『ファウンデーション』を読んだよ。理解不能。アイザック・アシモフ著のSF小説。雑誌への連載が始まったのが1942年というから日本的には戦時中に書かれたもの。エネルギーとして原子力という言葉が出てくるが、当時の原子力はそれほど一般的ではなかったのだろうと思う。だからこそ、SF的には有効だったんだろうね。しかも、小説の中での原子力は古い技術的な扱いをされているし。さて、冒頭の「理解不能」とは、高度な科学技術などが駆使されたSF的な意味合いではなく、とにかく日本語が分かりにくい。つまりは、訳の問題。訳者あとがきはスッキリ頭の中に入ってくるのだから、やっぱり本文の訳が自分には合わないのだろうね。訳本は…
『陰陽師 付喪神ノ巻』を読んだよ。鬼にもヒトの心アリ。陰陽師シリーズの3巻目。率直に言ってしまうと、面白いんだか、面白くないんだか分からない…。でも、3巻まで読んでしまうと、まぁ次も読んでみようかという気になるのが、摩訶不思議。ということで、4巻目もKindle本で入手済み。で、今回は2つのキーワードに着目してみる。 1つ目は「鬼」。この物語では鬼の存在が欠かせないから。では、その鬼とは何なのか。「鬼が人の心に棲むからこそ、人は歌を詠み、琵琶も弾き、笛も吹く。鬼がいなくなったら、およそ人の世は味けないものになってしまうだろうな。それにだ──」と晴明。鬼との共存…。いや、現代でも鬼のような恐れの…
『こんな日本でよかったね』を読んだよ。なるべくしてなった。いつものウチダ先生のブログを編集してまとめたもの。副題は「構造主義的日本論」だけど、構造主義はに拘った感じはせず、どちからというと「日本論」に主題があるのかな…。とはいえ、その日本を語る手法が構造主義。だから、冒頭では、つまり、 人間が語るときにその中で語っているのは他者であり、 人間が何かをしているときその行動を律しているのは主体性ではなく構造である、というのが本書の主な主張であります。と構造主義における本書の主張を語る。うむ、人間は構造に律せられているということか…。でも、やっぱりその「構造」とは何か?を聞きたいんだけど、ここではひ…
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