上巻を読んでから、かなり時間が経ってしまいましたが、下巻読み終わりました。 歩が転落していくのは、家族との関わり合いを避け、すべてを人のせいにしていたツケが回って来たということなのかな。 姉が歩に言う「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ」という言葉にいろいろ考えさせられる。(それが宗教であれなんであれ)信じるものを持たない人生は弱いということなのか。 起伏の少ないストーリーでありながら、読者の興味を離さないグイグイと引っ張る文章はさすがというしかない。 でも、歩が再生のきっかけをつかむラストはすこし消化不足気味。 サラバ! 下 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 小学館 発売…
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