるはずです。また来週は3回目の分析が同じ状況で行われますがもし今日の放課後、分析がとても時間がかかったのであれば、次回は2年生も招集すればいい。「あわてないあ...UnderRotation!

  • リベンジ

    この鉢に見覚えはありますか?これは馴化温室前に設置したラッキョウの鉢。ラッキョウはニンニクのように秋に植えて初夏に収穫する作物です。見て欲しいのは土壌。赤茶けたレンガ色です。これはナミブ砂漠の砂。一般に砂は栄養分も保水性もなく栽培には適さない土壌といわれています。しかし世界には砂漠がいっぱい。そこで作物を植えてみようと卒業した先輩はナガイモを栽培しました。するとイモは地下に伸びることができず、横に肥大。なんということかナガイモがジャガイモ状になってしまったのです。理由は微細な土壌粒子。粒子が大きいと砂、微細だと粘土になります。しかし砂漠の砂はガラスの成分でありながら、微細なため粘土のような振る舞いを見せ、その結果、下方には肥大できなかったのです。そこで先輩の仇討ちをしようと3年生がラッキョウでリベンジをは...リベンジ

  • チャレンジャー募集!

    FLORAは結成翌年の2010年から1年生に対して研究とその発表機会を提供する研修制度を設けました。愛称はJr.。事情により募集できない年もありましたが足掛け今年で制度16年目。たくさんの1年生がチャレンジャーとなりました。指導するのは2〜3年生のFLORA。秋まで研究をしたらまとめ、その後は主に学会などで発表してきました。しかし昨年は学会が学校イベントなどと重なり、Jr.は1度も参加できませんでした。そんなこともあり先輩とともにコンクールに応募してみました。対外試合が大好きなFLORAですが、Jr.にチャレンジさせるのは初めてです。するとどうでしょう。立て続けに入賞したのです。Jr.が取り組んだのは「霧化分離」という新技術。ミストで水耕栽培で使用した廃棄養液を水と肥料に分ける研究です。しかし最初は水に窒...チャレンジャー募集!

  • 琥珀色?

    これはいったい何を分析しているのでしょう。間違ってもビールを飲もうとしているところではありません。それにしても梅酒のようなブランデーのような琥珀色の液体がとてもきれいです。しかし、なんとも想像のつかない不思議な実験です。これを行ったのは2年生の男子2名。この面白い装置はザーンカップといいます。この液体はムクロジの抽出液。一定の水量にどれぐらいの量のムクロジを入れるとFLORAが求める耐久性のある泡になるのかを探るためさまざまな方法で抽出した液の特性を調べているのです。面白いことに、このカップには小さな穴が開いています。したがってこのようにカップの底から流れ出てしまいます。彼らは流れ出るまでの時間を測定して、粘性を調べているのです。正確に分析するには高校では、とてもお目にかからない特殊な装置が必要。どうすれ...琥珀色?

  • FLORA始動 !

    ここにあるのはSSD。パソコン用の外付け記憶装置です。名農生はFLORAに2年時に仲間入りして、2年間で卒業します。その間の研究や発表データを記録するのがこのSSDなのです。1番上は2021年から2022年データ。初代FLORAHUNTERSのものです。真ん中は今卒業した2代目のもの。2023から2024年の全データが記録されています。そして用意されたのが1番下の小さなSSD。2025年から活動する新メンバーの活動を記録するものです。昔と違って最近の写真データは大きく、また時には動画を撮影することもあります。また年間制作されるPPTの発表ファイルは10数種類。みんな保存していると大容量でも意外と使ってしまうのです。面白いことに、1番上と下のSSDでは同じ価格なのに読み込みスピードも記憶容量も2倍になってい...FLORA始動!

  • 泡の三兄弟 ?

    農薬の泡研究を行なっているFLORA。現在はターゲットを除草剤に絞り、実用化に向けて取り組んでいます。決め手となるのが液体を泡にする植物たちです。左からお馴染みのムクロジ、サイカチ。そして新しく加わったセイタカアワダチソウ。泡の三兄弟です。含んでいる天然植物活性剤のサポニンは生分解性が高いとはいえ現在の合成界面活性剤と同じように湖沼などに入るとやはり問題があります。というかそもそも水田用以外の除草剤を水辺で使うのはNG。したがって散布するうえでの注意は変わりませんが、圧倒的に飛散と使用量を抑えられるのでプラス面が優っています。そこで今年は追加実験しながら普及活動などにも努めたいと思っています。そのために必要なのがこれらの植物の粉末化。嬉しいことにメーカーの協力を得てフリーズドライを行なっています。まもなく...泡の三兄弟?

  • 花のゴールを目指せ?

    今日は名久井農業高校の入学式。ピカピカの1年生が県内はもちろん、今年も他県からやってきます。全国募集をしている名農。毎年、県外から新しい仲間が集まってくるのは本当に嬉しいものです。ようこそ名農へ。心から歓迎いたします。名農はかつて環境緑化日本一を受賞した花と緑の学校。新入生が名農にきて最初に感激するのはどの風景でしょう。雄大な馬淵川、優しくたたずむ麗峰名久井岳、それともまるで森の中にあるような緑のキャンパスでしょうか。名農はフォトスポットばかり。お気に入りの風景をぜひ見つけてみてください。さてこの写真は3月に行われた卒業式のもの。サイネリアでこれでもかとステージを飾る花の卒業式、中学生の参考書に「優れた植物の活用例」として載っただけあり見事です。しかしこれはお祝いの卒業式だから。逆に入学式は厳粛にとりおこ...花のゴールを目指せ?

  • 入学式といったら梅でしょ!

    4月になり全国各地で学校の入学式が始まりました。名久井農業高校は本日。午後からピカピカの1年生を迎えて行われます。嬉しいことに今年も関東から2名の1年生が名農生の仲間入りをします。関東では桜はもう散り始めているかもしれませんが、青森はまだまだ。比較的開花の早いお隣の八戸市の開花予想は13日。まだ1週間もあり、満開の花を楽しむにはもう少しかかるようです。こちらは玄関前の梅の蕾。まもなく開花しそうです。気温次第では、もしかしたら今日の入学式に開花するかもしれません。入学式は桜ではなく梅。関東ではなかなか味わえない北国らしい演出です。名久井農業高校はグラウンドの脇に桜が植栽され、どの教室からでも花を愛でることができます。ただ15年ほど前の満開は5月連休時期。名農生が誰もいない学校で花を咲かせていました。しかし今...入学式といったら梅でしょ!

  • 前略先輩、ピンチです?

    これは昨年11月の2代目FLORAHUNTERS。この春卒業された先輩方が遠征先の仙台のホテルで練習している様子です。実はこの環境省主催の大会でFLORAは10周年記念賞を受賞し、東北地区代表として8月6〜7日に北海道で行われる旭山動物園での生物多様性や北海道のバイオマス利用現場の研修見学会に参加する権利をいただきました。研究を引き継いだ新3年生が参加する予定で準備していましたがどうやら雲行きが悪くなってきました。夏休みということもあり引率していただく先生が見つからないのです。せっかく先輩が勝ち取った権利ではありますが、このまま行くと全国8ブロックの中で、東北代表は不参加となりそうです。ショックなのは新3年生たち。この見学会のために今年の研究テーマまで修正し、こに経験を大学進学に活かそうと思っていたメンバ...前略先輩、ピンチです?

  • フェスへの出演決定 ?

    4月29日に千葉の幕張メッセで開催される花友フェスタ。たった1日で1万人以上来場される日本最大級のガーデンイベントですがなんとFLORAHUNTERSの取り組みが評価され技術紹介のため登場することになりました。もちろん昨年から取り組んできた泡散布技術。現在は除草剤をターゲットにしていますが、肥料を葉から与える葉面散布でも使えます。さらに園芸用として小型の殺虫剤や殺菌剤のスプレーが売れていますが室内で散布するには細かい霧が室内に舞うことからちょっと抵抗があります。しかしFLORAの泡散布ならドリフトしないので大丈夫なのです。これらを実演しながらこのイベントで紹介するつもりです。全国版のフェスに参加するのは久しぶり。東京ビッグサイトで開催されたエコプロに初代環境班が出場し、そして2017年に横浜ガーデン&フラ...フェスへの出演決定?

  • 明日のためのその1 ?

    これは先日のFLORAHUNTERS。3年生と2年生の6名が春休み最後の日に出校して大規模な「第1回春の分析まつり」を行いました。この日、行った分析項目は全部で5つ。1つの項目にかかる時間は平均で1時間前後で最も長いものでも90分でした。今まで何度か水の国際大会に出場してきましたが水質分析がないためこのように早く終わるのです。とはいってもこの規模の分析は、まだ2回もあります。しかし次は授業が始まっているので、3年生だけで取り組む予定。1項目は比較的短時間で終わる分析ですが、3人だけでこなすとなるとやはり負担がかかります。人手不足がジャブのように効き始めています。みんなで力を合わせ戦闘態勢を維持するFLORAです。明日のためのその1?

  • 甘い思い出!

    この春の異動でたくさんの先生方とお別れをしたFLORA。大会を引率してもらった先生もいます。中でも教頭先生にはビッグイベントの引率を何度もしていただきました。名農最後の出校日に先生がFLORAにくださったのがこのチョコレート。よく見るとちょっと珍しいラベルです。右列は1月に東大で開催された高校生ビジネスプラングランプリのもの。新3年生3名の記念写真がプリントされています。先輩の力を借りず自分たちで挑んだ初めての全国大会。引率も練習もお願いした思い出の大会でした。中央はストックホルム青少年水大賞でスナップ。これまた引率していただいた忘れられない夏の思い出です。最後の左列は卒業式。これは復活した今年の花の卒業式のステージです。かつてTV取材が入ったこともある花と緑の名農ならでは自慢の風景。チョコとともに甘い思...甘い思い出!

  • 緻密な泡を作るには!

    これも2年生が行った分析というか撮影。ムクロジから抽出した液体を泡にしてそれをガラス板で挟んで撮影しています。よく見ると泡のサイズがずいぶん違うことがわかります。実は左より右の方が3倍多くムクロジを水に浸漬して作った泡です。界面活性剤の効果が働けば、表面張力が弱まり崩壊しにくい耐久性のある泡になります。右の泡がきめ細かいのは、泡が崩壊しないから。やはりムクロジが多い方が、安定した泡沫になることを証明しています。また1日水出しするより、たった15分間ですが煮沸した方が粘性が高く、安定した緻密な泡ができることを明らかにしました。これらの実験を通して、どうやFLORAは適した原液作りを見つけたようです。緻密な泡を作るには!

  • 春の分析まつり

    春休み中の名農ですが、来週はいよいよお目覚め。入学式、始業式と2025年の1学期がスタートします。したがって今週は最後の春休みを満喫したいところですがFLORAは今日も出校して分析を行う予定です。題して「春の分析まつり」。2〜3年生全員が出校し、4つのグループに分かれ3年生の研究を手分けして行う予定なのです。おそらくみんなで行うと2時間もしたら終わるはずです。しかしこの手の大がかりな分析は、あと2回行わなければなりません。でももう春休みは終わりです。そこで現在の予定では、3年生が授業で行い、もし終わらなかったら放課後に残って取り組むことになっています。さらに次なる実験もあり、あと2ヶ月は忙しい毎日のようです。短期間ではありますが、昨年の水の国際大会を凌ぐ忙しさ。やることリストはもう完成しているので、計画的...春の分析まつり

  • ダービーはルマンスタイルのラリー

    自分の目標を目指して切磋琢磨しながら研究するFLORAの活動が始まりました。長い道のり、モチベーションを維持する方策のひとつがFLORAダービー。自分自分が馬になってポイントを集めながらゴールを目指すのですが、時には失敗したり予想外のハプニングで大慌てするなど競馬ではありますが、まるで自動車ラリーのように過酷な道のりです。ラリーはスペシャルステージという小さなレースを積み重ねながら最終ゴールを目指しますが、FLORAダービーも同じ。秋から来春にかけて行われる学会やコンテストに挑みその都度一喜一憂しながら研究を進めます。これがジョッキーの彼らにとっても、観戦している私たちにとっても楽しいのです。そんなFLORAですが、今年はちょっと違う1年になる予感がしています。なぜなら今年度初めての遠征は4月29日。既に...ダービーはルマンスタイルのラリー

  • 女神からのプレゼント ?

    除草剤の泡散布研究をしているFLORA。今年は新2年生にも協力してもらい、さらに研究と普及に勤める計画です。泡にするのは植物。奈良時代から洗剤代わりに使われてきたムクロジやサイカチです。先月、FLORAが農場の本拠地としている馴化温室脇の林にサイカチの木が生えていることを発見し、大量の鞘をゲットすることができました。するとどうでしょう。またまたびっくりする出来事がありました。久しぶりに温室に行ってみると、なんと温室のすぐ脇に枯れた草花を見つけました。それがこれ。開花後、綿毛となって白いモフモフの穂になっています。なんだか見たことがあると思い調べてみると、なんとセイタカアワダチソウ。これまたFLORAが泡にするために用いている植物です。要注意外来生物として嫌われ、日本どころかヨーロッパでも駆除されたりしてい...女神からのプレゼント?

  • 新記録達成 !

    校長室前の掲示板。名農生のコンクールなど文化的活動の成果を掲示しています。掲示するルールは年度内に受賞したもの。3月も終わりこれが最終形の姿となりました。掲示された紙はなんと36枚。今までも掲示板から数枚は見出すことはありましたがこれは明らかに尋常じゃない数。新記録間違いなしです。昨年1年間、皆さんよく頑張りました。さて4月に入り新年度となりましたが、いつ剥がされるのでしょうか。これにもルールがあります。それは誰かがその年度の最初の受賞をした時。1つでも受賞すると全部剥がされます。とはいっても4月に結果が出る発表会はないのでしばらくはこのままとなります。昨年の第1号は生物生産科の食農班。今年はどのチームでしょう。新記録達成!

  • いつもと違う春 ?

    環境班はTEAMFLORAPHOTONICSの解散を受け2018年から隔年募集となりました。これは活動2年目こそ前年から取り組んだ研究成果を持っていますがデビューしたばかりの1年目の春は、まったくないことを意味します。したがって1年目はあまり大会に出場せず、じっくりデータを集めることに専念。大暴れするのは2年目なのです。この様子を外部から見ると、FLORAが話題になるのは1年おき。まるで1年周期で輝く変光星です。周期にしたがうと輝く年は昨年2024年。確かに国際大会に出場するなど大活躍してくれました。これがいつものルーティンですが、2025年は違います。2024年から隔年募集というルールを解き、毎年募集に変えたため今年は最初からたくさんの成果をすでに持っているのです。ということはいつものように大人しくデー...いつもと違う春?

  • コンテナ、そして玉手箱 !

    先月中旬から始まった改造というなの大掃除。小さな段ボール箱に入っていた物品を同じ仲間に分類したところ今までの箱の半分以下になりました。今度は分類した物品をまた箱に戻すのですが今回はちょうど積み重ねることができる買い物カゴがたくさんあるのでそれを利用することにしました。これだと箱を開けなくても中が見えるので便利だと考えたからです。果たしてうまくいくのでしょうか。まずはトライしてみましょう。これとは別に段ボールも用意されました。それは新テーマを進めるための物品。新2年生たちは自分で選んだテーマに関する玉手箱を開けることになります。女神FLORAからのプレゼントが幸せを呼ぶのか、はたまた地獄への招待状になるのか誰もわかりません。2年生たちが宝物を手にできることを祈りたいと思います。今日はそんな2年生の活動日。冒...コンテナ、そして玉手箱!

  • FLORAの洗礼!

    これは先日のスプリングミーティングでの最初の記念写真。左が2年生、右が3年生になります。今年の2年生は女子がクラスに1名しかいませんが、その紅一点がFLORAにやってきました。そういえば結成からまる16年ですが、いつだってチームを牽引してきたのは女子。これも女神FLORAの思し召しかもしれません。さて環境システム科に移籍してから、進学希望者が激減しているFLORA。かつて筑波大に2名、弘前大に1名、その他毎年のように私立4大に送り込んでいた時代とはすっかり様変わりしました。事実、先日卒業した先輩も4大進学は7名中1人だけでした。しかし新3年生は3名中1名。さらに2年生は3名中2名が農学系の4大検討中とのこと。久しぶりに進学対策しなければならないかもしれません。ところで彼らの手元にあるのは今年のファイルとケ...FLORAの洗礼!

  • 薔薇色の世界 !

    2016年から2年間、国立局地研究所の協力を得て極地のブルーモーメントは長いのではないかという研究をしたことがあります。ブルーモーメントとは太陽が沈んだ後、漆黒の空になる短い時間にときどき起こる空や周辺が青くきれいに染まる現象です。FLORAは南極の昭和基地から届く数ヶ月分のタイムラプス動画を分析し南部町よりも2時間も長いことを証明し、専門家から大いに評価されました。そんな研究から3年後のある日、空が一面ピンクに覆われたことがあります。すかざす撮影したのがこの空。夕焼けの茜色というより、きれいなピンク色です。最も驚いたのはピンク色は空だけではないことです。辺りの建物も人もみんなピンク。そこで当時栽培していたサンパチェンスという植物をとっさに撮影しました。それが右下の写真。花はそもそもピンクですが、地面もピ...薔薇色の世界!

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