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ミステリーな森の生活 https://blog.goo.ne.jp/thomaz_2007

ミステリー(主に洋書)を読む楽しみを伝えたく思います。英語学習、洋画レビューもあります。

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2007/08/26

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  • 大名倒産 上下(浅田次郎)

    大名倒産(上下)を読み終えた。正直言って、上下巻は、長かった。今まで読んだ、浅田次郎の作品とは、ちょっと、違う世界だった。いわゆる、ドタバタコメディー的とでも言うのか。経営破綻しかけてる小藩で、長男が亡くなったので、突然、4男の主人公がお殿様になって、立て直しをはかる。一方、引退した元藩主は、ある計画を画策していた。一見、普通の時代劇っぽいが、ハチャメチャになってくるのだ。それは、貧乏神やら、七福神が出てくるからだ。これを、カットすれば、随分、すっきりした作品になったと思える。だが、あればこそ、このとてつもない物語が成立するのかも知れない。大名倒産上下(浅田次郎)

  • SKIPPING CHRISTMAS(JOHN GRISHAM)

    JOHNGRISHAMの”SKIPPINGCHRISTMAS"を読んだ。丁度、年末のクリスマスに近くなってきたこと。また、分厚い洋書に疲れたあとで、ちょっと、軽めの本(177ページ)を選びたかったことが主な理由だ。予定通り、年内に読み終えることができた。娘が海外派遣隊に参加で、おそらく、1年くらいは、帰って来ないだろうと考えて、今年は、クリスマスをスキップしてクルーズ旅行に出ようとした夫婦の物語だ。JOHNGRISHAMの本は、随分、読んでいるが、とても、JOHNGRISHAMの本とは思えない物語だった。何しろ、ちょっと、ホームアローンが浮かぶようなコメディータッチなのだから。単語も、裁判関係の単語が出てくるわけではなかった。FROSTYが、雪だるまのような有名なキャラクターで、屋根に着ける飾りにもなって...SKIPPINGCHRISTMAS(JOHNGRISHAM)

  • 山狩(笹本稜平)

    笹本稜平の最後の作品とも言える「山狩」を読んだ。笹本稜平と言えば、警察小説や山岳小説が有名だが、両方を併合したような作品だ。舞台は、千葉県の伊予が岳で、登ったこともあり、親しみがあった。しかし、その伊予が岳で、山狩りがなされようとは、.......。さて、伊予が岳で、女性の遺体が発見される。事故として処理されそうになるが、実は、ストーカーされていたことがわかり、事件の可能性も検討される。女性の祖父は、元警察副所長であり、殺人の可能性を示唆する。ストーカーした男の親は、地元の権力者であり、警察のみならず、暴力団ともつながりがあった。ストーカー担当の生活安全課が、警察本部の中で、孤立しながら、警察の良心として、最後まであきらめず、戦う姿には、感動を覚える。少々、長くて、絶望的な状況が続くが、最後は、霧が晴れる...山狩(笹本稜平)

  • 影ぞ恋しき(葉室麟)上下

    「いのちなりけり」「花や散るらん」「影ぞ恋しき」の雨宮蔵人三部作を読み終えた。最後の「影ぞ恋しき」は、葉室麟にとっても、66年の生涯の最後の作品とのことだ。葉室麟にとっても、この主人公、雨宮蔵人の武士道への強い思い入れがあったと思われる。確かに、自分のことは、顧みず、他人のために命を捨てても守ろうとする姿には、心を打たれる。敵であるものたちでさえ、その姿に、心に躊躇が生じるほどだ。さて、ストーリーは、置いといて、この作品の魅力は、剣士としての対決にあると思う。上巻の最後の、茶室での決闘は、素晴らしいの一言だ。また、下巻の度重なる、宿敵、越智右近との水辺での決闘も、見ごたえがある。葉室麟は、歌にも、才能、知識があったようで、この三部作には、ちりばめられているのだが、残念ながら、自分には、感受する能力がないの...影ぞ恋しき(葉室麟)上下

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