(134ページ、1~2行)君命には、受諾してはならない君命がある。
笑いあり、シリアスあり 妖魔使いローランドの物語です^^
こんにちは、蒼き獅子です。 少しでも楽しんでいただけたら 幸いです^^
~先代の邸宅・作戦会議室~「申し上げます!」取次(とりつぎ)の者がやって来た。窓から外を見ると、雪がちらついている。外は寒そうだが、室内は暖房(だんぼう)が効…
「留守(るす)は、わらわ達が いたすゆえ。」川島は心が決まった!そうだ!自(みずか)らの目で、直接確かめればよい。どのようなお人柄(ひとがら)か?彼は心が軽(…
日の出の勢(いきお)い↓ 昇(のぼ)る朝日のように 勢いが盛(さか)んであること。例文:「沢森組は日の出の勢い。 ここで恭順(きょうじゅん) いたさねば、必ず…
「川島様。」みくである。彼はそちらを見ると、「はい。」「沢森組の親分様は 仁義に厚(あつ)く、 信用のできる御方。 ご心配はいりません。」「・・・。」みくの言…
「・・・。」川島は即答できなかった。頼ったはいいが、うまく丸(まる)めこまれ、国を乗っ取られるのではないか?しかしそんな彼の不安は、濃姫には手に取るようにわか…
東国・沢森組の親分は、近年急速に力をつけ、名君とうわさされているが・・・・・・。意味はわかるが、一抹(いちまつ)の不安がよぎる。「みくはどうじゃ?」みくとは…
川島は顔を上げた。奥方に説明はいらぬだろう。「何かご妙案は ございませぬか?」川島はわらにもすがる思いだった。主は若年(じゃくねん)。敵の侵略(しんりゃく)…
川島は平伏(へいふく)し、「まったくもって【汗顔】の いたり。 我らがいたりませぬゆえ・・・・・・。」「お顔をお上げなされ、 川島殿。」濃姫は優しそうな瞳(…
スマホの通信限度があとわずか。訪問は来月からいたします。本当にすいません。
川島は濃姫の屋敷を訪ねた。。。「奥方(おくがた)様。」「広(ひろし)のことでおじゃろ?」「!!」川島は姿勢をさらに正した!気が引きしまる!やはり聡(さと)い…
新当主は中学三年生。まだ若すぎる。葉山(はやま)組の家老・川島は、憂慮(ゆうりょ)していた。前当主には二人の弟がいる。その長男・広(ひろし)が家督を継(つ)…
国固めに入って三年半。。。領民を優しく労(いたわ)り、家臣を慈(いつく)しみ大切にしてきた先代は、領民からは慕われ、家臣からは信頼されるようになっていた。 …
「徳ある者が、国を治める。」よう親父が言うとった。政(まつりごと)は王道だと。(一にも二にも 徳と礼や。)先代はその言葉を、心で何回もくり返す。「ウメッシュで…
梅ちゃんも負けない。梅干しをアピールする。「これが紀州(きしゅう)梅で~♪ こっちが根来(ねごろ)梅♪ そしてあっちが雑賀(さいか) 梅で~~す♪」「ブ、ブ…
先代はおにぎり🍙を手に取り、「これは何味や?」笑顔でこのかちゃんは──「それは 山賊おにぎり🍙で~♪」とおにぎり🍙を指し示しながら──「こっちは海賊おにぎり…
麾下(きか)→将軍直属の家来。例文: ドーカン元帥麾下の精鋭は、敵城🏰を取り囲んだ。
「ふふ、 もう不倫か、小七?」「ちょ、ちょっと軍師様! まだ 結婚もしてまへんわ!」「「「ははは♪」」」みながどっと笑う(^_^)和気あいあい♪仕事場は明るく…
「たくや~。」「へい。」袴田(はかまだ)の方を見る。「三山君やなかったら、 チビ太にぐらいしか 弟子入りできんでぇ。」この袴田。億田金融の用心棒をしている。左…
パ、パリ!?
どうも。人生が熱中症な、作者です(^_^)花巻東のぶんも!そう仙台育英に託(たく)すも・・・・・・KO。。。相手が慶応だけに・・・・・・。↑うまないって!でも…
このかちゃんは大きな盆を持っている。その上に大皿に乗ったおにぎり🍙。「腹減るわ~。」空腹時においしそうな食べ物を見ると、余計に腹が減る、ってやつだ。小七はま…
どうも。人生がボークな、作者です(^_^)今年も白熱した戦いが繰(く)り広げられました。地元・愛媛の川之江が負けてしまったので、花巻東を応援(^_^)/佐々木…
「たくやぁ。」「へい。」ボキボキ!バキバキ!ガキガキ!億田はあごの骨を鳴らしまくり──「けん玉極めたいんやったら、 【三山ひろし】君に 弟子(でし)入りするし…
「おにぎり🍙どぅえ~~す♪」「このかちゃん!」小七は舞い上がった!その若い女性は、地元のアイドル、このかちゃんだ。そのかわいい姿は、みなを魅了(みりょう)する…
与力(よりき)→侍大将、 足軽大将に付属(ふぞく)する 者。例文:「サル、その方(ほう)に 半兵衛を与力として付ける。」「ははっ! 懸命(けんめい)に働きます…
領民(男)の一人が言う。「この調子やと、来年(米)の 収穫量は倍ですわ♪」「カカカ!」小七(こしち)は豪快に笑うと、「これだけ掘(ほ)ったら、 徳川埋蔵金(…
「みんな! 飯(めし)や飯や♪」スコップを右肩に担(かつ)いだ大男、蜂須賀小七(はちすかこしち)である。地元の若手をまとめる、若頭(わかがしら)だ。「ふふ。 …
神の水、ポカリスエット。生き返る。蘇(よみがえ)る。ゴクゴク。「軍師殿も。」手渡され(竹筒を)、「ありがとうございます。」ゴクゴクゴク!染(し)み渡る。正成…
徴発(ちょうはつ)→強制的に 物を取り立てること。例文:「食料は敵地で徴発 いたしましょう。」
雨☔だ。
~コント・ヒガシの帝王~ ある日、訪問者は突然現れた!コン、コン、ケン!「でけた! おでん🍢や!」けん玉を楽しむたくや。大技・おでんを決めた!(玉の穴にけん先…
世界の救世主、熱中症の特効薬!!大塚製薬さん、会心作
花火や!!
端緒(たんしょ)→物事の 手がかり。例文:藤吉郎(秀吉様)は、真剣な表情で──「小六(ころく)、妙案は無いか?」「されば、墨俣(すのまた)に 城を築(きず)き…
「もうそんな時間でっか?」仕事に励(はげ)むと、時間をわすれる。先代は額の汗をぬぐった。「我が君。」「おう、軍師殿。」正成は【竹筒】を手渡した。「ポカリスエッ…
先代は国固めに入った。正成の国力増強策を採用したのである。これからは戦が続く。財政も豊かにせねばならない。「沢森さん、昼飯に しましょうや♪」先代は領民から…
挙用(きょよう)→能力を認め、 下位の者をひきあげて 使うこと。例文:「劉邦様、韓信殿を挙用 なされませ。」
正成はこう述べた。農業では、【開墾】し、【灌漑】、【治水】を行い、商業では、産業を興(おこ)し、活発にする。そして加えて、領民を労(いたわ)り、家臣を大切に…
220円!?
探(さぐ)りを入(い)れる→相手の 真意などをそれとなく探る。例文:「サル(秀吉様)、わしの軍師 だったらなんとする?」「はっ。 されば、駿河(するが)に 兵…
「具体的にお聞かせください。」「はい。」正成は【雄弁】に語り始めた。「されば、 農業・商業を奨励(しょうれい) いたしまする。」「うむ。」正成は続ける。「国を…
「管仲大先生?」「はい。 古(いにしえ)の─」「あっ!」先代は思い出した。親父が言うてたな。「中国の斉(せい)の 名宰相やったっけ?」「はい。」先代は政秀を思…
時流(じりゅう)→その時代の 傾向(けいこう)。例文:「我々も時流に乗り、 4K・8K対応の デジカメを開発いたしま しょう。」
流言(りゅうげん)→根拠 (こんきょ)のないうわさ。例文:「謀反(むほん)を企(くわだ)てた と流言をまき、宰相殿を 失脚(しっきゃく)させま しょう。」
ヒガシを戦(いくさ)の無い国にする。それが先代の一番の願いだ。その志(こころざし)は、痛いほどわかっている。正成には。「なれば、 内政拡充にございます。」「…
調略(ちょうりゃく)→策略を めぐらすこと。例文:「あの一派(いっぱ)は、 宰相殿をうらんでおりま する。 ここは調略をしかけ、 内応(ないおう)させて みら…
~先代の邸宅・作戦会議室~「軍師殿。」「はい。」前のホワイトボードには、ヒガシ全土の地図が貼(は)ってある。全土の形は、やや縦長(たてなが)の長方形。先代の領…
「我が君、どうぞお座り ください。」「あっ、 はい!」 二人はフローズンシェーク・チョコ🍫を注文した。それは夏期限定のマクドナルドさんの一推(いちお)し商品で…
モーニング、蝶ネクタイ、ポケットチーフ。そこまでしたことが決め手となった。賢人を敬う先代の心が、縁(えん)を招いたのだ。「では、私の軍師になって いただけま…
食わせ者→油断のならない者。例文:「宰相は食わせ者だ。 甘く見るな。」
もう立秋もすぎましたね~。暦(こよみ)の上では秋だす😁↑なんだす?😁でも、暑いなぁ💦立秋以後の暑さを残暑と言うざんしょ😁↑そうざんしょ?(^o^)今年の花火大…
名作・コクリコ坂からの歌、〝さよならの夏 ~コクリコ坂から~〟何度も聞いてます♪名作には名曲あり。将来の夢は、カヌー日本代表かな(^_^)v↑確かに船つながり…
断(ことわ)られても、何度でも訪(たず)ねる気でいた。それが何も言っていないのに・・・・・・。きつねにつままれる先代。「その理由をお知りに なられたいのです…
「【不肖】、楠木正成、 我が君と共(とも)に 参りましょう。」「え??」先代は状況が飲み込めない。まだ何も言っていない。わけがわからない先代は──「ど、どうい…
正成の穏(おだ)やかな顔を見て、【忸怩】たる思いに駆(か)られた。恥ずかしい。穴があったら入りたい。夏でも冬眠したい・・・・・・。「頭をお上げください。 我…
「すいません!!!」腰を180度曲げて先代は頭を下げた!もしぎっくり腰だったら、お化け屋敷よりも恐かっただろう。しかし先代の不安(遅れて来たこと)は、無用であ…
「すいません!!」先代は色を失った!早く来たつもりだった。「お気になさらずに。 私も今来た所です。」正成はもう来ていた。これでは自分の誠意が疑われる。先代は我…
「それやったら・・・・・・」チーズ党の先代である。困る店員さんをよそに──「じゃあ、 トリプルチーズバーガーで♪」「あっ! はい♪」モンスターな客を接客しおえ…
かわいい店員さんである。「チーズバーガー🍔、チーズ 多めで。」「え・・・・・・?」困る店員さん。だが!笑顔だ。😊先代は聞こえなかったのかと思い、少し声を大き…
「いらっしゃいませ♪ マクド・大坂城手前店です!」若い女性の店員さんだ。はじけるような笑顔😊。「?」今気付いた。店員さんは浴衣👘(ゆかた)姿。「今日は花火大会…
「ほな、行ってくるわ。」「うん! 気をつけてな♪」 準備万端(ばんたん)。先代は出発した。待ち合わせの場所は、マクドナルド・大坂城手前店。 待ち合わせの時間は…
「ええか?」美咲に確認する。「ハンカチ持った?」「おう、 そうやな。」これで完璧(かんぺき)や。親父も言うとった。「古代の聖王(せいおう)も、 賢人を敬(うや…
「これでええわ♪ 礼儀はきちんとや♪」美咲の配慮(はいりょ)だ。「おう、そうやな。」ス。「だからサングラスは あかんて。」「おう、そうやな。」照(て)れて、サ…
兵法の本場、中国でもその実力は称賛(しょうさん)され、その名は世界に轟(とどろ)いていた。今先代は32歳で正成は二つ下だが、年下とは思えない実力だ。「すごい…
わずか15歳で孫子(そんし)を極(きわ)め、三略(さんりゃく)をそらんじ、アメリカ・ペンタゴン大学のエリートクラスを首席(しゅせき)で卒業して、弱冠(じゃっ…
「サングラスはちがうんと ちがう?」「お、 そうやな。」かけそうになったサングラスを、照れながらポケットにしまう先代。【ハイカラ】すぎるか?「でも、すごい方(…
~先代の邸宅~「正成(まさしげ)殿に会(お)うて くるわ。」かっこよく蝶(ちょう)ネクタイを決める先代。「それはええけど・・・・・・。」嫁(よめ)の美咲(みさ…
「うむ。」先代は大きくうなずくと──「じぃは何か言うとったか?」「はい。 楠木正成 (くすのきまさしげ)殿(どの)を 登用するようにと、 申しておりました。」…
「微力(びりょく)ながら、 殿についてゆきます!」政吉は頭を下げた。自分は恵(めぐ)まれている。先代は強く思う。世の中には、いろいろな問題を抱(かか)え、困っ…
ふつふつと想(おも)いが胸にこみ上げてくる!先代の表情が変わった!瞬時に酔(よ)いは覚(さ)め、その目には力が宿(やど)った!「政吉。」「はい。」「すまんか…
(じぃ、やったるわ!)先代の覇気(はき)が蘇(よみがえ)った!グッ!!右手をきつく握(にぎ)りしめる!親父の遺志を継(つ)ぐ!「平和こそ万民(ばんみん)の 願…
政秀は諫死であった。命を使って諫(いさ)めたのだ。「殿が天下をお取り あそばされた お姿を見られぬは 無念だと言い続け・・・・・・ うぅぅ・・・・・・。」政…
「見せよ。」「はっ。」政吉は遺書を捧(ささ)げた。それを手に取り、先代は広げる。〝臣(しん)・政秀申す。 一つ、奇妙、粗忽(そこつ)な 振るまいを控(ひか)え…
ストーリーも戦闘もおもしろい!!名作の予感♪♪
先代は、政秀の体をていねいに寝かせた。昨日まで生きていたのに・・・・・・。急な死で、今も信じられない。「殿。」声が震(ふる)える政吉。泣いているのがわかる。…
政秀は、床に座(すわ)った姿勢(しせい)で、前に伏(ふ)せるように倒れていた。じゅうたんが、真っ赤(まっか)に染(そ)まっている。 先代は、政秀の上体を起こ…
8月っちゃあ8月ですね。どうも、人生が鎖ヌンチャクな、作者です(^_^)もう8月なんですね~。一年も半分以上すぎています。↑夏の予定は?テレビで花火大会鑑賞(…
(92ページ、6~7行)敵が守備していない地点を攻撃せよ。
政秀は、勤勉家(きんべんか)であった。特に読書が好きで、その広い見識は、ここで磨(みが)かれたと言っていい。また、ドラマ・金八先生を見て、「人の上に立つ者は…
先代もあわてていたのだろう。政秀の家に、土足(どそく)で上がっていた。「じぃ・・・・・・。」現場はそのまま。この部屋は、政秀の書斎(しょさい)らしく、その両…
「なんや政吉? 夏は冷やし中華やでぇ?」「我が父・平手政秀! 先ほど自害いたしました!」「!!!!!」ダッ!!!先代は声も発さず、屋敷を飛び出していた!「じぃ…
現れたのは、先代の守(も)り役(じぃ)の息子(むすこ)、平手政吉(ひらてまさよし)である。「なんや? 蝉(せみ)も鳴いてないでぇ?」「殿(との)!!」「?」…
降(ふ)って湧(わ)いた、家督相続・・・・・・。先代には、夢や目標があったわけではない。生きる目的も無く、ただ無駄(むだ)に日々をすごしていた。「軍師を迎(…
「お前が家督(かとく)を継(つ)げ。 ええか・・・・・・ 強くあれ・・・・・・。 弱きは滅(ほろ)ぶんや・・・・・・。」先々代はそう言い残し、間もなく息を引き…
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(134ページ、1~2行)君命には、受諾してはならない君命がある。
この男が敵かと思うと、怒りがマグマのようにこみ上げてきた・・・・・・!!怒りで体中震えそうになる!ここで会ったが百年目!まさにそうだと思った。三十郎はわずか…
初夏の日にしょっかそうだ!と気付く時
(133ページ、12行~ 134ページ、1行)土地には、争奪してはならない土地がある。
(133ページ、12行)城には、攻略してはならない城がある。
「!!」三十郎は目を見開いた!「と、盗賊の・・・・・・鉄・・・・・・。」その言葉は、何者かに殺害された妻、いとが死ぬ間際に言い残した下手人(げしゅにん)の名だ…
(133ページ、11~12行) 敵軍には、攻撃してはならない敵軍がある。
男は──クイ!と湯呑みの酒を飲みほすと、「オレは〝仕事人〟の 鉄って言うんだ。」「〝必殺〟の?」「ま、そうだな。 ははは、 わはははは!」仕事人の鉄。盗賊で…
これまでの不況の原因は、お金が教育費に集中していたからではないでしょうか?(子どもを大学に行かせたい から節約しようと。)中学卒業で子どもが就職すれば、親には…
自民党さんに献策です!失われた30年と言われますが、ここで!もう一度奮起して、30年をすべて取り返す気で、所得倍増計画を推進されてはいかがでしょう?知恵と技術…
(133ページ、11行)道路には、そこを経由してはならない道路がある。
「座りねぇ♪」「うむ。」男は三十郎の力を認め、上機嫌だ。 刀を右に置き、三十郎は座った。「おい、梶(かじ)!」と男が声を張り上げると、「へ~い!」隣の台所から…
ニィ!男はいやらしい笑みを浮かべる。今ならどろぼうにもなれるだろう。 男が口を開く。「投げようと思えば、投げ られてましたぜ?(針を)」「だろうな。 だが相討…
うなる白刃(はくじん)!!三十郎の神速の抜刀術(ばっとうじゅつ)!!──ピタ!!二人の動きが止まった!息を呑(の)む!伸ばした男の右手には、太い針(はり)。…
。。。男には凄(すご)みがある!人を圧倒するほどの!思わず三十郎は鳥肌が立つ!・・・。・・・。・・・。右手をゆっくりと・・・・・・刀の柄(つか)へと・・・・・…
(むっ!)これは殺気だ!どす黒い〝気〟が、もうもうと男から放たれている!「!!」男が右手を懐(ふところ)に入れた。。。。。。何をするつもりか?三十郎は鞘(さや…
「・・・。」三十郎が座るか座るまいか考えていると───「二人とも仲間です。 ご安心を。」と大助の声がした。「失礼する。」一礼して、三十郎は囲炉裏の前へ・・・・…
三十郎は左右の男を見た。。。右の男はこぎれいな町人風で、しゃれており、いかにも温和そうである。一方、左の男はというと・・・・・・。髪はボサボサ、服も汚れてい…
奥の小さな玄関から家の中へ。。。「こっちだよ。」「うむ。」おさとが先導する。 中央に囲炉裏(いろり)がある部屋に案内された。「お座りください。」「あぁ。」大…
四人は小さな門から中へと入った。。。 三十郎は奇妙な点に気付く。荒(さ)びれた外見とは裏腹に、内はいろいろと手入れがされていた。たとえば背が高い雑草は一本も…
スイカ🍉には少し豪華に伯方塩
ラー油ある?
ここ玄関ホールの人の出入りは、激しいくらいだ。ほとんどが、スーツ姿の男女であった。 エレベーターの前まで来た。「うん? ──なっ、なんや!?」梅山は驚愕(き…
梅山の問いに、瓶兵衛が答える。「市長、賢人は敬うもの。 外見で 判断してはいけません。」「なるほど。 勉強になりましたわ。」後ろから声がする。「やめてよ! …
瓶兵衛は、ていねいに男に頭を下げると、あわてて梅山もそれにならう。「では、 参りましょう、市長。」「あっ、はい。」 二人は奥へと歩く🚶。そこには、エレベー…
「いえいえ。 先生には、ご教授いただき ました。」と優しい笑みを見せる瓶兵衛。「実は父は、 ホラ吹き症候群なんです。」「こら! 誰がホラ吹きや! 煙(けむり)…
現れたのは、20代くらいのかわいい女性だった。園児くらいの子どもも連れている。二人とも、ソフトクリーム🍦を持っていた。「おぅ、美雪。 待ったで。」「ごめん…
男は太陽のように、目をギラつかせながら──「国のもとは人や。 いいか、 天下をうまく治めるには、 有能な人材は欠かせんわ。 優れた人物を登用し、 国造りに励…
男はさらに口を開く。「それと、犯科帳言うたら、 鬼平犯科帳や。」「わかります、 先生。」(いや、わかりまへんで、軍師様・・・・・・。)「ははは! そうかそう…
男は目をギラつかせ──「まず、じゃがいもは 肉じゃがや。」「はい。」(フライドポテト🍟ちゃうか?)梅山は首をかしげる。「次に、」 「はい。」男は続ける。…
「せ、先生て、、、 わしはスタントマンや ないでぇ。」(関係あれへんがな。)梅山は心でつっこんだ。男はかなり酔っていて、ろれつも回っていない。しかし、瓶兵衛は…
「はい?」梅山は、そちらを向いた。酒の香りがする。男は飲酒しているようだ。「焼酎(しょうちゅう)の 水割り飲むんやったら、 ここの水やで♪」「はい。」「当然!…
たるは、純金だった。「なんやて!?」梅山は仰天(ぎょうてん)する!飲める!?水が!?池のへりの札(ふだ)に、こう書いてある。〝水は、富士山超天然水を 使用し…
「あれは!? あれはなんでっか!?」まさに修学旅行生であった。(さすがや。 勢いもさることながら、 財力も桁(けた)ちがいやで。)その力に、瓶兵衛も舌を巻く。…
「超高級ホテルやないでっか!」内装は確かに豪華で、まさにそれである。「ははは! 新・維新の会さんは、 飛ぶ鳥を落とす勢いに ございます。」それは、瓶兵衛も認め…
新・維新の会が所有するこのビルは、オフィス、マンション、スーパー、病院などが入っている、今はやりの複合ビルである。「新・維新の会さんの総本部は 何階でっか?…
二人が向かったのは、新・維新の会・総本部がある、大坂市の一等地であった。「うわ~~! 何階建てでっか!?」梅山は面食らった!東京都庁を思わせる、豪華なビルで…
「わかった。」瓶兵衛は、うなずいた。この山を押さえ、資金源を絶(た)てば、おもしろくなるだろう。「以上でございます。」「うむ。 引き続き探ってくれ。」「はっ!…
瓶兵衛はピン!と来た。「闇米(やみごめ)か?」「御意!」「ふむぅ。」きな臭(くさ)い。怪しい臭いがプンプンする。瓶兵衛は、こう洞察した。「金権政治の資金源や…
「その件に関して、 おもしろいことが一つ。」「おもろいこと? なんや?」半次郎が口を開く。「大坂の北の端(はし)に、 不思議な山と呼ばれる 一高地がございます…