ヨージはいつものようにノートパソコンを開いた。 コーヒーの湯気が小さく揺れている。彼の目当ては、月に一度のルーティン——Amazonのカスタマーレビューの確認だった。 かつて、ヨージは学習塾を営んでいた。 子どもたちがつまずきながらも学ぶ姿を見て、彼は市販の教材に物足りなさを感じるようになった。 もっと、子ども自身の力で進める教材があれば……。そんな思いから、彼は自ら教材...
セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。
行動分析学のスキナーが開発したプログラム学習に興味があり,独学できる教材を作っています。 さんすう,数学では,理解を重視する「水道方式」に興味があります。 自分で学べる,それも理解を重視しながらにこだわっています。 著書「プログラム学習英語中1レベル」 「同中2」「同中3」(東銀座出版社) 「わかるできる解ける中学数学1年」 「同2年」「同3年」(以上民衆社)
強盗事件がまだ続いているようです。 あれだけ連続強盗殺人事件で多数の逮捕者が出ているのにまだやるのですね。 それだけ生活に困っている人がいる、ということでしょうか。 さて僕は大丈夫、と言っては本当はいけないでしょうが、まあ大丈夫だと思っています。 まずはぼくは貧乏人だ、ということですね。 ニュースによると、千万円単位のお金が家にあるようです。そんなお金は僕の家にはありません。 そして留守...
毎日のように庭作業をしています。 ぼくの家の庭は森のようです。大きな黒木やフクギの木などが、たくさんあります。 それの枝や幹を切ることがあります。その切り落とした木の枝がどんどん溜まっていきます。 数年前に、その木の枝を細かく砕くガーデンシュレッダーを買って、よく利用しています。 なかなかいいことはいいです。 ただ大きな枝はできません。 せいぜい直径1 cmちょっとくらいまでかな。 それで仕事が...
新聞の記事に、ネックスピーカーのことが書かれていました。 ネックスピーカーというのは初めて目にしました。 ネックというのは首なので、首にかけるスピーカーということのようです。 イヤホンは耳につけますね。それを首に掛けるというものです。 僕は毎日のように庭作業をしながら、聞く読書をしています。胸ポケットにスマートフォンを入れて、そして Kindle で手に入れた電子書籍を AI に読み上げさせているので...
Yoji著ペーパーバック『アンドロイド音声入力3つの壁』を Amazon で出版 をおととい書きました。 それの電子書籍版も Kindle Store で販売開始になりました。こちらは税込で330円です。 ペーパーバックは印刷代がかかるので、どうしても高くなります。電子書籍は価格設定を低く出来ました。 また Kindle Unlimited に登録をしている人は、追加料金なしで読むことができます。 電子書籍を読む方は、そちらでもいいと...
昨日は Yoji著ペーパーバック『アンドロイド音声入力3つの壁』を Amazon で出版 を書きました。 表紙には、何かイラストが欲しいなと思いました。 下手でも自分が描くか、ネット上にある、無料の商用使用可能の絵を探して貼り付けるか、なども考えました。 AI がイラストを描くという情報は聞いていました。それで、色々調べてみると、 LINE のトークで描くことができるという記事を見つけました。 「イラストお...
Yoji著ペーパーバック『アンドロイド音声入力3つの壁』を Amazon で出版
仲松庸次著ペーパーバック『アンドロイド音声入力3つの壁』を Amazon で出版しました。 スマートフォンを使い始めてもうすぐ10年になります。 最初の頃から音声入力で文を作ってきました。 そして音声入力の精度もどんどん高くなっています。 使いやすくもなっています。 このブログでは、音声入力をする上でのコツなどを、何度も書いてきました。 それをまとめて出版したのです。 足りないところもあったので、新たに書...
スマートフォンのカメラには、パノラマがついています。広い自然の光景を写すのにいいですね。 僕はちょっとした行事などで、多くの人が集まった時には、全体の雰囲気ということで、パノラマで写真を撮っています。 なかなかいいです。 ただ下を向いている人が結構いるのですね。 せっかくだから、みんなの顔が入ったほうがいいな、と思います。 先日、兄の家でちょっとした集まりがあって、いとこ達もやってきました。...
妻が、スマートフォンのシャッター音が大きくて困る、と言っていました。 静かなところで写真を撮ると、カシャと大きな音がしてしまうので、みんなに聞かれるのが気になるのだそうです。 よくわかります。 僕の前のスマートフォンには、シャッター音をオフにする機能が付いていました。 それを設定すると、シャッター音が鳴らなくなりました。 妻のそれも設定できるかと、いろいろ探したのですが、そういう機能は付いていな...
S 氏は普段から科学技術に対して強い嫌悪感を抱いていた。彼にとって、パソコンやスマートフォン、インターネット、AI 人工知能はただの邪悪なもので、自分自身が決して手を出すものではない、と決めていた。その考えは一貫しており、彼が住む家には固定電話とテレビしかなく、ビデオもなかった。 ある日彼は友人たちとの飲み会に出かけることにした。 店に着いたが、友人達はまだ来ていない。 タブレットが置かれていて...
女性は一般におしゃべりだ、と思います。よく喋りますね。ほとんどの人がそう思っているでしょう。 女子会は、昼食会の方が多いのではないでしょうか。 アルコールが入らなくても、話は弾むようです。 一方、男性の方は夜の居酒屋ですね。 アルコールが入って、その勢いでおしゃべりが弾みます。 女性は LINE のトークでも、お喋りなのではないかな、と感じています。 妻は LINE で二つのグループのメンバーに最近なり...
小説「未来が見えるアプリ」を書かせるためチャット GPT に送ったコメント
小説「未来が見えるアプリ」に Facebook 上で、次のコメントを頂きました。 前回、星新一風にと指示して拒絶されたのと同じものでしょうか?どの程度のヒントを与えたらこれだけAIが書けるのか、いずれにしても凄いことですね。AIの書き上げたものを更に校正、編集、自分なりの文体にし直せば、自分自身の創作オリジナルということにもなり得ますね。 (以下は僕の説明です) 「殺す」という表現のため拒否されたと思い...
近年、天気予報の精度が格段に上がり、降水確率や気温の予想に関しては、かつてに比べてずっと正確になっている。 それは、現在の気候状況のデータを集めた上で、AIがそれを分析し、未来の天候を予測できるようになったからだ。 AIが人間の性格や能力、社会情勢などのデータを集めて分析することで、人々の未来を予測することも可能となった。 そして、岐路に立った時に、その人の選択肢それぞれの未来が可視化できるスマ...
庭のびわの木に、実がたくさん付いています。 しかし、いくつか野鳥につつかれたようです。それで網の袋を被せました。 イモを入れるためのあみだそうです。赤い色をしています。 そのために中のびわの実の色がよくわかりません。 まだまだ青いのですが、黄色の美味しそうな色に見えてしまいます。赤い色が加わったからですね。 びわは追熟をしないそうです。木の上で完熟させてから収穫をして食べなければいけません。 ...
(チャット GPT に次のコメントを送りました) 次の内容で星新一風のショートショート小説を書いてください。 岐路に立った時に、それぞれの道の未来が見えるスマートフォンアプリが発明された。 ある学生は A 大学に進むか B 大学にしようか迷っていた。 未来が見えるアプリを使うと A 大学は不合格で B 大学には合格するとのこと。 それで B 大学を受験した。 ある女性は高価なサプリメントを買おうかどうか迷っていた。...
「庭のビワの木に初めて実が」、チャット GPT に書かせてみました
(次のコメントをチャット GPT に送りました) 次の内容でエッセイを書いてください。 ぼくの庭のビワの木に初めて実が付きました。 たくさん付いています。 まだ青いけど三つほど野鳥に突つかれました。それで実に網をかぶせました。 これで突つかれなければいいけど (それに返ってきたのが次のコメントです) ビワの実を守る 私の庭には、ビワの木があります。この度、初めてビワの実がたくさん実りました。ま...
数日前にチャット GPT に登録し少し使ってみました。 面白いです。 すごいです。 使えそうです 僕は、まだ使い始めたばかりなので、よく知っているわけではありません。 今の段階で感じているチャット GPT と Google 検索の違いについて書きます。 チャット GPT の、チャットというのはおしゃべりのことで、対話と言っていいでしょう。 大型コンピューターにある膨大なデータを使ったチャット GPT と私たちは文字を使っ...
昨日、読谷村ニュースということで、ラインにコメントが届きました。その全文を掲載します。 【村道 比謝牧原線 全線開通】 2月11日㈯ 夕方ごろ、村道比謝牧原線が全線開通します。 ”大湾大橋”を含めた「村道比謝牧原線」は、大湾東土地区画整理地内の中心を通る南北軸として、地域の発展が期待できる道路となります。 開通直後は、不慣れな形態となるため渋滞が予想されます。 周辺を通るドライバーの皆さま...
前に桜の花にやってきたメジロの写真を紹介しました。 ピタンガの花がたくさんたくさん咲いています。 ピタンガは、アセローラに似た実をつけます。甘酸っぱい味で、僕は好きです。 今年はたくさんの花が咲いています。 小さい白い花です。 そこにたくさんのミツバチがやってきて、花の周りを飛び交っています。 これだけの花に実がつけば、良いですね。 そのまま食べても美味しいのですが、食べきれない時にはジ...
グーグルが、対話式でAIがテキストを生成する「Bard」をテスト公開した、 というニュースは数日前に知りました。 そしてそこで オープンAIの「ChatGPT」というのがあることも知りました。 そんなのも開発されているのだなと思いましたが、その時にはやる気はありませんでした。 ところが Facebook 友達の投稿に チャット GPT を使ってみたらその性能の良さに驚いた ということが書かれていました。 それで登録して...
前に、合唱のパート練習用の動画が YouTube にあることを書きました。 僕は地域の合唱団に属していて、テノールのパートを歌っています。 その部分を歌っている動画があるので、それを利用しているのです。 そういう動画にも、色々あるなぁと感じています。 一つは演奏に合わせて、テノールだけの声が聞こえるというもの。 そして、人間の声はなくて楽器の演奏でテノールのメロディーを教えてくれる動画もあります...
2階のぼくの書斎から庭の桜がよく見えます。 そこには野鳥がやってきます。 双眼鏡で見ると、メジロのようです。目の周りが白くなっているのでそう判断しました。 写真に収めようと、色々やりました。そして、やっとまあまあという写真を撮ることができました。 スマートフォンに、スマートフォン用の望遠レンズを取り付け、撮ったものです。 プロが写す写真のようにはいきませんが、自分で撮った写真ということで、満足...
七十歳になりました。この頃は、健康でいることが仕事のような感じです。 それで色々やっています。 スクワットや腕立て伏せ、そして有酸素運動の踏み台昇降運動。 サプリメントもいくつか飲んでいます。 EPA とか梅肉黒酢とか。 これらをやるのはいいのですが、本当に効果があるのかなと疑問に思うことがあります。 その効果が見えるスマホのアプリでもあれば、やる気になるのですが。 これを飲み続ければ、あなたの...
テレビ番組のほとんどは、録画して、都合のいい時間に再生して楽しんでいます。 NHK は再放送が多いですね。アナザーストーリーズ、ヒューマニエンス、英雄たちの選択、サイエンスzero などは、毎週録画していますが 、やはり再放送がよくあります。 この題名は見たことあるような気がするなあ、再放送かな、と思いながら見ることがあります。 最初はよくわからず、途中から、やはり見た覚えがあるな、再放送だと思うのです...
僕はダイエットは何度もやりました。数え切れません。 太りやすい体質で、ダイエットをしては、リバウンドを繰り返しました。 おととし10月にダイエットに成功した時から今まで、1年と4ヶ月、標準体重の範囲を維持しています。 僕はタバコを吸ったことがありません。 だから禁煙の経験は皆無です。 お酒は適当に飲みます。 若い頃には飲みすぎることもありましたが、今はそういうこともなくなりました。 禁酒をした経...
庭の緋寒桜が満開です。 もう老木で、そして手入れもきちんとしないし、周りには大木もあるせいか、よそで見る桜の木と比べて多くの花がついているわけではありません。 しかし、やはり桜は美しいです。 僕は、その桜を2階の自分の書斎の椅子に座ったまま見ることができます。 時々は、メジロなのか、うぐいすなのか、野鳥もやってきます。 ちょっと贅沢な気分です。...
先日糸満にいるいとこから電話がありました。 スクリーンショットした写真に文字を入れたりするのはどうすればいいのかとのこと。 写真の編集ですね。 僕は写真の編集はいつもパソコンで行なっています。 パソコンのペイントで開いてやれば結構楽に編集できます。 しかし彼女の質問では、スマートフォン上で編集をしたいようです。 「少し待って。 探してみるから」 と言って、電話を切り、色々やってみました。 ギャ...
家で飼っているメス猫のイスファハーンはもう18歳です。人間にすると88歳だそうです。 彼女は、閉まっているドアに向かって、スタスタと直進して行きます。 まるでそのドアが自動ドアでもあるように。 少し、回り道をすれば目的地にいけないことはありません。 もちろん、そこは自動ドアではありません。 しかし、僕と妻はその姿を見たときは、すぐに駆け出して行って「はい、はい、開けるね」と言って、開けてあげます。人...
2023年も2月になりました。 ブログ拍手ランキングです。 この間、61の拍手を頂きました。 ありがとうございます。 第1位は、拍手数4の 主婦にとってはそんなの面倒でもないよ 主婦の皆さんの共感を得たのでしょうか。 そして第2位は、拍手数3の次の2つ 部屋に鍵がない 妻も音声入力がだいぶ上手になってきた 「部屋に鍵がない」は同感の拍手でしょうか。 妻を知っている人は、妻が出てくる話題は面白い、と言います。 「...
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ヨージはいつものようにノートパソコンを開いた。 コーヒーの湯気が小さく揺れている。彼の目当ては、月に一度のルーティン——Amazonのカスタマーレビューの確認だった。 かつて、ヨージは学習塾を営んでいた。 子どもたちがつまずきながらも学ぶ姿を見て、彼は市販の教材に物足りなさを感じるようになった。 もっと、子ども自身の力で進める教材があれば……。そんな思いから、彼は自ら教材...
ヨージは毎朝、静かにスマートフォンに向かい、自分のブログを更新していた。 毎日の記録のようなその文章には、AIが描いたイラストが添えられていた。 数日前、そのイラストにふと吹き出しを加えてみたらどうかと思いつき、AIに頼んでみた。 すると、見事にセリフ入りのイラストが出来上がってきたのだった。 「すごいな……」 ヨージは、思わず声に出して感心した。 人の手を借りずにここまでできる...
ヨージは、毎朝、スマートフォンを手に取り、ブログの原稿を音声で入力する。 小さなマイクに向かって、語りかけるように話すのが習慣になった。 去年の冬──12月の終わり頃からだった。 ヨージは、そうしてスマホに吹き込んだ原稿を、チャットGPTに送って小説風に書き直してもらうようになった。 そして、記事に添えるイラストはMicrosoft Copilotに描いてもらう。 だが、どんな雰囲気の絵にするか──それだけ...
その日、ヨージは朝のコーヒーを片手に、Facebookを眺めていた。友人たちの投稿が流れていくなか、一つのシェア記事が彼の目を止めた。 「これは……怪しいな」 読み進めるうちに、直感が警鐘を鳴らす。もっともらしい文体だが、どこか胡散臭い。事実らしき記述が並んでいるが、根拠が見えない。 ヨージは考えた。「せっかくなら、生成AIにこの投稿の真偽を確かめてもらおう」 彼は、手元の3つのAI──Googl...
ヨージは、スマートフォンから流れる「朝」のメロディーにゆるやかに目を覚ました。 ベッドから出てスマートフォンを手に取り、いつものようにFacebookを開く。 画面には、友人がシェアした長い記事があった。 「ロサンゼルスで暴動? 麻薬戦争との関連?」 目を通すうちに、眉間にしわが寄った。 ICEによる不法移民の摘発、連邦ビル襲撃、警察が逃げる、州兵派遣……。文章は過激な表現で満ちており、...
ヨージの妻・キョーコは、沖縄県立博物館でボランティア活動をしている。 歴史や文化に興味を持ち、生徒相手に展示の案内や体験学習の手助けをするのが彼女の楽しみだ。 読谷の自宅から那覇にある博物館までは片道およそ一時間。だが、遠い道のりも、彼女にとっては心弾む小旅行のようなものだった。 「今日も楽しんでおいで」とヨージはいつも笑顔で送り出す。 自分の好きなことに熱中するキョーコを、心から応援した...
昼下がりの台所。 ヨージは、テーブルに並べられた皿を前に、妻のスマートフォンを手にしていた。 自分のスマホは今、充電中。残り少ない電池残量が気になって、しばらく使うのをやめている。 「ちょっと、スマホ貸して」 そう言って、妻のスマホを借りた。 野菜からゆっくり食べる、昼食の小さな習慣。 最初の5分間は、野菜だけを噛み締める時間。スマホのタイマーは、そのための大切な道具だった。 けれど、使...
ヨージは最近、生成AIという不思議な存在と、少しずつ距離を縮めていた。 日々使いながら、その底知れぬ力に驚かされることも多い。 けれど、まだ「使いこなしている」と胸を張って言えるほどではない。 まるで海辺で波の動きを観察しているだけのような、そんな手応えだった。 「どう使えば、もっと深く潜れるのか…」 そんな問いを胸に抱きながら、昨日もブログを書いた。 「沖縄平和の礎」の名を読み上...
「沖縄平和の礎」名前を読み上げる集いに参加 3週間ほど前の5月21日、午後1時過ぎ自宅のチャイムが鳴った。 運動中だったヨージは上半身裸だったので、対応に出たのは妻のキョーコだった。 リビングまで届く声が聞こえた瞬間、ヨージは誰が来たのかを察した。 慌ててシャツを着込み、玄関へ向かう。 そこに立っていたのは、彼の知人であり、平和運動の先輩でもあるTさんとIさんだった。 辺野古の新基地建設...
ヨージは机に向かい、静かにパソコンのキーボードを叩いていた。 彼の前には、高校1年生向けに作成中の数学教材『ひとりで学べる高校数学A』の原稿が広がっている。 誰にも頼らず、ひとりで学び進められるように——それが、ヨージの目指す教材のかたちだった。 だからこそ、彼は内容を細かく階段のように刻み、一歩一歩確実に登れる構成に仕立てた。 すでに最後まで書き上げ、第1回目の推敲も終えていた。 ...
ヨージの家には、テレビが二台ある。 ひとつはリビングルームに、もうひとつはベッドルームに置かれている。 ベッドルームのテレビは、ほとんど妻専用だ。ヨージはそこでは見ない。 妻は、洗濯物をたたみながら、あるいは朝食のパンをかじりながら、録画した番組をのんびりと楽しんでいる。 一方、リビングルームのテレビは、二人で並んで見ることも多い。 けれども操作が少し複雑なため、妻は自分ひとりではうまく...
ヨージは、文章を書くのが嫌いではなかった。いや、むしろ、少し自信があったと言ってもいい。 「ヨージくんの文章は、わかりやすいな」 かつて、新聞に投稿した文章を読んだ叔父が、そう言ってくれたのだ。 「難しいことを、私たちにもわかるように書いてくれる」 そう評価されたときの喜びは、今でも胸に残っている。 彼は学生の頃から数学が得意だった。 答えにたどりつくまでの筋道を、理路整然と積み上げる作業...
ヨージは沖縄・読谷村で民宿を営んでいる。 ある晩、宿に滞在しているスペインからの若いカップルとその友人と一緒に、ヨージたちは食卓を囲んだ。 料理は持ち寄りだった。彼らはスペイン風のトルティージャを焼いてきてくれた。 妻はゴーヤーチャンプルーとそうめんチャンプルー、もずくの酢の物を作った。 異国の味と島の味が、ひとつのテーブルの上で仲良く並んだ。 食事をしながら、いろんな話をした。 スペ...
ヨージは、例の原稿を整えていた。「ピアノが空を飛んだ日」——その思い出を綴った一篇だ。 ブログに載せるために音声入力で 羅列的に内容を入力し、 全く 整えることもなく、いつものようにChatGPTに依頼する。「小説風に書き換えてください」 すると、まるでプロの作家が書いたかのように、美しくまとまった文章が返ってきた。 一息ついたそのとき、ふと一つの記憶が顔を出した。 ——そういえば...
ピアノを運び出しの日が近づくにつれ、ヨージはふと昔のことを思い出した。 このピアノ―― ぼくが「保母免許」を取るために練習した、あのピアノだった。 まだ「保育者」なんて言葉が一般的じゃなかった頃、男性でも「保母」と呼ばれていた時代。自分で保育園を開きたいという夢が芽生え、その第一歩として免許を取ろうと決めた。 試験には筆記と実技の両方があった。 筆記試験では、教育原理や児童心理学、衛生学や栄...
ヨージの妻は決断を下した。 もう四十年以上も前に手に入れたピアノを、ついに手放すことにしたのだ。 電話で買取業者に連絡を入れると、数日後、査定に来たスタッフは「無料で引き取ります」と穏やかに告げた。 かつては高価だったピアノも、いまでは値段もつかない。 けれど、運搬費がかからないだけでも有難いと思えた。 もう何十年も動かすことのなかった黒いピアノが、ある日、静かに家を出ていった。 引き...
読み終えた、というより──聞き終えた、と言うべきだろうか。ヨージはスマートフォンのアシストリーダーを使って、『ネメシスの使者』を耳で読んだのだった。 中山七里による社会派ミステリーで、文春文庫から刊行されたこの作品は、彼の心に重たい問いを残していった。 内容はこうだ。 死刑判決が確実視された殺人犯が、予想外にも温情判決によって無期懲役となった。 しかしその後、加害者の家族が次々と何者かに...
ヨージは、ひと月ほど前に観たNHKの『明日が変わる トリセツショー』をきっかけに、階段を二段ずつ上がるという健康法を始めた。 始めてみると、それは思ったほどきつくはない。 ただ、楽々というわけでもなく、少しだけ気持ちを奮い立たせて一歩を踏み出す、そんなちょうどいい負荷だった。 「これなら続けられそうだな」と、今日もヨージは階段を二段ずつ上っていた。 ヨージは民泊を営んでいる。 ある日の午後、...
沖縄・読谷村の静かな一角に、「セルフ宿」と名づけられた小さな宿泊所がある。 看板も目立たないその宿は、一組限定。けれど、その自由さと落ち着いた空気に惹かれて、長期滞在を希望する旅人たちが後を絶たない。 「セルフ宿」――そう名づけたのには理由がある。 調理器具から食器、冷蔵庫、炊飯器、洗濯機、シャワー、トイレに至るまで、生活に必要なものはすべて揃っており、自分で生活を組み立てられるようにしている...
夜の静けさのなか、ヨージはひとつの「警告」と向き合っていた。 スマートフォンの画面に表示されたのは、SDカードの容量不足を知らせる無機質なメッセージ。 「そろそろ限界か……」 長年使ってきたカードを新しいものと交換することに決めたのだった。 作業は色々 苦労したが なんとかできた。 着信音にはモーツァルトの「トルコ行進曲」、目覚ましにはグリーグの「朝」。 そして、毎朝欠かさず聴いて...
妻は旅行に行った時、壁に飾ることができる記念になるお土産買ってきて、壁に飾っています。今回、ドイツのお土産に何を買おうか、本をながめながらいろいろ考えていました。 添乗員がドイツのキャラクター「アンペルマン」について話していました。 以下はGoogle Geminiによる説明です。 アンペルマンは、ベルリンの信号機のマスコットキャラクターで、ドイツでも人気のお土産の一つです。 アンペルマンは、1969年に...
ドイツ周遊10日間の旅の2日目、5月29日、ローテンブルクに向かうバスの中で添乗員がローテンブルクの名物お菓子、シュネーバルについて話しました。 Google Geminiに説明してもらいます。 シュネーバルはドイツ語で「雪玉」という意味の伝統的なお菓子です。以下、シュネーバルについての詳細をいくつか挙げます。 見た目 こぶし大の丸い形で、表面は凹凸しており、雪玉のように見えます。 味 クッキーのような素朴な味...
ドイツ周遊10日間の旅の8日目、6月4日、フランクフルトまでやってきました。ホテル近くのレストランで夕食をとった後、ホテルにチェックインしました。その後は自由時間です。 翌日はフランクフルト空港から午後に日本に向けて出発するだけなので、ホテルを出るのもゆっくりです。 そこで僕は翌日、ホテル近くにあるゲーテハウスに行こうと妻に提案しました。 ゲーテハウスについて Google Geminiに説明してもらいます。 ...
ドイツ周遊10日間の旅の7日目、6月2日は、グリム童話『ブレーメンの音楽隊』で知られるブレーメンに行きました。 次はGoogle Geminiによる説明です。 ブレーメンは中世にはハンザ同盟の一員として繁栄した商業都市で、ヴェーザー川が流れる岸に位置する歴史地区は、北ドイツ特有のレンガ造りの重厚なゴシック建築と、繊細なルネサンス様式の街並みが美しい街です。また、民話『ブレーメンの音楽隊』の舞台としても有名です。...
ドイツ周遊10日間の旅、第4日目の5月31日はドレスデン観光をしました。 ドレスデンについてGoogle Geminiに説明してもらいました。 ドレスデンは「エルベの真珠」と呼ばれる美しい街並みが特徴です。バロック様式やロココ様式の建築物が多く残っており、第二次世界大戦の空襲で壊滅的な被害を受けたにもかかわらず、戦後の復興によってその美しさを取り戻しました。 現地ガイドが、世界遺産登録よりも建設が優先されたヴ...
ドイツ周遊10日間の旅の2日目、5月29日はローテンブルクに行きました。 次は Google Geminiによる説明です。 ローテンブルク・オプ・デア・タウバーは、ドイツ南部のバイエルン州に位置する中世の街です。タウバー川沿いの丘の上にあり、城壁に囲まれた街並みはまるで中世の絵本の中から飛び出したようです。その美しい景観から「中世の宝石箱」とも呼ばれています。 (Geminiによる説明終わり) ヨーロッパの古い都市は...
ドイツ周遊旅行10日間の4日目、5月31日はポツダムのツェツィーリエンホフ宮殿に行きました。 ツェツィーリエンホフ宮殿は、ポツダム会談が行われたことで有名な宮殿です。 ポツダム会談では、ポツダム宣言が発表され、第二次世界大戦後の戦後処理の方向性が示されました。アメリカのトルーマン、イギリスのチャーチル、ソ連のスターリンによって行われたこの会談により、日本はポツダム宣言を受諾し、無条件降伏しました。 ...
ドイツ周遊10日間の旅の7日目、6月2日にケルン大聖堂に行きました。 以下はAIによる説明です。 ケルン大聖堂は、ドイツのケルンにあるゴシック様式の大聖堂です。正式名称はザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂 (Dom St. Peter und Maria) です。ゴシック様式の建築物としては世界最大であり、ローマ・カトリック教会のミサが行われています。 ケルン大聖堂の南塔展望台までの階段は533段あります。高さは約100メー...
昨日のブログでは、ベルリンでの自由行動の時間にマルクス・エンゲルス像、森鴎外記念館、ヘーゲルの墓のある墓地に行ったことを書きました。 ヨーロッパやアメリカで街を自由に歩いていると感じるのは、通りの名前がきちんと表示されており、角ごとにその表示があることです。これはとても助かります。 マルクス・エンゲルス像のある公園から森鴎外記念館まで歩いて行くには、ウンター・デン・リンデン(Unter den Linden)...
ドイツ周遊10日間の5日目、6月1日は午前中にベルリン市内を観光し、その後は自由行動となりました。 ベルリン大聖堂の前で、僕たちはグループの皆さんと別れました。 その後、妻と二人でベルリン市内の公園、「マルクス・エンゲルス・フォーラム」に行きました。 マルクスとベルリンの関係は深く、1848年にはベルリン革命に参加するためにベルリンに移住しました。 1849年には共産主義者同盟の指導者として活動し、「...
ドイツ周遊旅行10日間の8日目、5月3日にはライン川クルーズが予定されていました。 ローレライの観光をしたり、ランチを楽しんだりするとのことでした。 ホテルを出て、バスはライン川に向かいました。 バスの中で添乗員が悪いニュースがあると言いました。 ライン川の支流であるネッカー川が氾濫しており、ライン川も水位が上昇しているため、クルーズがどうなるかわからなくなったとのことです。 バスはしばらく...
ドイツ周遊の旅に行ってきました。 各地でドイツ料理を食べました。 名物のソーセージの他に、ポークやビーフ料理、ポテト料理、そしてパスタ料理などもありました。 妻は最初の頃から塩辛くて食べられないと言って、かなりの量を残していました。 同じグループの人たちも同じように、塩辛いと言って残す人が多かったです。 妻の薄味にだいぶ慣らされてきた僕ですが、もともとは塩辛いものが大好きなので、特に塩辛...
ドイツ周遊10日間旅行の2日目、5月28日に白亜の名城ノイシュバンシュタイン城を観光しました。 グループのメンバーがトイレに行っている間、手持ち無沙汰で立っていました。 すると、30代くらいの男性が僕に話しかけてきました。 「英語が話せますか?」と聞かれたので、「少しは話せます」と答えると、 「息子があなたのことをヒーローに似ていると言っています。一緒に写真を撮ってもらえませんか」と言われました。 ...
昨日はドイツ旅行の5日目、5月31日にベルリンの壁を見るためにチェックポイント・チャーリーに行ったことを書きました。 そこで、ベルリンの壁を越えるために東ドイツの人々がどのように工夫していたかについて書きました。 それほど東ドイツの人々は国を脱出したかったのです。 経済的にも政治的にも不自由な状態にあったからです。 さて、東ドイツは社会主義の国と言われていました。 社会主義の国といえば、マル...
10月26日からドイツ周遊旅行に10日間行ってきました。 5日目の10月31日、ベルリンの壁を見るためにチェックポイント・チャーリーに行きました。 以下は、生成AI Google Geminiによる説明です。 チェックポイント・チャーリーは、第二次世界大戦後の冷戦期に、ベルリンが東西に分断されていた時代に、東ベルリンと西ベルリンの境界線上に置かれていた国境検問所です。 現在は、チェックポイント・チャーリー跡地が観光...
5月27日から今日6月5日まで、ドイツ周遊の10日間旅行に行っていました。5月26日に東京で前泊し、出発しました。 しかし、この間、このブログではそのことに触れませんでした。 最近のニュースなどによると、SNSなどで旅行に行ったことが知られてしまい、空き巣に入られる被害があるとのこと。それでそうなったら大変だと思い、書かなかったのです。 旅の中では、いろいろブログに書いておきたい話題があります。旅に関係...
生成AIは非常に高い能力を持っています。その利用価値は非常に高いです。 しかし、僕の感覚では、ほとんどの人が使っていません。なぜでしょうか。 1つの理由として考えられるのは現状維持バイアスです。 現状維持バイアスについて、生成AIのGoogle Geminiに説明してもらいました。 現状維持バイアスとは、「変化を避け、現状を維持したい」という心理傾向です。具体的には、以下のような状況で起こります。 * 新しい...
最近、何かわからないことがあると、Google検索で調べるよりもGoogle Geminiに尋ねることが多くなっています。 Google Geminiは僕の質問に直接答えてくれるからです。 Google検索で調べると、直接答えが出ることもありますが、参考になるサイトがたくさん並び、その中から自分で答えを探さなければならないことが多いです。 それは面倒なので、Google Geminiに尋ねるのです。 Google Geminiには、人間に話しかけるよう...
少し前に、中学生や高校生には読ませたくないという前置きをした上で、方程式や因数分解を解いてくれるサイトがあることを紹介しました。 しかし、最近もっとすごいことが分かりました。 方程式や因数分解をそのまま入力して、AIであるGoogle Geminiに尋ねるだけで解いてくれるのです。 次の質問をしました。 「次の方程式を解いてください X 3乗マイナス9x2乗プラス27x マイナス27イコール0 するとすぐに回答があ...
「ひとりで学べる高校数学1」を作っています。現在、3回目の推敲作業を行っているところです。 ここで、なぜ僕がこの教材を作ろうと思ったのかについてお話しします。 これまで、小学2年生から6年生までの算数、中学1年生から3年生までの数学の教材を作ってきました。中学理科や 英語の教材も作りました。おかげさまで、どれも好評をいただいています。 その理由は、学ぶ内容を細かく分けて階段状にし、上りやすくしたか...