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活字中毒者地獄のりす蔵 https://risuji.hatenablog.jp/

本を読まずにはいられない。本を読む時間は、通勤電車の中だけ。もだえ苦しみながらの読書生活。

りすじぃ
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2008/08/23

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  • 64(ロクヨン)/横山秀夫

    『64(ロクヨン)』を読んだよ。警察官も人間だ。『クライマーズ・ハイ』が面白かったので、次の横山秀夫氏の小説として選択したのが本書。もしかしたら、Kindle本でセールしていたものを思わずポチったのかもしれないけど。 主人公は警察官。いや、警察署の広報官と言ったほうが正しい。いわゆる刑事とは違うということが重要。それに警察の仕事は刑事だけでは成り立たないということはよく分かる。ただ、これが警察の内部的な視点でみると、色々と微妙な問題が起きてくるわけで…。 そして、広報官の直接的な対象は各種メディアの人間たち。彼らも絡んでくると三つ巴というわけで、本書の面白さはそこにあるのか?とも。得に主人公は…

  • アメリカの壁/小松左京

    『アメリカの壁』を読んだよ。タイムリーな…。これもKindleの積読本。多分、相当に安かったんだろうと思う。しかも、トランプ氏の就任以前だったはずだし。どうして、ここでいきなりトランプ?ということになるけれども、表題作の『アメリカの壁』はまさにトランプがやろうとしていることが現実化した話だから。そう、アメリカに壁ができて、外界からの移動はもちろん、情報も寸断された世界を描いたもの。おっと、筆者の話が抜けていた。小松左京氏。自分的には『日本沈没』とか『復活の日』とかで懐かしの作家だけど、ここに来て、前述の通り、話題の人となっているわけ。そして、本書はその表題作『アメリカの壁』を含む短編集。197…

  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?/フィリップ・K・ディック

    『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んだよ。人間=アンドロイド?ハヤカワ文庫の棚に行くと必ずと言っていいほど、表紙を表に向けて並んでいる本書。いわゆる有名どころのSFという位置づけということで、一度は読んでみようかとKindle本で積ん読だったもの。そういえば、このところ積ん読中だったKindle本を手にすることが多い。コロナ禍の影響だね。さて、本書はひと言で言ってしまうと人間とアンドロイドの対決のSF物語。主人公のリックは一応は人間のようなんだけど、途中から登場する人間もアンドロイドも区別が付かなくなってくる感じ。判定テストも今ひとつ信頼性が低い感じもするし。で、区別の基準となるものが…

  • 考えるヒント2/小林秀雄

    『考えるヒント2』を読んだよ。頭の悪さを痛感させられる読書。精神の集中を持って取り組んでいかないと、途中で挫折しそうになる読書は、何度も体験してきているが、今回はまさにその極地。どうやって読み切ったかという記憶が、読了直後に忘却の彼方に飛んでいってしまうほど。 確かに難解なんだけれども、その難解さが微妙。ある一文でも、途中までは分かる分かるとスイスイ読んでいると、読点の先に真っ暗闇が現れるという感じ。 例えば、近代科学は、よく検討された仮説の累積により、客体の合理的制限による分化によって進歩した。とか…。でも、分かった箇所もまったく無かったわけでもなく、以下にいくつかを紹介。世の中は、時をかけ…

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