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ミステリーな森の生活 https://blog.goo.ne.jp/thomaz_2007

ミステリー(主に洋書)を読む楽しみを伝えたく思います。英語学習、洋画レビューもあります。

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2007/08/26

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  • ニュース・キャスター(ボブ・ラングレー)

    本当に久しぶりにボブ・ラングレーの本を読んでみた。山岳ものは、非常に面白く、すべて読んだ。そのあとも、何作か、ミステリーを読んだが、これは、いわゆるローラーコースター・サスペンスというやつだ。たぐいまれな美貌をもつ女性が主人公で、人気ニュースキャスターへの道を歩む。一方、過激な極右組織が、合衆国政府を支配しようと、主人公を利用して、メディアを操作しようとするのだ。ローラー・コースターものとしては、非常に面白く読めた。ボブ・ラングレーも、ニュースキャスターだったというから、裏事情なども詳しい。ただ、ちょっと、この極右組織が、陳腐とも言えるのが気になった。しかし、最後のどんでん返しで、若干、取り返したかも知れない。ニュース・キャスター(ボブ・ラングレー)

  • 密封(上田秀人)

    最近、時代劇小説で、読んだことのない作者のものを読んでみようと思っている。文庫書下ろし小説で話題にあがった奥右筆秘帳シリーズというのを選んでみた。この作者は、珍しい役に付く主人公をもとに、剣豪小説と政治小説という二つの要素を盛り込んでいるとのことだ。この作品も、徳川家の公式文書を一切管理する役職だ。読んでみて、剣豪小説の部分は、非常に面白かった。しかし、政治小説の部分は、少々、複雑で、ミステリーぽっくもあるが、まだるっこしい部分もあると感じた。一話完結ではなく、謎は、続くのだが、ちょっと、続けて読む元気は沸いてこなかった。気分が向けばということか。密封(上田秀人)

  • 方舟(夕木 春央)

    2022年の「週間文春ミステリーベスト10」や、2023年の「このミステリーがすごい第4位」等、数々のミステリーランキングの上位になった作品だ。極限状態での密室で、殺人事件が起こる。その密室から脱出するには?誰が犯人なのか?動機は?最後の最後で、まったく予想のつかない結末も待っている。正直言って、あまり、こういった小説は、好みではないのだが、一気に読んでしまったし、面白かった。著者の経歴が驚きだ。カルト宗教を信仰する親のもとでの宗教2世として育ち、高校、大学には通ってないという。この作品も、それを感じさせる設定となっている。この作品は、漫画化もされているとのことだ。方舟(夕木春央)

  • 春の雪(芝村凉也)

    書評か、広告を見て、この本を選んだと思う。読んだ感想としては、ちょっと、変わった時代劇である。用部屋手附同心というお役目も初めて聞いて、ピンと来ないが、簡単に言えば、市中を見回る普通の同心から、左遷されて内勤専門の同心になった感じだ。しかし、理屈っぽいが、洞察力があり、なぜか、頼りにされたり、相談されたり、事件解決に一役をかってしまう主人公の物語だ。4つの短編集なのだが、主人公の生い立ちや過去もちりばめられており、それぞれに味わいも感じるのだが、地味と言っても良いくらいのストーリーなので、万人の好みに合うかはわからない。春の雪(芝村凉也)

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