0歳~小学生の教室です。算数、思考力を育む方法、自閉症・発達が気がかりな子への関わりや学習支援の具体的な方法を紹介しています。
まだ発達途上の子どもの能力は、ゆっくり大きく育つ子、自分なりの順序で育つ子、優越機能と劣等機能の関係などから、目に見える部分で比べても、あまり意味がありません。私は他の子よりできることが少ない子や物覚えの悪い子の方に、将来すごく伸びていくすばらしいものを感じるときがあるし、何でもこなせ、テストで測れるものでは良い成果をあげている子に先の伸びの不安を感じることもあります。幼い頃、接していて、今大きく成長した子たちに会うことがあると、その予感があまりに的中していて驚くことがあります。もちろん、物覚えが悪いほうがいい…できることが少ない方がいい…などという表面的な判断ではないのです。幼児期に表に表れている能力より、その潜在意識のあり方や方向性が、その子を将来に導いていく部分が大きい気がしているのです。さまざまな...将来、才能が伸びていくかどうかは幼児期にわかる?
折り紙を数回折っただけでできるこんな簡単なレールなのに、子どもはクーゲルバーンの積み木と変わらない興味を示します。ブロックを使うと、傾斜する台ができます。<作り方>折り紙を半分に折って長方形にします。さらに折って細い長方形にします。ふちを折り返したら、できあがり。セロテープで補強すると、かなり丈夫です。折り紙は、100円ショップの和紙の折り紙や両面折り紙のように、少ししっかりしたものを使うと、もちが良いです♪少し手間をかけて、前回のレールを2~3本連結して、先を折り返して(はさみで切り込みを入れてから)テープでとめ、穴を開けると、遊びの世界が広がります。3分でできる簡単ピタゴラスイッチ
3歳までと、3歳~を年齢でバシッと線引きできるわけではないのですが、3歳までの子の「言うことをきかない」と、3歳以降の子の「言うことをきかない」は、少しわけて考えた方がよいかと思います。3歳以降の子は、集団の場などではとても上手に過ごせるのに、お母さんや親しい人をたたく、大人をにらみながら反抗するという子がいます。この、一方では非常に良い子で、あるとき、「わがまま」と見える態度がある子は、大人をたたいたり反抗したりしているときに、同時に大人に強く甘えたがっている子が多いと感じています。「園ではおりこう、お母さんには反抗的」という子を教室でお預かりしていると、最初は良い子すぎ、次に私をたたきはじめ、しまいに私のひざにのったり、抱きついてきたりしてべったり甘えていて、最後に、良い子すぎでもなく、反抗的でもない...子どもが言うことを聞かなくて困るときに2
子どもの性質によって兄弟姉妹でも雲泥の差があるものの、子育て中の誰もが、子どもが言うことを聞かなくて困るという体験をしたことがあるのではないでしょうか?叱る、見守る、我慢する、言い聞かせる、罰を加える、「おばけがくるよ」「こわいおじさんがくるよ」とおどかす、子どもがこわがっている人物に叱ってもらうなど……家庭によってさまざまでしょうが、どの方法が良くて、効果があるのか悩むことと思います。言うことを聞かない、かんしゃく、泣き叫ぶ、がんこ、ごね続ける、お友だちのおもちゃを取る、たたく噛む危険な場所で走り出すなど、子どもの「困った」態度はさまざまです。私の場合、子どもの年齢によって、対応を分けるようにしています。<3歳までの子の場合>1歳、2歳の子は、自分の感情のコントロールが上手にできません。また、自分の中に...子どもが言うことを聞かなくて困るときに
「結局、どんな問い方が子どもの思考力を育てるの?内言を発達させるの?」と疑問を抱えたままの方がいらっしゃるかもしれませんね。私が思うのには、子どもの感情が揺さぶられるような問い方、それまであたり前だと思っていたことの思いもかけない側面を発見した時、つまり「びっくりした」時にちょうどいい問いを投げかけることだと思っています。問いといっても、必ずしも言葉で問いかけるのではなく、無言の手助けがそのまま子どもへの問いである場合もあります。あえて問わないことが、問いになることもあるでしょうね。感情が揺さぶられるとき、人は本気で考えるものです。つまり、揉め事のあるところには、思いっきり知恵を絞る絶好のチャンスがあるということです。問題を解決するために頭を使うのは、国の場合も、危機に面した時ですよね。子どもたちにしても...問い方で思考力が変化する2
子ども時代というのは、自分の心のなかの声、つまり内言が発達していく時期です。内言というのは、「音声を伴わない自分自身のための内的言語で、主として思考の道具に用いられる」と言われています。サピア・ウォーフの仮説によると、言語はその話者の世界観の形成に関与する、とされています。わたしも子どもの内言の内容や発達いかんによって、その子の思考力の幅や質や世界の認識そのものが違ってくると思っています。なぜ子どもを大人の指示で動かして、競争させて、強迫的に何かを訓練させることがまずいのかというと、最も重大な害は、子どもの内言を失わせること、心の声を陳腐なものにさせること、内面を雑音だらけにすること……と言えると思います。子どもにできあがっているものを見せて、「どうしてこれは動くんだと思う?」とたずねると、「そんなの、~...問い方で思考力が変化する1
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