この数年、医療機関の事業承継や廃業などの相談を受け、実際に支援するといったことが多かった気がします。 事業承継には大きくわけると親族への承継と親族外承継があり、親族外の承継のなかでもMBOといわれる幹部社員や勤務医への承継と、第三者への承継であるM&Aとがあります。 顧問税理士や会計事務所の立場としては親族内の承継であれば気が楽です。 親族外であっても幹部社員への承継であれば、内部的な承継であるため十分に対応可能な範囲であることが多いでしょう。 これに対して第三者承継、M&Aとなると、顧問税理士としてはちょっと身構える部分が多いのではないでしょうか。 特にクリニックの院長先生からこういった相談…