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  • オヤジのあくび172

    三橋広夫「ベトナムの歴史Q&A」を読む 実は日本も植民地時代のベトナムを支配した歴史がある。フランスの植民地であったインドシナ連邦を侵略したのだ。そこで民族解放・独立を支援すれば、それこそアジア解放に寄与したことになったのだろうが、手法は満州国と同じ傀儡政権による実質支配であった。さらにベトナム戦争の頃、ベトナムを攻撃していた爆撃機は沖縄の基地から飛び立っていたのだ。 ベトナムの人々は、何度も何度も中華王朝からの侵攻を受け、何度も何度も戦い、それを斥けている。古くはチュン姉妹による独立。有史上世界最強の元が攻めて来た時も元軍の食料を断ち、さらには水軍で壊滅に追い込んでいる。前後するが唐、宋、明…

  • オヤジのあくび171

    情報難民のための情報サポート体制構築を! 昨年春、定額給付金がオンライン申請できることになり、一時はその方が早く給付を受けられるという情報まで流れた。それならまずはマイナンバーカードを作らなくっちゃ!と大勢の方が思ったのも無理はない。 続いて、コロナウィルスの接触確認アプリCOCOAが厚生労働省からダウンロードできるようになったが、さてスマホを持っていない人は参加のしようがない。ところが、このCOCOAは最近アプリの不具合が明らかになって、近くに感染者がいても通知されなかったと言うではありませんか!何ともお粗末な話。 他にもパソコンやスマホがないとスムーズに情報が入手できない事例は枚挙にいとま…

  • オヤジのあくび170

    何もしないことの日常化 健康な状態でありながら「今、何してる?」と聞かれて「息してる」と答えたら、大概の場合、相手にされなくなるだろう。 でも自分が未だ生きていることを実感するタイミングって、日常のルーティンの中では意外と難しい。それは自分が何をしている時に一番自分らしいのか?を問うことに似ているからだと思う。 正規職員としての教員を辞めたときに、少し考えて、授業だけを受け持つ非常勤講師になった。教員の仕事は、日本の場合授業以外が大変で、いろいろな役割が割り振られているのだが、それはパスさせていただいた。 ところが、昨年は3月からの休校で、授業がなくなってしまった!他の趣味的な活動も、すべて人…

  • オヤジのあくび169

    教わらない。管理されない。ただ学び求め楽しめばいい。 合唱団にいます。所属している男声合唱団は、原則自分で音を取ってくることになっている。つまりそこの部分は教えてくれないわけだ。もう一つアカペラグループの代表をしていて、設立者であるのをいいことに、練習の進行や運営を仕切っている。ハーモニー作りのためのスキルを助言することもあるのだけど、先生をしているつもりは一応ない。 本業のミッションは、学校の教師なので、こちらは教えなければならない場面が、確実にある。特に感じるのは、知識理解や技能面のスキルより、コミュニケーションを円滑にするために必要な態度だ。前者はこの先オンラインでも何でもどこかで教われ…

  • オヤジのあくび168

    死の恐怖を身近に感じる時代 門徒。私はさておき、少なくとも親の代まで門徒らしい。他力本願!いいじゃないですか!南無阿弥陀仏を唱えれば、極楽浄土への片道切符をもれなく無料?進呈。往復切符とか定期券はないので戻ってきた人のみやげ話は聞けない。入口まで行った臨死体験の話は、時々聞くけれど。 でもね。そうは言っても生きているうちが花じゃないですか!特にとりあえずは平和で衛生環境も充実している我が国では、死の話は切実なこととしては受け止めにくい風潮があった。昨年の今頃からコロナ感染が広がるまでは。 そんなケセラセラで、この世の春を謳歌していた世界の人々を一気に追い詰めたのが、コロナウィルス。日々科学的な…

  • オヤジのあくび167

    喋らないで!説明しないで! 感じる時間が、大切な表現はたくさんあると思います。静かに鑑賞する種類の音楽は、音楽の美しさが心に染みてくる時間を大切にしたい。だからナマのコンサートで間髪を入れずにアンコールがかかると何やってるのかなぁ?と少し腹が立つ。美術系はその点ゆっくり鑑賞できて、嬉しい。けれども大人気の展覧会はところてんが押し出されるように、流れに沿って進まざるを得ないし、テレビの美術系番組は、時として解説が迷惑な瞬間がある。 文学でも、歌会始めの読み方は、とても間の空け方を古来から日本人が大切していたことがよくわかる。 感じる時間が大事。もちろん個人差があるけれど。

  • オヤジのあくび166

    幸を生きる4 もう騙されないはず? 適度に臆病になり、権威的な主張を疑ってかかる態度は、大事だと思う。戦後民主教育の出発点は「もう騙されない」だったはず。 まさか自分がその職に就いてしまうなどとは、微塵も考えていなかった少年期、私は先生にそれほど従順な生徒ではなかったと思う。最も身近にある権威は、親を除けば教師だったのだ。続いてあれこれもっともらしい主張を大書したタテカンが並んでいた大学キャンパス。一般受けして、わかりやすい主張を展開しているセクト・グループほど私は警戒した。観念論などと言われたが、唯物史観だって観念の産物じゃないか?と当時は思っていた。 就職して、何と教員になり!いわゆる職員…

  • オヤジのあくび165

    税所篤快「ゆとり世代の愛国心」を読む 愛国心という言葉に、強い警戒感があったし、今もある。この言葉を使うTPOに怪しげな政治思想を感じる場面が多かったせいもある。また今の教育基本法で「郷土や国を愛する」を目標に掲げているのも、どこかぎこちない気が未だにする。 だからまさかそんな自分が愛国心という題名の図書を借りてくるとは! ところで本書の著者は、少年よ大志をいだけ!と言われて、世界に飛び出したドン・キホーテのような人であります。「五大陸ドラゴン桜」を看板に掲げ、映像授業の普及で教育格差をなくすことをミッションに、ニーズとか儲けとか度外視で目まぐるしく世界中を駆け巡っている。おまけに訪れる地域が…

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