日本加除出版から令和7年5月に出版された「第2版主文例からみた請求の趣旨記載例集」です。 これだけの訴訟の請求の趣旨のみを掲載されています。 これは類書がないので、利用しやすいです。 ...
愛媛県今治市にある弁護士法人に所属する弁護士によるブログです。
債務整理、離婚、遺産分割、交通事故をメインとして取り扱っています。また、顧問先の大半が中小企業であることから、中小企業向けの企業法務を扱っています。さらに、銀行も、顧問先であることから、少しだけ金融法務の勉強もしています。
笠松山&世田山に登ってきました。 この日は、古墳見学の方が多くて、30人くらいの方とすれ違いました。 私は、まずは、ガメラ岩を訪ねました。 (ガメラ岩) ガメラ岩では、嫁ちゃんランチをい...
【金融・企業法務】 月刊監査役 No756 監査役等と株主総会
月刊監査役の新任向け法律講座「監査役等と株主総会」です。 株主総会の概要として、株主総会の目的事項(総会の決議事項、決議要件、報告事項)、株主総会の招集手続、株主総会招集請求権と株主提案権(株主...
【金融・企業法務】 景表法コンプライアンスと令和5年景表法改正のポイント
月刊監査役No756号で掲載された「景表法コンプライアンスと令和5年景表法改正のポイント」です。 (中野川・桟敷岩) 改正法は、3つの柱を基本的な柱としておます。 第1は、事業者の自主的...
【医療事故】 気管挿管すべきところ、食道挿管をし、遷延性意識障害を発生させたという事案
判例時報No2568号で掲載された東京高裁令和4年3月22日判決です。 患者が全身麻酔舌で鼻中隔矯正術、下鼻甲介粘膜切除術及び外鼻形成術を受けた後、回復不能な遷延性意識障害に陥り、その後、脳死に...
【弁護士研修】 内外情勢調査会 今治支部11月懇談会 中国経済の中長期的な課題と展望
先日今治国際ホテルで開催されました、内外情勢調査会今治支部11月懇談会に出席させていただきました。 講師は、大和総研の齋藤尚登先生です。 テーマは、中国経済の中長期的な課題と展望~日本・世界経...
自保ジャーナルNo2145号掲載されたさいたま地裁川越支部令和4年10月31日判決です 後遺障害の認定について、Xの頸椎に対する神経学的な検査であるジャクソンテスト及びスパーリングテストの結果は...
先日、八王子の高尾山(599㍍)に登ってきました。 まだまだ紅葉祭りをしているようです。 (もみじまつり) さすが高尾山、登山客の数が半端ない人数です。また、外国の方も多いです。 ...
信号のない交差点を被告乗用車の助手席に同乗して右折した際に、同一方向を走行中の訴外乗用車と衝突して横転し、頸髄中心性損傷、外傷性頸部症候群、四肢不全麻痺等の傷害を負い、軽度外傷性脳損傷(MTBI)...
判例時報No2567号で掲載された大阪地裁令和4年3月24日判決です。 事案は、児童相談所長が児童福祉法33条に基づき原告の子(当時生後約1ヶ月半)(本件児童)を一時保護したことについて、原告が...
二日目は、嫁ちゃんと塔の丸を訪ねる予定でしたが、道の状態が悪いために、丸笹山に変更しました。まずは、ラフォーレつるぎ山から出発です。 (ラフォーレつるぎ山) 今年で3回の宿泊となり、もう常連...
嫁ちゃんと、剣山紅葉祭りに出かけてきました。 (西島駅) リフトの西島駅から下は、まだまだ紅葉が見事でした (剣山方面) 山頂付近は風が強いのと寒いためか紅葉は...
学陽書房から最近「こんなときどうする法律家の依頼者対応」という書籍が出版されました。 依頼者と出会う場面、依頼者の気持ちを受け止める場面、依頼者を力付ける場面、依頼者が変わることを助ける場面、依...
自保ジャーナルNo2144号で掲載された横浜地裁令和5年1月12日判決です。片側2車線道路の第1車線を自動二輪車で走行中の23歳男子原告が、第2車線から車線変更してきた被告乗用車に衝突され転倒し、...
10年以上定期購読してきた「金融法務事情」の購読を中止しました。最後の金融法務事情No2220(10月25日)号の記事は以下のとおりでした。 P1 金融行政方針にみるプリンシプル・ベースとルー...
判例時報No2565号で紹介された広島地裁令和4年3月30日判決です。住民側勝訴事案となっており、2億4000万円近いお金を前市長に請求するよう求めた判決が確定しております。 バイオマスをめぐっ...
【建築・不動産】 管理されていない隣地を管理・処分したい場合
新日本法規から出版された「令和5年4月施行対応民法等改正の実務ポイント」です。ケースは以下のとおりです。P243以下。 「乙土地は、所有者による管理がされておらず長年放置され、雑草が生い茂り害虫...
【弁護士考】 受任率UPにつなげるというコンサルからのFAX 😟
田舎弁護士が弁護士登録したことは「受任率UP」等というようなお話は全くありませんでした。ところが、ここ10年位前ほどから、このような内容が記載されたFAXが毎週のように届くようになりました。驚きで...
【金融・企業法務】 少数株主により招集された総会では、総会の議長に関する定款の規定は効力を有さず、議場であらためて議長を選任する
昨日の中村直人弁護士の株主総会ハンドブック第5版の続きです。 「少数株主により招集された総会では、総会の議長に関する定款の規定は効力を有さず、議場であらためて議長を選任する。」ということについて...
中村直人弁護士の株主総会ハンドブック第5版です。同族会社で株主間や取締役間で紛争が生じるという事態は、弁護士であれば散見されると思います。同族会社の紛争なので、本来は家裁が望ましいのですが、会社法...
株主総会は、取締役会設置会社においては、原則として、取締役会の決議に基づいて、代表取締役が招集することになっております(会社法298条4項・296条3項)。また、取締役会の設置されていない会社にお...
先月、横峰寺の奥の院である「星ヶ森」を散策しました。 (かねの鳥居) 江戸時代に建立された鉄の鳥居から石鎚山を望むことができます。ち...
令和2年4月から、瑕疵担保責任から契約不適合責任に改正されました。そのため、契約書の点検では、その点も確認する必要があります。 契約不適合責任とは、納品された目的物があらかじめ決められた種類・品...
三井住友トラスト不動産のHPには、毎月、不動産売買のトラブルアドバイスが紹介されています。最近、田舎弁護士の地域でも、集中豪雨での浸水被害が多数発生したことから、これにまつわるトラブルが増えている...
日本加除出版から令和5年9月20日に出版された令和版実践遺言作成ガイドです。 著者は、片岡武弁護士と花沢剛男公証人です。片岡弁護士は、家裁畑の元裁判官として、多数の専門書を執筆されている方として...
日本法令から10月10日に日本法令から出版された「正しく理解する労災の仕組み」です。元労働基準監督官の弁護士による執筆です。 労災補償、安全衛生、行政規制について十分に書かれていること、また、行...
金融法務事情2219号が届きました。 EUの生成AIをめぐる規制動向と日本の金融業界への示唆、 信託口口座開設時及び開設後における規律ならびに留意点、 スタジアム・アリーナ改革の近況と今後の...
判例時報No2564号で紹介された静岡地裁令和5年4月28日判決です。 自動車保険の契約者が初回保険料の支払いを怠っている状況で、示談代行を行う保険会社が被害者との間で成立させた交通事故の示談に...
学陽書房から、6月20日に出版された「7つのケースでわかる 交通事故事件ミスゼロの実務」です。 これから、交通事故を取り扱おうとする若手弁護士向けの書籍です。10数年以上損保弁護士だった田舎弁護...
交通事故により眼の後遺障害が生じてしまったという案件は散見されます。ただ、眼の後遺障害が生じている方は頭部にかなりの外傷を受けていることもあり、田舎弁護士の経験からいえば、いくつかある後遺障害の1...
【学校】日本大学 「アメリカンフットボール部薬物事件対応に係る第三者委員会」からの調査報告書の公表
昨日、日本大学のHPに、調査報告書の全文と要約が掲載されました。全文は94枚、要約でも25枚になります。 さすがに全文は見る余裕がないので、要約版をきた感想です。 まず、「1 基本的姿勢の不適...
交通事故弁護士の訟廷日誌、家庭弁護士・学校弁護士の訟廷日誌、医療機関弁護士の訟廷日誌 休止のお知らせ
現在、この①田舎弁護士の訟廷日誌というメインブログに加えて、②交通事故弁護士の訟廷日誌、③家庭弁護士・学校弁護士の訟廷日誌、④医療機関弁護士の訟廷日誌の、サブブログを執筆しております。 ①田舎弁...
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日本加除出版から令和7年5月に出版された「第2版主文例からみた請求の趣旨記載例集」です。 これだけの訴訟の請求の趣旨のみを掲載されています。 これは類書がないので、利用しやすいです。 ...
最近、東京労働大学講座に申込みをして、WEBで聴講しております。講師の先生方のお話を伺ったあと、復習を兼ねて菅野労働法を読んでいます。 今回は、私傷病による復帰不能となった者に対する解雇について...
23年3月に労務行政から出版された「人事・労務のトラブルのグレーゾーン70」です。著者は、有名な経営者側の事務所です。 (鬼のさんぽ道) Q6-1は、あるある相談ではないかと思います。精神...
ぎょうせいから、今年の5月に出版された「Q&Aカスタマーハラスメント対策ハンドブック」です。 ここ数年、カスハラが取り上げられることは増えました。 とはいえ、現時点では確たる定義がある...
今年の3月に出版された「弁護士が解説 いじめ学校調査ガイドブック」です。 まず、「いじめ」といっても、民事の世界、刑事の世界、いじめ防止法の世界で、いじめの要件は異なっているということを前提にし...
四国生産性本部の労基署対応実務セミナーに参加しました。講師の先生は、床田知志社会保険労務士です。 大変勉強になりました (東京・日比谷公園) 1 はじめに ※目...
月刊監査役No777号で掲載された改正公益通報者保護法の概要と監査役等の留意点です。 今回の法改正は、4項目です。 2025年6月4日から1年6月以内で政令で定める日に施行が予定されています。...
ジアース教育新社から出版された杉野剛著の「国立大学法人の誕生」を購入しました。 朝日新聞のネット配信記事によれば、昨年6月7日に国立大学協会の永田恭介会長が記者会見を開き、国立大学の財務状況が危...
旬刊商事法務No2394に、柴田堅太郎弁護士による同意な買収における特別委員会答申作成実務の課題と在り方という論文が掲載されていました。 答申書の構成については、経済産業省が2019年6月に公表...
弁護士専門研修講座・改正相続法の実務に収録された「遺産分割に関する改正」です。 第1は、持戻し免除の意思表示の推定(民法903条4項)です。同法903条4項は、「婚姻期間が20年以上の夫婦の一方...
上場会社等の役員に就任しているとしばしば「新リース会計基準」について、監査法人や監査役、経理担当スタッフ等との間で話がでてくることが最近増えています。 ただ、法務中心の弁護士の場合は、会計につい...
ぎょうせいから出版された「弁護士専門研修講座」改正相続法の実務を、東京出張の行き帰りの時間帯で斜め読みしました ①配偶者居住権・配偶者短期居住権、②遺産分割に関する改正、③...
リーガル・フロンティア 取締役の辞任と解任の「解任」です。 (日弁連会館) 取締役の解任事案って、田舎弁護士の取り扱う案件でも、数年に1件あるかないかですね。株主総会が必要になりますので...
商事法務から2025年5月に出版された「リーガル・フロンティア 取締役の辞任と解任」です。田舎弁護士は企業法務を中心とした業務を行っていることから、実務上、取締役の辞任や解任というテーマで執筆され...
令和7年2月に新日本法規から出版された「最新事例にみる婚姻関係の破綻原因」です。著者は高裁の部総括判事であった赤西芳文弁護士です。 第1例から、なかなか強烈なケースでした。 【1】 妻が「犬は...
"(-""-)" ぎょうせいから令和2年に出版された「リフォーム・改修工事トラブルの解決ポイント」です。 先日、日本弁護士連合会の住宅紛争処理機関検討委員会の全体会議が日弁連会館で開催されましたの...
信山社の「情報公開・個人情報保護」(自治体審査実務編)を購読しました。 請求手続の実務、審査請求・審理手続の実務、答申案の作成実務ごとに、わかりやすく説明がされています。 請求手続の実務では、...
判例タイムズNo1532号の新類型別会社訴訟35で掲載された論文です。 競業取引・利益相反取引ですが、田舎弁護士が受験した平成8年の商法の口述試験で質問を受けた分野になりますが、途中で頭が混乱し...
ぎょうせいから出版された「遺留分の法律と実務」(第3次改訂版)を購読しました。 遺留分ですが、田舎弁護士の事務所では、年に数件相談があり、数年に1,2つご依頼があるようなイメージですね。 遺留...
民事法研究会から令和7年7月6日発行の「水産業法務のすべて」を購読しました。 普段あまり意識していないことがわかりやすく解説されています。 例えば、「漁業権」とは、「漁業を営む権利」について、...
7月29日午後3時から、Town(今治市)&Gown(愛媛大学)構想推進協議会設立記念キックオフシンポジウムが開催されます。 申込み期限は、7月25日までです。 「Town & Gow...
1 事案の概要については、以下のとおりです。 C町の町有地上にあったD地区集会所は、1971年に国の同和対策事業の一環として建設された建物であり、その1階部分は、建設以来、部落解放同盟B協議会が...
県議会の議員派遣決定を前提としてされた議員に対する旅費支出に関する財務会計上の行為の違法性についての裁判例として、平成15年1月17日付最高裁判決を挙げることができます。 判例解説から説明を概ね...
銀行法務21・7月号が届きました。 法務時評は、池田眞朗先生の「太陽光発電とESG融資の展望 行動立法学からみたFITの弊害」です。池田先生は田舎弁護士がまだ司法試験受験生だった時に民法の口述試...
判例時報2591号で掲載された金沢地裁令和4年12月9日判決です。 本件の主な争点は、①ボールの回収を中止させるべき注意義務違反又はその回収に関する指導等をすべき注意義務の有無及び②過失相殺の可...
実務住民訴訟P174以下です。 「違法な先行行為(原因行為)と財務会計行為との関係についての判例の流れ」について、複数の最高裁判例が紹介されていました。 その中で、「道路の開設が道路法上の路線...
1日校長事件という事件名で有名な平成4年12月15日付最高裁判決です。 事案の概要は以下のとおりです。 東京都教育委員会は、退職勧奨に応じた都内公立学校の教頭職にある者29名について、昭和5...
令和3年に少年法が改正されて、令和4年4月1日から施行されています。 まず、少年法の仕組みについてのおさらいです。 第1に、罪を犯した少年の処分についてです。 ①少年事件は、全件が家庭裁判所...
本日、国立大学法人愛媛大学本部において、愛媛大学基金冠事業「フジ×社会共創学部 人財育成プログラム連携事業」贈呈式に出席しました。 愛媛大学社会共創学部において、選抜学生による学科横断的な実践プ...
判例時報No2590号で掲載された令和5年1月18日大阪高裁判決です。 労働判例1285号にも、前記判決についての解説が掲載されていましたので、引用します。 ...
第一法規から出版された自治体財務Q&AP155です。先日、東京の弁護士会館をお邪魔した際に購入しました 随意契約ができる場合として、同書では、以下のとおりの説明がされていま...
随意契約の制限に違反した契約の私法上の効力については、最判解説において、以下のとおり、問題提起をされています。 地方自治法2条15項前段が「地方公共団体は、法令に違反してその事務を処理してはなら...
判タN01520号で掲載された千葉地裁令和5年7月19日判決です。 原告は、被告(市)の設置管理に係るサイクリングコースをロードバイク(前輪の幅約2.3センチ)で走行していた時に、本件コースの舗...
昭和25年10月11日、尊属殺事件に対する穂高先生の少数意見が話題になっています。 被告人が尊属に当たる者を死亡させてしまった場合、通常の傷害致死よりも格段の重罰を以て処断されていました。 この...
昨日の続きです。 「(4)原因行為が行政処分である場合において、当該処分に重大かつ明白な瑕疵はないが、これが違法にされたものであることから、当該職員が当該行政処分について職権取消権(自庁取消権)...
判例タイムズNo1435号で掲載された大藤敏元東京高裁判事の論文です。 最終章の「5 違法性の承継に関する判例法理の要約」がわかりやすく整理されていますので、引用したいと思います。 「以上のよ...
判例時報2589号で掲載された最高裁令和5年10月26日判決です。 本件は、A株式会社の株主であるXが、利害関係参加人であるB株式会社を吸収合併存続株式会社、A社を吸収合併消滅株式会社とする吸収...
先日、東京新橋で開催された(公財)日弁連交通事故相談センター主催の2024年度高次脳機能障害相談研修会に参加しました。 講演は、2つでした。 1つめが、自賠責保険(共済)における高次脳障害審査...
日本最大のお菓子の商社である株式会社山星屋様(売上高3347億円)主催のアリスタフェア2024に参加させていただきました。2024年のテーマは、「菓子PRIDE~お菓子が創る笑顔と商機~」です。...
昨日の続きです。それでは、最高裁平成25年3月21日判決をみていきたいと思います。 判決は以下のとおりです。「第1 事案の概要 本件は,築上町(以下「町」という。)が町有地上の建物の取壊しに伴...