川柳誌「常夜燈」の自由詠や句会作品を紹介
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◆九月句会 九月二十七日(於中央公民館)出席 秋子、もとく、奈生美、一竿、しん一投句 悠治、昭雄、雅男、とき子、てつ子、瑞穂、光子宿題「生意気」 木村 奈生美 選鼻っ柱折られてからの思いやり 昭雄生意気な口も憎めぬ孫五歳 もとく生意気な
残灯録 会員作品 横浜 美子しあわせの目盛りを知っているわたし祭り去り田畑の実り篭一杯虫の声淋しくなって夏を恋う十五夜へ秋を供えて騒ぐ孫燃えた夏ほっと一息赤とんぼ 木村奈 生美味噌汁の匂い玄関まで溢れ朝起きて今日の戦考えるTシ
◆先達探訪(七) 中野頑慶句集「走馬燈」より「二男二女」の章ゴール目の前にもつれて子が転び父さんといるから恐くない夜道一呼吸ずらしてジャンケン子に勝たせ父さんのみやげパチンコかららしいあどけない顔で楯つく反抗期子には子の意地仲裁を待って解
私の好きな句前号残灯録から 横浜 美子 選シナリオにない道ばかり来た素足 秋子父のする昔話が塩辛い 昭 雄意地悪くいつも字余り悩ませる 俊水先生の笛にはぐれた二、三人 しん一回り道した人らしい物わかり 一竿 木村
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