明かりを求めて・27 287

「父上。」親分である。この時18歳。高校三年生であった。「母上は私が支えます。」「それでえぇ･･････。」「うぅ･･････。」と美咲はまた涙があふれた。ち…

明かりを求めて・26 286

「はは･･･！ いくらわしで･･････も･･････ 天命に･･････は･･････ 逆ら･･････えんわ･･････。」「死んだらあかん！！」先代の右…

明かりを求めて・25 285

「泣くな･･････美咲･･････。 美人が･･････だいなしや。」「でも！！ でも･･････！」涙を流す美咲。彼女は天をうらむ。死ぬのはまだ早い。夫(…

明かりを求めて・24 284

「口でわかるんですか･･････？」半信半疑な岡。「えぇ。 東洋医学では、口は万病(まん びょう)のもとなの。」「く、口が･･････？ 初耳ですが･････…

明かりを求めて・23 283

「お願いします！ イメリア先生！」「わかったわ、蘭ちゃん。」 先代の口の中をペンライト片手に探り散らかすイメリア。。。。。。。「何かわかりましたか？」岡が恐る…

明かりを求めて・22 282

脈を診(み)る蘭(らん)。。。。。。。「むっ！！ これは！！」「何かわかりましたか！？」岡がそう問うと──「・・・。」蘭は首を横に振った。ほんとわからない･…

明かりを求めて・21 281

先代の右足首の脈を診る、蘭(らん)。「あ、足首ですか･･････？」さすがに、と岡は思う。やはりスペシャリストはちがうと･･････。「脈は足なの。 家庭の…

明かりを求めて・20 280

「さおりちゃん、蘭(らん)先生を 呼んできてくれ。」「はい！」「何かしら？」蘭がやって来た。彼女は女医で、脈のスペシャリストだった。「脈を診(み)てください。…

明かりを求めて・19 279

看護師が先代の右手首の脈を診(み)る。。。。。。。「わかったか？」「・・・。」彼女は首を横に振った。わからない。何も･･････。「先生お願いします。」「う…

明かりを求めて・18 278

先代は意識不明が続いたが、今は回復し、眠っていた。「先生、脈を診(み)てみます。」「うむ。」若い男性の医師と、若い女性の看護師である。・・・。医師は鮮やかな…

明かりを求めて・17 277

葉山組、石川組、関ヶ原組、大橋組、備中(びっちゅう)組を【傘下】に収(おさ)め、その勢い(沢森組の)は、飛ぶ鳥を落とす勢いであった。ヒガシ平定も時間の問題。…

明かりを求めて・16 276

久秀は言葉に力をこめて──「殿！ もはや殿は、殿一人のもの ではござらぬ。 我らの大将や。」もう何を言っても久秀は気持ちを変えないだろう。ならば！先代は腹を…

明かりを求めて・15 275

「「「お願いの儀がござる。」」」久秀が口を開く。「殿に臣従(しんじゅう)いたし たく、まかりこしまして ございます。」「しかし･･････。」久秀は続ける。「…

明かりを求めて・14 274

「これはいったい･･････？」急なことにて、混乱(こんらん)する先代。 久秀は下がって座り、頭を下げると、それに合わせ広、九右衛門(くえもん)、大橋、備中(…

明かりを求めて・13 273

二週間ほど後(のち)、久秀は一同(各領主)をともなってやって来た。「いかがなされました？」先代は例により、部屋の左側に座る。「殿。」（殿？）久秀にそう呼ばれ…

明かりを求めて・12 272

通天閣(つうてんかく)まんじゅうは、先代が地元で経営(けいえい)する和菓子屋の主力商品で、広島のもみじまんじゅうを強く意識(いしき)したと言われる。ちなみに…

明浜町開発2

先の案で地の利を得てからの話です。明浜に魚市場を作ります。取れたての魚介を〝格安〟で買える！たくさんのお客さんでにぎわうと思います。ネット通販も有りです(^_…

明浜町開発

西予(せいよ)市明浜(あけはま)町は、地の利に欠けます。(なぜなら、 西予市の中心地に出るには 山越えをしなければ ならない。)そこでトンネルなどで中心地・宇…

レッドコーラ♪

ジュース🍹の皇帝、コカ・コーラさんのレッドコーラ♪このジュースを越えるジュースは、この世には存在しない！

【 水は 059 】

(108ページ、15行～ 109ページ、1行)水は地形に従って運行を決定し、軍は敵の態勢に従って勝利を決定する。

明かりを求めて・11 271

先代は恥(は)じた！冷や汗をかく💦「先生、失礼仕(つかまつ)り ました！ ご無礼(ぶれい)の段(だん)、 平(ひら)にご容赦(ようしゃ)を。」「いやいや。」…

賢聖 086

  賢聖(けんせい)意味：知恵と徳をかねそなえた人。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文：「ドーカン元帥は智謀だけ でなく、徳も備えておる。 まさに賢聖じゃよ。」

明かりを求めて・10 270

「お気に召(め)しませぬか？」「・・・。」周瑜(しゅうゆ)はほほ笑んだだけだった。「我が君。」「？」「周瑜先生は、そのような 目的で参られたのでは ありませぬ…

明かりを求めて・9 269

（うん？）窮屈(きゅうくつ)？周瑜は喜んでいない。なぜだろう？すると周瑜が口を開いた。「名誉(めいよ)なお話なれど、 私には不向きです。」「・・・。」しかし惜…

Z-1

拙僧(せっそう)の地元西予(せいよ)市の名物企画、雑巾(ぞうきん)がけレース。さらに盛り上げるため、賞金を出されてはいかがでしょう？たとえば1位には賞金300…

年末

年末だジャンボだジャンボだ宝くじ

【 実を避ける 058 】

(108ページ、14～15行)敵の兵力が優勢な実(じつ)の地点を避(さ)け、敵の備えが手薄な虚(きょ)の地点を攻めよ。

明かりを求めて・8 268

「時に先生。」「はい。」先代は周瑜(しゅうゆ)の才を惜(お)しんだ。正成が竜なら、周瑜は鳳凰(ほうおう)だ。竜と鳳凰を得られたら、この世に敵などいようか？「も…

クリスマス

シャンシャンシャンシャンシャンシャンサンタさんトナカイさんごくろうさんなんちって(^_^)v冬空に子どもたちの夢を乗せソリは走ってゆくよサンタさんありがとう！

明かりを求めて・7 267

「親分。」「はい。」「親分は六ヶ国の太守 (たいしゅ)。 もはやヒガシの趨勢(すう せい)も定まりました。 ゆえに武力に頼らず、 徳と礼でもって他勢力を 従え…

M-1

注目はカベポスター、マユリカ、くらげ、モグライダーですね！令和ロマン、優勝おめでとう🎉

明かりを求めて・6 266

「それゆえ協力せずには いられませぬ。」「ありがとう存(ぞん)じます。」先代は頭を下げた。まっとうに生きてきてよかった！つくづく先代はそう思う。【善行】が【良…

【 考えよ 057 】

(108ページ、6～11行)戦において同じ形をくり返し使ってはならない。その時々に応じた臨機応変の対応が肝要である。

明かりを求めて・5 265

「これ、茶や。」冷たい麦茶(むぎちゃ)が用意された。「どうぞ。」先代が勧(すす)めた。伊右衛門(いえもん)超麦茶。サントリーさんの超傑作である。「先生のご助力…

新しい学校のリーダーズ

Mステで見ました♪いいじゃないですか！みんなかわいいし、ほんとファンになりました(^o^)トークもできて、コーナー担当もうまい！若いけど、かなりの実力を持って…

雪

今日は雪身を切るようなこごえるような寒い一日時より吹雪(ふぶ)く白い空もうすぐクリスマス拙僧(せっそう)にはプレゼントは無いけれど･･････夢はあるそんな雪…

明かりを求めて・4 264

「いえ。 拙者(せっしゃ)の愚策(ぐさく) など大したことは ありませぬ。」謙遜(けんそん)する周瑜。彼は落ち着いていて、浮(うわ)ついた所が無い。「いや。 …

明かりを求めて・3 263

「いやいや。 先生の献策あっての 勝利にござる。」先の水攻めのおり、水上戦で大勝利を収めた勝因(しょういん)である。(連環(れんかん)の計)あの勝利が敵の兵糧…

明かりを求めて・2 262

「周瑜(しゅうゆ)先生が？」「はっ。 いかがいたしましょう？」「とにかくお通し申せ。」先代はそう命じた。。。「何用かな？」すると久秀が口を開く。「あいさつでは…

伊右衛門

飲めばわかるサントリーさんの大傑作です

明かりを求めて・1 261

先代は領国に凱旋(がいせん)した。民衆は歓声(かんせい)をあげ温(あたた)かく迎(むか)え、女性の中には投げキッスを投げまくる人もいた･･････。トルネー…

水攻め・ラスト 260

堤(つつみ)を撤去(てっきょ)し、水が引いたあと、先代は低松城🏯に入城した。 先代は約束(やくそく)通り備中と兄弟杯(さかずき)をかわし、同盟を結んだ。若い…

水攻め・65 259

京子は戸惑(とまど)った。言葉が浮(う)かばない。「ははは。」先代は笑顔。その優しい笑顔で、彼女の戸惑いが溶(と)けてゆく。。。「先ほども申した通り、 ヒガ…

水攻め・64 258

「京子殿。」「はい。」「和議(わぎ)といたしましょう。」「わ、和議？」京子は面食らった！彼女は自分のほおをつねった！夢ではないらしい。すると信じられないことを…

水攻め・63 257

「私は親父(おやじ)の遺志(いし) を継(つ)ぎ、ヒガシを平定 しようと思てます。」器(うつわ)がちがう。京子は率直(そっちょく)にそう思った。「せやけどそれ…

【 無形 056 】

(107ページ、11～12行)態勢(形)とは意図の表出である。ゆえに無形であるには、自軍の意図を敵には不明にするのである。

関係

そんなの関係ねぇ！！～小島よしお・命の名言集 『オレはいつ服を着たら いいんだ？』より抜粋～

水攻め・62 256

「戦は終わりました。 誰も死ぬことは ありませんわ。」優しい笑みを見せる先代。さすがに、と京子は思う。懐(ふところ)が深いと言うか優しいと言うか。「あの･･･…

冬

外寒っ！！

水攻め・61 255

京子は平伏(へいふく)し、「私(わたくし)が切腹(せっぷく) いたしますゆえ、 我が主と兵達の命は、 平(ひら)にご容赦(ようしゃ) ください。」死ぬのは自…

賢明 085

  賢明(けんめい)意味：賢(かしこ)くて、道理にかなっていること。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文：「ドーカン元帥は天下無双の 名将。 戦わず帰順するが賢明 じゃよ。」…

水攻め・60 254

～先代の幕舎(ばくしゃ)～「備中組が軍師、山城京子に ございます。」「開城すると聞きましたが、 まことでござるか？」先代は念を押した。「はい。」京子は神妙(し…

ガンスリンガー・ガール3

映画の最終話の主題歌は、KOKIAさんの【たった1つの想い】で決まりですね！もうこれしかない

師走

一年の締めくくり今年もあっという間【師走】です吐(は)く息白く雪が降ったよ寒気がやってくる自然の力人間なんて小さいな冬将軍お願いだあまり寒くしないで※師走(し…

水攻め・59 253

「勝てるわけないやろッ！！」城🏯に残る兵は300足らず。敵の兵力はその10倍である。死の恐怖が備中をつつんでいた。「ではどうなさいます？」「ここ、降伏やッ！！…

難儀 084

  難儀(なんぎ)意味：苦しむこと。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文：「宰相様の癇癪(かんしゃく) には、難儀しますわ。」

水攻め・58 252

「どないするんや！？」備中はあわてている！もう援軍は無い。残された道は･･････。「打って出ますか？」斬り死にして、花と散る。これは京子の願望(がんぼう)で…

プロ野球にもう一つリーグを

プロ野球にもう一つリーグを作ってみてはいかがでしょう？先に書いた放映権料システムなら、経営も大丈夫なはずです。セ・リーグ、パ・リーグ、あともう一つ。ぜひ！

天下

見上げた空は遠かった目標ははるか遠く姿も見えない実力足らずまだまだだなくじけるな！弱音を吐(は)くな！立ち止まるな！高みを目指せ！あの人を越えろ！天下を取れ！

水攻め・57 251

ガバッ！！備中(びっちゅう)は飛び起き──「なんやとッ！！？」文字通り一大事だ！300もの兵が投降(とうこう)したという。（あの歌やッ！！）恨(うら)めしく思…

みちのく独り旅・第3部

風が巻き起こり嵐がやって来る竜🐲は飛翔し稲妻⚡が轟く孤独なオレがこの道をゆく天地の声が聞こえるか？降りしきる雨あの人は今何してるかな？雨が降るそんな夜に･･･…

水攻め・56 250

歌は夜通し続き、そして夜が明けた。。。～低松城🏯～「申し上げますッ！！」超早朝から取次の者が駆(か)けこんで来た！やけに急いでいて、語気も荒(あら)い。何事…

【 無限に 055 】

(106ページ、6行)敵の態勢に無限に対応せよ。

早晩 083

  早晩(そうばん)意味：遅かれ早かれ。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文： 宰相の野心はまちがいない。早晩大きな戦が起こるだろう。

水攻め・55 249

籠城(ろうじょう)兵達はみな泣きだした。ある兵はバスタオルで涙をぬぐい、またある兵は鼻の両方から鼻水をたらしにたらし、泣きじゃくっている。「「「父ちゃんも～…

水攻め・54 248

その日の夜、計は実行された。城🏯の四方(しほう)に展開(てんかい)した水軍が、いっせいに歌い始める。「「「母ちゃんが～♪ 夜(よ)なべ～をして～♪ 手ぶく～…

みちのく独り旅・第2部

黄昏(たそがれ)の中を独り淋しく歩き続けるみそ汁の香り家庭の匂い大声で叫んでも伝わりはしない孤独の海を泳ぎ続ける友は？恋人は？いやしないさ孤独なオレには･･･…

水攻め・53 247

正成はだいたいの察(さっ)しはついたが、「それはどのような計です？」と尋(たず)ねると──「はっ。 敵は頼(たの)みの援軍が撤退 (てったい)し、気持ちがく…

水攻め・52 246

～先代の陣～パカカ─パカカ─パカカ！一人の騎馬武者が駆(か)け込(こ)んで来た！備中組の重臣・川崎である。 竹筒(たけづつ)の水を飲み散(ち)らかす。ゴクゴク…

夢

叶(かな)うかな？子どものころの夢あわいせつない夢人生の地獄を乗りこえ今飛翔する竜🐲となる雷雲現れ稲妻⚡轟(とどろ)く叶えろ！ぼくの夢まだ遅くはないだろ？今が…

ジョージア

コーヒーの中の、コーヒーの中の、コーヒーです♪うん！まさに名品ですね

水攻め・51 245

主の思うままに。最後の最後までついてゆく。そう決心している京子だった。「お館(やかた)様。」「なんや･･････？」意気消沈(いきしょうちん)している備中。…

冬

冬眠を待ってましたと熊吼える

すべからく 082

  すべからく意味：ぜひともしなければならないという意。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文： 将軍たる者、すべからく部下の信頼を得るべし。

水攻め・50 244

正成と呉起の読み通り、増田軍(援軍)は撤退した。食料支援は失敗に終わり、さらには沢森連合軍の守りも固いとあっては、利あらずと向坂(さきさか)は判断したのだ。…

選挙にゆこう

政治をよく見てください。おもしろいと思います。兵法の勉強にも効果的です。もっと政治に関心を持ち、一票を。選挙に行きましょう！

水攻め・49 243

～備中(びっちゅう)低松城🏯～ 増田組から電話があった。「無念(むねん)にございます。」京子は沈痛(ちんつう)な表情だ。「わるいが撤退(てったい)する。」そう…

話柄 081

  話柄(わへい)意味：話のたね。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文：叩(たた)けばほこりが出る宰相だ。話柄には事欠(ことか)かない。

クリスマス・2

「な、なんじゃ？ ダイの大冒険の読みすぎ じゃないのか？」「通して3回は読んだぞ。」「全37巻･･････。 兵(つわもの)め。」「うん？」福竜🐲は気付いた。…

水攻め・48 242

「我が君、敵は利によって 動きまする。 利なしと見れば、進んで 火中の栗(くり)は拾(ひろ)い ますまい。」もともと備中組と増田組は敵同士。領土の半分をやると…

寒い

極寒(ごっかん)の所に比べりゃまだましか

冬

もちがいるそれならスーパー行けばよい

立国2

今もあるかはわかりませんが、昔学校給食に出てた、〝ゆずしょうゆ〟を販売されてはいかがでしょう？やみつきになる味です

立国

地元・西予市はその特色を活かし、農業・漁業で立国されてはいかがでしょう？農水産物を加工し、付加価値を付け、販売するのです。(ネット通販も可です。(販路が日本全…

水攻め・47 241

～先代の幕舎～「ご心配ですか？」「はい。」正成の言葉にうなずく先代。先代も広と同じことを考えていた。増田組の動向(どうこう)が気になってしかたがない。先の水上…

水攻め・46 240

「ならば追撃(ついげき)しては どうか？」「いえ。 この戦の目的は、 低松城🏯を降(くだ)すこと。 増田組と戦うことでは ありませぬ。」広の問いに、呉起(ごき…

うん！

焼きいも🍠買って！

水攻め・45 239

呉起(ごき)は続ける。「急に引きあげれば、必ず 追撃(ついげき)を受けまする。」増田軍は小勢(しょうぜい)。壊滅(かいめつ)どころか、全滅(ぜんめつ)の恐(…

みちのく独り旅

孤独な風が吹き荒(すさ)ぶ嵐の夜(よる)が男をつつむ明かりよ灯(とも)れと願えどその想いはむなしく悲しく流れてゆく天命に抗(あらが)いこの人生(みち)をゆくた…

水攻め・44 238

「増田軍はどう動くであろう？」広はそれを危ぶんでいる。奇襲にも備え、こちらも守りを固めたほうがよいのではないか？しかし呉起の答えは意外なものであった。「ははは…

水攻め・43 237

夏実は兵糧を回収(かいしゅう)せず、湖上で焼き尽(つ)くした。それには理由がある。敵将・向坂(さきさか)に、敗戦を強く印象(いんしょう)付けて、恐がらせるた…

クリスマス・1

「街(まち)はクリスマス一色 やなぁ。」公園にはクリスマスツリーがきれいにかわいく飾(かざ)られている。福竜🐲は虚空(こくう)を見上げる。今ならまちがいなく虚…

水攻め・42 236

兵糧を満載した船団は、夜空をこがすように燃え続ける。湖水を泳ぐ向坂(さきさか)は振り返り、こう吐き捨てた。「クソがッ！！ これじゃ赤壁(せきへき) やでッ！…

水攻め・41 235

捨てられた船団の積み荷に火🔥が引火し、燃え広がってゆく！夜空に次々と火矢🔥が舞う！舟に積まれた兵糧は、こうこうと燃えている！「姉上！」近くにいた春実も合流！…

水攻め・40 234

ザザァーー！もう一艘(いっそう)の水軍からも矢が飛ぶ！向坂は抵抗(ていこう)らしい抵抗もできぬまま──「引けッ！！ 逃げよッ！！」舟を捨てて湖水に飛びこむ！生…

水攻め・39 233

（見ぬ顔だ。）その舟の兵は見知らぬ者だった。さらに見ると連環の船団で、味方の目印である風林火山の旗(はた)が立っていない！「敵や！ 射(い)よ！」夏実は敵と判…

水攻め・38 232

船団は霧(きり)の中を隠密(おんみつ)に進んだ。ところが！「どこの隊や！？」水軍大将の夏実に誰何(すいか)された！この霧があだとなったのだ。霧は姿を隠(かく…

水攻め・37 231

向坂(さきさか)は両の拳(こぶし)を握(にぎ)りしめ、武者震(むしゃぶる)いする。彼は周瑜(しゅうゆ)の言葉を思い出した。。。「向坂殿。」「はい。」「沢森の…

水攻め・36 230

「軍師殿、すぐに夏実に 連絡(れんらく)を。」「はっ！」 二日後。。。その夜は湖水に霧(きり)が立ちこめていた。 向坂(さきさか)は闇(やみ)にまぎれて(明か…

水攻め・35 229

「なんと書かれてありますか？」「うん。」先代は読み上げる。竹簡にはこう書かれていた。増田軍に連環(れんかん)の計をしかけたこと。その船団には火攻めがよいこと。…