今年の当地のセミの初鳴きは、7月3日だった。 これは、科学的に厳密なものではなく、あくまで私が我が家においてセミが鳴いているのに気がついた時である。 ひょっとしたら、うっかり聞き逃していて、もっと早く鳴き始めていたかもしれない。 初鳴きはあったが、それ以外には鳴いていない。 殆ど鳴いていない。 当市では、セミの鳴き声は聞こえない。 どこに行っても聞こえてこない。 早めに羽化したセミが鳴いただけで、大方のセミはまだ地中で幼虫のままなのかもしれない。 セミは、日本の夏の風物詩として欠かせない存在である。 夏の盛りには、集団で大音量で鳴くことになる。 盛夏とセミは切り離せない。 日本人は、そこに風情…