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ツンデレ姫と美貌の付き人などの恋愛ファンタジー毎日連載。『アルファポリス』『小説家になろう』参加。

男勝り姫君ユーノと美貌の付き人アシャのハーレクインロマンス的なファンジー小説『ラズーン』毎日連載。『これはハッピーエンドにしかならない王道ラブストーリー』は出戻り姫シャルンと腹黒王レダンのラブコメディ、時々連載。

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2006/11/25

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  • 『ラズーン』第六部 3.パディスの戦い(4)

    ​****************  態勢の整っていないユーノが耐えられるわけもなく、思い切り地面に叩きつけられて視界が霞み、次の瞬間には形成は逆転していた。「いいところまで行ったのにな、惜しかった」

  • 『ラズーン』第六部 3.パディスの戦い(3)

    ​**************** ユーノは叫んですぐに苛立たしく歯を食いしばった。 戦いの中、自分がどれほど無理な注文をつけているのか十分にわかっている。敵が倒れれば後顧の憂いなくすために追いた

  • 『ラズーン』第六部 3.パディスの戦い(2)

    ​**************** ゆっくり……ゆっくり。 次第に敵の前列の馬が速さを増してくるのがわかる。まるで心臓の鼓動が高まるのに耐えきれぬように、その鼓動に急かされるように。 だが、ユーノ達は

  • 『ラズーン』第六部 3.パディスの戦い(1)

    ​**************** それは対『運命(リマイン)』支配下(ロダ)最初の戦闘、後に『長丈草(ディグリス)さえ刃を失う』と形容された凄絶な戦いの幕開けだった。 暗雲垂れ込める空の下、長丈

  • 『ラズーン』第六部 2.灰色塔(ガルン・デイトス)(11)

    ​**************** ギヌアが初めて『氷の双宮』に入ったのは5歳の時だった。類い稀な天与の才、賢さ、冷ややかな美貌といった、当たり前の家なら喜び讃えられるはずの要素のために、ギヌアはず

  • 『ラズーン』第六部 2.灰色塔(ガルン・デイトス)(10)

    ​****************  首が浮いている。 白い髪、冷たい端正な顔立ち、閉じられた瞼も口も、石膏にくっきりと切れ目を入れたように硬い線、僅かに赤みを帯びた唇だけが妙に生々しい。 美しいとい

  • 『ラズーン』第六部 2.灰色塔(ガルン・デイトス)(9)

    ​**************** 「お待ちください、『金羽根』の方々」 絶妙な間合い、振り返る3人の目に、殺伐とした空気を感じてもいないようなテッツェの婉然と笑み綻ぶ顔が映った。魔性の、と噂される緑

  • 『ラズーン』第六部 2.灰色塔(ガルン・デイトス)(8)

    ​**************** 夕暮れに近い淡い陽の中、アリオの部屋の扉がゆっくり開く。中から2つの人影、人目を避けるようなアリオとジーフォ公の姿、簡単な旅支度をしているところを見ると、どこかへ

  • 『ラズーン』第六部 2.灰色塔(ガルン・デイトス)(7)

    ​**************** 「大体狡いんだよね、リヒャルティは」 ギャティがぼやけば、「全くだ」 バルカが応じる。双子だけに息の合い方も完璧で、交互に自分達の長を罵倒する。「始めて会った時か

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