ヨージはいつものようにノートパソコンを開いた。 コーヒーの湯気が小さく揺れている。彼の目当ては、月に一度のルーティン——Amazonのカスタマーレビューの確認だった。 かつて、ヨージは学習塾を営んでいた。 子どもたちがつまずきながらも学ぶ姿を見て、彼は市販の教材に物足りなさを感じるようになった。 もっと、子ども自身の力で進める教材があれば……。そんな思いから、彼は自ら教材...
セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。
行動分析学のスキナーが開発したプログラム学習に興味があり,独学できる教材を作っています。 さんすう,数学では,理解を重視する「水道方式」に興味があります。 自分で学べる,それも理解を重視しながらにこだわっています。 著書「プログラム学習英語中1レベル」 「同中2」「同中3」(東銀座出版社) 「わかるできる解ける中学数学1年」 「同2年」「同3年」(以上民衆社)
僕は片付け掃除が苦手です。 はさみを使ったら出しっぱなし 、本棚から本を取り出して調べてもその辺に置きっぱなし 、 それを片付けることがなかなかできません。 だから僕の部屋は散らかっています。 そこで 思うのですが、片付け ロボットができたらいいのにと。 ロボット掃除機があるではないかという人がいるでしょう。 確かに あれもいいですね。 学習塾をやっているころは、ロボット掃除機に掃除をさせて...
去年の12月8日放送の あしたが変わるトリセツショー を録画して、その日でみました。 「太らない」トリセツ だったからです。 NHK のホームページから抜粋します。 たくさんのしょっぱいものを食べていると、血液中の塩分濃度が上がり、私たちの体は干ばつが起きていると勘違い!水不足、食糧不足に備えようと、せっせと脂肪を蓄え始めてしまうんです。 食事の前に「水500mL」を飲み干してから低カロリー食を食べるグ...
喜多川泰「賢者の書」の 聞く 読書をしています。 その中に「そうなのじゃ」のようなセリフが出てきます。そういうのが出てきた時は 老人のセリフだなというのが分かりますね。 しかし 考えてみるとそういう言葉を実際に身近で聞いたことはありません。 男言葉や 女言葉、 そして幼児語などは 日本語にはありますね。 そしてそういうのは 実際に聞くことが多いです。 しかし 老人の言葉は全く聞きません。 考えてみ...
Microsoft の翻訳アプリ は、まだ チャット GPT を組み込んでいない
以前は Google 翻訳 や ディープ L といった翻訳 アプリ をよく使っていました。 それなりに良くて、重宝しました。 ただそれだけではパーフェクトではなく、 日本語 を工夫したり、できた 英語を 手直ししたりしていました。 Microsoft Bing を使うようになって 翻訳 もそれでさせるようにしています。 こちらは素晴らしいです。全くと言っていいほど 手直し せずに使うことができます。 ただし 「 次の日本語を英...
「親は最悪の教師 最良の教師への道」の題字はいとこが、イラストはAIが
Amazon Kindle から親は最悪の教師 最良の教師への道」ペーパーバックを出版したことを昨日は書きました。 その表紙の題字は いとこに書いてもらいました。 彼女は書道をやっているとのことで、 Facebook に彼女が書いた文字を載せていました。 僕はそれを見て、立派だなと思い 、表紙の文字を書いてくれないかと頼んだところ、快く引き受けて書いてくれたのです。 色々な文字を試してくれました。僕が とにかく読め...
Amazon Kindle から「親は最悪の教師 最良の教師への道」ペーパーバックを出版
Amazon Kindle から「親は最悪の教師 最良の教師への道」ペーパーバックを出版しました。 電子書籍は前に出版しましたが それのペーパーバッグです。199ページで税込1100円です。 本の説明 親というだけで、最悪の教師です。それがなぜなのか。どうすれば、最悪の教師を抜け出し、最良の教師になれるのかの道を示します。 Aさんは、すばらしい保育者(保母さん)です。保育園では,いつもにこにこしていて,子どもた...
血糖の値が少し高く、長い間 薬を飲んできました。 ただそんなにひどいものではありません。 特に食事を制限されているわけでもありません。 もちろん食べ過ぎは気をつけるように 言われていましたが。 以前は体重のコントロール もうまくいかず、太っていました。 そして運動もまったくしていませんでした。 しかし、このところは 健康でいることが仕事だと思って、頑張っています。 体重のコントロール も だいぶ ...
Googleの スマートスピーカー Google Nest Mini を使っています。 「OK Google」や「ねえGoogle」と言うと、 こちらの話を聞いてくれます。 妻と会話の中で 何気なく 「OK、Google」と言うと、それに反応して「よく分かりませんでした」 や「聞き取れませんでした」と答えることがあります。 また、ただ単に「Google」と言っただけでも反応することがあります。 昨日のブログでは「AI にも反抗期はあるのか」を 書いて...
Googleの スマートスピーカー Google Nest Mini を使っています。 話しかけるだけで、色々教えてくれるので便利です 朝は 「ねえGoogle、おはよう」と話しかけると、 その日の日付、天気予報、そして僕らのスケジュールとニュースを 次々 話してくれます。 なかなかいいです。 朝食の片付けをする時に聞いています。 調子のいい時は 「ねえGoogle、おはよう」と話しかけると「おはようございます きょうこさん」と言っ...
妻のパスポートの期限が、 コロナが流行り始めた頃に切れました。 僕が「更新なら読谷村役場でできるから楽だよ」と言うと 「コロナはいつまで続くかわからない。 できるだけ長く パスポートを使いたいから、旅行に行けるようになってから作成する」との返事でした。 コロナがだいぶ 収まり、旅行も緩和してきました。 それで 妻はパスポートを作ることにしました。 ネットで調べると、新規作成も読谷村役場でできる...
僕の家の固定電話は、留守番電話にしています。 特殊詐欺防止に効果があると、だいぶ前にテレビガッテンでやっていたからです。 僕らがいても出ません。居留守番電話です。 さて電話がかかってきました。 すると留守番電話に録音をするために、 話し始めました。 どうも セールスのようです。 もちろん出ません。 すると、内容を簡単に述べて後、 「電話をください」 と言って、電話を切りました。 ただ 電話番号は...
日本人がチャット GPT を受け入れやすいのは、 鉄腕アトムのおかげ
チャット GPT の話題が ニュースや ワイドショーでよく取り上げられています。 こういう技術がこんなに取り上げられることは今までなかったように思います。それだけすごいのでしょう。 欧米の人に比べると、 日本人はチャット GPT を受け入れる人が多い そうです。 先日、 専門家がなぜ日本人は受け入れやすいのかという問いに、 ドラえもんのおかげでしょう、 と答えていました。 なるほどと思いました。 映画「200...
民泊をしています。 少し前に 中国人はなかなか受け入れることができないだろうな て、次のようなことを書きました。 中国人から、Airbnb を通して 宿泊予約リクエストが届きました。 それで僕はいつものように「説明にも書いてあるが、 ここは車がないと不便だが大丈夫か」 と尋ねました。 その後、次のやりとりをしました。 「バス停はないのか?」 「すぐ近くにあるが、 バスの本数がとても少ない」 「どれぐらいの...
ひとりで学べる算数 小学5年生にAmazonカスタマーレビューが
「ひとりで学べる算数 小学5年生 (朝日小学生新聞の学習シリーズ)」仲松 庸次にAmazonカスタマーレビューがつきました。 ひとりで学べる学習書を目指したので、こういうご意見はとても嬉しいです。 クンタ 一人で出来た! 2023年3月15日に日本でレビュー済み Amazonで購入 難しいため、あまり子供に算数を教える事が出来なく困ってた中、ひとりで学べると書かれた書名に惹かれ買ってみました。 最初はどうかなっと思...
「アンドロイド音声入力3つの壁」にAmazonカスタマーレビュー
「アンドロイド音声入力3つの壁」にAmazonカスタマーレビューがつきました。 5つ星のうち5.0です。 嬉しいです。それを紹介いたします。 りんりん 知っているとやったことがある。大きく違う。 2023年4月12日に日本でレビュー済み Amazonで購入 95歳になる祖父も音声入力でLINEの文字を書いています。そもそも80代になって初めてモバイル端末を手にした人に対してフリック入力を覚えろ! なんていうのはもう地獄でしか...
10年前の2013年4月15日の セルフ 塾のブログは「スマートフォンを買いました」 の記事になっています。 スマホデビューをその時にしたのですね。それから ちょうど10年が経ったのです。 その頃 若者たちはスマートフォンをよく使っていました。 僕は塾の中で仕事をすることが多く、 ほとんど外出もしないので、携帯電話(ガラケー)も持っていませんでした。 飲み会などに出かける時には妻の携帯電話を借りて行きました...
病院では検査をするたびに、 生年月日を聞かれます。 人違いをしたらいけないということですね。 大切なことだと思います。 そして分かっていても尋ねるようにというマニュアルがあるのでしょう。 2ヶ月に一度通っている診療所では、僕の名前も顔もよく知っている看護師が検査をする時にも「 生年月日は?」 と尋ねます。 「仲松さん だというのはよく知っていますけどね」 と言われたこともあるように記憶しています。 ...
連続テレビ小説「らんまん」を見ています。 実在の植物学者・牧野富太郎をモデルとしたオリジナルストーリーだそうです。 植物学者の物語だけに植物がよく出てきます。そして、1週目は「バイカオウレン」、2週目は「キンセイラン」と、毎週の展開で鍵となる植物の名前がサブタイトルにつけられています。 そして、番組の最後に植物イラストが紹介されます。番組の中で出てきた草花ですね。 毎回違います。今日は「ナンバ...
NHK高校講座「世界史 」を1年間 視聴したことを前に書きました。 日本史についてはそれなりに 知識はあるのですが、 世界史のそれはあまりないので視聴したのです。 大学受験で日本史を取ったのは大きいことでした。 ただそれだけではないように思います。 テレビでは色々 歴史に関する番組がありますね 。「英雄たちの選択」「歴史探偵」などなど。 ただ これらの番組は全てと言っていいほど 日本の歴史です。 こ...
奥歯(親知らず)を1本抜くことになり、 県立中部病院に行きました。 待合室に座っていました。 そして見ると、公衆電話があり、その横には電話マークがあるスペースがあります。 そして女性が自分のスマートフォンで電話をかけていました。 病院に電話をかける スペースがあるのですね。 以前は病院では電話は禁止でした。 近くの診療所ではスマートフォンの画面を見ることは許されていますが、電話で話をする...
2階から見下ろすと、 びわの木に白い 可愛い花がたくさん咲いています。 しかし 枇杷の実を 最近とったばかりです。今頃 花が咲くはずはありません。 近くにはジャスミンを植えてあります。それがびわの枝に絡みついてるように伸びて、 そして 花を咲かせているのですね。 2階から見ると とてもいい感じです。 2階から道向こうを見ると、高いところまで 夕顔がたくさんついています。これも高い木に夕顔のつるが巻き...
学生の頃、もっと真面目に勉強すればよかったな、 という声はよく聞きますね。 僕もそうです。 特に 世界史と 古典はもっと真面目にやればよかったな、と 後悔しています。 数学や 物理は好きでした。 授業を聞くのは好きではなかったのですが、 問題を解くのは好きでよくやっていました。それで今でも結構 覚えています。 日本史は好きではなかったのですが、 受験科目に取らなければいけなくなって、その頃 勉強しまし...
Kindle の電子書籍をスマートフォンのTalkBack機能を使って聞く 読書をしています。 ただ 僕のスマホは最長で30分したら画面がオフ状態になり、読み上げ もストップします。 ストップしてるだけならまだいいのですが 、この TalkBack 機能は 目の不自由な人のためのものなので、目が見える 僕らにとっては結構不自由なのです。 再開させるにも少々面倒なところがあります。 また TalkBack機能で読み上げている時に、なぜ...
宿泊 業(民泊)をやっています。 Airbnb を通して、宿泊予約リクエストが届きました。「中国から」 とのことなので、中国人なのでしょう。 予約リクエストがある時には全ての方に「ここは車がなければとても不便なところです。大丈夫ですか」という確認のメールを出しています。 Airbnb の説明にも書いているのですが きちんと確認するためです。 その方にも送ると、「近くにバス停はないのか」とのことでした。 「...
Microsoft Bing と 映画「イミテーションゲーム」について こんな会話をした
NHK BS で映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』をやっていました。 その主人公チューリングについて、少しは知っていて、関心があったので録画して後日みました。面白かったです。 対話型 AI を組み込んでいる Microsoft Bing と 次のような会話をしました。 面白いと思ったので 皆さんにも紹介します。 質問 イミテーションゲームはどんな映画ですか 回答 『イミテーション・ゲーム/エニグ...
Microsoft Bing のお絵かき 版 Bing Image Creator、は「日本人」を描いてくれない
現在「 Kindle 電子書籍版「親は最悪の教師」の ペーパーバック版を 出版 しようと思って作業しています。 この表紙には イラストを載せたいなと思っています。 Microsoft Bing に「あなたは絵を描くことができますか」 と尋ねると、できないとのこと。 しかしBing Image Creatorならできると教えてくれました。 どうも Microsoft Bing の 兄弟分で、お絵かきをするということなのでしょう。 早速 開いて描かせてみ...
先日 シーミー(清明祭)に参加しました。 先祖のお墓の前でピクニックをするようなものです。 シーミーの期間は決まっているのですが、まだ それには入っていないとのこと。 兄弟 やいとこの家族などが集まります。それぞれが 食べ物を持ち寄ります。それを先祖にお供えして後、 みんなでお墓の前でいただきます。 お菓子もたくさんあります。 お腹いっぱいになりました。 まだ残っているものはみんなが 分け合って 持ち...
混声合唱団 「よみたん」♪ ありがとう! さようなら ♪~40周年最終章コンサート~、お陰様で 大盛況でした
混声合唱団 「よみたん」 ♪ ありがとう! さようなら ♪ ~40周年最終章コンサート~ を、4月1日 (土) 午後2時開演 読谷村文化センター鳳ホールで行いました。 僕は、この 合唱団の一員として テノールのパートを歌いました。 最初、 このさよならコンサートは 中ホールで身近な人だけを集めて行う予定でした。 それが急に2ヶ月ほど前に 文化センター 鳳ホールに変更になりました。 その直前に 、読谷村文化祭があり ...
パソコンやスマートフォンを使いこなせない人を、デジタル難民 という そうです。 パソコンやスマートフォンには色々な便利な機能がついています。 しかしそれを使うにはちょっとしたテクニックが必要です。それを学ぶのが難しいのですね。 今では レストランに行っても注文は タブレットで ということもあり、 それも 使えない 難民がいます。 ガソリンスタンドも セルフ方式が多くなりました。 さて チャット GPT と...
庭のびわの実がたくさん収穫できました。 網の袋をかぶせて も 野鳥につつかれることがありましたが 、それでもたくさん採れました。 美味しいです。 市販のものほど甘味はないかもしれませんが、 自分の庭で採れたものは 格別です。 脚立に登って苦労しながら、高いところについている ビワの実に網の袋をかぶせました。 びわの実を低くしている農家をテレビで見た、と妻が 教えてくれました。 スマホで検索すると、...
「ブログリーダー」を活用して、Yojiさんをフォローしませんか?
ヨージはいつものようにノートパソコンを開いた。 コーヒーの湯気が小さく揺れている。彼の目当ては、月に一度のルーティン——Amazonのカスタマーレビューの確認だった。 かつて、ヨージは学習塾を営んでいた。 子どもたちがつまずきながらも学ぶ姿を見て、彼は市販の教材に物足りなさを感じるようになった。 もっと、子ども自身の力で進める教材があれば……。そんな思いから、彼は自ら教材...
ヨージは毎朝、静かにスマートフォンに向かい、自分のブログを更新していた。 毎日の記録のようなその文章には、AIが描いたイラストが添えられていた。 数日前、そのイラストにふと吹き出しを加えてみたらどうかと思いつき、AIに頼んでみた。 すると、見事にセリフ入りのイラストが出来上がってきたのだった。 「すごいな……」 ヨージは、思わず声に出して感心した。 人の手を借りずにここまでできる...
ヨージは、毎朝、スマートフォンを手に取り、ブログの原稿を音声で入力する。 小さなマイクに向かって、語りかけるように話すのが習慣になった。 去年の冬──12月の終わり頃からだった。 ヨージは、そうしてスマホに吹き込んだ原稿を、チャットGPTに送って小説風に書き直してもらうようになった。 そして、記事に添えるイラストはMicrosoft Copilotに描いてもらう。 だが、どんな雰囲気の絵にするか──それだけ...
その日、ヨージは朝のコーヒーを片手に、Facebookを眺めていた。友人たちの投稿が流れていくなか、一つのシェア記事が彼の目を止めた。 「これは……怪しいな」 読み進めるうちに、直感が警鐘を鳴らす。もっともらしい文体だが、どこか胡散臭い。事実らしき記述が並んでいるが、根拠が見えない。 ヨージは考えた。「せっかくなら、生成AIにこの投稿の真偽を確かめてもらおう」 彼は、手元の3つのAI──Googl...
ヨージは、スマートフォンから流れる「朝」のメロディーにゆるやかに目を覚ました。 ベッドから出てスマートフォンを手に取り、いつものようにFacebookを開く。 画面には、友人がシェアした長い記事があった。 「ロサンゼルスで暴動? 麻薬戦争との関連?」 目を通すうちに、眉間にしわが寄った。 ICEによる不法移民の摘発、連邦ビル襲撃、警察が逃げる、州兵派遣……。文章は過激な表現で満ちており、...
ヨージの妻・キョーコは、沖縄県立博物館でボランティア活動をしている。 歴史や文化に興味を持ち、生徒相手に展示の案内や体験学習の手助けをするのが彼女の楽しみだ。 読谷の自宅から那覇にある博物館までは片道およそ一時間。だが、遠い道のりも、彼女にとっては心弾む小旅行のようなものだった。 「今日も楽しんでおいで」とヨージはいつも笑顔で送り出す。 自分の好きなことに熱中するキョーコを、心から応援した...
昼下がりの台所。 ヨージは、テーブルに並べられた皿を前に、妻のスマートフォンを手にしていた。 自分のスマホは今、充電中。残り少ない電池残量が気になって、しばらく使うのをやめている。 「ちょっと、スマホ貸して」 そう言って、妻のスマホを借りた。 野菜からゆっくり食べる、昼食の小さな習慣。 最初の5分間は、野菜だけを噛み締める時間。スマホのタイマーは、そのための大切な道具だった。 けれど、使...
ヨージは最近、生成AIという不思議な存在と、少しずつ距離を縮めていた。 日々使いながら、その底知れぬ力に驚かされることも多い。 けれど、まだ「使いこなしている」と胸を張って言えるほどではない。 まるで海辺で波の動きを観察しているだけのような、そんな手応えだった。 「どう使えば、もっと深く潜れるのか…」 そんな問いを胸に抱きながら、昨日もブログを書いた。 「沖縄平和の礎」の名を読み上...
「沖縄平和の礎」名前を読み上げる集いに参加 3週間ほど前の5月21日、午後1時過ぎ自宅のチャイムが鳴った。 運動中だったヨージは上半身裸だったので、対応に出たのは妻のキョーコだった。 リビングまで届く声が聞こえた瞬間、ヨージは誰が来たのかを察した。 慌ててシャツを着込み、玄関へ向かう。 そこに立っていたのは、彼の知人であり、平和運動の先輩でもあるTさんとIさんだった。 辺野古の新基地建設...
ヨージは机に向かい、静かにパソコンのキーボードを叩いていた。 彼の前には、高校1年生向けに作成中の数学教材『ひとりで学べる高校数学A』の原稿が広がっている。 誰にも頼らず、ひとりで学び進められるように——それが、ヨージの目指す教材のかたちだった。 だからこそ、彼は内容を細かく階段のように刻み、一歩一歩確実に登れる構成に仕立てた。 すでに最後まで書き上げ、第1回目の推敲も終えていた。 ...
ヨージの家には、テレビが二台ある。 ひとつはリビングルームに、もうひとつはベッドルームに置かれている。 ベッドルームのテレビは、ほとんど妻専用だ。ヨージはそこでは見ない。 妻は、洗濯物をたたみながら、あるいは朝食のパンをかじりながら、録画した番組をのんびりと楽しんでいる。 一方、リビングルームのテレビは、二人で並んで見ることも多い。 けれども操作が少し複雑なため、妻は自分ひとりではうまく...
ヨージは、文章を書くのが嫌いではなかった。いや、むしろ、少し自信があったと言ってもいい。 「ヨージくんの文章は、わかりやすいな」 かつて、新聞に投稿した文章を読んだ叔父が、そう言ってくれたのだ。 「難しいことを、私たちにもわかるように書いてくれる」 そう評価されたときの喜びは、今でも胸に残っている。 彼は学生の頃から数学が得意だった。 答えにたどりつくまでの筋道を、理路整然と積み上げる作業...
ヨージは沖縄・読谷村で民宿を営んでいる。 ある晩、宿に滞在しているスペインからの若いカップルとその友人と一緒に、ヨージたちは食卓を囲んだ。 料理は持ち寄りだった。彼らはスペイン風のトルティージャを焼いてきてくれた。 妻はゴーヤーチャンプルーとそうめんチャンプルー、もずくの酢の物を作った。 異国の味と島の味が、ひとつのテーブルの上で仲良く並んだ。 食事をしながら、いろんな話をした。 スペ...
ヨージは、例の原稿を整えていた。「ピアノが空を飛んだ日」——その思い出を綴った一篇だ。 ブログに載せるために音声入力で 羅列的に内容を入力し、 全く 整えることもなく、いつものようにChatGPTに依頼する。「小説風に書き換えてください」 すると、まるでプロの作家が書いたかのように、美しくまとまった文章が返ってきた。 一息ついたそのとき、ふと一つの記憶が顔を出した。 ——そういえば...
ピアノを運び出しの日が近づくにつれ、ヨージはふと昔のことを思い出した。 このピアノ―― ぼくが「保母免許」を取るために練習した、あのピアノだった。 まだ「保育者」なんて言葉が一般的じゃなかった頃、男性でも「保母」と呼ばれていた時代。自分で保育園を開きたいという夢が芽生え、その第一歩として免許を取ろうと決めた。 試験には筆記と実技の両方があった。 筆記試験では、教育原理や児童心理学、衛生学や栄...
ヨージの妻は決断を下した。 もう四十年以上も前に手に入れたピアノを、ついに手放すことにしたのだ。 電話で買取業者に連絡を入れると、数日後、査定に来たスタッフは「無料で引き取ります」と穏やかに告げた。 かつては高価だったピアノも、いまでは値段もつかない。 けれど、運搬費がかからないだけでも有難いと思えた。 もう何十年も動かすことのなかった黒いピアノが、ある日、静かに家を出ていった。 引き...
読み終えた、というより──聞き終えた、と言うべきだろうか。ヨージはスマートフォンのアシストリーダーを使って、『ネメシスの使者』を耳で読んだのだった。 中山七里による社会派ミステリーで、文春文庫から刊行されたこの作品は、彼の心に重たい問いを残していった。 内容はこうだ。 死刑判決が確実視された殺人犯が、予想外にも温情判決によって無期懲役となった。 しかしその後、加害者の家族が次々と何者かに...
ヨージは、ひと月ほど前に観たNHKの『明日が変わる トリセツショー』をきっかけに、階段を二段ずつ上がるという健康法を始めた。 始めてみると、それは思ったほどきつくはない。 ただ、楽々というわけでもなく、少しだけ気持ちを奮い立たせて一歩を踏み出す、そんなちょうどいい負荷だった。 「これなら続けられそうだな」と、今日もヨージは階段を二段ずつ上っていた。 ヨージは民泊を営んでいる。 ある日の午後、...
沖縄・読谷村の静かな一角に、「セルフ宿」と名づけられた小さな宿泊所がある。 看板も目立たないその宿は、一組限定。けれど、その自由さと落ち着いた空気に惹かれて、長期滞在を希望する旅人たちが後を絶たない。 「セルフ宿」――そう名づけたのには理由がある。 調理器具から食器、冷蔵庫、炊飯器、洗濯機、シャワー、トイレに至るまで、生活に必要なものはすべて揃っており、自分で生活を組み立てられるようにしている...
夜の静けさのなか、ヨージはひとつの「警告」と向き合っていた。 スマートフォンの画面に表示されたのは、SDカードの容量不足を知らせる無機質なメッセージ。 「そろそろ限界か……」 長年使ってきたカードを新しいものと交換することに決めたのだった。 作業は色々 苦労したが なんとかできた。 着信音にはモーツァルトの「トルコ行進曲」、目覚ましにはグリーグの「朝」。 そして、毎朝欠かさず聴いて...
ドイツ周遊10日間の旅の2日目、5月29日、ローテンブルクに向かうバスの中で添乗員がローテンブルクの名物お菓子、シュネーバルについて話しました。 Google Geminiに説明してもらいます。 シュネーバルはドイツ語で「雪玉」という意味の伝統的なお菓子です。以下、シュネーバルについての詳細をいくつか挙げます。 見た目 こぶし大の丸い形で、表面は凹凸しており、雪玉のように見えます。 味 クッキーのような素朴な味...
ドイツ周遊10日間の旅の8日目、6月4日、フランクフルトまでやってきました。ホテル近くのレストランで夕食をとった後、ホテルにチェックインしました。その後は自由時間です。 翌日はフランクフルト空港から午後に日本に向けて出発するだけなので、ホテルを出るのもゆっくりです。 そこで僕は翌日、ホテル近くにあるゲーテハウスに行こうと妻に提案しました。 ゲーテハウスについて Google Geminiに説明してもらいます。 ...
ドイツ周遊10日間の旅の7日目、6月2日は、グリム童話『ブレーメンの音楽隊』で知られるブレーメンに行きました。 次はGoogle Geminiによる説明です。 ブレーメンは中世にはハンザ同盟の一員として繁栄した商業都市で、ヴェーザー川が流れる岸に位置する歴史地区は、北ドイツ特有のレンガ造りの重厚なゴシック建築と、繊細なルネサンス様式の街並みが美しい街です。また、民話『ブレーメンの音楽隊』の舞台としても有名です。...
ドイツ周遊10日間の旅、第4日目の5月31日はドレスデン観光をしました。 ドレスデンについてGoogle Geminiに説明してもらいました。 ドレスデンは「エルベの真珠」と呼ばれる美しい街並みが特徴です。バロック様式やロココ様式の建築物が多く残っており、第二次世界大戦の空襲で壊滅的な被害を受けたにもかかわらず、戦後の復興によってその美しさを取り戻しました。 現地ガイドが、世界遺産登録よりも建設が優先されたヴ...
ドイツ周遊10日間の旅の2日目、5月29日はローテンブルクに行きました。 次は Google Geminiによる説明です。 ローテンブルク・オプ・デア・タウバーは、ドイツ南部のバイエルン州に位置する中世の街です。タウバー川沿いの丘の上にあり、城壁に囲まれた街並みはまるで中世の絵本の中から飛び出したようです。その美しい景観から「中世の宝石箱」とも呼ばれています。 (Geminiによる説明終わり) ヨーロッパの古い都市は...
ドイツ周遊旅行10日間の4日目、5月31日はポツダムのツェツィーリエンホフ宮殿に行きました。 ツェツィーリエンホフ宮殿は、ポツダム会談が行われたことで有名な宮殿です。 ポツダム会談では、ポツダム宣言が発表され、第二次世界大戦後の戦後処理の方向性が示されました。アメリカのトルーマン、イギリスのチャーチル、ソ連のスターリンによって行われたこの会談により、日本はポツダム宣言を受諾し、無条件降伏しました。 ...
ドイツ周遊10日間の旅の7日目、6月2日にケルン大聖堂に行きました。 以下はAIによる説明です。 ケルン大聖堂は、ドイツのケルンにあるゴシック様式の大聖堂です。正式名称はザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂 (Dom St. Peter und Maria) です。ゴシック様式の建築物としては世界最大であり、ローマ・カトリック教会のミサが行われています。 ケルン大聖堂の南塔展望台までの階段は533段あります。高さは約100メー...
昨日のブログでは、ベルリンでの自由行動の時間にマルクス・エンゲルス像、森鴎外記念館、ヘーゲルの墓のある墓地に行ったことを書きました。 ヨーロッパやアメリカで街を自由に歩いていると感じるのは、通りの名前がきちんと表示されており、角ごとにその表示があることです。これはとても助かります。 マルクス・エンゲルス像のある公園から森鴎外記念館まで歩いて行くには、ウンター・デン・リンデン(Unter den Linden)...
ドイツ周遊10日間の5日目、6月1日は午前中にベルリン市内を観光し、その後は自由行動となりました。 ベルリン大聖堂の前で、僕たちはグループの皆さんと別れました。 その後、妻と二人でベルリン市内の公園、「マルクス・エンゲルス・フォーラム」に行きました。 マルクスとベルリンの関係は深く、1848年にはベルリン革命に参加するためにベルリンに移住しました。 1849年には共産主義者同盟の指導者として活動し、「...
ドイツ周遊旅行10日間の8日目、5月3日にはライン川クルーズが予定されていました。 ローレライの観光をしたり、ランチを楽しんだりするとのことでした。 ホテルを出て、バスはライン川に向かいました。 バスの中で添乗員が悪いニュースがあると言いました。 ライン川の支流であるネッカー川が氾濫しており、ライン川も水位が上昇しているため、クルーズがどうなるかわからなくなったとのことです。 バスはしばらく...
ドイツ周遊の旅に行ってきました。 各地でドイツ料理を食べました。 名物のソーセージの他に、ポークやビーフ料理、ポテト料理、そしてパスタ料理などもありました。 妻は最初の頃から塩辛くて食べられないと言って、かなりの量を残していました。 同じグループの人たちも同じように、塩辛いと言って残す人が多かったです。 妻の薄味にだいぶ慣らされてきた僕ですが、もともとは塩辛いものが大好きなので、特に塩辛...
ドイツ周遊10日間旅行の2日目、5月28日に白亜の名城ノイシュバンシュタイン城を観光しました。 グループのメンバーがトイレに行っている間、手持ち無沙汰で立っていました。 すると、30代くらいの男性が僕に話しかけてきました。 「英語が話せますか?」と聞かれたので、「少しは話せます」と答えると、 「息子があなたのことをヒーローに似ていると言っています。一緒に写真を撮ってもらえませんか」と言われました。 ...
昨日はドイツ旅行の5日目、5月31日にベルリンの壁を見るためにチェックポイント・チャーリーに行ったことを書きました。 そこで、ベルリンの壁を越えるために東ドイツの人々がどのように工夫していたかについて書きました。 それほど東ドイツの人々は国を脱出したかったのです。 経済的にも政治的にも不自由な状態にあったからです。 さて、東ドイツは社会主義の国と言われていました。 社会主義の国といえば、マル...
10月26日からドイツ周遊旅行に10日間行ってきました。 5日目の10月31日、ベルリンの壁を見るためにチェックポイント・チャーリーに行きました。 以下は、生成AI Google Geminiによる説明です。 チェックポイント・チャーリーは、第二次世界大戦後の冷戦期に、ベルリンが東西に分断されていた時代に、東ベルリンと西ベルリンの境界線上に置かれていた国境検問所です。 現在は、チェックポイント・チャーリー跡地が観光...
5月27日から今日6月5日まで、ドイツ周遊の10日間旅行に行っていました。5月26日に東京で前泊し、出発しました。 しかし、この間、このブログではそのことに触れませんでした。 最近のニュースなどによると、SNSなどで旅行に行ったことが知られてしまい、空き巣に入られる被害があるとのこと。それでそうなったら大変だと思い、書かなかったのです。 旅の中では、いろいろブログに書いておきたい話題があります。旅に関係...
生成AIは非常に高い能力を持っています。その利用価値は非常に高いです。 しかし、僕の感覚では、ほとんどの人が使っていません。なぜでしょうか。 1つの理由として考えられるのは現状維持バイアスです。 現状維持バイアスについて、生成AIのGoogle Geminiに説明してもらいました。 現状維持バイアスとは、「変化を避け、現状を維持したい」という心理傾向です。具体的には、以下のような状況で起こります。 * 新しい...
最近、何かわからないことがあると、Google検索で調べるよりもGoogle Geminiに尋ねることが多くなっています。 Google Geminiは僕の質問に直接答えてくれるからです。 Google検索で調べると、直接答えが出ることもありますが、参考になるサイトがたくさん並び、その中から自分で答えを探さなければならないことが多いです。 それは面倒なので、Google Geminiに尋ねるのです。 Google Geminiには、人間に話しかけるよう...
少し前に、中学生や高校生には読ませたくないという前置きをした上で、方程式や因数分解を解いてくれるサイトがあることを紹介しました。 しかし、最近もっとすごいことが分かりました。 方程式や因数分解をそのまま入力して、AIであるGoogle Geminiに尋ねるだけで解いてくれるのです。 次の質問をしました。 「次の方程式を解いてください X 3乗マイナス9x2乗プラス27x マイナス27イコール0 するとすぐに回答があ...
「ひとりで学べる高校数学1」を作っています。現在、3回目の推敲作業を行っているところです。 ここで、なぜ僕がこの教材を作ろうと思ったのかについてお話しします。 これまで、小学2年生から6年生までの算数、中学1年生から3年生までの数学の教材を作ってきました。中学理科や 英語の教材も作りました。おかげさまで、どれも好評をいただいています。 その理由は、学ぶ内容を細かく分けて階段状にし、上りやすくしたか...
ひとりで学べる高校数学Iを作っています。 現在、3回目の推敲作業を行っており、もうすぐ終わります。 3回目の推敲作業を始めるとき、これが最後で、終わったら出版に向けた作業をしようと考えていました。 ところが、間違いがまだ見つかるのです。 解答に間違いがあったら学習に支障をきたします。そういうミスは極力無くさなければいけません。 まだ間違いがあるかもしれないので、もう1回、4回目の推敲作業を行...