1994年4月27日、 南アフリカ共和国(以下、南ア)で初めてとなる全人種参加の総選挙が行われ、ネルソン・マンデラ率いるアフリカ民族会議が第一党となり、マンデラが次期大統領に選出されてからちょうど30年になりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1994年5月10日、南アが発行した“マンデラ大統領就任”の記念切手のうち、同年4月27日の総選挙に合わせて制...
日本国際切手展<PHILANIPPON 2021>終了しました。
早いもので、25日から、パシフィコ横浜で開催されていた日本国際切手展<PHILANIPPON 2021>は、昨日(30日)午後、無事にすべての日程を終了し、ました。今回、僕は審査員としてテーマティク、オープン、ユースの3部門の審査を担当しましたが、正田幸弘審査委員長はじめ審査委員会の方々、運営スタッフの方々には非常にお世話になり、有意義な時間を過ごすことができました。この場をお借りして、改めてお礼申し上...
夏の甲子園(全国高等学校野球選手権)は、きのう(29日)、決勝戦が行われ、智弁和歌山(和歌山)が9-2で智弁学園(奈良)を下し、“智弁対決”を制して21年ぶり3度目の優勝を飾りました。決勝で戦った両校は、いずれも、仏教系の新宗教、辯天宗の学校ということなので、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1905年、英領時代のインド・トンク(ラージャスターン州)...
きょうは“829”の語呂合わせで“焼き肉の日”です。というわけで、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2019年10月9日、ウルグアイが発行した“伝統料理”の切手のうち、パラグアイやウルグアイやアルゼンチン、チリなどで食される焼き肉料理の“アサード”を取り上げた1枚です。 アサードはスペイン語で“焼かれたもの”の意味で、もともとは、ガウーチョ(パンパやアンデス山脈東部で...
ご報告がすっかり遅くなりましたが、雑誌『ザ・フナイ』2021年8月号から、「こわい切手」と題する新連載を始めました。その第1回目の記事の中から、この切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます) これは、1946年9月、ウィーンのキュンストラーハウス(芸術展示館)で開催された“忘れるな(NIEMALS VERGESSEN)!”展に合わせてオーストリアが発行する予定だったものの、不発行に終わった“ヒトラーの...
きのう(26日、現地時間)、アフガニスタンのカブール空港と、空港近くで国外退避の便を待つ米国人らが待機する場所として使われていたバロンホテルで、タリバンと敵対する過激派組織“イスラム国(IS)”の戦闘員による2件の自爆テロが発生し、少なくとも60人(うち米軍兵士12人)が死亡、140人(同15人)が負傷しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1964年に...
万国郵便連合(UPU)の事務局長選挙が、きのう(25日)、コート・ディヴォワールで行われ、日本郵便の目時政彦氏が当選しました。日本人が国連機関のトップに立つのは、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が2019年に亡くなって以来、およそ2年ぶりのことです。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1902年6月18日に発行された「万国郵便連合加盟2...
きょう(23日)から、パシフィコ横浜でわが国の郵便創業150年を記念して、日本国際切手展<PHILANIPPON 2021>が始まります。というわけで、ストレートにこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、今回の切手展の事前周知のため、昨年(2020年)8月3日に発行された“日本国際切手展2021”の切手シートで、日本の象徴・富士山をテーマに10点の切手が収められています。 シートの上部...
新型コロナウイルス禍により、オリンピックとともに1年延期されていた東京2020パラリンピック競技大会(以下、パラリンピック)が始まります。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、東京オリンピックの開幕一月前の6月23日に発行された“東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会”の記念切手のうち、パラリンピックの切手シートに収められた大会エンブレムの切手で...
きょう(23日)は、1939年8月23日に独ソ不可侵条約(に付随する東欧分割の密約)が調印されたことにちなみ、2009年に欧州議会が制定した“スターリニズムとナチズムの犠牲者追悼の日”です。というわけで、こんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1995年6月14日、リトアニアが発行した“追悼と希望の日”の切手で、木彫りのピエタ像が描かれています。 独ソ不可侵条約の秘密議定書は...
パキスタン南西部バローチスターン州の港町グワーダルで、おととい(20日)午後7時ごろ、中国関連企業の進出に反対する武装勢力、“バルーチスターン解放軍(BLA)”による自爆テロがあり、中国人1人が負傷しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1985年、親ソ政権下のアフガニスタンが発行した“パシュトゥン人とバルーチ人の日”の切手で、アフガニスタンが主張...
今月15日、イスラム武装勢力、タリバン(ターリバーン)が実権を掌握したアフガニスタンで、19日までに、ドイツの公共放送ドイチェ・ウェレの記者(アフガニスタン国籍)の家族1人がタリバンによって射殺され、別の1名も重傷を負わされていていたことが明らかになりました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2016年1月24日、ドイツ・ベルリンで使用...
きのう(29日)、チベットのラサで、中国共産党政権による“チベット平和解放70年”の記念式典が行われました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1956年10月19日、マカオからチベットの春堆(チュンドゥイ)郵便局長宛に送られた郵便物ですが、中国の支配下で春堆郵便局は閉鎖されていたため、ラサで「当地にはこの機関は存在していないので...
きょう(19日)は、1919年8月19日にアフガニスタンが英国から独立したことにちなみ、アフガニスタンの独立記念日です。というわけで、現時点で国際的に承認されているアフガニスタン国旗を描く切手の中から、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2015年2月4日、ニュージーランドが発行した“2015 ICCクリケット・ワールドカップ”の記念切手のうち、同大会の出場国であるアフガニスタンを取り...
1943年にカザフスタンで亡くなった朝鮮の独立運動家、“洪範図将軍”の遺骨がカザフスタンから韓国に返還され、きょう(18日)、国立大田顕忠院に埋葬されます。というわけで、きょうはこのん切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2018年10月12日に韓国が発行した“洪範図将軍生誕150年”の記念切手です。 洪範図は、1868年10月12日(旧暦8月27日)、朝鮮王朝時代の平安北道慈城郡で生まれました。生...
中国外務省の華春瑩報道局長は、きのう(16日)の定例記者会見で、アフガニスタン情勢に関し、タリバン(ターリバーン)が「各党派、民族と団結し、国情に合った政治的枠組みを確立することを望む」と述べ、中国としてタリバンによる政権掌握を事実上容認するとともに、アフガニスタンとの“友好関係”を維持する意向を示しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、20...
今月末の米軍の撤退を前に、アフガニスタンはイスラム原理主義を掲げる反政府武装組織、タリバン(ターリバーン)が急速に勢力を拡大していましたが、きのう(15日)、カブール政権(国際的に承認されたアフガニスタン政府)のモハンマド・アシュラフ・ガニー・アフマドザイ大統領(以下、ガニ)が首都カブールから退去し、隣国のタジキスタンに脱出。2001年の米軍進攻後に成立したカブール政権は事実上崩壊しました。というわけ...
きょう(15日)は“終戦の日”です。というわけで、先の大戦の戦没者追悼の意味を込めて発行された切手のなかから、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1993年4月19日にソロモン諸島が発行した“第二次世界大戦50周年”の記念切手のうち、ガダルカナルの戦いでの戦没者の出身国を反旗として掲げられている状態で描き、彼らへの追悼の意を表現しています。描かれている国旗は、左から...
きょう(14日)は、1941年にアウシュヴィッツ収容所で殉教したカトリックの聖人、聖マキシミリアノ・コルベ神父の祝日です。というわけで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2016年9月13日にヴァティカンが発行した“マクシミリアン・コルベ神父殉教75周年”の記念切手です。 マキシミリアノ・マリア・コルベ神父(出生名ライムンド・コルベ)は、1894年1月8日、ロシア帝国の...
1521年8月13日にアステカ王国が滅亡してから、ちょうど500年です。というわけで、きょうはこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1980年6月21日にメキシコが発行したクアウモテック(アステカ最後の王)の切手です。 1504年、カリブ海のイスパニョーラ島に渡り植民者となったエルナン・コルテスは、1511年、ディエゴ・ベラスケス・デ・クエリャルのキューバ征服に参加し、ベラス...
ご報告がすっかり遅くなりましたが、『キュリオマガジン』2021年7月号が発行されました。僕の連載「沖縄切手物語」では、今回は1965-66年に発行された“亀シリーズ”をご紹介しましたが、その記事の中から、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1965年10月20日、亀シリーズの最初の切手として発行された“セマルハコガメ(ヤエヤマセマルハコガメ)”の切手で、岡本太郎と東京美術学校で...
ブラジルの首都、ブラジリアの三権広場で、きのう(10日)、ジャジャイール・メシアス・ボウソナロ(ボルソナロ、ボルソナーロとも)大統領とバルテル・ブラガ・ネット国防相の立会いのもと、海軍の戦車などによる軍事パレードが行われました。ブラジルでは、2022年の選挙での“印刷付き電子投票(ヴォト・インプレッソ)”をめぐり、導入を主張する大統領と議会の対立が続いており、この日は下院での全体投票が行われる予定だった...
東京五輪もあってすっかりご報告が遅くなりましたが、『東洋経済日報』2021年7月16日号が発行されました。僕の月一連載「切手に見るソウルと韓国」は、今回は、東京五輪の開幕にあわせて、上下2回の特別企画として、1964年の東京五輪と朝鮮半島について書いてみました。その前編に続き、今回は後編の中から、この切手をご紹介です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1964年10月10日に韓国が発行した東京...
7月23日から始まった東京五輪は、最終日のきのう(8日)、自転車女子オムニアムの梶原悠未とバスケットボール女子の日本代表が銀メダルを獲得し、有終の美を飾りました。というわけで、きょうはこんなものを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、ことし(2021年)6月28日、今回の東京五輪を前に、1992年のバルセロナ五輪以降、スペインの女子代表チームがメダルを獲得した球技を取り上げた...
レスリングの乙黒と須崎、野球が金、ゴルフの稲見が銀、空手の荒賀が銅
現在開催中の東京五輪ですが、きのう(7日)は、レスリング男子フリースタイル65キロ級の乙黒拓斗、レスリング女子50キロ級の須崎優衣、野球の日本代表が金、ゴルフ女子の稲見萌寧が銀、空手男子組手75キロの荒賀龍太郎が銅、の各メダルを獲得しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、昨年(2020年)7月27日、米国が発行した“バッグス・バニー80周年”の記念切手...
空手の喜友名とレスリングの向田が金、スポーツクライミングの野中が銀、野口が銅、卓球男子団体が銅
現在開催中の東京五輪ですが、きのう(6日)は、空手男子・形の喜友名諒とレスリング女子53キロ級の向田真優が金、スポーツクライミング女子複合の野中生萌が銀、野口啓代が銅、卓球男子団体の日本代表が銅(リオデジャネイロ五輪に続く連覇)、の各メダルを獲得しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2005年10月1日、カナダが発行した“若者のスポーツ”の切手...
レスリンの川井梨が金、競歩の池田が銀、山西が銅、空手の清水と卓球女子団体が銀、ボクシングの田中が銅
現在開催中の東京五輪ですが、きのう(5日)は、レスリング女子57キロ級の川井梨紗子が金(リオデジャネイロ五輪に続く連覇)、男子20キロ競歩の池田向希が銀、山西利和が銅、空手女子・形の清水希容と卓球女子団体の日本代表が銀、ボクシング男子フライ級の田中亮明が銅、の各メダルを獲得しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2020年1月13日に北マケドニア...
スケボーの四十住が金、開が銀、レスリングの川井友が金、ボクシングの並木が銅
現在開催中の東京五輪ですが、きのう(4日)は、スケートボード女子パークの四十住さくらが金、開心那が銀、レスリング女子62キロ級の川井友香子が金、ボクシング女子フライ級の並木月海が銅、の各メダルを獲得しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、今年(2021年)7月20日、コソヴォが今回の東京五輪を記念した発行した切手シートで、レスリングが取り上げら...
ボクシングの入江と体操・鉄棒の橋本が金、レスリングの屋比久が銅
現在開催中の東京五輪ですが、きのう(3日)は、ボクシング女子フェザー級の入江聖奈と体操男子・鉄棒の橋本大輝が金、レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級の屋比久翔平が銅、の各メダルを獲得しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2012年7月27日、カナダ・ニューファンドランド島の沖合に位置するフランスの海外準県のサンピエール・ミクロンが発...
現在開催中の東京五輪ですが、きのう(2日)は、レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎が銀、体操女子種目別の“ゆか”で村上茉愛が銅(体操女子の個人メダルは初。団体でも1964年の東京五輪以来57年ぶり)、の各メダルを獲得しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2020年9月21日にフランスが発行した“スポーツ 情熱の色”の切手のうち、体...
現在開催中の東京五輪ですが、きのう(1日)は、体操男子種目別の鞍馬で萱和磨が銅メダルを獲得しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、今年(2021年)3月17日、ボスニア・ヘルツェゴヴィナを構成するスルプスカ共和国(セルビア人共和国)が、今回の東京五輪を意識して発行した“スポーツ”の切手のうち、体操男子の鞍馬と体操女子の平均台の演技を組み合わせた...
現在開催中の東京五輪ですが、きのう(31日)は、柔道混合団体の日本代表が銀、アーチェリー男子個人の古川高晴が銅、の各メダルを獲得しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2020年12月、タジキスタンが発行した今回の東京五輪の記念切手で、2003年に発行の“(アテネ五輪の)プレ五輪”切手の内、パルテノン神殿とギリシャ地図などを描くタブを挟むアーチェリー...
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1994年4月27日、 南アフリカ共和国(以下、南ア)で初めてとなる全人種参加の総選挙が行われ、ネルソン・マンデラ率いるアフリカ民族会議が第一党となり、マンデラが次期大統領に選出されてからちょうど30年になりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1994年5月10日、南アが発行した“マンデラ大統領就任”の記念切手のうち、同年4月27日の総選挙に合わせて制...
きょう(26日)から28日まで、東京・浅草の都立産業貿易センター台東館で、令和6年能登半島地震復興支援切手展(世界切手まつりスタンプショウと併催。イベントHPはこちら)が開催されます。というわけで、今日はこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、今回の復興支援切手展の会場内で販売するために実行委員会が制作したフレーム切手で、能登半島の地図を背景に、のとキリシマツ...
潮流社の雑誌『カレント』の2024年4月号が発行されました。僕の連載「切手から見る世界と歴史」は、今回は、1974年4月25日にポルトガルで発生したカーネーション革命から50周年ということで、1枚をご紹介しました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2008年10月16日にポルトガルが発行した橋の切手のうち、リスボンの4月25日橋を取り上げた1枚です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研...
ドイツ連邦検察庁は、きのう(23日)、ドイツの右派政党“ドイツのための選択肢(AfD)”に所属するマクシミリアン・クラー欧州議会議員のスタッフ(中国出身でドイツ国籍の男)を、中国のためにスパイ活動に従事していた容疑で拘束したと発表しました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1956年12月10日、東ドイツが発行した“人権の日(世界人権デー)”の記念切手のうち...
きょう(23日)は、龍退治で知られるキリスト教の聖人、聖ゲオルギウス(セント・ジョージ)の祝日です。というわけで、今日はこんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1970年12月17日、チェコスロヴァキアが発行した“スロヴァキアのイコン”の切手のうち、聖ゲオルギウスの龍退治のイコンを取り上げた1枚です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿...
きょう(22日)は“アースデイ”です。というわけで、地球を描く切手の中から、この1枚をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます) これは、1876年にフランスで発行された“世界を結び付け、支配する商業の神と平和の女神”を描いた25サンチーム切手(普通切手、原画作者にちなんで“サージュ・タイプ”と呼ばれています)で、一般に、地球と地図を描いた切手としては、世界で最初の1枚とされています。 詳細につい...
以前からご案内しておりましたが、5月1日付で発売予定の拙著『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』(日本郵趣出版)の現物ができあがってきましたので、著者として一言、刊行のご挨拶を申し上げます。(画像は表紙カバーのイメージ。クリックで拡大されます) “一番切手”という言葉は、もともとはカタログの番号が1番の切手という意味で、その国で発行された最初の切手を指す言葉でしたが、そこから転じて...
イスラエルは、きのう(19日)、イランが13日から14日にかけてゴラン高原等に向けて大規模攻撃を行ったことへの反撃として、中部イスファハーン(イスファハン、エスファハーンとも)州の空軍基地を無人機3機で攻撃しました。イラン側はこれを防空システムで迎撃しており、IAEAもイラン国内の核施設に被害は出ていないと発表しました。というわけで、今日はイスファハーンに関連して、この切手です。(画像はクリックで拡大され...
私事ですが、今月16日からルーマニアの首都、ブカレストで開催中の世界切手展<EFIRO 2024>は、きのう(18日)、審査結果が発表され、おかげさまで、僕の作品“Postal History of Auschwitz 1939-1946”(今回は僕自身は現地へは行かず、作品の搬入・搬出はコミッショナーの斎藤環さんにお願いしました)が、金賞を受賞しました。というわけで、今回の出品作品の中から、こんなモノをご紹介します。(画像はクリックで拡大されま...
東京大学の村松真理子教授らのチームは、きのう(17日)、イタリア南部、ベズビオ山北麓のソンマベズビアーナにある遺跡から、初代ローマ皇帝アウグストゥスの別荘とみられる建物の遺構が見つかったと発表しました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1937年9月23日にイタリアが発行した“皇帝アウグストゥス生誕2000年”の記念切手のうち、5リラ(+1リラの寄付金つき...
デンマークの首都コペンハーゲンのランドマークとなっている旧証券取引所で、16日午前7時ごろ(現地時間)、火災が発生。建物の大部分と屋根が焼け、約55メートルの尖塔が倒壊しました。建物は改修工事中で、火災の原因は不明。これまでのところ、負傷者は確認されていません。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1955年4月21日にデンマークが発行した“デンマーク王国1...
アフリカ北東部のスーダンで、2023年4月15日、正規軍と準軍事組織“即応支援部隊(RSF)”の戦闘が始まってから1年となる昨日(15日)、パリでEU、フランス、ドイツの共催により、約60カ国の代表や国連関係者が出席して“国際人道会議”が開催され、860万人規模の避難民らの援助に向け、計約20億ユーロ(約3300億円)の拠出が表明されました。というわけで、今日はこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) ...
4月1日にシリア・ダマスカスのイラン大使館が攻撃を受けたことへの報復として、13日夜(現地時間、日本時間14日)、イラン革命防衛隊はイスラエルに向けて複数の無人機を発射したほか、ゴラン高原(イスラエルが実効支配しているが、国連とほとんどの国連加盟国はシリア領と認定)等へミサイルを発射しました。その大半はイスラエルや友好国が迎撃しましたが、いくつかのミサイルは国内に着弾し、南部の町では少女1人が負傷、...
ミャンマーの伝統的な新年をお祝いする春の正月祭り“TOKYO ダジャン祭り”が、きょう(14日)、東京・江東区の都立木場公園で開催されます。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2019年4月5日、ミャンマーが発行した“季節の花と年中行事”の切手のうち、セイロンテツボクとビルマカリン(オオミカリンとも)の花と、ミャンマーの伝統的な新年を祝う“ダジャンの水かけ祭り”...
雑誌『キュリオマガジン』2024年4月号が発行されました。おかげさまで、本年(2024年)元日付で上梓した拙著『龍とドラゴンの文化史』が思いのほか好調で、読者の方々から“十二支の文化史”として、シリーズ化してほしいとのご要望を多数いただきました。そこで、その仕込みも兼ねて、明年(2025年)の乙巳年に向けて、少し早いですが、今月号から、「蛇の文化史」と題する新連載を始めることになりました。どうかよろしくお付き...
きょう(12日)は、天保13年4月12日(1842年5月21日)、伊豆韮山代官・江川英龍が日本で最初のパンとされる軍用携帯食糧の乾パンが初めて焼かれたことにちなむ“パンの記念日”です。というわけで、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1923年6月、ソ連(ソヴィエト社会主義共和国連邦)構成国となったウクライナで発行された飢餓救済募金切手のうち、飢えた人々にパンを手渡す...
訪米中の岸田文雄首相は、きのう(10日)、ホワイトハウスで開かれた歓迎式典で、米国に250本の桜を追加寄贈することを明らかにしました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2012年3月24日、米国が発行した“(ワシントンの)桜100周年”の記念切手です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には...
きょう(10日)、韓国で総選挙の投開票が行われます。というわけで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2018年5月10日に韓国が発行した“民主選挙70年”の記念切手のうち、投票所に向かう人々を描いた1枚です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)...
アフリカ南東部のモザンビークで、流行中のコレラから逃れようとする約130人を乗せた小型漁船が、北部のルンガから約30キロ離れたモザンビーク島を目指している途中で高波を受けて沈没し、少なくとも96人が亡くなりました。というわけで、謹んで哀悼の意を表しつつ、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1972年5月25日、ポルトガル領時代のモザンビークで発行された“『ウズ・ルジ...
きょう(8日)はお釈迦様の誕生を祝う“花まつり”の日です。というわけで、お釈迦様を取り上げた切手の中から、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2020年9月26日に中国が発行した”莫高窟”の切手シートで、第45窟の塑像群が取り上げられています。塑像群の中央は釈迦如来像で、その両脇に弟子の阿難と迦葉、さらにその外側に菩薩が2体、もっとも外側には天王が2体、配されてい...
1948年4月27日、衆議院不当財産取引委員会で復興金融公庫の融資をめぐる昭和電工の政官界への贈賄工作が暴露され、いわゆる昭電事件が発覚してから、ちょうど75年になりました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、昭電事件の主役となった昭和電工の広告入り機械印(が押された葉書の印面部分)です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研...
チャリティーソング“ウィ・アー・ザ・ワールド”をリリースした“USA for Africa”の提唱者で、個人としても“バナナ・ボート”などのヒット曲で知られる歌手のハリー・べラフォンテさんが、昨日(25日)、ニューヨーク・マンハッタンの自宅で亡くなりました。96歳。というわけで、謹んでご冥福をお祈りしつつ、“バナナ・ボート”にちなんで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1952年...
今月15日に正規軍と準軍事組織“即応支援部隊(RSF)”の戦闘が始まったスーダンで、きのう(24日)から、日本や欧州、アジア、アラブ諸国の各国政府による自国民の退避に向けた動きが本格化し、きょう(25日)未明、在留邦人41人とその配偶者や子どもの4人(スーダン人、米国人、カナダ人を含む)が自衛隊機でジブチに到着しました。というわけで、今日はこの切手です、(画像はクリックで拡大されます) これは、1...
米カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドで、22日夜(現地時間。日本時間23日)、週末のショーの最中に口から火を吐く大きなドラゴンが炎上するアクシデントが発生しました。消防の発表によると、けが人はなかったそうです。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2018年8月9日、米国が発行した“空想上の生物”の切手のうち、“火を吐く緑のドラゴン”を描いた1枚で...
防衛省は戦闘が激化しているスーダンから、日本人らの退避に備えるために出発したC130輸送機を含めた計3機が、本日(23日)未明、自衛隊の活動拠点があるジブチに到着したことを明らかにしました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、仏領ソマリコースト時代の1956年2月20日に発行された航空切手で、現地の女性とジブチ港の地図、そこに降り立つ飛行機が描かれています...
今月15日、ウクライナ産の穀物・農産物の一部禁輸措置に踏み切ったハンガリーは、20日、新たにウクライナ産の蜂蜜や一部の肉製品の輸入を6月30日まで禁止したことを発表し、ウクライナ産穀物の中欧諸国通過を助けるようEUに“積極的”な支援を要請しました。というわけで、今日はこんなものを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2001年5月22日、ウクライナが自国の主要産業の一つである“...
ご報告がすっかり遅くなりましたが、公益財団法人・日本タイ協会発行の『タイ国情報』第57巻第1号ができあがりました。というわけで、僕の連載「泰国郵便学」で取り上げた切手の中から、この1点をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます) これは、1981年8月26日、タイの楽聖とも称されるルアン・プラディット・パイロ(本名ソーン・シラパバンレーン)の生誕100年に際してタイが発行した記念切手です。 ...
今月15日以降、スーダンで国軍と準軍事組織“迅速支援部隊(RSF)”の戦闘が発生したことを受けて、ドイツ連邦軍は在留ドイツ人を退避させるために輸送機を派遣する計画でしたが、戦闘の激化により、きのう(19日)、燃料補給の経由地であるギリシャから引き返さざるを得なくなりました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1970年6月23日に東ドイツが発行した“ベルリン・...
ポルトガルで、きのう(18日)から、肉や魚、野菜、果物、パン、コメなどの主要食料品40品目超について、日本の消費税に相当する付加価値税(VAT)の税率を0%にする特例が10月までの時限措置として導入されました。というわけで、今日はポルトガルの食料品に関する切手の中から、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2016年10月31日にポルトガルが発行した“ポルトガルの缶詰”の切手のうち、イ...
ウクライナ産穀物の流入により自国産の価格が下落していることを受け、今月15日、ポーランドとハンガリーが自国の農家を保護するためウクライナ産穀物や農産物の輸入禁止を発表し、スロヴァキアも17日、同様の発表に踏み切りました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2022年9月16日にスロヴァキアが発行した“ウクライナとの連帯”の切手で、ウクライナからの亡命女性が...
スーダンで、15日、首都ハルトゥームを含む各地で国軍と準軍事組織“迅速支援部隊(RSF)”の戦闘が発生。RSF側がハルツームの大統領府や国際空港を制圧し、地元医師団体によると、16日の時点で、民間人ら61人が死亡、670人以上が負傷したそうです。というわけで、スーダンといえば、やはりこの切手でしょうか。(画像はクリックで拡大されます) これは、スーダンの“キャメル・ポスト”切手のうち、“SG”のモノグラム...
きのう(15日)午前11時半頃、和歌山市の雑賀崎漁港で、選挙の応援演説をしようとしていた岸田文雄首相に対して爆弾が投げ込まれました。岸田首相はすぐに避難して無事で、犯人の男は近くにいた漁師や警察官に取り押さえられました。というわけで、事件に対する怒りを込めて、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2004年10月21日、ボスニア・ヘルツェゴヴィナを構成するスルプスカ共和国...
公益財団法人・通信文化協会の雑誌『通信文化』2023年4月号が発行されました。僕の連載「切手歳時記」は、今回は七十二候の虹始見(4月15日)にちなんで、この1枚を取り上げています。(画像はクリックで拡大されます) これは、1978年5月20日に発行された国土緑化運動の切手で、同年の全国植樹祭にちなんで、足摺岬の手前に広がる杉林に虹がかかった風景が描かれています。 詳細については、こちらをクリック...
きょう(14日)は、インドシナ諸国では伝統的な暦での新年にあたります。というわけで、きょう新年を迎える国のうち、ピーマイ・ラオ(ラオス正月)関連の切手の中からこの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2001年4月13日にラオスが発行した“ルアンパバーン(ルアン・プラバーンとも)の新年”の切手のうち、“プーニュとニャーニュ”の夫婦神と“シンカップ(獅子)”のパレードを取り...
アフリカ南部、マラウイのラツルス・チャクウェラ大統領は、きのう(12日)、人口1989万人の同国で、サイクロン“フレディ”による死者が1000人を超え、被災者は少なくとも200万人に上り、50万人以上が家を失うなどして避難を余儀なくされている現状を明らかにしました。というわけで、亡くなられた方のご冥福と被災者の方の1日も早い生活再建をお祈りしつつ、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) ...
中国の広い範囲で発生した大規模な黄砂が、今日(12日)から明日(13日)にかけて、西日本から北日本の広い範囲に飛来し、地域によっては視程が5キロ未満になり、交通へ影響が出るおそれがあるそうです。十分にご注意ください。というわけで、今日はこんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1983年9月15日、台湾が発行した“蒙蔵(モンゴルとチベット)風光”の切手のうち、モンゴル...
フランスの マクロン大統領が、9日発表の声明で、欧州は台湾を巡る対立を激化させることに関心がなく、米中両政府から独立した“第3の極”になるべきだと述べたことについて、欧米各国から中国に配慮し過ぎた発言だとして批判が噴出しています。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2014年3月28日にフランスが発行した“中国との国交樹立50年”の記念切手で、南京の秦淮河...
1998年4月10日に北アイルランド紛争の和平合意となる“ベルファスト合意”が結ばれてから、ちょうど25年になりました。というわけで、今日はこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1971年9月、シン・フェイン党系の“アイルランド共和国郵趣事務所(Irish Republican Philatelic Office、IRPO)”が制作したプロパガンダラベルで、英国の北アイルランド地方切手にシン・フェイン党へ...
きょう(9日)はイースター(復活祭)です。今年はウサギ年でもありますので、イースター・バニーの切手の中から、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2007年3月22日に香港が発行した児童切手のうちの1ドル40セント切手です。2007年の香港の児童切手は6種セットで発行され、いずれもイースターバニーを使ったクイズが題材になっていますが、今回ご紹介の切手は、2匹のイース...
潮流社の雑誌『カレント』の2023年4月号が発行されました。僕の連載「切手から見る世界と歴史」は、今回は、1973年4月8日に画家のパブロ・ピカソがなくなってから、今日(8日)でちょうど50年になることにちなんで、こんな切手をご紹介しました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1950年8月1日、中国が発行した「世界平和を守れ(保衛世界和平)」の切手のうち、東北部(満洲)で使用するための東北幣...