23年3月に労務行政から出版された「人事・労務のトラブルのグレーゾーン70」です。著者は、有名な経営者側の事務所です。 (鬼のさんぽ道) Q6-1は、あるある相談ではないかと思います。精神...
愛媛県今治市にある弁護士法人に所属する弁護士によるブログです。
債務整理、離婚、遺産分割、交通事故をメインとして取り扱っています。また、顧問先の大半が中小企業であることから、中小企業向けの企業法務を扱っています。さらに、銀行も、顧問先であることから、少しだけ金融法務の勉強もしています。
【弁護士考】 2023年も、本日で終わりです。1年が経つのは早いものです。
今年もいろいろとお世話になりました。来年も引き続き宜しくお願い申し上げます。 田舎弁護士にとって、今年は、「会議」が非常に多かった1年でした。 東証プライム上場のフジの社外監査役、事業会社であ...
弁護士ドットコムに、新しい感謝の声が届きました。寄井先生、この度は本当にありがとうございました。交通事故に遭い、私が相手損保との交渉で休業損害について実損内容を説明しても全く認めてもらえませんで...
自保ジャーナルNo2147号で掲載された東京高裁令和4年12月22日判決です。 (スカイツリー) 平成28年3月13日、乗用車を運転して停止中、Y貨物車に追突され、非骨傷性頸髄損傷、頸椎椎間...
最近、手形を見ることがほとんど無くなりました。電子記録債権、いわゆるでんさいにとって代わられようとされています。 田舎弁護士の時代は、司法試験の論文試験は、通常、1題は約束手形から出題されたこと...
判例時報2570号の大阪高裁判決です。 本件印影がXの実印によって捺印されたものであることは当事者間に争いがないところ、第1新判決は、いわゆる2段の推定を破る特別の事情はないとして、本件契約書に...
【学校】 国立大学協会会長による「国立大学におけるセクシャルハラスメントを含む性暴力等の防止について」
10月13日に国大協会長から声明が発出されました。 大学において、学生に対するセクシュアルハラスメントを含む性暴力等は、学生の心身とその尊厳を傷つけ、人権を侵害する行為であり、断じて許されるもの...
【弁護士研修】 日本賠償科学会第82回研究会に出席しました。
12月2日、東京都医師会館で開催された、日本賠償科学会第82回研究会に出席しました。コロナで3年ほど上京しておりませんでしたので、ものすごく久しぶりになります。 ...
一般の方は余り興味はないだろうと思いますが、現在、国立大学法人法の改正案が国会で審議中です。「運営方針会議」の設置が中心的な内容になっていますが、11月28日付の愛媛新聞においてもこの議論が取り上...
大学における教・教分離については、リクルート進学総研の吉武博通東京家政学院理事長の論文が参考になります。 教・教分離が国立大学における導入の背景については、改革への強い圧力と人件費抑制があると説...
大分大学のHPを見ていたところ、「教育研究組織と教員組織の分離について」という解説がありました。 学長のリーダーシップの下、戦略的な教員人事を可能とするガバナンス体制の構築という観点から、多様な...
中央経済社から、昨年出版された「契約解消の法律実務」です。今回は、継続的契約の解消について目を通しました。 継続的契約の解消類型については、多くの裁判例の傾向を踏まえると、つぎの3類型に整理が可...
自保ジャーナルNo2146号で掲載された福岡地裁令和4年12月26日判決です。 (紅葉の事務所) 路上を乗用車で走行中の29歳男子原告Xが、左方の路外駐車場から進入してきた被告乗用車に衝突さ...
寒風山隧道の少し下に、旧本川村方面に抜ける林道があります。昔はつながっていなかったのですが、今はつながっています(但し、現在は、路肩崩壊のために車両は通行できません)。 寒風大座礼西線という名称...
先月末、伊予富士に登ってきました。お目当ては、霧氷です。10日位前に雪が降った関係で、北側斜面では霧氷を楽しむことができました。 (伊予富士山頂直下) 伊予富士山頂直下は、四国三大急登と言わ...
判例タイムズNO1513号で紹介された令和5年6月27日付最高裁判決です。 以下のとおり判決文を印引用します。 1 本件は、上告人の公立学校教員であった被上告人が、酒気帯び運転を理由とする懲戒...
笠松山(枯れ木ロード)&世田山&永納山&湯ノ浦温泉 の散策です 😁
今日は、笠松山を五間古墳横の登山道を経由して、枯れ木ロード、そして、笠松山に登りました。 枯れ木ロード手前では、嫁ちゃんランチをいただきました。ハッシュドビーフでしたよ ...
【行政】 普通地方公共団体の議会による議員に対する出席停止の懲戒処分が違法であるとされた事例 岩沼市議出席停止処分事件差戻審
判例時報No2569号で紹介された仙台地裁令和5年3月14日判決です。 差戻前 第1審 仙台地裁平成30年3月8日判決 訴え却下 第2審 仙台高裁平成30年8月29日判決 第1審判決を...
先月、「しまなみの杜 リゾート」にて開催されました愛媛経済同友会今治地区部会令和5年度例会に出席いたしました なんと、懇親会費は2000円です。料理や飲み物については、約1...
個人情報保護法が保護すべき「個人の権利利益」(法1条)は、プライバシーと、どのような関係に立つかという質問があります。 本法が保護すべき「個人の権利利益」の主要なものは、プライバシーですが、正確...
岡村久道弁護士の「法律相談 個人情報保護法」のQに「個人情報保護法制の制定・改定の経緯」についての説明がされていました。 1980年代に各地方公共団体が個人情報保護条例(個条例)の制定を開始し、...
【金融・企業法務】 岡村久道 法律相談個人情報保護法 (商事法務)
個人情報保護法についての書籍については、やはり、この分野の第一人者である岡村久道弁護士が執筆されているものがいいように思います。岡村弁護士の書籍は、大著である「個人情報保護法(第4版)」(商事法務...
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23年3月に労務行政から出版された「人事・労務のトラブルのグレーゾーン70」です。著者は、有名な経営者側の事務所です。 (鬼のさんぽ道) Q6-1は、あるある相談ではないかと思います。精神...
ぎょうせいから、今年の5月に出版された「Q&Aカスタマーハラスメント対策ハンドブック」です。 ここ数年、カスハラが取り上げられることは増えました。 とはいえ、現時点では確たる定義がある...
今年の3月に出版された「弁護士が解説 いじめ学校調査ガイドブック」です。 まず、「いじめ」といっても、民事の世界、刑事の世界、いじめ防止法の世界で、いじめの要件は異なっているということを前提にし...
四国生産性本部の労基署対応実務セミナーに参加しました。講師の先生は、床田知志社会保険労務士です。 大変勉強になりました (東京・日比谷公園) 1 はじめに ※目...
月刊監査役No777号で掲載された改正公益通報者保護法の概要と監査役等の留意点です。 今回の法改正は、4項目です。 2025年6月4日から1年6月以内で政令で定める日に施行が予定されています。...
ジアース教育新社から出版された杉野剛著の「国立大学法人の誕生」を購入しました。 朝日新聞のネット配信記事によれば、昨年6月7日に国立大学協会の永田恭介会長が記者会見を開き、国立大学の財務状況が危...
旬刊商事法務No2394に、柴田堅太郎弁護士による同意な買収における特別委員会答申作成実務の課題と在り方という論文が掲載されていました。 答申書の構成については、経済産業省が2019年6月に公表...
弁護士専門研修講座・改正相続法の実務に収録された「遺産分割に関する改正」です。 第1は、持戻し免除の意思表示の推定(民法903条4項)です。同法903条4項は、「婚姻期間が20年以上の夫婦の一方...
上場会社等の役員に就任しているとしばしば「新リース会計基準」について、監査法人や監査役、経理担当スタッフ等との間で話がでてくることが最近増えています。 ただ、法務中心の弁護士の場合は、会計につい...
ぎょうせいから出版された「弁護士専門研修講座」改正相続法の実務を、東京出張の行き帰りの時間帯で斜め読みしました ①配偶者居住権・配偶者短期居住権、②遺産分割に関する改正、③...
リーガル・フロンティア 取締役の辞任と解任の「解任」です。 (日弁連会館) 取締役の解任事案って、田舎弁護士の取り扱う案件でも、数年に1件あるかないかですね。株主総会が必要になりますので...
商事法務から2025年5月に出版された「リーガル・フロンティア 取締役の辞任と解任」です。田舎弁護士は企業法務を中心とした業務を行っていることから、実務上、取締役の辞任や解任というテーマで執筆され...
令和7年2月に新日本法規から出版された「最新事例にみる婚姻関係の破綻原因」です。著者は高裁の部総括判事であった赤西芳文弁護士です。 第1例から、なかなか強烈なケースでした。 【1】 妻が「犬は...
"(-""-)" ぎょうせいから令和2年に出版された「リフォーム・改修工事トラブルの解決ポイント」です。 先日、日本弁護士連合会の住宅紛争処理機関検討委員会の全体会議が日弁連会館で開催されましたの...
信山社の「情報公開・個人情報保護」(自治体審査実務編)を購読しました。 請求手続の実務、審査請求・審理手続の実務、答申案の作成実務ごとに、わかりやすく説明がされています。 請求手続の実務では、...
判例タイムズNo1532号の新類型別会社訴訟35で掲載された論文です。 競業取引・利益相反取引ですが、田舎弁護士が受験した平成8年の商法の口述試験で質問を受けた分野になりますが、途中で頭が混乱し...
ぎょうせいから出版された「遺留分の法律と実務」(第3次改訂版)を購読しました。 遺留分ですが、田舎弁護士の事務所では、年に数件相談があり、数年に1,2つご依頼があるようなイメージですね。 遺留...
民事法研究会から令和7年7月6日発行の「水産業法務のすべて」を購読しました。 普段あまり意識していないことがわかりやすく解説されています。 例えば、「漁業権」とは、「漁業を営む権利」について、...
判例時報No2621号で掲載された大阪高裁令和5年4月14日判決です。 Yは、従業員Xに対して、80万円を貸し付けました。その際に強制執行受諾文言付きの公正証書を作成しました。 Xの労災事故に...
判例時報No2621号に掲載された東京高裁令和6年9月26日判決です。 第1審は、保育所勝訴、第2審は、保育所敗訴となった事案です。 第2審は、①X1(児童)に提供された本件ホットドックについ...
1 事案の概要については、以下のとおりです。 C町の町有地上にあったD地区集会所は、1971年に国の同和対策事業の一環として建設された建物であり、その1階部分は、建設以来、部落解放同盟B協議会が...
県議会の議員派遣決定を前提としてされた議員に対する旅費支出に関する財務会計上の行為の違法性についての裁判例として、平成15年1月17日付最高裁判決を挙げることができます。 判例解説から説明を概ね...
銀行法務21・7月号が届きました。 法務時評は、池田眞朗先生の「太陽光発電とESG融資の展望 行動立法学からみたFITの弊害」です。池田先生は田舎弁護士がまだ司法試験受験生だった時に民法の口述試...
判例時報2591号で掲載された金沢地裁令和4年12月9日判決です。 本件の主な争点は、①ボールの回収を中止させるべき注意義務違反又はその回収に関する指導等をすべき注意義務の有無及び②過失相殺の可...
実務住民訴訟P174以下です。 「違法な先行行為(原因行為)と財務会計行為との関係についての判例の流れ」について、複数の最高裁判例が紹介されていました。 その中で、「道路の開設が道路法上の路線...
1日校長事件という事件名で有名な平成4年12月15日付最高裁判決です。 事案の概要は以下のとおりです。 東京都教育委員会は、退職勧奨に応じた都内公立学校の教頭職にある者29名について、昭和5...
令和3年に少年法が改正されて、令和4年4月1日から施行されています。 まず、少年法の仕組みについてのおさらいです。 第1に、罪を犯した少年の処分についてです。 ①少年事件は、全件が家庭裁判所...
本日、国立大学法人愛媛大学本部において、愛媛大学基金冠事業「フジ×社会共創学部 人財育成プログラム連携事業」贈呈式に出席しました。 愛媛大学社会共創学部において、選抜学生による学科横断的な実践プ...
判例時報No2590号で掲載された令和5年1月18日大阪高裁判決です。 労働判例1285号にも、前記判決についての解説が掲載されていましたので、引用します。 ...
第一法規から出版された自治体財務Q&AP155です。先日、東京の弁護士会館をお邪魔した際に購入しました 随意契約ができる場合として、同書では、以下のとおりの説明がされていま...
随意契約の制限に違反した契約の私法上の効力については、最判解説において、以下のとおり、問題提起をされています。 地方自治法2条15項前段が「地方公共団体は、法令に違反してその事務を処理してはなら...
判タN01520号で掲載された千葉地裁令和5年7月19日判決です。 原告は、被告(市)の設置管理に係るサイクリングコースをロードバイク(前輪の幅約2.3センチ)で走行していた時に、本件コースの舗...
昭和25年10月11日、尊属殺事件に対する穂高先生の少数意見が話題になっています。 被告人が尊属に当たる者を死亡させてしまった場合、通常の傷害致死よりも格段の重罰を以て処断されていました。 この...
昨日の続きです。 「(4)原因行為が行政処分である場合において、当該処分に重大かつ明白な瑕疵はないが、これが違法にされたものであることから、当該職員が当該行政処分について職権取消権(自庁取消権)...
判例タイムズNo1435号で掲載された大藤敏元東京高裁判事の論文です。 最終章の「5 違法性の承継に関する判例法理の要約」がわかりやすく整理されていますので、引用したいと思います。 「以上のよ...
判例時報2589号で掲載された最高裁令和5年10月26日判決です。 本件は、A株式会社の株主であるXが、利害関係参加人であるB株式会社を吸収合併存続株式会社、A社を吸収合併消滅株式会社とする吸収...
先日、東京新橋で開催された(公財)日弁連交通事故相談センター主催の2024年度高次脳機能障害相談研修会に参加しました。 講演は、2つでした。 1つめが、自賠責保険(共済)における高次脳障害審査...
日本最大のお菓子の商社である株式会社山星屋様(売上高3347億円)主催のアリスタフェア2024に参加させていただきました。2024年のテーマは、「菓子PRIDE~お菓子が創る笑顔と商機~」です。...
昨日の続きです。それでは、最高裁平成25年3月21日判決をみていきたいと思います。 判決は以下のとおりです。「第1 事案の概要 本件は,築上町(以下「町」という。)が町有地上の建物の取壊しに伴...
ぎょうせいから出版されている「実務住民訴訟」P115以下の記述です。自治法232条の4第1項の「支出命令」の解説となっております。 「支出命令とは、その権限を有する長又はその委任等(通常は「専決...