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  • 貧しさと切なさと心細さと

    11月も下旬、師走が目前に迫っている今日この頃。朝晩はもちろん、陽によっては日中も寒さが感じられるようになっているが、そんな季節の移ろいをよそに、春だろうが夏だろうが、懐はず~っと寒いまま。足音聞こえる真冬に忖度しているわけでもないだろうに、温かくなりそうな兆しは一向にない。少し前、TVの報道番組で観た切ない話。そこでは、コロナ禍、円安、物価高により、経済的に困窮している人に焦点を当てたコーナーで、何人かの実例が取り上げられていた。これを観ても明るい気分にならないことはわかりきっていた。しかし、他人事として片付けられない不安感に駆られて、チャンネルを変えることなく視聴した。派遣業の20代男性。仕事がなく、取材時の所持金は百数十円。働く気があっても自分に回ってくる仕事はわずか。少し前まではネットカフェで寝泊...貧しさと切なさと心細さと

  • 終 ~淋しさと救い~

    11月11日は、1年365日のうちで、もっとも多くの「記念日」が登録されている日らしい。たまたまだが、その日は、私にとってもある種の記念日。それは、愛犬“チビ犬”が死んだ日。先日の11月11日は、八回目の命日だった。この犬は、その昔、仕事で出向いた自殺現場に取り残されていたのを引き取ったもの。死んでしばらくの間は、事あるごとに目に涙が滲んでいたものだが、八年も経った今では、想い出して涙することもなくなったし、想い出すことも自体も少なくなった。ただ、スマホの待受画面も、ず~っとチビ犬のまま。これは、ある年の冬、海辺に出掛けたときに撮ったもの。四角い画面にはおさまりきらないくらいに拡大した顔面ドアップの写真を待受画面にして、変わらぬ想いを大切にしている。私は、もともと犬好きなので、散歩中の犬を街中で見かけたり...終~淋しさと救い~

  • 今日から11月。秋も深まり、朝晩はだいぶ冷えるようになってきた。日中も過ごしやすい日が続いてはいるけど、この秋は、やたらと暑い日があったり、やたらと寒い日があったりと、順序よく秋が深まっているような感じがしない。世界に目を向けてみても、季節外れの暑さや寒さに襲われているところが多い。また、これまで経験したことがないような大雨や干ばつに襲われているところも。そして、それは、一口に「気候変動が原因」と片付けられている。地球温暖化を防止する気運はあっても、現実的には、ただの合言葉のようになっている感が否めない。「生きることに精一杯で、自分が死んだ後の地球のことまで考える余裕はない」多くの人は、目の前の生活に追われ、自分や家族の生活を守るのが精一杯で、真剣に二酸化炭素のことを考える余裕なんかないのではないだろうか...無

  • ウジウジ

    陽が暮れるのが日に日にはやくなっている。セミにとって代わった鈴虫の音色が耳に優しく響く。本格的な秋は、もう目の前。コロナ七波も落ち着いてきた感があり、秋を満喫する環境は整いつつある。TVの情報番組でも、あちこちの行楽地や、数多くの秋の味覚が紹介され始めており、“にわか”ではあるけど、私も秋に迎えてもらっているような気分を味わっている。「食欲の秋」「行楽の秋」「趣味の秋」、人それぞれ色んな秋がある。私にとってこの秋は、どんな秋になるだろう。酒は飲み続けているけど、大して食欲はないし、行楽の予定もなければ趣味もない。そうは言っても、この鬱々とした日常に嫌気がさしている。だから、とにかく、この現実から離れたい。すぐに死なないとすれば、何もかも手放して生き直したいような気分である。私は、自分が書くブログの根底に、...ウジウジ

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芳田一弥さん
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特殊清掃「戦う男たち」
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