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活字中毒者地獄のりす蔵 https://risuji.hatenablog.jp/

本を読まずにはいられない。本を読む時間は、通勤電車の中だけ。もだえ苦しみながらの読書生活。

りすじぃ
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2008/08/23

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  • 超AI時代の生存戦略/落合陽一

    『超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティに備える34のリスト』を読んだよ。シンギュラリティは来ないような気がしてきた。副題は「シンギュラリティに備える34のリスト」。本題の「生存戦略」と合わせて考えれば、「落合陽一流これからの生き方」という感じ。でも、相変わらず落合陽一氏の本は難易度に波がある。本書は箇所によって難易度が急に上がったり、ある箇所は平易だったり…。では、これからの生き方について、どんな風に考えているのだろう。 まずは、こんなセリフから。先の述べたように、「AIはAIとしての仕事を、人間は人間らしいクリエイティブな仕事をすればいい」という論調が僕は嫌いだ。このカッコ内の言葉は…

  • 「大発見」の思考法/山中伸弥,益川敏英

    『「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子 (文春新書)』を読んだよ。そうだったのか、iPS細胞。副題は「iPS細胞vs.素粒子」ということで、登場人物は山中伸弥氏と益川敏英氏。ご存知の通り、お二人ともノーベル賞受賞者。つまりは世紀の大発見を成し遂げた二人はどんなことを考えているのだろうか…ということを二人の対談を通して知ろうという本。素粒子理論は一般には分かりにくいし、説明がしにくい部分があるので、どちらかと言うと、益川先生がインタビュアーになって、山中先生が答える感じ。でも、途中で益川先生が雄弁になることも多々あり。そして、その雄弁の内容が面白い。ユニークというか、科学者らしいという…

  • 脳の王国/茂木健一郎

    『脳の王国』を読んだよ。脳そのものが王国だった。茂木さん本は久々。本書は『週刊ポスト』に連載されていた茂木さんのエッセイをまとめたもの。『週刊ポスト』というと、なんだがムムムという感じがしないでもないけど、内容はいたって茂木さんらしく、真面目なもの。巻末に内田樹先生との対談も載っていて、ちょっと得した気分にもなれるし。エッセイだから読みやすい。小難しいことも書いていない。とは言っても、内容はそれぞれに考えさせられるものが多いよ。そして、通底するのは、脳の使い方。脳は使い方次第で高度な能力を発揮する臓器だということ。そして、その使い方の指南までしてくれるのは、茂木さんのいつもの通り。では、茂木さ…

  • ルポ 貧困大国アメリカ/堤未果

    『ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)』を読んだよ。こんなことになっていたとは。某所で知った大学生のためのオススメ本の1冊。このところ、柔らか系の読書が多かったので、少しは社会のことも知っておかないと…と手に取ったけど、あまりに知らなすぎたことに愕然。2008年の発刊だから、かれこれ10年ほど前の話だけれども、この流れが現代社会を形作っているんだろうし、今もそれほど変わっているわけではなく、逆に10年後の日本(今現在)が影響を受けているのではないかと思われるくらい。では、本書に登場する貧困とはどのような現状を言うのか。 まずは、肥満。貧困ゆえに、ジャンクフードで食事を済ます。バランスより量で賄…

  • 最長片道切符の旅/宮脇俊三

    『最長片道切符の旅 (新潮文庫)』を読んだよ。やっぱり、旅行モノが続く。宮脇俊三氏の2作目が本書。前作の『時刻表2万キロ』は中央公論社在職中だったが、本書はいよいよ会社を退職し、本格的な紀行作家として活動を始める段のもの。だから、冒頭では、退職後の鉄道の乗り方について、思いを巡らす。自由を享受しながら制約をつくりだし、時刻表の楽しみを回復するにはどうしたらよいのか。大海を前にした蛙のような心境で思索しているうちに、思い至るところがあった。と。そして、その思い至るところが、北海道から九州までの「最長片道切符の旅」というわけ。これがどんな旅なのかと一言で言うと、国鉄の路線を一筆書きのルートで北海道…

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