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春烙 https://blog.goo.ne.jp/syunraku23

オリジナル小説・二次創作を書いています。

オリジナル小説『四神伝』二章突入 ただいま停滞中 オリジナル二次小説『天空学園』『星空』も連載中 二次創作も連載 キャラたちが描く、『日常日記』をスタート!

春野キリ
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2008/06/04

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  • 水の臨調 20話

    「じゅじゅ君ってさ」「……なんだ」「あきちゃん以外で大切にしたい人っている?」「……」緑が広がる丘の上で、じゅのは一人の人物と一緒にいた。白い肌に同じ色ワンピースを着た、可愛らしい少女。「いきなりどうしたんだ、ルシナ」「いやあ、じゅじゅ君の恋愛模様を知りたくって」「……お前はまずは、クロトとの恋愛模様をどうにかしろよ」「なんでそこでロト君出すの~!」顔を真っ赤にして恥ずかしがる少女に、じゅのがクスリと笑った。「もう、はぐらかさないでよね!」「あえて、はぐらかせてもらった。俺の事はいいから」「だーめ!じゅじゅ君いっつも自分の事後回しにするんだから。私の相談のってくれてるから、今度はのる番だよ」「のる番って。お前に相談することはないぞ?」「恋愛があるでしょ、恋愛!恋愛以外は聞かないからね!」「勝手だなおいっ」話して...水の臨調20話

  • 水の臨調 19話

    「おはようございます、遅く起きてしまって……?」「時の奴はどうしたんだ、息切れなんかしてるが」いちと一緒に水月と泳奈はリビングに顔を出すと、ソファーの上であきに背中をさすられゼェーゼェー言いながら座っている時任の姿が入った。「あ、水月さん、泳奈さんおはよう」「時任お兄ちゃんったら笑いすぎて、疲れちゃったみたいだよ~」「死んでっ、恨みがあったら……、化けて出てもいいくらい、だな……っ」「なるほど、よくわからんが、時兄が死にそうなほど笑ったのは確かだな」零と薫もすでに起きており、あと眠っているのはじゅの一人ということになる。「泳奈さーん、じゅの君はまだ寝てるの?」「ええ。夢を見ているようですので、そのままにしておきました」「じゅのの寝相は悪すぎだからな。無理に起こしたら殴られるからさっ」「うわあ、痛そう…」「あれ。...水の臨調19話

  • 水の臨調 18話

    「あっ」「あ、真希ちゃんおはよう」「おっ、おはよう」昼になって起きて顔を洗うために客間から洗面所へと来た真希は、先に来ていたこうきと遭遇してしまいわずかに動揺した。「えっと……疲れとかもう大丈夫?」「うん。逆にすっきりしてるような気がするよ。こうき君は?確か続さんの部屋で寝たんだよね」「うん、ぐっすり眠れたからすっきりしてるよ。だってさ、水君と泳奈ちゃんがいるとあんまり寝た気にならないんだよ。じゅの君は慣れてるけど、あの二人もう結婚していいよホント」「そ、そうなんだねっ」今会話しているのが自分が知っているこうきだと分かり、真希は少しだけほっとした。昨夜のこうきはどこか雰囲気が違っていて、悲しい表情をしていたと妹から聞いた。気高い女性に見えたというが、今の彼にはそんなものは一つもない。「真希ちゃん?」「え、あっ、...水の臨調18話

  • 水の臨調 17話

    迷彩服というコスプレ状態のままジープに乗り込んだ一行は、途中でそれを乗り捨て、深夜の街を歩いて帰ることになった。「今日は星がよく見えますね、水月兄さん」「ああ、とても綺麗に見えるな」都庁の火災も収まり、東京の街はようやく静けさを取り戻したようだった。透き通った夜空に、水月と泳奈は見上げながらゆっくりと歩いていた。それを見て、こうきは苦笑を浮かべると時任に視線を向ける。気付いた時任が「どうした」と尋ねると、顔を少し歪めて口を開いた。「あのね、時君。俺、少しの間だけ意識が遠のいた感じがしたんだ」「どういう時にだ」「紅玉……真希ちゃんがビルに入ってきて青竜が見えたのまでは覚えてるんだけど。だんだんと意識が水のように流れていって、取り戻した時には元に戻った真希ちゃんを抱きしめてたんだよ」「以前凍華から、くよんと前世との...水の臨調17話

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