3月下旬ともなると名古屋も桜が咲き始める。と言う訳で今年もアミガサタケの季節が来た。SNSでは色々な人が収穫情報を上げている。さて名古屋はどうか・・・・・・ と。あった。今年も生えてくれていた。こちらはシロA-1。此処は安定的に発
どちらかと言えばマイナーなキノコや菌類の探索と観察をしています。
このblogに掲載されているキノコは、殆ど食用にならない物ばかりです。かと言って、毒キノコでも無かったりもします。 そう言う毒にも薬にも食にもならないキノコ(及びその他の菌類)の探索と観察記録です。
3月下旬ともなると名古屋も桜が咲き始める。と言う訳で今年もアミガサタケの季節が来た。SNSでは色々な人が収穫情報を上げている。さて名古屋はどうか・・・・・・ と。あった。今年も生えてくれていた。こちらはシロA-1。此処は安定的に発
こちらは冬虫夏草。学名は Ophiocordyceps sinensis。読みはオフィオコルジセ(又はケ)プス シネンシス。意味としては Ophio:蛇 cordyceps:棍棒状 sinensis:中国ので、「中国に産する蛇の様
こちらはミイノモミウラモドキ(多分)。春〜秋、林内地上に発生し、傘は直径3〜7�程との事。当方が良く遭遇するのは傘径3〜4�程が多くとんがり帽子の様な傘が可愛いのだが色合いもあって割と目立ち難いキノコだ。傘には湿時、条線が現れるとの事。上掲
2024年10月のある日、とある荷物が届けられた。 期待を膨らませて封を開ける。ドキドキドキドキ・・・・・・ 包みを解くと、ジャーーーーーン!!出て来たのはそう、トリュフ!これは九州の親戚が送ってくれた物。 そ
他の記事でも書いたが2024年の名古屋の雨の降り方はちょっと異常だった。トータルで言うと例年通り、又は多いくらいだったらしいが水害が起こるほど降ったかと思えば降らない時期が延々と続き更に夏は暑さが尋常では無かった上に、それが長く続いた。そう
とある日、何時ものフィールドを探索して居た所、こんな物に遭遇した。これはスッポンタケだなぁ。だが、古い個体だ。頭部にあったグレバ(胞子の含まれた粘液)がすっかり無くなっているし全体にかなり乾燥している。このまま乾燥標本に出来そうな感じすらあ
こちらはモエギアミアシイグチ。艶消しの黒銀色の傘と緑を帯びた柄に網目模様が特徴的なキノコだ。 このキノコ、滋賀県栗東市内では何回か遭遇していたが東大阪ではその機会は無かった。が、名古屋に転居して以来、毎年の様に遭遇している。名古屋
こちらはアイタケ。薄緑の地色に、それよりは濃い緑色系のモザイク状のタイル模様、または絣模様が独特な外見のキノコだ。 因みに学名は Russula virescens(ルッスラ ビレスケンス) 。Russula
昨年(2023年)のある夏の日。何時ものフィールドを久し振りに探索。すると遠目に異様な姿が目に入った。こ、これは!?キノコの成長段階の模式模型が置かれているのか?と思う様な光景。 白くて大きな形はまるで作り物の様だ。 あ
今年の名古屋は空梅雨だと思っていたのだが降雨量自体は例年の1.3倍だった、との事。これは意外!名古屋の地面はカラカラだったのになぁ。 解析によると、どうやら今年の名古屋地域は極端に短期集中型の降雨状態だったのだとか。確かに降った時
今回はちょと小ネタ的な話を。と思って書き始めたら結局長くなってしまった・・・・・・こちらはニクウスバタケ。前回の記事でも触れたが生木の枯死部分、または枯れ木に発生し名古屋では遭遇する機会がとても多い。だが、東大阪時代には一度も遭遇していなか
とある日、某公園にてキノコ探索。するとこんな物に遭遇。切株がカワラタケに覆われていた。 この状態を「重生(じゅうせい)」と言う。文字通り、見事に重なって生えている。この密生状態を瓦屋根に見立ててカワラタケと名付けられた由。とは言え
今年の名古屋の春先は寒暖差がとても激しく普段なら比較的一斉に咲く桜も木々によって開花の状況の差異が極端に異なっていた。そうなるとアミガサタケの発生も不安になってしまう。 どうだろうか・・・・・・と思いつつ何時ものシロへ。こちらはシ
2023年10月の事。とある場所で探索をして居た所、こんな物に遭遇。ウルトラ怪獣ブルトンの様な、ホヤの群生の様な外見。これはオオワライタケの幼菌だ。 この幼菌は実はこんな場所に発生していた。ご覧の様に墓石の真ん前。成長が楽しみだが
何度も書いているが当方は「マダケの赤団子病」の事を追い求めている。その過程で他の竹類寄生菌や竹に関する色々な事を調べる必要が生じ日本及び中国の様々な古文献を渉猟する事にもなった(概略記事→こちら)。 赤団子病は日本でも発
こちらはフデタケ(多分)。広葉樹の落ち枝上に1.5�程度の小さな子実体が群生していた。 アップにするとこんな感じ。先端が尖った状態を筆の穂先に見立ててフデタケと命名されたのだろう。筆にしては軸に当たる部分が小さくて細過ぎる気もする
こちらはイカタケ。某公園に敷き詰められたウッドチップ上に多数発生していた。 イカタケは籾殻の積まれた場所やウッドチップ上に発生する事が多いとの事。白い胴体から触手の様な腕が伸びていて横から見るとそれこそイカの様な形状をしている。触
こちらはクチベニタケ。直径1�程の球形のキノコだ。 山中の地形の開けた部分に発生する為に山道の路面や、斜面で遭遇する事が多い。毎年行く岐阜山中でも、この様に山道際の斜面での発生が多い。 以下、画像をダラダラズラズラ列挙し
某日、何時もの様に何時もの場所をキノコ探索。ふと足元のキノコが目に入った。これはウズタケだ。 ウズタケはヒダが同心円状に広がっているのが特徴で発生の少ない珍しいキノコとの事だがこのフィールドでは安定的に発生している様で大体年に一回
こちらはキヌカラカサタケ(多分)。肥沃な土壌に発生するキノコで愛知東部のとある林内地上に発生していた。 「キヌカラカサタケ」と言えばレモンイエローのコガネキヌカラカサタケが良く知られている。室内の鉢植えやプランターに突然発生する
7月のとある日、近所のとある場所を歩いて居た所、とある斜面に目が行った。其処は起伏を削って通路にした法面に相当する場所。土が露出している部分に何かがある。これはカゴタケでは無いか!しかも干乾びている状態だ。 カゴタケについては過去
と言う訳で今年もヤマドリタケモドキの季節だ。 今年の名古屋東部は空梅雨だった。雨が降らないでは無かったが「梅雨の長雨」は殆ど無かった。そしてすぐに猛暑になってしまい地面はカラカラの状態。これではヤマドリタケモドキの発生
こちらはシロキクラゲ。広葉樹の枯れ木に発生する。外見的にはキクラゲに似ているが細胞レベルで構造が違っている為にキクラゲとは別の分類群になっている。 鮮やかな白色は森の中で良く目立つ。 こちらも良く目立った。このキノコも東大阪や滋賀
以前、マダケの赤団子病に関連して竹紅菌と肉球菌を購入した話を書いた(→こちら)。 赤団子を最初に香港で購入した際にそれお酒に漬け込んで「赤団子酒」を作っていたので今回もそれぞれを酒に漬け込んでみる事にした。 容
3月中旬、名古屋でも桜が咲き始める。今年もアミガサタケの季節がやって来た。さて今年はどうなのだろうか。不安と期待を胸に、シロを回る。 こちらはシロA。此処は何時も安定して発生してくれている。今年も発生してくれた!有難い
今回は箸休め的な内容、かな。 野外で観察をしていると色々なキノコに出逢う。色々な種類、と言うのは勿論だが文字通り「色々な形のキノコ」に遭遇するのだ。種類にもよるが、キノコは個体差が結構大きく、図鑑通りの外見を呈していな
こちらはキイボカサタケ。夏〜秋に林内地上に発生する。林の中で鮮やかな黄色はとても良く目立つ。名古屋東部ではこのキノコの発生がとても多い。 名前の由来はその見た目から。傘の先端が過剰に尖るのが特徴だ。 そのイボには個体差が
当方が追い求めているキノコは幾つかあるのだが久し振りに「マダケの赤団子病」の事を書いてみたい。以下、ズラズラと画像を並べ、かなりの大長文になってしまいましたがお読み頂けましたら幸いです。また、総集編的に過去記事をおさらいする記述をしてしまう
何度も記事にしているが当方はミカワクロアミアシイグチ(以下ミカワと略称)に関して2つの仮説を立てている。 一つは発生時期による個体の差異。当方が見る限り、ミカワクロアミアシイグチには7月と9月に発生のピークがある。そして、それぞれ
こちらはヤマギマツタケ。各種の広葉樹の枯れ木や枯死した部分から発生する。名前の通りの柳の木の他にポプラ、カエデ、ニレの木等の他、当方が見た所では桜の木からも発生していた。街中の街路樹に発生し歩行者を驚かせる事も少なくない。 近年で
前回、一年前とシロアンズタケの事を記事にした。 シロアンズタケの事 シロアンズタケの事 その2 その中で引き合いには出していたのだがそう言えばアンズタケの事を記事にしていなかった事に気付いたので今回は満を持して?アンズタケの事
昨年、友人のF氏からシロアンズタケを貰った(→こちら)。その記事でも書いたが、シロアンズタケは実は知られざる有用な食キノコだ。で、その記事の最後に書いたがシロアンズタケはアンズの香りがする、と書いているサイトが散見された(こちらと
こちらはロウタケ。一見キノコにはとても見えない。下手すると吐瀉物の様でもあり使用済み吸水ポリマーが不法投棄された状態の様でもある。また、粘菌のシロススホコリとかにも見えてしまうがこれでもれっきとしたキノコだ。 ロウタケとは「蝋茸」
と言う訳で今年もヤマドリタケモドキの季節だ。 今年の梅雨は妙だった。梅雨入りしたかと思ったらすぐに梅雨明けしてしまい40度の猛暑になったと思ったら戻り梅雨。ヤマドリタケモドキ的には一番欲しいタイミングで雨が降らなかった所為か当方の
突然だが当方はドクダミ茶を愛飲している。ペットボトルに入れ、冷蔵庫で冷やして一年中、毎日水代わりに飲んでいる。始まりは体質改善の為だったがその味が好きになってしまい今ではそれを常備せずに居れなくなってしまったのだ。 最初は漢方薬店で売られて
何時もの様にフィールドを散策。此処の所、良い感じで雨が降ってくれていないので全般的にキノコが少ない。 仕方無いよなぁ、と思いつつ歩いていると目に入った物が。うん、あれはホウロクタケだなぁ。名古屋地域では元々発生の多い種類だがこの某
世間、世界は引き続き情勢不安だが今年もアミガサタケの季節がやって来た。嫌でも季節は廻って来る物なのだよなぁ。今年は出て来てくれるのだろうかなぁ・・・・・・ シロA。この場所は比較的安定して発生してくれている場所。さて今年はどうか。
こちらはミカワクロアミアシイグチ。カビにやられてしまっている。カビの種類は不明。それぞれ別種だとは思うが顕微鏡を持たない当方には判別のし様が無い。この画像に関しては以前に記事にしている(→こちら)。 こちらは多分、別の種
こちらはカワウソタケ。最初の遭遇は2005年8月、代々木公園にて。 その次は2009年8月、岐阜県高山市内にて。 初見から2例続けてこんな感じの物に遭遇していたのでカワウソタケはこう言う感じの色合いと質感なのかと思ってし
こちらはベニウスタケ。漢字で書くと「紅臼茸」。 ベニウスタケについては以前にも記事にした事がある(→こちら)。その時にも書いたが「ウスタケ」とあるのだが形態的にも分類的にもアンズタケに近い。実際、臼には見えないしなぁ。&
こちらはミカワクロアミアシイグチ。今までに何回も記事にしているが当方が観察している範囲では7月と9月に発生のピークがあるような気がしている。そして、そのピーク毎に発生しているミカワクロアミアシイグチの系統が違う様に感じている。それを更に詳細
こちらはタンポタケモドキ。タンポタケモドキに就いては何度か記事にした事がある(→こちら)。 その時にも書いたがタンポタケモドキは通常、寄主のツチダンゴから一本の子実体を直接生やしているのだが (山渓カラ—名鑑 日
こちらはホウロクタケ。マットな質感と、ポツポツとしたコブの様な装飾?が特徴的な硬質菌の一種だ。ホウロクタケに関しては以前、記事にした事がある(→こちら)。 その際に少し触れたが通常の傘裏は管孔が均等に並んでいるが時として
「キノコが好きだ!」と周囲に公言しているとキノコグッズやキノコのお土産を貰ったりする事がある。そして、「このキノコ何?」と画像が送られて来る事も少なくないpart2。 この画像もその一つ。こちらは昨年、秘密のシイノトモシビタケスポットに当方
「キノコが好きだ!」と周囲に公言しているとキノコグッズやキノコのお土産を貰ったりする事がある。そして、「このキノコ何?」と画像が送られて来る事も少なくない。 この画像もその一つ。撮影者Mさんの話によると、場所は名古屋の中心街のビルの一角、歩
と言う訳で今年も名古屋にヤマドリタケモドキの季節がやって来た。 今年の梅雨入りは例年より早かったのだがすぐに中休みに入ってしまい晴れ続きだった。そのまま6月末になり乾燥状態のままヤマドリタケモドキシーズンに入ってしまった。そして7
こちらはホウロクタケ。各種の広葉樹の枯れ木に発生する硬質菌で名古屋東部では毎年必ず何度も遭遇している。アジアに分布する種との事だが東大阪や滋賀県栗東市では一度も見た事が無かったので棲息地域に多少の偏向はあるのかも知れない。 ホウロクタケに関
こちらはブドウタケ。 濃いブドウ色が特徴的。裏側もブドウ色っぽい感じ。 帰宅後撮影したのだが乾燥した為に色合いが変わってしまっていた。裏側の色合いも濃くなった感じ。ブドウタケと言ってもブドウの木や葉、実に生える訳ではな
と言う訳で今年もアミガサタケの季節がやって来た。どんなに世情不安でも春は確実にやって来てくれるのだなぁ。今年もアミガサタケに出逢えるかなぁ・・・・・・ まずはシロA。ちょっと早いかな、と思いつつ様子を見に行ったら既に何
こちらはニッケイタケ。 林内地上に発生し、特に珍しくはない種類だが傘径が2cm程度で色合いも褐色系で地味な上、あまり大量に群生する種類でも無い為に目立たない事が多い。だが、綺麗な同心円状の環紋と絹のような光沢が美しいので気を付けて見ると道の
以前の記事で書いたが、2020年の秋以降は雨が少なかった。その為、秋のキノコシーズンはちょっと期待外れで残念だった。 だが、6月頃は雨続きの日が多かった。何日も雨が続き、洗濯物を干すのに難儀した程だった。それだけ雨が多いと、当方の
今回はちょっと毛色の変わった?話をば。カビの画像があるのでグロ注意、かな? 当方は仕事で絵具類を使う機会が多い。勿論ビンに蓋をした状態で保管している。ただ、作業の段階によっては暫く使わない時期があり上記の状態で放ったらかしとなる。
名古屋に限った事では無いだろうがここ数年は天気の流れが妙な気がする。たまに雨が降ったかと思うと何週間もの間カラッカラで一切雨が降らなかったりする。まるで雨季と乾季を短いサイクルで繰り返している様だ。洗濯物は良く乾くので有難い事ではあったがキ
10月のある日、瀬戸の某所を散策中、こんな物に遭遇した。目映いばかりの鮮やかな青い木の枝。何故こんな所にイヴ・クラインの作品が!? イヴ・クラインはフランスの現代芸術家。様々な活動をしたが、中でも有名なのは
9月の事。F氏とTさんから「南紀にシイノトモシビタケを見に行こう!」と誘われた。 F氏は古くからの友人。映像屋さんで、星の撮影が趣味の人。星の撮影をするには空が開けていて町の明かりが入らない場所、つまり山の上、高原に行かなければな
※昆虫画像がありますのでご注意下さい こちらはクモタケ。名古屋市内某所にて撮影。キシノウエトタテグモと言う、地中に穴を掘って巣を作るクモに寄生する冬虫夏草の一種だ。画像の様に、薄紫色
今年の7月。何時もの場所を何時もの様に徘徊しているとこんな物に遭遇。これはトキイロヒラタケだ。 トキイロヒラタケに遭遇するのは多分3度目。以前見た物はかなり色褪せた状態だったので(過去記事→こちら)初見ではトキイロヒラタケとは判ら
今年の梅雨はご存じの通り、全国的に異常だった。名古屋でも連日雨続きで日常の生活にも支障を来していた。そんな中でも何とか時間を見付けてキノコ探索に出た。例年なら数日置きに様子を見に行くのだが今年は一日しかその時間を取れなかった。その様子を如何
ウズタケは図鑑によると発生の少ないキノコ、との事。だが名古屋東部には毎年発生して居るポイントがある。その場所で今年も発生を確認。本当にこのポイントはウズタケに取って住みやすい環境なのだなぁ。 因みに前回書いたウズタケの記事は201
ある日の事、何時もの場所を探索して居た所、こんな物に遭遇。この場所には良く発生して居るキアミアシイグチだがちょっと様子が普通では無い。 近寄ってみるとこんな状態。アメイロオオアリと思われる小さなアリが沢山集っている。しかも一斉に柄
今年は思わぬ社会状況で春を迎えた。どんなに世情が不安でも、春になれば新芽が膨らみ花は咲く。そして春はアミガサタケの季節だ。 と言う訳で今年も何時ものシロを探索した。シロAは例年より出足が早かった感じ。暖冬だった影響なのかなぁ。&n
こちらはホウロクタケ。広葉樹の枯れ木に発生する硬質菌だ。このキノコも東大阪時代には見た事が無かったのだが名古屋転居後には普通に遭遇する様になった。 ホウロクタケには他の硬質菌には無い、大きな特徴がある。上掲画像でも少し見えているが
ある日の事。何時もの公園を歩いているとこんなキノコが目に入った。これは硬質菌の何かだな。でもカワラタケでは無いなぁ。全体に厚みが感じられず、かなり薄いみたいだからまばらに生えた、形の悪いチャウロコタケとかかな? チャウロコタケは広
シツコク書いているが、当方は竹の赤団子病の事を追い求めている。それに付随し、色々な竹の病気の事も調べている。そうして竹の事を常に気にしていると、別の物が目に入る事もある。今回は菌類とは関係ないのだが、そんな話をば。 2
2019年の7月の事。暑くなって来ると、今年もこのキノコが顔を出した。それはミカワクロアミアシイグチ。愛知県の地名を冠したキノコだ。このキノコについては何度も記事にしている。 ※アーカイブスはこちら ミカワクロアミアシイグ
こちらはオニタケ。林内地上に発生する世界的公布種との事。東大阪時代は良く遭遇して居たが名古屋ではたまにしかお目に掛かれない。土壌の関係なのだろうなぁ。 「鬼茸」の名は傘表面のトゲトゲを鬼の角に見立てた物の由。名前はイカツイが、実際
こちらはハナビラタケ。 岐阜県旧荘川村の某所、モミの木の根元に大きな塊がまるで其処に置かれた様に生えていた。ハナビラタケは食キノコ。近年では栽培品も売られている。 ハナビラタケの名はその見た目から。この個体は淡褐色だが、もっと色の
こちらの画像はシャカシメジ。飛騨市、旧荘川村の某所の斜面に発生していた。 遠景はこんな感じ。斜面の窪みの中に、まるで其処に置かれたかの様に発生していた。 シャカシメジはキノコ好きの間では有名な食菌だ。余程優秀な食菌と言う
昨年、タンポタケモドキについての記事を書いた(→こちらとこちら)。当初はタンポタケモドキでは無くハナヤスリタケと思い込んで記事にし、後に反省と言い訳を記事にしたのだ。その時にハナヤスリタケと誤認するのではなく 「これは
今年の名古屋の梅雨は初めこそ雨が降ったのだがそれ以降は日照り続き。今年も空梅雨かなぁ。愛知県東部では貯水ダムが底を尽き取水制限も、なんてニュースが流れたりもしたし。 例年、名古屋のヤマドリタケモドキは6月下旬がシーズンなのだがその
ある日の事。悪魔の囁きを聞いた。 「キヌガサタケが生えて来てるよ・・・・・・」 キヌガサタケは「キノコの女王」と言われるとても華やかなキノコだ。当方、実はキヌガサタケを実見した事が無い。キヌガサタケは孟宗竹の竹林に発生す
何度もシツコク書いているのだが当方はマダケの赤団子病を追い求めている。 ※アーカイブスへのLINKは最下段にあります 名古屋東部の某公園の竹藪に良く発生して居るので毎年定点観察をしているのだが赤団子病が発生して居た竹が
さて今年もアミガサタケの話。前回の記事でツバキキンカクチャワンタケの事を「春の訪れを告げるキノコ」と書いたが食キノコの収穫マニアに取ってはアミガサタケこそが「春を訪れを告げるキノコ」と言える。桜が咲く頃になるとそわそわしてしまう物だ。&nb
キノコは秋のイメージが強いが早春にだけ発生する、と言う種類も少なくない。そのキノコの発生を見ると春を感じる。言わば「春の訪れを告げるキノコ」だ。 その一つがこちら、ツバキキンカクチャワンタケ。漢字で書くと「椿菌核茶碗茸」で「椿で菌
こちらはコガネキヌカラカサタケ。 当方の住んでいる公団住宅の植栽部分に発生して居た。コガネキヌカラカサタケは暖かい〜暑い時期に肥沃な場所に発生する種類のキノコだ。 コガネキヌカラカサタケについては以前にも記事にした事があ
こちらはニクウスバタケ。広葉樹の枯れ木に発生するキノコだ。多くの場合、画像の様に多数が重なる様に発生して居る。 漢字で書くと「肉薄葉茸」。傘の裏はヒダでも管孔でも無く、薄葉状の突起が密に並んでいる。なので「肉色の薄葉茸」との事。&
2018年9月のある日。二日続いた雨が上がったので何時もの場所へ。何かキノコが生えていないかなぁ。 するとシロテングタケが大発生して居た。そのフィールドのあちこちに大きな白い傘が開いていた。 これから傘を開く物も其処此処
こちらはヤグラタケ。2016年、岐阜県飛騨地方にて遭遇。黒い部分は古くなって朽ちた状態のクロハツ。左側に見える白いポツポツがヤグラタケの幼菌。ヤグラタケはクロハツの老菌の上に発生する、と言うちょっと変わった生態を持つ。 その場所に
当blogでは当方が採取したり遭遇したキノコを題材に記事を書いているが今回はまだ遭遇も採取もしていないキノコの事を取り上げるのをご容赦願いたい。 さて前回、地下生菌に寄生するキノコの事を書いた。それを当方は「ハナヤスリタケ」と同定
※記事中のキノコはハナヤスリタケでは無く、 タンポタケモドキでは無いか、とのご指摘を頂きました。 検討し直したところ、タンポタケモドキであると判明しました。 当記事は植物のハナヤスリと工具のヤスリを中心にした内容の為、 全面的な書き換えは出
今年の初夏、何時もの様にキノコ探索をしていた。メインのターゲットはヤマドリタケモドキだったのだが今年はかなりの不漁だった(→こちら)。雨が少なかった所為もあるのだろうが年々発生が少なくなっているのは環境の変化もあるのかなぁ。何れに
6月下旬になり、名古屋にもヤマドリタケモドキの季節がやって来た。近年は空梅雨が多く、今年も降雨量は少なかった。果たして生えて来てくれているかなぁ・・・・・・ (以下、ずらずらと画像を列挙し、だらだらと記述) で、何時もの
当blogで何度も取り上げているのだが当方が惹かれている物にHypomyces(ヒポミケス)菌がある。キノコに寄生する菌で寄主となるキノコによってその種類も違っている。 ※今回取り上げた菌種には殆ど和名が無い為、全て学名で表記して
春先の某日。何時もの某地を散策。キノコが全然見付からないなぁ。仕方無い、もう帰ろうか・・・・・・と思ってふと足元を見るとこんな物に遭遇。地面から発生しているチャワンタケの仲間。直径4�程か。小さな個体が多いチャワンタケの仲間にしては大型。&
3月下旬、全国的に大雨が続いた。数日にわたった雨が上がった翌日、大きな期待をして何時ものシロへ。するとあった!今年もアミガサタケは生えて来てくれていた。 こちらはシロA。このシロは最近発生が減っているのだがそれでもポツポツと生えて
何度も書いているのでしつこくてアレだが、当方は「マダケの赤団子病」を追い求めている。その為、竹が生えている場所があると取り敢えず近付き、藪の中に入り観察している。そうしていると時々妙な物に遭遇する事がある。これもその一つ。 真っ黒
2月のある日、某所で枯葉を掻き分けていた。と言って庭掃除等をしていた訳では無く実はトリュフを探していたのだ。 トリュフは世界三大珍味の一つ。特にヨーロッパでは人気のキノコで日本でのマツタケ以上に換金性が高く大きな塊が数百万、数千万
2017年夏、名古屋東部ではまたシロテングタケが発生していた。殻を破ってすくすく成長中、て感じ。 こちらは育ち過ぎ。こんな老菌の段階でも外皮幕の残骸が残るのだなぁ。 シロテングタケに関しては既に何回か記事にしている。
2017年の名古屋は雨が少なかった。たまに降ってもタイミングが合わなかったのかキノコは例年に比べると驚くほど少なかった。 ここ数年追い求めているミカワクロアミアシイグチも去年までだったら9月一杯発生を見ていたのだが今年は8月以降、
ある日のこと。近所の住宅街の中の小さな神社を散策。何かキノコが生えてないかなぁ。だが土壌が整備されすぎていてキノコ的には今一つ。住宅街だし場所的にはまぁ、こんなもんか。帰ろうとふと脇に目をやると丸太を積み上げた物が。年始の篝火やお焚き上げ用
以前、ツノシメジの事を記事にした(→こちら)。その時に 今度遭遇出来たら食べてみたいと思わないでも無いような気が しないでも無い、みたいな・・・・・・と〆た。 ヨーロッパでは食キノコとして扱われており日本でも食べた事のあ
とある初夏の日。キノコ仲間と共に岐阜県各務ヶ原の森林公園でキノコ探索をしていた。その場所はとてもキノコ向きな環境で、あちこちに色々なキノコがあった。何かを見付けると一斉にしゃがんで撮影を始めてしまう為に、駐車場から50m位を進むのにも1時間
こちらはウズタケ。ヒダが同心円状なのがとても印象的。岐阜県荘川村で遭遇。 以下、画像をズラズラ列挙し、ダラダラと記述。 ウズタケに関しては何回か記事にした事があります(アーカイブス→こちら)。 若干内容が
7月になり、名古屋はそろそろヤマドリタケモドキの季節。だが、名古屋は空梅雨。ソワソワヤキモキしていたのだが、少し雨が降ったのを受けて期待して何時ものシロに出向く。 すると、アカヤマドリが出迎えてくれた。だが、これは中が虫に喰われて
2005年の事。岐阜山中でキノコ探索をしていた際にこんなキノコを見つけた。毛羽だった鱗片がとても顕著な中型のキノコ。その前年、この近くでヌメリスギタケモドキを採取していたので、外見から初見ではスギタケの仲間かな、と推定した。腐朽木から発生す
こちらはキクバナイグチ。傘の赤い色と、大きなひび割れを菊の花に見立てた命名の由。日本らしい優雅な名前と言えるだろう。キクバナイグチに付いては以前にも記事にした事がある(→こちら)。一部、画像が重なるが、その点はご了承願います。当方
と言う訳で今年もアミガサタケの春がやって来た。キノコ者に取っては春は桜では無く、アミガサタケなのだ。なので今年もシロ巡りをして来た。 まず、シロA。此処は数年前から発生が激減してしまった場所。今年もかなり少なかった。そ
4月は当方が定点観測をしている場所の赤団子の甘露の分泌の時期だ。毎年、当方はそれを楽しみにしていた。が、2016年の4月は引っ越しの準備で追われてしまっていた為にその観察が出来無かった。残念無念・・・・・・ 一段落をした5月下旬、
以前、当方のキノコ画像が『ザ・鉄腕DASH』で使われる事に、とのお知らせをした(→こちら)。何枚かの画像を送ったのだが、実際に使われた画像は以下の2枚。 ヒイロタケのコレ↓と オオゴムタケのコレ&da
こちらはシロテングタケ。転居先の近くの里山に幾つも発生していた。 シロテングタケは以前にも記事にしたことがある(→こちら)。その時にも書いたがシロテングタケは本州の中北部に多く分布する毒キノコだが東北北部のごく一部地域で
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3月下旬ともなると名古屋も桜が咲き始める。と言う訳で今年もアミガサタケの季節が来た。SNSでは色々な人が収穫情報を上げている。さて名古屋はどうか・・・・・・ と。あった。今年も生えてくれていた。こちらはシロA-1。此処は安定的に発
こちらは冬虫夏草。学名は Ophiocordyceps sinensis。読みはオフィオコルジセ(又はケ)プス シネンシス。意味としては Ophio:蛇 cordyceps:棍棒状 sinensis:中国ので、「中国に産する蛇の様
こちらはミイノモミウラモドキ(多分)。春〜秋、林内地上に発生し、傘は直径3〜7�程との事。当方が良く遭遇するのは傘径3〜4�程が多くとんがり帽子の様な傘が可愛いのだが色合いもあって割と目立ち難いキノコだ。傘には湿時、条線が現れるとの事。上掲
2024年10月のある日、とある荷物が届けられた。 期待を膨らませて封を開ける。ドキドキドキドキ・・・・・・ 包みを解くと、ジャーーーーーン!!出て来たのはそう、トリュフ!これは九州の親戚が送ってくれた物。 そ
他の記事でも書いたが2024年の名古屋の雨の降り方はちょっと異常だった。トータルで言うと例年通り、又は多いくらいだったらしいが水害が起こるほど降ったかと思えば降らない時期が延々と続き更に夏は暑さが尋常では無かった上に、それが長く続いた。そう
とある日、何時ものフィールドを探索して居た所、こんな物に遭遇した。これはスッポンタケだなぁ。だが、古い個体だ。頭部にあったグレバ(胞子の含まれた粘液)がすっかり無くなっているし全体にかなり乾燥している。このまま乾燥標本に出来そうな感じすらあ
こちらはモエギアミアシイグチ。艶消しの黒銀色の傘と緑を帯びた柄に網目模様が特徴的なキノコだ。 このキノコ、滋賀県栗東市内では何回か遭遇していたが東大阪ではその機会は無かった。が、名古屋に転居して以来、毎年の様に遭遇している。名古屋
こちらはアイタケ。薄緑の地色に、それよりは濃い緑色系のモザイク状のタイル模様、または絣模様が独特な外見のキノコだ。 因みに学名は Russula virescens(ルッスラ ビレスケンス) 。Russula
昨年(2023年)のある夏の日。何時ものフィールドを久し振りに探索。すると遠目に異様な姿が目に入った。こ、これは!?キノコの成長段階の模式模型が置かれているのか?と思う様な光景。 白くて大きな形はまるで作り物の様だ。 あ
今年の名古屋は空梅雨だと思っていたのだが降雨量自体は例年の1.3倍だった、との事。これは意外!名古屋の地面はカラカラだったのになぁ。 解析によると、どうやら今年の名古屋地域は極端に短期集中型の降雨状態だったのだとか。確かに降った時
今回はちょと小ネタ的な話を。と思って書き始めたら結局長くなってしまった・・・・・・こちらはニクウスバタケ。前回の記事でも触れたが生木の枯死部分、または枯れ木に発生し名古屋では遭遇する機会がとても多い。だが、東大阪時代には一度も遭遇していなか
とある日、某公園にてキノコ探索。するとこんな物に遭遇。切株がカワラタケに覆われていた。 この状態を「重生(じゅうせい)」と言う。文字通り、見事に重なって生えている。この密生状態を瓦屋根に見立ててカワラタケと名付けられた由。とは言え
今年の名古屋の春先は寒暖差がとても激しく普段なら比較的一斉に咲く桜も木々によって開花の状況の差異が極端に異なっていた。そうなるとアミガサタケの発生も不安になってしまう。 どうだろうか・・・・・・と思いつつ何時ものシロへ。こちらはシ
2023年10月の事。とある場所で探索をして居た所、こんな物に遭遇。ウルトラ怪獣ブルトンの様な、ホヤの群生の様な外見。これはオオワライタケの幼菌だ。 この幼菌は実はこんな場所に発生していた。ご覧の様に墓石の真ん前。成長が楽しみだが
何度も書いているが当方は「マダケの赤団子病」の事を追い求めている。その過程で他の竹類寄生菌や竹に関する色々な事を調べる必要が生じ日本及び中国の様々な古文献を渉猟する事にもなった(概略記事→こちら)。 赤団子病は日本でも発
こちらはフデタケ(多分)。広葉樹の落ち枝上に1.5�程度の小さな子実体が群生していた。 アップにするとこんな感じ。先端が尖った状態を筆の穂先に見立ててフデタケと命名されたのだろう。筆にしては軸に当たる部分が小さくて細過ぎる気もする
こちらはイカタケ。某公園に敷き詰められたウッドチップ上に多数発生していた。 イカタケは籾殻の積まれた場所やウッドチップ上に発生する事が多いとの事。白い胴体から触手の様な腕が伸びていて横から見るとそれこそイカの様な形状をしている。触
こちらはクチベニタケ。直径1�程の球形のキノコだ。 山中の地形の開けた部分に発生する為に山道の路面や、斜面で遭遇する事が多い。毎年行く岐阜山中でも、この様に山道際の斜面での発生が多い。 以下、画像をダラダラズラズラ列挙し
某日、何時もの様に何時もの場所をキノコ探索。ふと足元のキノコが目に入った。これはウズタケだ。 ウズタケはヒダが同心円状に広がっているのが特徴で発生の少ない珍しいキノコとの事だがこのフィールドでは安定的に発生している様で大体年に一回
こちらはキヌカラカサタケ(多分)。肥沃な土壌に発生するキノコで愛知東部のとある林内地上に発生していた。 「キヌカラカサタケ」と言えばレモンイエローのコガネキヌカラカサタケが良く知られている。室内の鉢植えやプランターに突然発生する
今年の名古屋の春先は寒暖差がとても激しく普段なら比較的一斉に咲く桜も木々によって開花の状況の差異が極端に異なっていた。そうなるとアミガサタケの発生も不安になってしまう。 どうだろうか・・・・・・と思いつつ何時ものシロへ。こちらはシ
2023年10月の事。とある場所で探索をして居た所、こんな物に遭遇。ウルトラ怪獣ブルトンの様な、ホヤの群生の様な外見。これはオオワライタケの幼菌だ。 この幼菌は実はこんな場所に発生していた。ご覧の様に墓石の真ん前。成長が楽しみだが
何度も書いているが当方は「マダケの赤団子病」の事を追い求めている。その過程で他の竹類寄生菌や竹に関する色々な事を調べる必要が生じ日本及び中国の様々な古文献を渉猟する事にもなった(概略記事→こちら)。 赤団子病は日本でも発
こちらはフデタケ(多分)。広葉樹の落ち枝上に1.5�程度の小さな子実体が群生していた。 アップにするとこんな感じ。先端が尖った状態を筆の穂先に見立ててフデタケと命名されたのだろう。筆にしては軸に当たる部分が小さくて細過ぎる気もする
こちらはイカタケ。某公園に敷き詰められたウッドチップ上に多数発生していた。 イカタケは籾殻の積まれた場所やウッドチップ上に発生する事が多いとの事。白い胴体から触手の様な腕が伸びていて横から見るとそれこそイカの様な形状をしている。触
こちらはクチベニタケ。直径1�程の球形のキノコだ。 山中の地形の開けた部分に発生する為に山道の路面や、斜面で遭遇する事が多い。毎年行く岐阜山中でも、この様に山道際の斜面での発生が多い。 以下、画像をダラダラズラズラ列挙し