もっとも危険なゲーム(ギャビン・ライアル)
新聞書評で選んだ英国推理作家協会賞受賞のミステリーだ。裏表紙の説明が、ちょっと、やりすぎている。一番、最後のクライマックスの内容が書かれているのだ。巨匠の代表作とも謳っている。確かに、一番、盛り上がるときなのだが...それだけ、ストーリー的には、少々、ごったごった感があった。詰め込みすぎ、ミステリーではあるが、謎解きも無理やりすぎていて、あまり、頭に入ってこない感がある。会話も、英国的な皮肉に満ちていて、わかりずらいくらいになっていた。しかし、魅力がないわけではない。やはり、元スパイだった主人公の魅力は無視できない。また、著者は、飛行士だっただけに、飛行シーンが多々出てくるが、それは、詳細であり、表現も見事だった。最後の戦いのシーンも、面白かった。もっとも危険なゲーム(ギャビン・ライアル)
2024/09/30 12:05