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村雨庵 茶の湯日記 https://blog.goo.ne.jp/tukiduki

日々是茶の湯

ざーっと降ってカラッと上がる通り雨が村雨 まあ 暫し雨宿りにお寄りあれ

その他趣味ブログ / 茶の湯・茶道

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村雨庵
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2009/04/21

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  • 宵の稲妻

    藤原定家影宿す程なき袖の露の上に馴れても疎き宵の稲妻台風十号は迷走中遠雷が聞こえる雨はまだ先月のカルチャーの勉強会下記は『茶禅録』よりそもそも茶の根本は、道具の善悪ヨシアシを選ばず、点茶の型の美醜を論ぜず、ただ茶器を扱い三昧の境地に入って自己の本性を感ずる修行にある茶事に際して時制を求める方法とは心を一点に向け雑念を払う集中心を持って茶器を扱う三昧のことである点前に集中扱う茶道具に集中普段のお稽古でもそうありたいね写真は八月二十日の東博の表慶館ヒョウケイカンなんと美しいことか宵の稲妻

  • 雨を聞く夜

    野分して盥に雨を聞夜哉芭蕉台風が来てると具合がわるいやる気がなくなる身体を動かしたくない文字を見たくないゴロゴロしていたいでも大丈夫今日は食事会綱島のふくもと四名で会食とうもろこしとお豆腐に蓴菜のたれ美味しい八寸は干菓子盆のよう美しく盛られてるやってきたのは鱧と松茸の土瓶蒸し秋の気配もちらほら感じ始めた松茸の香り歯ごたえがうれしいお造りはイキイキとして見事雲丹は苦手なので辛子さんへ大きめの鮎お一人は召し上がらないとのことで鮎と薩摩芋と交換有り難く二匹をムシャムシャ完食香ばしく頭からかぶり付いた夏野菜の冷製ごま和えこのあとは蟹と玉蜀黍のご飯香の物にナメコの赤だしさすがにこれは入らない赤だしだけ飲んでご飯と香の物はお土産にしたお菓子は竹流し盛り込んだ器が魅力的だ水羊羹が入ってる上品な美味元気になったぞ雨を聞く夜

  • 流れ星

    与謝野晶子流れ星うつくしかりき君とわれくつは虫啼く原にかかりぬ今日はサカチカさんちの茶事の水屋逆勝手の正午茶事茶道口をいつもと変えると逆勝手の点前ができるからやってみようではないかと席が逆勝手でもそれをお客様に強制はしない普段通りにお願いしよう待合は森村宜稲本席は寂蓮の古筆懐石は晩夏の献立初炭のあと菓子虎屋の黒梨中立し銅鑼で入る御座は唐物籠にムクゲと糸薄と金水引濃茶は各服点濃茶茶碗がいくつか使われるかつては一つの茶碗で回しのみこれこそ一座建立だがまだ抵抗がある流れ星

  • 雨にくれゆく木槿哉

    修理寮の雨にくれゆく木槿哉蕪村今日は水曜稽古夕方になると雨が降ってきた遠くに雷の音も聞こえてくる朝切った木槿はお昼頃には頭を垂れてしぼんでしまった余りの暑さに茶席に入れる花がない写真は新井勝利の巻物をひろげている姫ぎみ巻物をよく見ると鶴と波の絵が描かれている新井勝利アライショウリは1895-1972大正-昭和時代の日本画家。明治28年3月6日生まれ。梶田半古,安田靫彦にまなび,昭和5年「葡萄」が院展に初入選。15年から19年まで法隆寺壁画模写に従事した。24年多摩美大教授。昭和47年6月21日死去。77歳。東京出身。本名は勝利(かつとし)。雨にくれゆく木槿哉

  • 神護寺展

    法師蝉到るところに日影かな汀女今日は神護寺展へ東京国立博物館神護寺創健1200年記念特別展9月8日まで空海も見つめたご本尊寺外初公開とか平安貴族祈りと美神護寺経は紺紙金字一切経五千巻のうち二千巻余りが現存する截金文様きらめく平安仏画の名品は後期の展示で拝見できなかったかわりに有名な源頼朝像光る君への大河ドラマにも飾られていた山水センズイ屏風を拝見密教の灌頂カンジョウの場で用いられたと書いてあった天気も良く日中は暑い博物館は涼い有難い仏像に囲まれて過ごす夏休み降るように蝉が鳴いてた久しぶりに法隆寺館に寄ると小学生の子供が摩耶夫人のところに急ぎ足でやってきてああコレコレだよ真剣に飛鳥の観音像を見ているお母さんらしき人に博士ちゃんかしらと声をかけるとそうなると良いのですがと返事があったいつかテレビに出るわね...神護寺展

  • さえのぼる月のひかりに

    藤原定家さえのぼる月のひかりにことそひて秋のいろなるほしあひのそら今日は土曜日待ち合わせして出光美術館の「日本・東洋」陶磁の清華有楽町から歩いて五分位エレベーターで九階に降りるとすでに十名くらいが開場を待っていた五分待って入場した出光美術館は帝劇ビルの建替計画にともない、令和六年末で休館する展覧会はあと一回開かれる玉澗「山市晴嵐図」、無準師範の額字「選佛場」拝見したその後は銀座へ松屋をウロウロレストラン階の銀座アスターで中華美味しかったその後は六階の珈琲ショップ「キャンティ」でケーキセットたべて満足新しいサンダルで痛いのなんの早くに帰ろうさえのぼる月のひかりに

  • 流星の

    流星の俄ニワカに太し月の空播水播水バンスイとは五十嵐播水俳人・医者。兵庫県生。名は久雄。京大医学部卒。神戸市民病院副院長。ホトトギス同人。平成12年(2000)歿、101才。今日は金曜日台風の為もろもろの用事はキャンセル電車が止まったりして帰れなくなっても一大事残念だがキャンセルが安心昨日は木曜稽古夜の部の稽古は旧暦のお盆でお休み三時半で終了した楽チン写真は巻物をひろげている平安の姫君描かれている鶴と波の絵が見える新井勝利アライショウリ1895-197277歳。大正-昭和時代の日本画家。明治28年3月6日東京に生まれ。梶田半古,安田靫彦に学ぶ昭和5年「葡萄(ぶどう)」が院展に初入選。15年から19年まで法隆寺壁画模写に従事した。24年多摩美大教授。昭和47年6月21日死去。流星の

  • 千草咲く野辺

    人里とひらけゆかむか中々におしまるるかな千草咲く野辺芳田老人芳田老人とは阪正臣バンマサオミの事安政2年3月21日(新暦1855年5月7日)生~昭和6年(1931)8月26日歿名古屋花屋町(愛知県)の農家に生まれる。名は正臣、字は從叟、幼名は政之介。号は茅田小民・木隠弟鬼・観石・桃坪その居を樅屋と称した。歌人・書家。高崎正風門下で書を坂広雄に、歌を富樫広厚に学び、宮内省御歌所寄人を務め、漢字と仮名の調和にかけては及ぶ者無しと称された今日は水曜稽古今日のお稽古ありますかと御弟子様とお菓子屋さんから問い合わせお盆でもお稽古有りますいつもと同じです写真は今日の掛けもの阪正臣の自画賛千草咲く野辺

  • ただにあはれと

    北原白秋高々とのうぜんかづら咲きにけりただにあはれと観つつ籠コモらむのうぜんの暮月曜日は研究会だった会員の辛子さんがお持ちになったもの写真がそれの裏側ネットで調べると蟠桃核バントウカクという墨だった中国上代伝説中の西王母が持つと言う桃の核を模した墨。明代になると戯曲にまでなり、三月三日には西王母を祀る蟠桃会が催されるように民間行事にまでなった。その故かこの墨はかなり多い。良い墨は少なく粗雑なものが多いが、形が変っていて喜ぶ人もいる。『文房古玩事典』とのことただにあはれと

  • 朗詠集の栞

    梶の葉を朗詠集の栞かな蕪村今日は文の会いつものイタリアンは予約が取れずいつもの中華屋へ開店と同時に入ったバイ様と二人なので端の席に座ると外は次々と満員になってきた生ビールに餃子油淋鶏セットともやしと豚バラ炒めセットスープにご飯と冷奴最後に杏仁豆腐合計で2,940円くらいだった家に帰ってフルーツ葡萄と桃を食べて珈琲とお煎餅何でもいくらでも食べられるのに驚く食べられるうちは元気だ文の会では集中して伊勢物語を音読するが集中力はたいして続かない次へのしおりは梶の葉朗詠集の栞

  • ひとしれず空をながめて

    紀貫之ひとしれず空をながめて天の川波うちつけにものをこそおもへ今日は金曜日お豆腐料理のお店へ好きな食べ物は何だろう好き嫌いが多いと回りから思われているが本人は何でも食べられると思ってる嫌なのはまずホルモン系レバー類は食べられないそれから鰻は無理ウニも駄目イクラもいらないだけだけど鮑は食べられる以外の貝類は駄目そうそう好きな食べ物は湯葉ゆばだった今日はお豆腐料理湯葉のお鍋や御料理がたくさん出てくるおなかに丁度良い満腹でたんぱく質をたっぷり取ったひとしれず空をながめて

  • 星月夜かな

    与謝野晶子水盤に紅おとすよりあてやかに早くひるごる星月夜かな昨日水曜日今日は木曜日八月でも稽古はある暑い中フーフーしながら稽古にやって来てくれる幸いを味わっている桔梗の短冊は中村岳陵ナカムラガクリョウ1890年3月10日-1969年11月20日)、日本画家。静岡県下田市生まれ。本名は恒吉。芸術院会員。毎日芸術大賞・朝日文化賞受賞。文化功労者。文化勲章受章。星月夜かな

  • 茄子ナスビを打ちぬあけがたの雨

    与謝野晶子くろぐろと鉄をよそほひ生りいでし茄子を打ちぬあけがたの雨今日は読売カルチヤー1828文政11年寂庵宗澤の著作「禅茶録」この書は柳宗悦をして「凡ての茶人の座右に置くべき名著だ」と言わしめた古典的作とのことだが知らないこと知るのは楽しいランチはつばめグリルで和風ハンバーグステーキにはおろしが乗ってるなすと万願寺唐辛子のグリル添えジャガバターもついてるそれにプラス丸々のトマトサラダもそれから紅茶で完了茄子ナスビを打ちぬあけがたの雨

  • 笠の下涼ミ

    命なりわずかの笠の下涼ミ芭蕉今日は月曜日2回目の丑の日とか宮川から鰻取りますとのこと友人のおうちへ食事会四名で夏のお宅訪問皆さん四十年からの友人性格は変わっていない私は鰻いらないからと幕の内まずは食事をして先を争ってお喋り暫くするとテーブルクロスを変えて後座になると九州の「鈴懸」のお菓子に美味しいお煎茶その後フルーツいろいろお片付け中の色々からエス先生から頂いた志野のお茶碗と蓋置それと電熱器あるのに火起こしと十能またまた増えてしまった道具笠の下涼ミ

  • 朝顔の花

    和泉式部ありとしもたのむべきかは世中をしらする物は朝顔の花今日は朝日カルチヤーへくずし字を読む教室終わるのは二時半カルチヤーで午後二時半にサカチカさんと待ち合わせて駅ビルのアフタヌーンティーでフルーツクレープとアイスクリームと紅茶のセットわりとおなかが一杯だがこれは別腹ペロッと食べて満足写真は加賀千代女といどの朝顔に釣瓶取られて貰い水朝顔の花

  • 滝の白糸

    藤原有家夕立の雲の水脈より伝ひきて軒端に落つる滝の白糸藤原有家フジワラノアリイエ1216.~1155平安時代末,鎌倉時代初期の歌人。藤原氏北家末茂流。父は大宰大弐重家。母は藤原家成の娘。幼名は仲家。従三位大蔵卿に至り,建保3(1215)年に出家。法名は寂印。建久5(1194)年『六百番歌合』,建仁3(1203)年『千五百番歌合』など多くの歌合,歌会に出詠。六条家の人でありながら,藤原俊成・定家の御子左家に近い立場をとり,「夢かよふ道さへ絶えぬ呉竹の伏見の里の雪の下折」などの秀歌を残した。『新古今和歌集』の選者のひとり。『続歌仙落書』は,その歌風を「雪積もれる富士の山」の情景に譬えている。(朝日日本歴史人物事典ヨリ)写真は今日の朝ごはんお弟子様からのお土産金目鯛の干物一枚食べたらご飯は入らなくなった滝の白糸

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