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  • 石橋に杖

    世の中の景気は少しずつ良くなっているような空気が感じられる中、相変わらず、物価高や実質賃金の低下を伝えるニュースが流れ続けている。一部、大幅な給与アップで余裕がでてきた人をよそに、大方の人の家計は苦しいまま。入ってくるお金が増えても、出ていくお金がそれ以上に増えているわけで、そうなるのは当然。中小零細企業や非正規の労働者など、入ってくるお金が増えない人は尚更キツイ。もう、生活のレベルを下げてでも出ていくお金を減らすしかない。ターゲットにしやすいのは、食費・水道光熱費・日用品費・通信費・交際費・趣味娯楽費などの流動費。これは、工夫したら工夫しただけ、我慢したら我慢しただけ抑えることができる。ただし、やり過ぎるとメンタルをやられるおそれもある。場合によっては身体の健康を害することも。“生活のための倹約”が“倹...石橋に杖

  • いたみわけ

    出向いた現場は、住宅と商店が入り混じるエリアに建つアパート。徒歩圏内にはなく、最寄りの駅に行くにはバスを乗り継ぐしかないエリア。建物は築古で、三回建の鉄筋構造ながら「マンション」とは呼びにくい雰囲気。家賃が割安なのは、物件情報を調べなくてもわかった。目的の部屋は二階の一室、間取りは広めの1DK。そこで居住者の男性が孤独死。故人は、ベッドマットだけが敷かれた寝床で息絶えていたそう。発見はやや遅れたが、季節の低温低湿のお陰もあって、深刻なまでの腐敗は回避。身体をカタチがわかる程ではないくらいの体液跡が薄っすらとあった。ただ、最大の問題は、そこではなかった。重症のゴミ部屋・汚部屋になっていたのだ。もちろん、「こんな汚部屋には遭ったことない」という程ではなかったけど、とりわけ、水廻りの汚損具合には閉口。まずは、キ...いたみわけ

  • 姉の居ぬ間に選択

    前回5月26日の「兄妹」で書いたとおり、私には兄と妹がいる。裏を返せば、「姉と弟はいない」ということ。そんな私は、「姉」というものに憧れを持っていた。母親の愛情に不足を感じていたのか、幼少の頃は「姉ちゃんがいたらよかったのになぁ・・・」と思うことがしばしばあった。小学校低学年の時、姉が二人いる同級生(後に転校)がいた。よくは思い出せないけど、当時、その姉二人は同じ小学校にはいなかったので、既に中学生や高校生だったはず。つまり、“歳の離れた姉”ということ。「可愛がってくれる」「世話を焼いてくれる」「甘やかしてくれる」等々・・・級友から自慢話を聞かされたわけでもないのに、私は、“姉”というもの、とりわけ“歳の離れた姉”というものに対していいイメージしか持っていなかった。唯一、姉に似た存在として、八つ上の従姉弟...姉の居ぬ間に選択

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芳田一弥さん
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特殊清掃「戦う男たち」
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