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ミステリーな森の生活 https://blog.goo.ne.jp/thomaz_2007

ミステリー(主に洋書)を読む楽しみを伝えたく思います。英語学習、洋画レビューもあります。

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2007/08/26

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  • 映画 「碁盤 斬り」

    映画「碁盤斬り」を見てきた。時代劇であり、草薙ファンであり、かつ、原作が、落語とあっては、見ないわけにいかない。事前に、ユーチューブで、志ん朝の「柳田格之進」を聞いておいた。久しぶりに落語を聞いたのだが、志ん朝の人情噺は、やはり、うまかった。さて、映画だが、かなり、脚色され、登場人物も変えられていた。しかし、上手に変えられていたので、違和感もなく、また、すっきりまとめられていた。時代劇に必要な、剣劇も、十分、楽しめた。さすが、剣道初段の草薙である。身のこなしも速い。囲碁の勝負も、この映画の見どころで、かなり、凝っていたのだが、超初心者の私でも、楽しめたし、緊張感のある映像となっていた。登場人物、キャストもすっかりはまっていた。それぞれが、良い演技をしており、名前の知らない俳優も気になったくらいだ。映像も、...映画「碁盤斬り」

  • 北穂高岳殺人山行(梓林太郎)

    最近、BSなどで、梓林太郎原作の山岳ドラマが再放送されている。もう、20年以上前の作品ながら、結構、楽しめた。梓林太郎氏は、今年の1月に亡くなっている。それを追悼して、かってのドラマを再放送しているのかも知れない。山岳ミステリーは、随分、読んでいたが、梓林太郎氏の作品は、読んでなかったので、今回、読んでみることにした。本作は、本格山岳ミステリーの傑作と言われている。女性登山者の転落死体が発見され、単独登山の事故と見られていたが、後ろ姿だけが写っていた男性の同行者がいることがわかった。しかし、転落した女性を残して、いなくなってしまったのだ。いったい、その男性とは、誰なのか?結構、楽しめたので、また、読んでみたい。北穂高岳殺人山行(梓林太郎)

  • 帰郷(浅田次郎)

    浅田次郎の「帰郷」を読んだ。いわゆる、戦争小説と言えるものだ。帰還兵の話だったり、高射砲の修理兵の話、父が戦死した息子の話などなど、6篇の短編からなる。一番、最初の「帰郷」が、救いもあり、好きな作品だった。最後の「無言歌」が、何とも、悲しく、救いのない中で、最後にふさわしい作品だった。著者は、私と同じく父母が戦争体験のある戦後第一世代である。それでも、こういった戦争小説が書けるのは、驚きだった。そういえば、私の子供の時にも、まだ、渋谷には、傷痍軍人がいた記憶がある。解説の最後に、戦争小説を非戦小説にねりあげていったとあるが、ちょっと、疑問に感じた。帰郷(浅田次郎)

  • 完全なる白銀(岩井圭也)

    岩井圭也の山岳小説、「完全なる白銀」を読んだ。中々、面白かった。まず、主要登場人物が3人の女性ということだ。アラスカの温暖化により、いずれ、海の下になって、なくなってしまう島に住む2人の現地人女性と日本人女性が主要登場人物だ。温暖化を世界に訴えるため、まず有名人にならなければならない。そのために、女性で初めて、冬のデナリ(アラスカ最高峰)登山を目指す女性リタ、彼女をサポートするシーラ。それから、写真家として自立を目指す日本人女性,緑里。困難な登山シーンなど、はらはらどきどきものだった。ただ、最後のエピローグは、やや、長すぎた感があった。完全なる白銀(岩井圭也)

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