貧しさと切なさと心細さと
11月も下旬、師走が目前に迫っている今日この頃。朝晩はもちろん、陽によっては日中も寒さが感じられるようになっているが、そんな季節の移ろいをよそに、春だろうが夏だろうが、懐はず~っと寒いまま。足音聞こえる真冬に忖度しているわけでもないだろうに、温かくなりそうな兆しは一向にない。少し前、TVの報道番組で観た切ない話。そこでは、コロナ禍、円安、物価高により、経済的に困窮している人に焦点を当てたコーナーで、何人かの実例が取り上げられていた。これを観ても明るい気分にならないことはわかりきっていた。しかし、他人事として片付けられない不安感に駆られて、チャンネルを変えることなく視聴した。派遣業の20代男性。仕事がなく、取材時の所持金は百数十円。働く気があっても自分に回ってくる仕事はわずか。少し前まではネットカフェで寝泊...貧しさと切なさと心細さと
2022/11/28 07:00